IS-オーズの力を使いし者-   作:コウさん

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ISの二期ってはしょること自体は仕方ないとわかっているんですが、数少ない先輩キャラである虚さんを出さなかったのは……ね~

そしてヒロインの対象で先輩キャラがもっといてもいいんじゃないかと思った、今日この頃


四十一話

八月

 

世間から比べれば遅めのスタートだが絶賛夏休み中とのことで毎日をぐだぐだ過ごす。ちなみに約一か月前に起きた福音事件には後日談というか、帰りのバスにて一騒動あったのだがそれはまた今度こいうことで

 

そして今俺は何をしているかと言えば臨海学校に行った際に本音と出かける約束をし、それを今日行こうとなったので寮前にてその本音を待っているところ

 

ちなみに呼び名が変わったのは本人たっての希望でしぶしぶだが変えることになった

 

「いっちー、お待たせ~」

 

いつもの間延びした声が聞こえてくる。遠くの方からあぶなっけに走りながら手を振っている本音に軽く手を振りかえす

 

本音の格好はいつもの着ぐるみようなものではなく、普通なものだったので少し安心した

 

「? どうかしたいっちー?」

 

「いや、そういう格好も新鮮だなって」

 

「えへへ~♪」

 

「あっ!? こらっ!」

 

いつものごとく腕にしがみついてきた。

 

「さぁ~いこ~」

 

「はいはい」

 

完全に本音のペースとなってしまったがたまにはいいだろう。てなことでプールへ向かうことになった

 

 

 

プールへつき今度は着がえ待ちとまたも待つはめになったがこれは仕方ないだろう。

 

「だ~れだ♪」

 

突如として視界が真っ暗になったので何事かと思えば背中から本音の声が

 

「はぁ~、本音だろ」

 

「ピンポーン。だいせ~かい♪」

 

くるっと前に出てきた。この前の暑苦しそうな水着ではなく、きちんとした白のビキニタイプだった

 

「ねぇねぇ? どう、似合ってる?」

 

腕を広げ、くい気味に感想を聞いてきたので

 

「はいはい、似合ってるよ」

 

ちゃんと褒めつつ、くいっと頭を軽く押し距離をとらせる

 

「んで最初はどうする?」

 

「いっちー、あそこがいい~」

 

指を指した先は比較的緩やかな流れるプールだった

 

「おう、いいぞ」

 

「とつげき~、それ~」

 

ばしゃんと勢いよくプールに飛び込んで行った

 

「危ないぞー」

 

「平気だよ~」

 

「まったく。よっと」

 

プールにいるかの浮き輪と一緒に入る

 

「うわ~♪ いっちーいっちー、それどうしたの?」

 

「待っているときに借りてきた。お前こういうの好きだろ?」

 

「わぁーい。いっちーありがとう♪」

 

水の抵抗はどこへやら。満面の笑みで勢いよく抱きついてきた

 

「あ゛ぁ! 離れろーーー!!」

 

「えへへへ~♪」

 

なんとか拘束から逃れられ、本音はいるかの浮き輪を堪能している

 

「見てみていっちー。ぷかぷか浮いてるよ~♪」

 

「はいはい。見てるよ」

 

嬉しそうに、楽しそうにしている本音を見てそれだけで来てよかったと思える

 

「ああー!?」

 

突如大声をあげたので何事かと思えば

 

「いっちーいっちー」

 

「あんだよ?」

 

「あれあれ!!」

 

指差した方向には巨大なウォータースライダーが

 

 

ジーーーーー

 

 

そして本音の期待している目

 

「……わかったよ。行くぞ」

 

「うわ~い♪」

 

ウォータースライダーに向かい係員のおねえさんから説明を受け

 

「では男の子はここに座って」

 

「はい」

 

「女の子は足の間に座ってですね」

 

「は~い♪」

 

指示された通りの形になる

 

「で、男の子は女の子を後ろからギュッとするんです。ギュッと」

 

「ぅう゛うううう」

 

嫌々ながらも手を本音の前に持っていき組む

 

「はい、ではいってらっしゃい」

 

ポンっと俺の背中を叩き滑り始めた

 

「あああああああ゛~~~」

 

「しゅっぱ~~つ♪」

 

俺は悲鳴を、本音を片腕を突き上げながら楽しそうに

 

両者とも違った反応に係員のお姉さんは初々しいカップルだなと勘違いしたのかくすくすと笑っていたのを勿論知るわけもない

 

ラッキースケベ的な展開はなく、普通に滑り終わった

 

その後も本音の行きたいところ、やりたいことに付き合っているといい時間となったので帰ることにした。意外と本音はぐずるもんかと思ったが素直に言うことを聞いてくれた

 

なぜと聞いてみると

 

「ん~? だって今日は充分いっちーといられたし、もう満足だよ~♪」

 

「……そっかい。それはありがとよ」

 

こういうところもまた本音のいいところなんだろう。ぽんっと優しく本音の頭に手を置く

 

「♪~♪~」

 

それを嬉しそうにされる本音

 

 

 

 

寮へと帰っているのだが本音は背中で夢の世界へ。というのも帰っている途中でうつらうつらとしていて今にも寝そうな雰囲気だったので仕方なくおぶることにした

 

「……いっちー」

 

どうやら起きたようだ

 

「どした?」

 

「今日は楽しかったね?」

 

「そうだな」

 

「またどこかに行こうね?」

 

「わかったよ。付き合ってやるよ」

 

「えへへ……」

 

すうと寝息をたてながらまた夢の世界へ

 

 

八月の夕暮れ時

 

まだまだ続く夏休みをどう満喫しよかと考えながら帰る映司であった

 

 

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