-放課後-
教室にて俺と一夏は今後を左右する重大なとあることを話し合っていた
「いやな、うん一夏の言うことはわかるよ。でもさ俺だって女子との相部屋は嫌なわけよ」
「だけど映司って休み時間の時もそうだったけど、なんやかんやで上手いこと解決できるじゃん。だから俺に一人部屋を譲ってくれ」
それは寮での部屋の割り振りについてだ。寮での生活は既に決定事項でもう変えようがなかったので仕方がなかった。しかしありがたいことに"一人部屋"というものがもしもの時にと用意されていたのだ
一人部屋は二人部屋と同じ広さ、設備ととてもおいしいものだった。しかしなんでもかんでもそう上手いことすべては解決できなかった
残念なことに一人部屋はもしもの時に作られたものであるから部屋数も一つしかない。そして男子は二人とわかるようにどちらかが女子と相部屋になければならない
最初は男子二人で二人部屋を使えばいいとか、一人部屋に男子二人が使えばいいと織斑先生に提案したのだが一蹴。女子の部屋割りがすでに決定されていて今から変えたら文句が出るとか、規則だとかで許しがでなかった
「だいたい女子と一緒になるほうがおかしいだろ。まったっく織斑先生は頭が固いんだから 」
「…………ほう」
「!? お、織斑先生い、一体いつからそこへ? 」
いきなり後ろから声がすると思い振り向くと先ほどまで言ってた文句の張本人織斑先生が立っていた
「ついさっきだ。未だどうなったか報告に来ないから来てみれば私の文句か」
「すんませんでした!」
「まぁいい、それよりこれ以上お前たちが話し合っても埒があかない。もう私が決めるぞ」
「「…………はい」」
「では神谷、お前が一人部屋を使え」
二人が見えないところで小さくガッツポーズをする。変に騒いでやっぱり二人部屋に変更ということを考慮して
「ちょっと待ってくれ織斑先生。なんで映司が一人部屋なんだ? 」
「どっちを女生徒と一緒にさせると考えた時お前がまだ安心できるからな」
「そんな…………」
「安心しろ。同居人のことはちゃんと考えてある」
「……はい」
-次の日-
朝食をとりに食堂にいくとすでに一夏と篠ノ之がいた
「ういーす」
「あ、映司おはよう」
「お、おはよう」
篠ノ之はどこか緊張しているようだ
「たしか篠ノ之さんだっけ?」
「そういえば映司にちゃんと紹介するのはまだだったな。こいつは篠ノ之箒、俺の幼馴染なんだ」
「その、よろしく」
「ども、神谷映司つっても一応自己紹介だけならもうしたか。見たとおり男なのにISを使えるということになっている者の一人です。よろしく」
「ふふ、なんだそれ。よろしくな神谷」
意外と今の挨拶がうけたらしい
「そういえば一夏、昨日どたばたとそっちの部屋から物音がしたけどあれ一体なんだったんだ? 廊下もなんか騒がしかったし」
「「!? 」」
「あ、ああ~。い、色々な」
「ふーん、まぁいいけどさ。あんまりうるさくすんなよ」
「「はい」」
その後クラスの女子が合流してきて寮長の織斑先生にせかされながらも一緒に朝食をとった
-HR-
「これより再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める。クラス代表者とは対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席など……まあ、クラス長と考えてもいい。自薦、他薦とはない誰かいないか?」
(こういうめんどくさいことは他の人に押し付けるとしよう。そうだ一夏辺りなんかいいんじゃないか)
俺の願いが伝わったのか
「はい、織斑君がいいと思います」
「私もそう思います」
一人の女子が一夏の名前を挙げ、他の人も賛同していく。それで終わればよかったのだが
「私は神谷君を推薦します」
「ああ゛」
まさかの指名に驚きの声が出てしまった
「さんせーい」
(まずいまずい、このままいったら俺がやるはめになってしまうかも。なんかいい手はないか)
とクラス代表にどうやったらならずに済むかを考えていたら
「納得がいきませんわ!!」
昨日の女子-セシリア・オルコット-が異議を唱えた
「そのような選出は認められません。男がクラス代表なんていい恥さらしですわ。このセシリア・オルコットに一年間屈辱を味わえというのですか」
(いいぞいいぞ。後半は同意できないがもっと言ってやれー。というよりあんたがやれ~)
とセシリアはそのまま不満を言い続けるが映司にとったらそんなことどうでもよかった。ただただ自分以外の誰かがクラス代表をやるのだったら文句はない
「イギリスだって大してお国自慢ないだろう。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
一夏は限界がきたのかとうとう言い返してしまった
(え!? イギリスってそんなまずい料理で有名なの? 紅茶がおいしそうなイメージしかなかったけど)
一触即発な雰囲気な中映司だけ変な疑問を抱いていた
「おいしい料理はたくさんありますわ!! あなたわたくしの祖国を侮辱しますの」
睨み合う一夏とセシリア
「決闘ですわ!!」
「おお、いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい」
「わざと負けたりしたら私の小間使い――――いえ、奴隷にしますわよ?」
「ハンデはどのくらいつける?」
「はぁ!? さっそくお願いかしら?」
「いや俺がどんくらいハンデつけたらいいのかなー?って」
一夏の一言にクラスの女子が一斉に笑い出す
「…………」
(まぁ、当然の反応だろうな)
「むしろわたくしがハンデをつけなくていいのか悩むとこですのよ」
「一夏ご覧のように舐められてるがどうすんの?」
「男が一度言ったことを覆せるか。無くていい」
「ですよねー」
「話はまとまったな。それでは勝負は次の月曜から第三アリーナで行う。織斑、オルコット、神谷は準備をしておくように」
と先生が一通りまとめた
「ってやっぱ俺も!?」
俺の空気を読まない発言を最後に