響け!オーボエカップル   作:てこの原理こそ最強

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今回言葉遣いの悪い描写が出てきますがご容赦ください


誓いのフィナーレ3

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

「トロンボーン。ダイアモンドのDはmp(メゾピアノ)で。昨日も言いましたよ」

 

『はい』

 

「ユーフォ。ベートーヴェンのB、二回ともαが合わないのは致命的です全体に傷がつく」

 

「「「はい!」」」

 

「ではこのあとはパート練習とします」

 

『はい!』

 

「はーい注目。パート練習に移る前に一つ今後の部活に関わる重要な話があります」

 

「そんな大事じゃないよ」

 

「自分で話す?」

 

「うん」

 

リボンと一緒に前に出たのは友恵だった

 

「突然すみません。私、加部友恵は吹奏楽部の奏者を辞めることになりました。オーディションにも参加しません」

 

「先輩...」

 

「ウソ...」

 

「あーストップストップ、そんな大騒ぎしないで。退部するわけじゃないんで」

 

「そうなんですか?」

 

「あんた達ほっぽって行くわけないでしょ?私はマネージャーとしてみんなのサポートをしていきたいと思っています。なので困ったことがあったらどんどん言ってください。演奏のこと練習のこと人間関係。恋愛相談は...別料金で」

 

「友恵先生!ウチの彼女がかわいすぎてどうしたらいいでしょう!?」

 

「そのままでいいんじゃないでしょうか」

 

「ですよね~」

 

「ハル...」

 

\あはははははは/

 

「とにかくこれは前向きな決定なのでみんな心配しないで練習に励んでください。ではマネージャー加部友恵をこれからよろしくお願いします」

 

\パチパチパチパチ/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テスト前の梅雨により朝から雨が止まない今日、いよいよオーディションの日となった

 

「さて、準備はいいかお前達」

 

「「「はい!」」」

 

「うん」

 

「今日までよく頑張った。知ってるか?全体演奏でオレらに向けて注意の回数」

 

「注意の回数?」

 

「数えたこともありません」

 

「聞き逃さないよう必死でしたので」

 

「ふふふ、聞いて驚け。なんと全パートで一番少ないぞ!」

 

さすがオレら。そして一年生よ、よく付いてきた!

 

「練習量や努力量はどのパートにも負けん!あとは先生達の前でいつも通り演奏できるかだ」

 

「緊張します〜」

 

「だろうな。そこで頑張った三人にオレとみぞれからお守りをやろう」

 

「お守り?」

 

「おう。ほれ!」

 

オレとみぞれは持ってきたものを三人に渡した

 

「これって」

 

「オレとみぞれ特製のリードストラップだ。ちなみにえると駿河の分はオレが、梨々花の分はみぞれが作った」

 

「先輩方が」

 

「普通にリードとしても使えるけど、今日は慣れてるやつの方がいいと思う」

 

「それに”ダブルリードの会”にぴったりだと思ってさ」

 

「「「ありがとうございます!!!」」」

 

「おう!」

 

「うん」

 

三人とも喜んでくれてよかった。その光景をみてみぞれと微笑みあった

 

そしてオレ達の番がやってきて最初はオレからだった

 

「では堺くん、お願いします」

 

「はい。ふぅ...いきます」

 

♪〜

 

「はい大丈夫です。それでは次にソロパートを」

 

「はい。ふぅ...いきます」

 

♪〜

 

「はい、結構です。相変わらずいい音色です」

 

「さらに腕に磨きをかけたようだな」

 

「ありがとうございます。あの先生」

 

「なんでしょう」

 

「不躾とは思うんですが、今回のソロをみぞれにしてもらえないでしょうか」

 

「理由を聞いても?」

 

「一人でならソロやる自信があります。でも今回はフルートとの掛け合いが必須。フルートでソロを吹くとしたら推測ですが希美になるでしょう。オレはまだあいつと掛け合いができるほど心の整理ができていません」

 

「理由はわかりました。しかしそれは鎧塚さんの演奏を聴いてからとなります」

 

「もちろんです。尤もみぞれが落ちるわけないですけどね」

 

オレは立ち上がり一礼して教室を出た

 

「ハル...」

 

「ごめんな。別にみぞれに譲りたいって思ってるわけじゃない。ただまだオレはお子様ってだけだ。それよりみぞれの番だ。なんも心配してない。みぞれは受かるって確信してる」

 

「うん。任せて」

 

「おう」

 

その後梨々花、える、駿河と順番に呼ばれあとは結果を待つのみとなった。部屋でちょっと話をした後にオレはトイレに向かった。しかしその途中、前に久美子とあすか先輩が言い争ってた場所にユーフォの三人が出ていくのを見かけた。どうやら夏紀のためにオーディションで手を抜いたらしい。しかしその理由が最後の大会に三年生である夏紀を押し除けて自分が出たで何か言われるということから身を守るためだと

 

「いいからオーディションに戻るよ!」

 

「いいですよ、私はもう終わりましたので」

 

「滝先生と約束したんだから!」

 

「いいですってば!やめてくださいよ!」

 

夏紀が奏の手を掴み連れて行こうとするも奏はそれを力づくで離した

 

「よぉやってんな〜」

 

「春希...」

 

「なに?ここってそういう言い合いする聖地にでもなったの?」

 

「先輩、今は...」

 

「あぁわかってる。全部聞かせてもらったから。とりあえずそこのクソ生意気な一年。上級生なめてんじゃねぇぞコラ?」

 

オレは声質を2トーンくらい下げて奏に浴びせた

 

「別になめてなんか...」

 

「なめてんだろうが。敵を作りたくない?夏紀がヘタクソな先輩だから罪?自分の身を守るために席を譲る?」

 

「それのなにがいけないんですか?」

 

「じゃあなんで全国金賞を目標としたときに手を挙げた?」

 

「それは、みんな挙げてたから...」

 

「じゃあなんでお前はまだ部活続けてんの?」

 

「演奏が好きだからですよ」

 

「んなのここにいる全員そうに決まってんだろ。その上でコンクールに向けて頑張ってんだろが。そんな中お前が、お前だけがんなていたらくで。これが迷惑じゃないならなんだ?」

 

「なら私が受かって夏紀先輩が落ちたとき、私を悪くいう人がいたらどうするって言うんですか!」

 

「そんなん思ってんだったら部活なんて辞めちまえ。これが一年緩くやるって目標なら別にそれでも構わないさ。だけどな、今の目標は全国金賞だ。どんなに上手くても向上心のない上に最初から席を譲るようなやつは今の北宇治にはいらねぇんだよ。胸糞悪ぃ」

 

「なんで、同じパートでもないあなたにそんなに言われなきゃならないんですか...」

 

「あぁん?これはパート以前の問題だろうが。それ以前にお前が一年でオレが三年、おまけにオレは副部長だ。部活の方針について部員に言及してなにが悪い。勝てもしないのに理屈で勝とうとしてんじゃねぇよクソガキが」

 

「春希、そのくらいにして」

 

「...チッ、わーったよ。はーっ。んじゃあとは頼んだぞ?久美子一年生指導員」

 

その後ピチャピチャと足音が聞こえたってことは雨ん中走ってったみたいだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これよりコンクールメンバーを発表する。呼ばれた者ははっきりとした声で返事をしろ」

 

いよいよ合格者発表

 

「まずトランペット。吉川優子」

 

「はい!」

 

「滝野純一(たきのじゅんいち)」

 

「はい!」

 

「高坂麗奈」

 

「はい!」

 

「吉沢秋子(よしざわあきこ)」

 

「はい!」

 

・・・

 

「続いてユーフォニアム。中川夏紀」

 

「,,,はい!」

 

「黄前久美子」

 

「はい!」

 

「久石奏」

 

「...はい!」

 

「チューバ。後藤卓也」

 

「はい!」

 

「長瀬梨子」

 

「はい!」

 

「鈴木美玲」

 

「...はい!」

 

「コントラバス。川島緑輝」

 

「はい!」

 

「月永求」

 

「はい!」

 

「低音パートは以上だ。続いて木管。クラリネット。島りえ」

 

「はい!」

 

・・・

 

「続いてオーボエ。堺春希」

 

「はい!」

 

「鎧塚みぞれ」

 

「はい」

 

「続いてファゴット。兜谷える」

 

「...はい!」

 

「籠手山駿河」

 

「...はい!」

 

絶対金獲る。梨々花の分まで

 

コンクールメンバー五十五人全員が呼ばれ先生二人から少し話があってからパート練となった。そこで梨々花は悔し涙を流した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨も終わり本格的な夏に入り出した。我ら北宇治高校吹奏楽部は見事関西大会への切符を勝ち獲った。しかし満足できたわけではない。オーボエ、フルートのソロパートはまだぎこちなく全体的にもまだまだな内容だった。今日からまたより一層練習に力を入れなくてはならない

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

「はい。それでは十分休憩の後最初から通しでやります」

 

『はい!』

 

「二人とも、一旦立って伸びでもしときな。集中力切れかかってるのか最後の方音乱れてたぞ」

 

「「はい!」」

 

「でも他が間違ってるのに釣られないのはすごいことだ。この調子で頼むな」

 

「先輩達もすごいです。さっきからノーミスじゃないですか!」

 

「集中切らさない方法とかあるんですか?」

 

「んー。みぞれなんかある?」

 

「わからない。演奏中はずっとハルのこと考えてるから」

 

「そ、そうですか...」

 

「でも何かを意識するのは大事だぞ?隣の音、周りの音、音の流れ、強弱。いっぺんにでなくとも一回の演奏で一つ意識しながらやってみると集中できるかもな」

 

「なるほど」

 

「やってみます!」

 

「はーい注目!後で合宿についての打ち合わせをしますのでパートリーダーは3年1組に集まってください!」

 

「学年リーダーも」

 

「あっ学年リーダーも!」

 

『はい!』

 

あの合宿が舞い戻るのか〜...新山先生あぁ見えて鬼だからな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習は毎日続いた。今日は自由曲の方を重点的に演奏している

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

「傘木さん、オーボエの音を聴いていますか?悪くはないですがあなたの方が感情できになりすぎることがある。この部分はお互いの音を聴くことが何より大事です。あなたから鎧塚さんへそっと語りかけるように。できますか?」

 

「はい!」

 

「鎧塚さん、ここはオーボエとフルートの掛け合いがすごく大事です。あなたもフルートからの問いかけに応えなければなりません。音楽には楽譜に書き切れない間合いがあります。譜面の隙間を流れる心を汲み取ってください。もっと詠って。できますか?」

 

「はい」

 

楽譜にない部分。流れる心。感情...

 

「じゃーん!」

 

「なっ!なんだそれはー!!!」

 

「ふっふっふ...この前先輩達にプールに連れてってもらったときの写真です」

 

パート練の休憩中、梨々花がスマホの画面を見せてきたと思えばそこにはMy lovely angel みぞれの水着姿の写真があったのだ

 

「あ、私達も連れていってもらいました」

 

「先輩方がたくさんいて少し緊張しちゃいました」

 

「みぞれの水着姿...尊すぎる...」

 

「あ、春先輩!」

 

「倒れちゃった...」

 

「あらら〜刺激が強すぎましたかね。みぞ先輩、写真送っていいですか?」

 

「うん」

 

「嬉しかったです。夏の思い出ができました」

 

「私も!」

 

「今度は私達もどこか誘いますね!」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日

 

「削ってるの?」

 

「うん。梨々花ちゃんの分」

 

「こっちはファゴット二人の分だ」

 

「ふーん。二人は音大受けるんだってね」

 

「まぁな」

 

「優子は喜んでくれる?」

 

「もちろん。すっごい嬉しい!」

 

「よかった」

 

「ねぇみぞれ。春希や希美が受けるから音大受けるの?」

 

「安心して。それもあるけど決めたのは私自身だから」

 

「...そっか」

 

「優子先輩、トランペット揃いました」

 

「わかった、すぐ行く」

 

「よう麗奈。ラッパよろしくな。こいつ支えてやってくれ」

 

「ちょっと!」

 

「もちろんです」

 

「高坂まで」

 

「あの」

 

「ん?」

 

「ちょっとお話いいですか?鎧塚先輩」

 

お呼びはみぞれらしい。この二話してるとこあんま見たことないな

 

「すみません、どうしても自由曲のオーボエソロがずっと気になってて。先輩、希美先輩と相性悪くないですか?」

 

「高坂...?」

 

「そんなことない、と思う...」

 

「今の先輩すごく窮屈そうに聴こえるんです。わざとブレーキかけてるみたいな。多分希美先輩が自分に合わせてくれると思ってないから」

 

「高坂!」

 

「すみません。そんな顔させるつもじゃなかったんです。でも私は先輩の本気の音が聴きたいんです。鎧塚先輩が本気を出したら春希先輩に匹敵すると思ってるんで」

 

「麗奈、それはみぞれ自身もわかって...」

 

「ハル...」

 

「みぞれ」

 

「大丈夫。自分で伝える。希美は悪くない。窮屈なのは私が怖がってるから。青い鳥を逃すのを。希美が今度いついなくなるのかわからない。だから私から籠を開けて自由にさせるのが怖いの」

 

「そうですか。失礼しました」

 

「高坂!ごめんみぞれ、春希」

 

「いいって。麗奈の意見も間違ってないからな。問題はフルートの方にもあると思うけど」

 

「春希...」

 

「さ、ラッパのパートリーダーいなくてどうすんの。さっさと行った行った」

 

リボンもみぞれを心配する顔を見せるが麗奈の後を追いかけていった

 

「なぁみぞれ」

 

「なに?」

 

「さっきの口調だとリズと青い鳥の原作は読んだみたいだな」

 

「うん」

 

「ならリズがみぞれで青い鳥が希美と見ていると」

 

「うん。ひとりぼっちだった私のところに来てくれた青い鳥が希美だから」

 

「そっか。オレもあれ読んだとき、オレにとっての青い鳥はみぞれだったんだ」

 

「私...?」

 

「あぁ。中学で初めて会ったときのこと覚えてるか?」

 

「うん。ハルが一人で練習してるところに希美が私を連れていってくれた」

 

「そう。そのパートに先輩がいなくてひとりぼっちで練習してたときに来てくれたのがみぞれだった」

 

「あれは希美が誘ってくれてから」

 

「きっかけはな。でも結果はこうして出会えたんだ」

 

「うん」

 

「それでオレも思ったよ。青い鳥であるみぞれをリズであり籠であるオレが自由を奪ってるんじゃないかって」

 

「そんなこと!」

 

「ってみぞれは思うよな。でもオレは一応籠は開けたつもりなんだ。この前の進路の話覚えてるか?」

 

「あ...」

 

「うん。あれがオレなりのみぞれを自由にするっていうことの答えだった」

 

「ハル...」

 

「でもオレにもみぞれと同じ気持ちはあったからな。逃したくない、離れたくないって。だからオレが出した最終的な答えは、”リズも青い鳥と一緒に行けばいい”」

 

「一緒に...でもそれじゃあ」

 

「あぁ、お話とは食い違う。でも別にオレがあの話通りに進んでやる必要はないって思ったんだよ。あの話はあの話、借りたにしてもオレが決めるんだからオレの話に塗り替えていいんじゃないかって思ってな」

 

「自分の話に塗り替える」

 

「そ。それに青い鳥側からしてみたらリズも十分に青い鳥だったのかもしれんしな」

 

「...」

 

「楽譜内にはない感情って部分。大丈夫、今のみぞれなら感じられる。またわからなくなったら頼れ。その辺の話を一回希美としてみな。あいつがどんな想いでソロに挑んでるのか理解する必要はあるからな」

 

「うん。ありがとハル」

 

「みぞれは羽ばたいていいと思う。安心しろ。少なくともオレは一緒にいる」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日からまたコンクールに向けて橋本先生と新山先生にもしばらく練習に参加してもらいます」

 

「えー三年生と二年生のみんなは久しぶり。一年生ははじめまして、橋本です。しばらくの間練習見せてもらうことになりましたのでよろしく」

 

橋本先生が珍しく丁寧に挨拶をされている中オレとみぞれ、新山先生は静かに会釈し合った

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

前半は課題曲を練習しその後は前と同じように橋本先生はパーカスに新山先生が木管に重点的にアドバイスをくれた。新山先生がオレ達のパートに来ているときふと見るとみぞれと希美の目が合ってみぞれが手を振っているのに希美は顔を背ける光景を見てしまった。そのときの希美はどういうつもりだったのかはわからない

 

後半が始まる前、オレはみぞれに呼ばれて理科室に来た

 

「どうしたみぞれ」

 

「新山先生とも話してようやく見つけた気がしたの。私なりの演奏が」

 

「そっか」

 

「後半最初、先生に第三楽章通しでお願いするつもり」

 

「ん、なら聴かせてもらうよ」

 

「それで、ハルにも手伝ってほしい」

 

「おう、なんでも言ってくれ」

 

「私に、勇気をちょうだい」

 

「わかった」

 

オレはみぞれに近づいていつものように額同士を合わせた

 

「オレはみぞれのために」

 

「私はハルのために」

 

「違う」

 

「え...」

 

「今日は、みぞれもみぞれのためにするんだ。オレから羽ばたいて行くように。必ず追いかけてみせる」

 

「わかった。絶対来てね」

 

「任せろ!いい音、聴かせてくれ」

 

「うん。いい音、奏でてみせる」

 

音楽室に戻り後半を始めようとしたときにみぞれが手を挙げた

 

「すみません。第三楽章、通しでやってもいいですか?」

 

「...いいでしょう」

 

一瞬沈黙になった。みぞれが自分からこういうことを発言するのは初めてなことで、滝先生でさえも一瞬の間があった

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

ここからオーボエソロ...

 

♪〜♪〜♪〜

 

みぞれ、覚醒のとき。しっかりと自分の翼で羽ばたいた

 

♪〜♪〜♪〜

 

待ってろ。すぐ追いつく

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

今は演奏なんて関係ない。他の音なんていい。ただ追いかけろ

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

もう少し...あと少し!

 

♪〜♪〜♪〜

♪〜♪〜♪〜

 

追いついた。みぞれも感じ取ったのかオレを見てくれた

 

あぁ、やっぱりここがいい...

 


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