先週はおやすみして申し訳ございませんでした、雪希絵です
また、時間も過ぎてしまい申し訳ありません
つい先程まで眠っておりました
それでは、ごゆっくりどうぞ
「ジャンヌ、その子を頼む」
「私も一緒に……」
「ダメだ」
ジャンヌの言を遮り、ルイスはそう言う。
「天の知恵研究会は、目的のためなら手段は選ばない。その子を人質に取るくらい平気でやる。だから、守ってやって欲しい」
「……わかりました。お気をつけて」
「ああ、もちろん」
「あ、グレン先生も」
「そんな取って付けたように言われると、先生傷ついちゃうんだけどなぁ……」
頷くルイスと項垂れるグレン。
しかし、ルミアに再び向き直った瞬間、ルイスは速攻で目を逸らした。
ルミアの制服は、中央部分が破り取られていた。
そのため、ルミアの純白の下着や豊かな肢体が惜しげも無く晒されている。
(なんて格好してやがる……!まさか、あの野郎が……)
そう考えた瞬間、ルイスの中に怒りと憎しみがフツフツと湧き上がる。
ギギッ……ギギギッ……!
もはや人体から鳴るものではない音を響かせながら、ルイスはシオンを見据える。
(KI☆RI☆KI☆ZA☆MU☆)
何故だろう、言ってもいない殺意が猛烈な勢いで叩きつけられている気がする。
「……させない。兄さんは私が守る」
痛烈な殺気に反応したのか、リィエルが割って入って来た。
「そうかよ」
ルイスはそう答えながら、双剣を構える。
「……槍は?」
「ここなら遠慮はいらないからな。こっちでやる」
「……そう」
リィエルは呪文を唱えると、拳を地面に叩きつける。
次の瞬間、リィエルの手には大剣が握られていた。
「リィエル!例の素体の調整にはもう少し時間がかかる!それまで奴らを抑えるんだ!」
「……わかった」
自称『兄』は、慌てて奥の魔法陣に駆け寄り、再び作業を開始した。
「グレン。リィエルは俺が抑える。お前はあの自称兄貴の横っ面ぶん殴って来い」
「任された」
グレンが拳をポキポキと鳴らしながら、さらに奥へと駆け込んで行く。
「行かせない……!」
リィエルがグレンに飛びかかる。
「こっちのセリフだ……!」
そこへルイスが割って入り、振り下ろされた大剣を十字に重ねて防ぐ。
「ルイス……っ!どいてっ!」
「誰がどくか……ボケェ……っ!」
リィエルの膂力に耐えるため、全力で力を込める。
「邪魔っ!」
リィエルが大きく大剣を振って、ルイスを押し退ける。
「『
逆にルイスはその勢いを利用しながら距離を取り、自分の周囲に無数の剣を投影。
リィエルに向かって、次々に飛んで行く。
「はぁぁぁぁぁぁ!」
それに対し、猛烈な勢いで大剣を振り回すリィエル。
軌道はめちゃくちゃ、力任せの太刀筋。
しかし、威力は折り紙付き。
ルイスの父親の最高傑作達を、次から次へと叩き壊していく。
「まだまだ……!」
今度は大量の槍を呼び出す。
「しっ────!」
左右の剣をリィエルに向かって放り投げる。
回転しながら、ブーメランのように水平の弧を描いて飛来する。
「このっ……!」
リィエルは大剣を横に構えることでそれを防ぐ。
だが、その顔面に向かって赤塗りの槍が猛スピードで迫る。
「!?」
首を僅かに捻り、リィエルは槍を紙一重で回避する。
「今の避けるか……。なら」
ルイスは再び、自分が作り出した槍を握る。
「倍ならどうだ……っ!」
宣言通り、二本の槍を腰の捻りを駆使しながら投げた。
リィエルは片方を飛び下がって回避し、続く2本目は正面から迎え撃つ。
派手な金属音と火花が散る。
残る槍は、さきほどの剣も同様に飛んで行く。
リィエルがそれらを迎え撃つあいだに、ルイスは今度は弓を握る。
三本の矢を投影し、一度に番え……放つ。
まるで目でもあるかのように、矢は確実にリィエルを捉えていた。
「い、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
気合と共に、リィエルはすくい上げるように大剣を振るう。
それは見事に矢の芯を捉え、切り裂いた。
「どうしたリィエル。まだまだこれからだぜ?」
「……こっちの、セリフ」
大剣を構え直したリィエルに対し、ルイスは再び双剣を握りこんだ。
今回ちょっと短くなっています
今日はちょっと時間と体力がなったので……どこかで調整します
それでは、また来週お会いしましょう