IS-オーズの力を使いし者-   作:コウさん

39 / 43
かよちんの眼鏡になりたい


三十九話

枕元に立っている神様のほうへ向き

 

「どうしたんですかいきなり? こっちの世界に来るなんて」

 

答えずらいのか少し間が空いてから

 

「…………あなたには謝らなければなりません」

 

「俺に?」

 

「はい。あなたをこの世界に送った結果本来とは少し違った形で事件が起きてしまい、さらにいるはずのない人物まで出てきてしまいました」

 

「俺のせいと……」

 

「とんでもございません!! これは私たちが事前に知っていれば対処できたのですから神谷様が悪いわけではありません!」

 

「今から神様が手を出すことは駄目なの?」

 

「残念ながらそれは出来ません」

 

「そしてこのタイミングでそれを言いに来たとということは今回の福音も関係あるとか?」

 

「はい、現在あなたには黙って篠ノ之さん達が出撃されていてこのままでは……」

 

「はぁ~」

 

溜息を一つついてから

 

「報告ありがとね神様。まぁなんだ、ちょっとばかし助けに行ってくるから後は任せてよ」

 

「結局は神谷さん頼りになってしまいすいませんでした」

 

「気にすんな」

 

手を適当に振りながら部屋から退出しようとしたら

 

「今後あなたに困難が立ちはだかった時、私たちが全力で力になりますので!!」

 

「頼んだ」

 

そう神様に言い部屋から出る

 

 

砂浜に着き三枚のメダルを装填していき

 

「変身」

 

静かにスキャンする

 

『タカ! クジャク! コンドル!』

 

次の瞬間には映司の姿はそこにはなかった

 

 

 

 

 

 

 

一方福音との戦闘中の箒達は苦戦していた。最初こそ連携で追い詰めいていたが、徐々に福音が学習していき少しずつだが確実に連携に綻びができ、その連携も崩れてしまい一人また一人と落とされてしまった。

 

唯一福音のスピードについていってる箒でさえも追いやられている。

 

「このままでは……!?」

 

最悪のケースを思い浮かべてしまいほんの少しだけ動きが鈍ってしまい、そこを福音につかれ撃ち落とされてしまった

 

「し、しまった」

 

岩場でぐったりとしている箒はふとこんなことを思った

 

『会いたい。会いたい――― 一夏』

 

その願いは届き、優しくも一番聞きたかった声がした

 

「箒」

 

「いち、か……」

 

目を覚ますとそこには一夏がいた

 

「ああ、待たせたな」

 

「一夏!? 体は! 傷は!」

 

本物の一夏に勢いよく起き上がり色々と聞く

 

「大丈夫だ、戦える。みんなには止められたけどな」

 

優しく微笑む一夏

 

「よかった……よかった、本当に」

 

何よりも無事だったことに嬉しくなり、涙もこぼれてしまった

 

「なんだよ。泣いているのか?」

 

「泣いてなんか、いない」

 

「箒、これ」

 

「えっ!」

 

そういって出してきたのは白い布地の髪留めであった

 

「いつもの髪型のほうが似合ってるぞ。誕生日おめでと」

 

「はっ!?」

 

「今日は7月7日だろ」

 

プレゼントを箒に手渡し

 

「じゃあ、行ってくる」

 

白式が第二形態の雪羅となっている状態の超加速で福音のもとへ向かっていく一夏だった

 

「一夏……」

 

飛び立っていく一夏を見ながら

 

(私は共に戦いたい、あの背中を守りたい)

 

そう思った瞬間IS全体が光だし、エネルギーフル状態までに回復した

 

「絢爛舞踏……これが紅椿の単一仕様能力!!」

 

先程もらった髪留めをし、一夏のもとへ向かう

 

すでに福音との戦闘に入っている一夏に駆け寄るため展開装甲を飛ばし福音との距離を空けてから

 

「一夏、これを受け取れ!!」

 

一夏の手を握ると再度光り

 

「なんだエネルギーが回復!!」

 

一夏のエネルギーもフルに回復させた

 

「一夏、奴を倒すんだ!」

 

「おう!」

 

衝突し合う一夏と福音だが

 

「いける!!」

 

第二形態な上にエネルギーも満タンと十分なほどの状況に対し福音は箒達との戦闘で少なからず消耗されている。好条件である一夏のほうがかなり押しているのである

 

「これで、おわりだああああぁぁ!!」

 

零落白夜のエネルギー爪で福音の顔を掴み、海上に叩きつけながら超スピードで移動していく。

 

本来原作ならこのまま砂浜まで持っていきそこでエネルギーを0にするのだが―――

 

「なに!?」

 

福音は奇怪な電子音とともに大規模の電流を放出し、一夏はすぐさま手を離し距離を取る

 

そう、本来であればもっと早い段階で起こるはずだった福音の第二形態がこんな最悪な場面で起きてしまった

 

「一夏! あれは一体!?」

 

駆けつけた箒も驚く

 

福音はひざを抱えたまま動かないのだが周りに円状のエネルギー波を展開していて迂闊には近づけない

 

「第二形態か……」

 

ボロボロになりながらもラウラがそう言い、他の面々も一夏の元へ集まった

 

「これ以上強くなるとか言わないでよね……」

 

「現段階でも歯が立たなかったのに……」

 

鈴とセシリアは悲痛の面持ちで

 

「一夏、エネルギーはあとどのくらい?」

 

「正直きつい数値だ」

 

「ならまた私が―――」

 

また箒が絢爛舞踏を発動しようとしたのだが

 

「何も起こらないぞ箒?」

 

「そんな馬鹿な!? さっきまでは出来たはずなのに」

 

急に単一仕様能力が発動しなくなったことに箒は焦る。そして

 

「くるぞ!!」

 

ラウラの叫びに福音のほうを向くとそこには第二形態移行した姿の福音があり

 

全身からエネルギーの翼のようなものが生えており、その翼でエネルギーを収束し弾丸のごとく放った

 

「きゃあぁっ!?」

 

「「「「「箒(さん)!!」」」」」

 

真っ先に箒を攻撃され

 

「この野郎!!」

 

一夏が単身で福音に向かうが先程とは格段にスピードが上昇しており福音を中々捉えることができない

 

「ぐわっ!!」

 

逆に一夏の背後に回られエネルギー弾を浴びせられる

 

そして次にセシリアを翼で包み、電撃を放つ

 

その攻撃で墜ちてしまうセシリアのカバーに入ろうとしたシャルには収束弾を。シャルはシールドを展開しギリギリで防御したのだが受け止めれずに吹き飛ばされてしまう

 

なんとか鈴とラウラが二人を助けにはいれたのだが

 

「ここまでなのか……」

 

一か所へ皆が合流したと同時に箒がそのようなことを口にしてしまった。皆その言葉を否定しなかった、いや出来なかった

 

どう考えてもここから福音を倒すのは無理に等しい。それをわかっているので皆黙っていることしか出来なかった。

 

そして一夏達の上空で福音は再度収束弾を生成し始めた。そんな状況にも関わらず誰一人逃げ出そうとすることができずただ悔しがり、悲しみにくれることしか出来なかった

 

そしてついに収束弾が放たれ一夏達はもう終わりだと諦めかけたとき

 

『タ~~ジャ~~ドル~~~!!』

 

聞きなれた機械音が聞こえると共に、何かが猛スピードで舞い降りてき収束弾を防いだ

 

立ち込めていた煙が晴れ、そこにいたのは真紅に染った全身装甲のISだった。一夏達はすぐさま思いついた人物の名を呼ぶ

 

「「「「「「映司!!」」」」」」

 

「はぁ~、勝手なことしやがって」

 

 

 

 

 

 

 

 

映司Side

 

なんとか間に合い、福音の攻撃を防ぐことが出来た。しかしこいつらときたら……と考えたのだが後々織斑先生に説教はされるんだし、何より今は目の前の福音をなんとかしないといけないので

 

「悪い少しだけ離れれてくれ」

 

皆を下がらせ、福音と対峙する。福音は翼からエネルギー弾を飛ばしてきたのでこちらも両腕を広げると同時に背中からクジャクの尾羽を模した虹色の翼が出現する

 

「き、綺麗……」

 

「はあぁっ!」

 

これを無数の羽手裏剣・クジャクフェザーとして射出してエネルギー弾と相殺させる

 

そしてこちらも空中戦に入るため3対の翼・クジャクウイングを展開して飛行し、福音以上の速度を出す。タジャスピナーを左腕に装備し、炎を纏った状態で二度三度とすれ違いざまに攻撃していく

 

福音がひるんだ隙にさらに上昇し、再度コアメダルをスキャンし

 

『スキャニングチャージ!』

 

「はあああああぁッ!!!!」

 

前方に発生した赤の3つのオーリングを潜り抜けながら

 

「セイヤーッ!!!!」

 

クロー状に変形して炎を纏ったコンドルレッグを叩き込む-プロミネンスドロップ-で止めをさした

 

エネルギー0となった福音は動きを止めると同時に展開が解除され一人の女性が落ちて行ったのでそれをしっかりキャッチして一夏達の元へ向かった

 




公式で出ているライダーの数値(キック力や走力など)は一切は使う予定はありません

また今回の福音の強さは映司がいての想定で設定された数値なので原作よりも大幅に強化されたという理由で納得していただければありがたいです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。