バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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μ'sVS影μ's編
第81話 影の始動


ある日の夜、僕は奇妙な夢を見た。

 

 

〔夢の中 神保町〕

 

颯樹[う、うーん……。ここは?]

 

 

そこは僕たちの住んでいる神保町と何ら変わりのない場所だった。少し意外だったのは、地面に寝ていたという事だ。

 

 

颯樹[誰か〜、いませんか〜?!]

 

 

僕が呼び掛けるも、誰も応答しない。僕はさらに呼び掛ける。

 

 

颯樹[ここが何処か、知っている人は居ませんか〜?!]

 

?[教えてやろう、この世界を……。]

 

 

遂に呼びかけに応答してくれる人がいた!僕は続ける。

 

 

颯樹[あの!ここは何処ですか?!]

 

?[ここはお前の夢の中だ。]

 

颯樹[は?]

 

?[ここはお前の夢の中だ。お前自身の。]

 

颯樹[って言うことは起きたら消えるんですよね?!]

 

?[うむ。だが、貴様の生命は我らによって消される運命だ。]

 

颯樹[どういう事です?]

 

?[今はそれを知る時ではない……。精々足掻くがいい、我らブルータルの手が貴様らμ'sに及ぶまで……。]

 

颯樹[どういう事ですか?!うわぁっ!!]

 

 

僕は夢の中から出た。つまり、目覚ましで起きたのだ。

 

 

颯樹[何だ、さっきの夢……。]

 

 

僕は寝ぼけ眼を擦りながら下に降りて、顔を洗う為に洗面所へと向かう。

 

 

????[あら、おはよう。颯樹?]

 

颯樹[ああ、おはよう。絵里ちゃん………、え、絵里ちゃん?!?!いつの間に!どうして?!]

 

 

なんと僕の家に絵里ちゃんが来ていた!!起こすためになんだろうけど、どうして?!

 

 

絵里[あなたを起こしに来たのよ、でもここまで来るのに汗をかいちゃったから、シャワーを借りてたの。]

 

颯樹[ああ、そうなのね……。]

 

 

よく見てみれば、彼女のサラッとした金髪のストレートヘアーは何処か濡れており、先程までシャワーを浴びていた事がわかる。ドライヤーで髪を乾かす彼女の横で、僕は洗顔をしていた。そして、彼女は朝食を準備するために台所へと向かった。よく考えてみれば、恋人らしい事がココ最近あまり出来ていないような気がする。そんな事を思いながら、僕は部屋のソファーで寛いでいた。

 

 

絵里[颯樹、朝食が出来たわよ〜。]

 

颯樹[はい!]

 

 

絵里ちゃんが作ってくれた朝食は絶品だった。卵焼きが僕好みの味に仕上がっており、ご飯がどんどん進んだ。そして、気がついた頃には全て食べ終わっていた。

 

 

颯樹[ごちそうさまでした。]

 

絵里[ふふっ、お粗末様。]

 

颯樹[そう言えば、絵里ちゃん、昨日こんな夢を見たんだよ。聞いてくれる?]

 

絵里[ええ、いいわよ?]

 

 

絵里ちゃんは快く快諾してくれた。僕は昨日見た夢を見たままの通りに話した。しばらくして……、

 

 

絵里[なるほど、そんな事が……。]

 

颯樹[うん。ブルータルっていう新しい組織は聞き覚え無いかな?]

 

絵里[ブルータル?うーん……、そう言えば私の夢に出て来た女の人も言ってたわね……。]

 

颯樹[え?絵里ちゃんの夢にも?]

 

絵里[ええ、私と瓜二つの様な女性だったわ。]

 

颯樹[そうなんだ……。]

 

絵里[ねぇ、颯樹。]

 

颯樹[うん?どうしたの?絵里ちゃん?]

 

 

急に声のトーンが落ちた絵里ちゃん。疑問に思った僕がどうしたのか聞くと……。

 

 

絵里[何だか、嫌な予感がするの……。]

 

颯樹[そうだね、でも僕たちは何度もそんな困難を乗り越えてきた……、これからもそう、どんな困難だって乗り越えるのさ!絆の力で!!]

 

絵里[颯樹……、そうね!私たちはどんな時だって協力して乗り越えてきた!その力を合わせれば大丈夫よね!]

 

 

僕たちはそんな事を話した後、音ノ木坂学院へと向かった。今日もμ'sの練習が始まる、はずだった……。

 

 

9人[うーん……。]

 

颯樹[おはよう!]

 

絵里[おはよう。]

 

9人[……………。]

 

颯樹[(ねぇ、みんな考え込んじゃってるけど何かあったのかな?)]

 

絵里[(そうね、不思議ね……、いつもなら煩いくらいの大きな声で穂乃果と凛が出迎えるはずなのだけれど……。)]

 

穂乃果[ねぇ、あの人たちって何者なんだろう……。]

 

海未[分かりません。ですが、私たちと瓜二つの姿だという事が分かっているだけでも探し用があります。]

 

 

みんなが話していたのは、僕や絵里ちゃんと同じような夢の中に出て来た謎の人物についてだ。みんなも同じような夢を見ていたのだと知った。

 

 

真姫[何か手がかりでもあればね……。]

 

雷花[そう言えば、私の夢の中でこんな事を言っていました。]

 

凛[何なのにゃ?言っていた事って?]

 

雷花[『我らは貴女たちの世界にて生きている、私たちは貴女たちの影、影そのもの。我らを倒さぬ限り貴女たちに未来は無い。』と。]

 

花陽[そんな………!]

 

颯樹[でも、これで分かったよ、僕たちと瓜二つの姿をした存在の目的が……!]

 

ことり[え?!]

 

海未[つまりは、この街のどこかにいる私たちの影を見つけて、倒す、そして影を受け入れるという事ですか?]

 

颯樹[多分、それで間違いないと思う。]

 

希[ウチらの影を見つけ、倒すか……。最高やん!]

 

絵里[早速行動開始よ!!颯樹、頼むわ!!]

 

颯樹[ああ!行くよ、行動開始!!]

 

10人[はい!!]

 

 

僕たちは、自分たちの影を倒すために動き出した!!

 

 

穂乃果影[動き出したみたいだね……。]

 

海未影[何をしてくるのでしょうかね、あの人たちは。]

 

颯樹影[そんな事はどうでもいい。ここにブルータル、出撃だ!!我らの分身を亡きものとし、世界を影で塗り潰すのだ!!]

 

影μ's[はい!]




今回の後書きトークはおやすみです。
次回からまた再開します。すみません……。
今回の曲は、



SuG「gr8 story」
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