試合が終わり変身を解除し、一夏のところへ戻ろうとしたが
「……このわたくしが男に負けるなんて……」
試合が終わってからセシリアはずっとあのように落ち込んでいる。普通だったらスルーしているかもしれない。しかしこのまま落ち込んでいるあいつを放っておいたら他の女子からなんて言われるかわかったもんではない。なので自分らしくないが
「(はぁ~) なぁ」
「な、なんですの!! 負けたこのわたくしを無様に笑いにでも来たのですか!」
若干涙目ながらもつっかってくるがとりあえずやることは一つ
「うん、わかった。別に俺のことを嫌いでもいいし、馬鹿にしてもいいよ。ただこれだけはお願いしたい」
「なんでもかんでも男だから何も出来ないみたいな考えをやめてくれ。俺らだってやる時はやるんだ。だからちょっとずつでもいい、考え直してくれないか」
「……………………」
若干真面目顔でお願いしてみるとセシリアはどこか驚いたような顔で俺を見ている
「え、ええっと、どしたの?」
「!? い、いえなんでもありませんわ! わかりました、あなたの言うことも一理あるので考え直してみますわ」
なんとか説得することに成功した。セシリアの手をとり彼女を起き上がらせると、観客席にいたクラスの人々から拍手喝采が俺達に送られた
「つまりお前の機体は欠陥機だ」
あの試合の後一夏や篠ノ之のいるところへと戻ると、二人から賞賛の声をいただいた。そして次の試合は織斑 一夏VSセシリア・オルコットとなり、届いたばかりのISで苦戦しながらも最終的にはセシリアを追い詰めた。しかし後一歩のところでなぜか一夏のISのシールドエネルギーが0となってしまい、その理由を今織斑先生から受けた
話によると一夏のIS-白式-の主力武装である雪片弐型によるバリア無効化攻撃をしたからだそうだ。相手のバリアを切り裂いて直接ダメージを与えるもの、これは自分のシールドエネルギーを攻撃に転化するものなので先のようにいきなり白式のシールドエネルギーが0となってしまったそうだ
「欠陥機?」
「言い方が悪かったな。ISはそもそも完成していないのだから欠陥もないにもない、お前の機体は他の機体よりちょっと攻撃特化っとなっているだけだ」
その言葉を聞きうなだれる一夏
「ISは今待機状態になっていますけど織斑くんが呼び出せばいつでもすぐに展開できます。規則があるのでちゃんと呼んでおいてくださいね」
そう言って山田先生から渡されたのは『IS 教則本』と書かれた厚い教材だった
「とりあえず今日はこれでおしまいだ」
「え? まだ俺と映司の試合は?」
「する必要があると思うか?」
「…………ありません」
一夏達が寮に帰ろうとしてるが俺は
「織斑先生、それと山田先生も話があります」
二人にとある話をするために残った
--試合後-
自室の浴室でセシリアはシャワーを浴びながら今日の試合で対戦した相手のことで物思いにふけていた
「……なぜこんな気持ちになるのかしら」
頭の中にうつるのは試合中や試合後に自分に手を差し伸べてくれた人物で埋まりつくす
「…………神谷映司」
彼女の顔が赤みをおびていたがそれはシャワーによるものなのか、それとも別のことが原因なのか
ゆかなさんのかわいいさにやられちまったぜσ(*´∀`照)