あの後のビーチバレーはなぜか絶不調だったラウラは途中退場してしまい、その代りに先生'sが参戦してきて自由時間をそのままビーチバレーや普通に海で泳いだり、女子からのちょっかいなどで過ぎていった。
そして現在俺らは宴会場のような場所で夕食をとっている
(しかし先生達の水着はありがたかったなぁ~)
しみじみとそんなことを思い出しながら刺身を一口
「ん! うまい!!」
それを見ていたシャルはなぜか山葵を丸ごと口に入れ
「っ~~~~~~!?!?!!」
鼻をつまみながらうつむいてしまった
「え゛~~、なにしてんの。大丈夫?」
「ら、らいじょうぶ……ふ、風味があっておいしいよぉ」
「ああもう強がんなくてもいいから。お茶飲みなって」
シャルにお茶を手渡した。
「っ……ぅ……」
今度は逆サイドからうめき声が聞こえてきたので何事かと思えばセシリアが長時間の慣れない正座のせいか悶えていた
「大丈夫か? あまり辛いようなら―――」
テーブル席をちらっと見るがすでに満席で空きがないようだ
「平気ですわ。(この席を獲得するのにかかった労力に比べれば、このくらい……」
後半何を言っているか聞き取れなかったがとりあえず本人が大丈夫と言ってるのだから大丈夫なんだろう、きっと……
「う、ぐ……んっ……」
うん駄目だね
「セシリア、そんなもつらいんなら俺が食べるの手伝うよ。残すのは作ってくれた人に悪いし。それに前にはシャルにだn―――」
途中まで言いかかったところでシャルがいきなり手で俺の口を抑えてきた
「だ、ダメだって映司!!」
「ご、ごめん」
二人そろって恐る恐るセシリアのほうを向くと
「それは本当ですの!? そ、その食べさせてくれるというのは!」
((うわ~、なんて満面な笑みだこと))
「せっかくのお料理残したりしては申し訳ありませんものね」
そうと決まれば行動は早く箸を手渡してきた
「はいはい。まずは刺身でいい?」
「はい! あっ、わさびは少量で」
「了解っと」
しかしセシリアにこういうことやるのは緊張するな。鈴やラウラはまだ余裕なんだがな
「あーん」
なんとか一切れ目を食べさせたところで
「あああーっ! セシリアずるい!」
セシリアの隣の女子からクレームがとんでくる。そしてそれを聞いた他の女子からも「ずるい」や「私にも」などの声があがる
そして若干宴会場が騒がしくなったところに
「お前たちは静かに食事することができんのか!!」
織斑先生が注意しにやってきた
「神谷、あまり騒動を起こすな。鎮めるのが面倒だ」
そして俺のせいと。しかしここで反論なんかしてみな? 手刀をおみまいされるから
「わ、わっかりました~」
震え声で了解する。そして先生が去って行ったのを確認してから
「「「「「はぁー」」」」」
女子たちは安堵のため息をつく
「……え~、というわけでまた騒ぎにならないためにもセシリア。これ以上は―――」
「む~~~~~」
膨れっ面で俺を睨んでくるが、純粋に可愛いだけであった
「…………はぁ~~~~。わかったよ」
「♪~~~~~~~」
面倒度になることを覚悟し、長い溜息をついてからまたセシリアに食べさせ始めた。当の本人は満面の笑みだが
「「「「「あああああああぁあああ!?!!?!?」」」」」
勿論他の女子たちが騒ぎ
「神谷ーーーーーーー!!」
織斑先生がやって来て
「もうかかってきやがれですよ!!」
俺もやけとなってしまい変なことを口走ってしまった。
-夕食後-
「はぁー、暇だー」
自室にもどり、先ほど手刀をくらった頭をさすりながらぼーっとしている
織斑先生の案で女子と一緒の部屋は勿論だが男子同士でも何をやらすかわからないということで一夏と同じ部屋にはなれず、一夏には織斑先生が俺には山田先生というふうな監視役がつく部屋割りとなった。
一夏のところにはすでに織斑先生が戻っており姉弟水入らずの時間を過ごしているので邪魔するわけにいかず、山田先生もなぜか戻ってこないので一人で退屈していたのだが
「適当に探索するか」
さすがに飽きたので適当に館内をふらつくことにした。
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「じゃあまたね~神谷くん」
「また~」
ふらついていると他のクラスの女子から話しかけられり、部屋に来ないかと誘われたり、連絡交換をしたりなどで意外と時間を潰すことができた。
勿論女子の部屋に行って退学なんてことになるのを防ぐため部屋に行く誘いには全部断ったがね。
「そろそろ戻るか」
部屋にもどろとしたら
「おお、映司!!」
一夏がやってきた
「どしたの?」
「ん? ああ、千冬姉に飲み物を買ってくるように頼まれてな」
「命令されたの間違いだろ?」
「あははははぁ~」
なんともまぁ乾いた笑い
「そうだ。ちょうど部屋に箒達がいるから映司も来るか?」
「行っていいの?」
「ああ、とりあえず悪いんだが人数分の飲み物頼まれたんだけど運ぶの手伝ってくれないか?」
「ん。わかった」
「助かるよ」
一夏の部屋へ着いたときにまたひと悶着あったのだがそれはまた後日ということで