-放課後-
アリーナにて一夏の特訓中
セシリアと俺で一夏の特訓をしようとしたところ篠ノ之まで特訓をつけるといい始めて中々折れてくれなかったので、セシリアと話し合った結果篠ノ之は剣を使った特訓を主にやるとしてセシリアはそれ以外のISに関する動きなどを見ることにして俺はそれを見つつ気づいたことを言うというふうにまとまり時間が惜しいので早速始まった
「うわっ!!」
セシリアの射撃を無駄に大きく避けたり、よけられるところをすぐにガードしたりするので
「一夏、お前のISは無駄にシールドエネルギーを使えないんだから考えろ~」
「そんなこと言われてもー」
と言ってるそばからまたガードする
「こっちを徹底的にやらなきゃ体が覚えないか」
「篠ノ之悪いが今週はセシリアとの特訓を中心で回したいんだが?」
「ふむ、たしかにあの動きで剣をどうこう言ってられないな」
「悪いな」
「気にするな。私のほうが無理を言ったんだからな」
意外と篠ノ之と話せるようになってきた
「……む~」
その光景を見たセシリアが嫉妬したいるが映司が気付くはずもなく、ただただ一夏がきつい目に遭うだけだった
「今日はこのあたりにしておきましょう」
「お、おう…………」
日も暮れてきたので今日はここまでとなった。あまりの疲労からか一夏は大の字で寝転がっている
「いつまでそこで寝転がっているのだ?」
「わ、わるい。体が疲れて動かないから先に戻ってくれないか?」
「部屋までだったら連れて行くけど?」
一応提案してみたが
「ありがたいけど、いいや」
「ん、わかった。じゃあお先に」
「それでは」
「しょうがないやつだ。先にシャワーを使わせてもらうからな」
と言って俺とセシリア、篠ノ之は先に戻ることにした
制服に着替え、篠ノ之は一足先に寮へと戻ったらしく俺とセシリアは一緒に寮へ帰ることになった
「セシリアもお疲れさん」
待っている途中で買ったスポーツドリンクを渡す
「ありがとうございますわ映司さん」
「実際に相手をしてどうだった?」
「そうですね、やはり結構無駄な動きが目立っていましたわ」
「ですよね~。まぁ、こればっかりは経験を積まないといけないからな」
「…………ところで映司さん、わたくしが一夏さんの特訓をしている間ずいぶんと篠ノ之さんと仲が良く話してましたよね?」
「え? ああ、篠ノ之ってなんかお堅いイメージだったんだけどさ、実際はそうではなく結構話しやすかったから意外と話が弾んじゃったよ」
「……へぇ~」
さきほどからセシリアさんが怖いのだが
「え、えっとセシリアさん?」
「わたくしが頑張っているところを映司さんは篠ノ之さんと楽しくおしゃべりですか?」
「…………」
「いえ、別にそれが悪いわけではありませんよ。ただ楽しそうでしたので少し聞いただけですわ」
「……………………」
「さて明日もわたくしは一夏さんの指導があるのでしっかりと休まなければいけませんわね」
「………………………………」
「? どうかなされましたか映司さん?」
「すんませんでしたーー」
あまりの罪悪感に走り逃げ出した
「……少しいじめすぎてしまったかしら♪」
変なスイッチが入ったのか、言葉とは裏腹にどこか楽しそうにしているセシリアだった
「まずったな~。後でセシリアには謝んなきゃな。って、ん?」
シャワーを浴びた後飲み物が無いことに気づき、自販機である程度補充した帰りの廊下でとある人物と出会った
「ぁ、あんた」
「どしたの? そんな暗い顔して」
凰がうつむきながら歩いていたのでついつい話しかけてみた
「……あんたには関係ないでしょ」
「そうかい」
関わってもらいたくない雰囲気を出したのでとりあえず部屋に戻ろうとしたのだが
「えっと、なに?」
すれ違う際に俺のTシャツの袖をつかんできた
「……………………」
だんまりを決め込んでいる
「はぁ~、とりあえず部屋にくる?」
「(コクッ)」
首を縦に振ったのでとりあえず部屋に連れて行くことになった
「とりあえず適当な場所に座っていいから」
「……ん」
そう言って俺のベッドに腰掛ける
さっき買ってきた飲み物から一つ適当に選び凰に渡す
「無理に話は聞かないけど、消灯前には自分の部屋に戻れよ?」
「……わかった」
自分の分の飲み物を一つ選び、後の残りを冷蔵庫にいれていると
「ねぇ、なんであんたはあたしに優しくするの?」
「はい?」
「ごめん、やっぱなんでもない。忘れて」
「了解っと」
「…………(やっぱり話しておきたい)ねぇ?」
「今度はなに?」
「少し聞いてもらいたい話があるんだけど」
「どぞ」
「ん。実は――――――――――――――――」
凰は隣の一夏の部屋に行き篠ノ之に部屋を交換するように申し出たそうだ。結果から言えば篠ノ之が一向に許しを出さず無理だと悟ったので今度は一夏に小学生の時にした約束の話をだした。しかし、一夏は凰とした約束の捉え方を間違っていたそうだ。それでもまだ反省するならよかったのだが一夏は一向に引き下がらずに反論までしたそうだ。そして最終的に業を煮やした凰が一夏に一発ビンタして飛び出してきたみたいだ
「はぁ~、なんというかあいつはまったく」
「そうなのよ!! 約束の意味を間違えただけでも許せないのに、なによりもあいつったらまったく反省しないのよ!」
「それで?」
「え?」
「凰は一夏にどうしてもらいたいの? 一夏が謝れば済むのか? それとも約束をきちんとした形で思い出してもらいたいのか」
「…………たぶん一夏は理解できてないと思うからもう約束自体は無理だと思う。それと謝ってもらってもそれですべてを許せるかって聞かれたら無理だと思うし」
「はぁ~、わかったよ。今回はあいつが大いに悪い訳なんだし俺も協力するよ」
「え?」
「だからどうやったら気が済むの、俺も協力して探すからとりあえずは一夏のことを許してやってくれないか? お前だってずっと喧嘩したまんまでは嫌だろ?」
「う、うん」
「それじゃあそういうことでいいか?」
「べ、別にいいけど」
「ども」
「でもなんで?」
「友人としてこんな状況が長続きするのを見てるのはきついからな」
「…………あんたってさ」
「ん?」
「なんというか結局はお人好しよね」
さっきまでの落ち込んだ表情とは一転して笑顔でそう言ってきた
「……うっさい」
その後消灯時間になるまで俺の部屋に居続けた凰であった