バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
人は……この感情になると、何時も以上に可愛く着飾る。またある時は、普段からは想像もつかぬ仕草を執り始める。そしてさらにある時は、他の者に対して妬みの心を持ち始める……。またまたある時は、己の恋路に奔走する……。なんて事があるのだ。それは『恋』、『好き』という感情である。
これは、そんな恋心を持ってしまった一人の少女と……一人の少年の、淡く切ないLove Story……。
[引っ込み思案な少女の告白]
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〔花陽side〕
私は家の中で、ある事を考えていました。
その考えていた事というのは……、明日に迫ったある記念日の事です。
花陽「明日……いよいよ、私の誕生日……なんだよね」
そう、明日は1月17日……私の誕生日。もし、颯樹君に想いを告げるなら明日しかないよね!颯樹君には絵里ちゃんがいるって分かってるけど……ううっ……、で、でも……やっぱりちゃんと気持ちを伝えよう!そう思った私は、ある人に電話をかけました!
[花陽side out]
[颯樹side]
僕は家でデッキの調整をしていました。その理由はというと、まだバディポリスに入って間もないので……推薦枠で入ったは良いものの、気を抜くと追い抜かされかねないと思ったので、デッキを調整していました。その時……、
颯樹のスマホ ♪♪♪
颯樹「ん?誰だろ……はい」
花陽(電話)「もしもし?颯樹君?」
颯樹「花陽ちゃん?珍しいね、どうしたの?」
花陽(電話)「颯樹君、明日の予定って……空いてる?」
花陽ちゃんが聞いてきたのは、明日の事についてでした!丁度カレンダーを見ると、明日は非番で尚且つ休みの日になっていました!
颯樹「うん、特に何も無いけど……どうしたの?」
花陽(電話)「それじゃぁ……花陽と、お出掛け……しませんか?」
颯樹「お出掛け?うん、構わないよ!」
花陽(電話)「本当ですか!」
颯樹「うん、勿論いいよ!」
花陽(電話)「それではまた明日!おやすみなさい♪」
その言葉を皮切りに、電話は切れました。花陽ちゃんから明日の事について聞かれた僕は、カレンダーをよく見てみました。するとそこに書かれていたのは……。
颯樹「明日って……花陽ちゃんの誕生日だ。まさか、花陽ちゃん……」
僕は少し急ぎ気味になりながら、プレゼント制作に取り掛かりました!間に合うといいんだけど……。
[颯樹side out]
[翌日]
[花陽side]
花陽「うーん、この服がいいかなぁ〜……いや、こっちかなぁ〜……」
私は部屋の中で、お出掛け用の服を選んでいました!今は黄緑色のワンピースに緑色の長袖シャツにピンクのミニスカートで迷っています。
花陽「颯樹君は『花陽ちゃんなら、何を着ても可愛い』って言ってくれるから……、少し冒険してこれにしよう!ふふっ、颯樹君の顔が早く見たいなぁ……」
私は決まった服(緑色の長袖シャツにピンクのミニスカート)を着て、下へと降りました!
今回のデートで、私が颯樹君に抱く想いを全部伝えるんだ!フラれてもいい……想い出さえ残せるなら!今日の花陽は、積極的です♪そう思いながら、外へと飛び出しました!
[花陽side out]
[颯樹side]
僕は昨日、夜通しプレゼント制作に掛かりっきりだったみたいで……寝過ごしていた。約・束・の・時・間を!
颯樹「うああああっ!!何で、何でこんな時に寝過ごすのかな、俺ってば!ああ〜っ!!これじゃあ穂乃果ちゃんのことをあんまり言えないよぉ〜!!」
そう……花陽ちゃんと約束していた時間は、10:00きっかり。その時間に神田明神で落ち合う事になっていたのだが……先述の通り、寝坊だ。僕は支度もままならぬまま、花陽ちゃんの待つ神田明神へと向かった。あっ、ちゃんと服は整えたよ!?そう思いながらも、僕は足速に神田明神へと向かった。
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[神田明神]
颯樹「………」
花陽「颯樹君……言いたい事は、分かりますね?」
颯樹「はい……申し訳ありませんでした」
僕は神田明神の本殿にて、花陽ちゃんからの有難くもキツいお説教を受けていた……。本人曰く30分前には到着していたのだと言う……、それに僕は返す言葉も無かった。何故なら着いた時間は、約束の時間よりも10分遅い……10:10だったのだから……。
花陽「本来であれば、こんな日に怒りたくはないんです……分かりますか?」
颯樹「はい、返す言葉も御座いません」
花陽「颯樹君には罰として、今日1日……私の言いなりです!これから私が命令する事を、必ず実行して下さい!ここから先は一切、私の命令に背くことは許しませんので……覚悟して下さいね♪」ニコッ
颯樹「お、仰せのままに……」
花陽「はい、よろしい♪」
ちなみにこの後、とんでもない命令が降ってしまうのだが、それを知るには至らなかった。
[颯樹side out]
[花陽side]
集合時間に遅れた颯樹君を注意した私は、颯樹君に命令を降す事にしました。暫く考え込んだ末、命令の内容が決まりました!
花陽「颯樹君」
颯樹「はい!」
花陽「今日1日……私の事を呼び捨てにして、手を繋いで下さい!」
颯樹「えっ……そんな事でいいの?」
私が命令したのは、『呼び捨て&手を繋ぐ』という事です。思えば、恋人になってからと言うものの、まだ1度もやった事が無いなというのを思い出したからです。それに颯樹君はとても驚いていました。それを見た私は、少しからかって見ることにしました。
花陽「そうですね〜……私としては、他のハードな命令でも良いんですけど〜……」
颯樹「本当にやめてください社会的に死にそうです抹殺されそうです本当にすみませんでした」
少しからかっただけなのに、颯樹君は凄い早口で私に謝ってきました。ふふっ……こんな颯樹君を見たのは、多分私だけでしょうね。
花陽「なんて……冗談です♪」
颯樹「(ホッ……)」
花陽「さっ、行きましょう!」
颯樹「OK、花陽!」
花陽「はい!」
そう言って、私たちは冬の寒空の中を手を繋いで歩き始めました!途中、もっと颯樹君の温もりを感じたくて……恋人繋ぎにしてしまったのは、また別の話です。
[花陽side out]
[颯樹side]
僕たちは街中で、フラっと歩き回っていた。途中、花陽ちゃんが勢いよくご飯に飛び付きそうになったけど、僕には背く権利が無く……勢いのままに昼食をごはん屋さんで取ることになった。そして暫くした後……、
花陽「今日は、ありがとうございました!」
颯樹「ううん、僕も花陽のお陰で楽しかったよ」
花陽「そうですか!良かった……///」
颯樹「どうしたの?」
突然花陽ちゃんが顔を赤く染めてしまった。今まですっごい恥ずかしい事をしてたのに、こういう時に恥ずかしくなるの?なんて言うと、またからかわれるかもしれないので、無理には言わなかったが。
花陽「あ、あの……私……」
颯樹「ん?」
花陽「颯樹君の事が好きです!大好きなの!私と……結婚して下さい!」
颯樹「花陽ちゃん……もしかして、これを言うために?」
花陽「は、はい……」
思い当たる所を予想したら、ドンピシャ。花陽ちゃんがここまで一生懸命に頑張ってたのに、何故朝寝坊する様な真似をしてしまったのかと一瞬、あの時を後悔してしまいました。
颯樹「花陽ちゃんの気持ちは、とても嬉しい……嬉しかったよ」
花陽「じゃ、じゃあ……!!」
颯樹「悪い、花陽ちゃんとは……結婚できないよ」
花陽「それって……絵里ちゃんがいるから?」
颯樹「うん……勿論、花陽ちゃんの事も大好きだよ。でも、僕には絵里ちゃんって言う……一生を賭けて護り通さないと行けない人が居るからね」
花陽「じゃあ……今日1日だけ、花陽だけを見て下さい……今日1日だけでいいですから。そうでもしないと、私……我慢できないんです」
颯樹「分かった、僕の家に行こう……丁度プレゼントも渡したいと思ってたからね」
花陽「はい……」
そう言って僕たちは、家へと続く道を歩き始めた。花陽ちゃん……君の想いには応えられなかったけど、これからは友達として、支えあって行こうね……そんな事を考えていた大寒前の夜でした。
[颯樹side out]
今回はここまでです!ファイトシーンは、カットさせていただきました!この小説ならではの花陽ちゃんが描かれています!皆様の想う花陽ちゃんが書けていたなら、良かったです!あと0時投稿できず、申し訳ありませんでした!それではまた次回!今回の曲は、
スキマスイッチ[ゴールデンタイムラバー]