ISとHALOが混ざってしまった件について…   作:コレクトマン

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第1章の第10話、始まります。


転生者よ、暴れすぎるなよ?


鈴音の過去を明かした結果… 後編

 

 

桂Side

 

 

星矢の指示で俺たちは敵に見つからない様心がけながら所長室に向かっている。そして所長室入り口に辿り着き、俺と志野は扉を同時に開けて部屋全体をクリアリングする。その部屋は既にもぬけの殻で所長すらいなかった。

 

 

「ちっ……逃げられたか」

 

「だったらよっ、このPCから出来るだけデータをこっちへ収集しようぜ?」

 

 

そう言って志野はUSBメモリを取り出してPCに差し込んでPCデータのコピーを行うのであった。一応そのデータの中身を確認してみると、超兵士化計画“天龍人”の詳細に書かれていた。その内容は星矢と同じSPARTAN-Ⅱ計画と酷似した計画であることが判明した。

 

 

「おいおいっ……マジかよこいつは……!」

 

「星矢と同じ超兵士化計画(SPARTAN-Ⅱ)の紛い物か……ちっ、嫌気がさすな」

 

「一応こいつも収集だ。後はこの計画に関わった人物リストもこっちにコピーだ」

 

 

それから数十秒後、すると志野のモーショントラッカーに反応を感知した。

 

 

「っ!。桂、6時の方向何かがこっちに向かってくるぞ!」

 

 

そう志野に言われた俺は警備スタッフから奪ったベレッタM92Fを6時の方向に向けると所長室の扉から警備スタッフが出て来たのだ。

 

 

「ハァ……ハァ……ようやく到着か、さっ直ぐにPCデータ削除しなければ……って、ええ!?何でSPARTANがこーんな所に?!」

 

 

その警備スタッフは所長にどやされ、泣きながら発狂していたおっさんであったのだ。所長の命令で所長室にあるPCデータの削除に向かっていたのだが、運悪くSPARTANと鉢合わせてしまったのだ。警備スタッフは所長から教えてもらった緊急時用の隠し警報アラームである柱を見た。その警備スタッフの動きを見逃さなかった俺は警備スタッフに警告する。

 

 

「妙な動きをするな。したなら躊躇いなく撃つ」

 

「(ヤベー!何としてもここから避難しなければ俺が八つ裂きにされる!)避難するだ!」

 

 

この時に警備スタッフは内心でパニクってSPARTANから逃げようとした。その結果、桂は引き金を引き、M92Fから9mmバラベラム弾が警備スタッフの左肩に直撃するのであった。

 

 

「Door!?」

 

 

……しかし、これがいけなかった。撃たれた反動で倒れる方向が隠しアラームの起動スイッチの方だったのだ。

 

 

「……あーくそっ、最悪だ!」

 

「こっちのコピーはもう終わった。後ついでにこのPCを通してONIから救援要請を送っていたぜ!」

 

「よしっならここは用済みだ。こっから先は大騒ぎになるぞ……!」

 

 

俺たちは走りだし、星矢に言われた通り脱出ルートを確保する為に行動する。そして桂に撃たれた警備スタッフは隠しアラームに向かって倒れる様にスイッチにのしかかってスイッチを起動させて絶命した。その結果研究所全体に警報が発し、桂達が発見される。それでも桂達は止まることはなく障害となる警備スタッフ達を蹴散らしながらも脱出ルートであるヘリポートまで向かうのであった。

 

 

「桂、ちょっくら俺は武器庫に向かって武器を調達してくらあ。その間敵を引きつけてくれ」

 

「了解だ。ショットガンが有ったら最優先で持って来てくれ。こいつらにはアレが有効だ」

 

「応っ、任された!」

 

 

俺と志野は二手に分かれて行動する。俺は囮、志野は武器の調達といった感じで俺は警備スタッフらをM92Fで応戦する。警備スタッフの装備というより防弾服は重装兵が使うバトルドレスに近い装備だったので隙間の薄い部分を狙い確実に仕留める。階段を下るとそこにマチェット持った三人の警備スタッフが桂に向かって斬りかかるが桂は冷静に対応し、手前の警備スタッフの足下の隙間の薄い部分に9mmバラベラム弾を撃ち込み、機動力を奪う。そして桂は格闘戦で確実にマチェットを持つ中央の警備スタッフを蹴り飛ばし、機動力を奪った警備スタッフに止めを刺す様に背後からM92Fを向けて首元の隙間に撃つ。そして後ろにいた警備スタッフを得意の格闘戦で殴り、さらには警備スタッフの左足を蹴りでへし折る。そして追い討ちをかける様に目の前のスタッフを掴んで後ろに飛ばされたスタッフに向けて投げ飛ばす。投げ飛ばした後に警備スタッフの背後にあるロッカーに食い込ませる様に力強く蹴った後にその場を後にしてヘリポートまで走る。研究所から外に出るとヘリポートへと続く通路から次から次へと増援がやって来て桂を追い詰める。桂はM92Fだけでは捌き切れないと判断したのかMA37アサルトライフルをフルオートで正確に警備スタッフを倒すが数が減る様がなかった。

 

 

「ちっ……!ここはアリの巣みたいに数が無駄に多い!」

 

 

すると桂の後方から轟音が二回響き渡ると桂が交戦している警備スタッフが一気に四人も絶命した。その正体は志野が研究所の武器庫からM82対物ライフルを持って後方から桂を当てずに桂が交戦している警備スタッフを狙撃したのだ。

 

 

「よっと!お待ちどうさん!」

 

「……来たのは分かったが、今のは危ねえだろうが!!俺ごと撃つつもりか!」

 

「悪りぃ悪りぃ、その分間に合ったんだから勘弁しろよ!」

 

 

そう志野と口喧嘩をしながらも志野は武器庫から奪って来たイングラムM10マシンピストルを使い片手で銃のブレを抑えながらも9mm弾をばらまく。俺もMA37を使って撃ち続けるも途中で弾が切れてしまい、弾が切れたMA37を警備スタッフにめがけて投げつけてM92Fで応戦する。

 

 

「……んで、ショットガンは?」

 

「この通り、ほらよ!」

 

 

志野はソードオフタイプのイサカM37のハンドグリップを掴み上下に振って12ゲージバックショット弾を装填した後に俺に投げ渡す。俺は左手でショットガンを掴んだと同時に左右にいる警備スタッフに向けて M92FとイサカM37の引き金を引きダブルキルを成した。

 

 

「……注文通りだな」

 

「毎度どうもってか?……っ!?おっと!」

 

 

俺たちは対物ライフルの轟音を聞いた後すぐに物陰に隠れた。敵スナイパー二人は正面通路先の扉の上で陣取り、そこから狙撃していた。

 

 

「スナイパー!高台だ!」

 

「桂、俺が合図したら替われ!……今!」

 

 

志野の合図で狙撃されない様入れ替わる様に物陰に隠れ、志野はM82を使って制圧射撃を行った。そして俺は死体となった警備スタッフを持ち上げて盾の様に前に持ち抱えてた。

 

 

「突っ込むぞ!」

 

「行け行け行けッ!」

 

 

俺は突撃し、そのまま距離を詰めた後に盾にしていた警備スタッフの死体を投げ飛ばしてM92Fを持ち構え、そのまま高台にいるスナイパー二人を撃つ。志野も俺の後から続いてM82で後方から来る警備スタッフをショットガン感覚で確実に仕留めていく。

 

 

「後方から来た敵は片付けたぜ!」

 

「まだ扉の奥に敵が残っている、そいつらも片付けるぞ!」

 

 

扉を開けて強行突破する様に俺は志野が使っているM82とM37を走りながら交換し、そのまま警備スタッフを蹴散らすのであった。……しかし、ここに来て最悪なことが起きる。ヘリポートの外側の周辺には高台の通路があり、その通路の上には百人近くの警備スタッフが武器を構えて俺たちを待ち構えていた。

 

 

「……だぁ、クソッ!最悪だ!」

 

 

桂Side out

 

 

 

所長Side

 

 

SPARTANが研究所内で暴れまわった所為で多くの警備員が戦死した。しかし、それは本の二割しか削れていないだけのことだ。本命はヘリポートの高台の通路に集結させて集中砲火でSPARTANを殲滅する作戦だ。二割である警備スタッフ三十人は残りのスタッフをヘリポートに集結させる為の時間稼ぎに過ぎない。その結果SPARTAN共はまんまと此方の罠に掛かったのだ。…しかし不可解なことに、後一人SPARTANがいないのだ。個別に脱出したのかは不明だが、今は目の前のSPARTAN共を片付けるとしよう。すると研究員があることを伝えに来た。

 

 

「所長、あのSPARTAN共は我々の機密データを盗んだ可能性があります」

 

「うむっ………なら警備長にそのデータファイルを奪還する様指示を出せ」

 

 

そう他の研究員に指示を出し、SPARTANの最後を見届けるのであった。……しかしこの時、私は予想もしない出来事が起こることを予想することが出来なかった。

 

 

所長Side out

 

 

 

星矢Side

 

 

俺は武器庫から興味深い兵器であるワイヤー・ガンを拝借し、中国独自に作り上げた使い捨ての光学迷彩装置を使ってヘリポートの高台通路に建っている管制塔の壁側に張り付いて擬態し桂たちを待った。しかし予想外に警備スタッフが先に集結し、桂たちを待ち構える。そして桂たちが来た時には絶体絶命的な状況に立たされていた。

 

 

「ちっ……絶体絶命ってやつか」

 

「万事休すってか?見た感じだとざっと百人近くいるんじゃね?」

 

「見た感じだとな、そういえば星矢の奴はどこに行ったんだ?」

 

「さぁな、俺だって知りてえよ。つーかONIの救援はまだ来ねえのかよ!?」

 

 

この状況はまずいと思った俺は警備長が桂たちに降伏勧告をしている最中の時にひと暴れでも起こそうと考えた。そして警備長が即席で取り付けられたブローニングM2重機関銃を桂たちに向けながら降伏勧告を告げる。

 

 

「よく聞きやがれSPARTAN共!てめーらは完全に包囲されている!今すぐデータファイルを渡せ!そうすれば撃たないでいてやる!」

 

 

そう警備長が言うと他の警備スタッフが各自それぞれの武器を桂たちに向けて構える。警備長はそのまま言い続ける。

 

 

「簡単な方と無理な方…どっちを取りゃあ良いか判るよなぁ!?とっくにお前たちの逃げる手段は潰されているんだよ!さっさとデータファイル渡…「「うわぁぁっ!?」」!?何だ!」

 

 

俺は警備スタッフ達に近づきそのまま蹴り飛ばして二名を桂達がいるヘリポートに蹴り落とした。そして俺の存在に今頃気づいた警備スタッフがMA37を向けるが、それよりも早く俺は警備スタッフを蹴っ飛ばし、それに続いて警備長を殴り飛ばしてM2重機関銃を奪い右側の高台を支えるコンクリートで固定されている鉄骨に向けて12.7×99mm対SPARTAN用特殊徹甲弾を撃ち込む。

 

 

「うわっやっべ!」

 

「伏せろ!」

 

 

桂達はとっさに伏せて重機関銃の弾幕から巻き込まれない様な体勢を取った。その結果高台を支えていた鉄骨は崩壊し、その高台にいた三十人の内十人はそのまま山崖へと落ちていって帰らぬ人となり、残り二十名は桂達がいるヘリポートに落ちていった。そして俺はM2重機関銃の引き金を引いたまま左の高台の鉄骨に向けて12.7×99mm対SPARTAN用特殊徹甲弾を撃ち込み、左の高台にいた警備スタッフ三十人全員ヘリポートに落とす。

 

 

「おいおいっ……こういう時に星矢の奴……」

 

「なぁ桂、リーダーの奴どうしたんだ?なんかめっちゃ怒っている様に見えるんだが?」

 

「ありゃ完全にキレているな……星矢から生き延びたければ神に祈る他はねえな。少し同情するぜ、警備スタッフの奴ら」

 

「いやっぶっちゃけて言うけどリーダーの奴何やってんのアレ!?」

 

 

左右の高台を破壊した俺はM2重機関銃の引き金を固定して銃身を左に向けた後に右回転させる様に蹴り出して、俺はすぐに高台から飛び降りて桂達と合流した。

 

 

「待たせたな…!」

 

「「いやっ何やってんだよアンタ(お前)!?」」

 

「少し奴らの外道っぷりにキレているだけだ。……さぁ、絶滅タイムだ!喜べ!」

 

 

そっから先からは俺たちSPARTAN無双であった。ヘリポートに落とされた警備スタッフ達は起き上がろうとした時に星矢から拳による白兵戦により次から次へとノックダウンされる。一部の警備スタッフ達はヘリポートに落とされた時に落としてしまった武器を拾い星矢に撃ち返そうとするがSPARTAN-Ⅱの尋常じゃない身体能力に翻弄されてしまい、逆に返り討ちにあって山崖へと落ちていった。そして桂達も己が武器で警備スタッフ達を一掃するために行動を取るのであった。そんな絶望的な状況で星矢達に怯えながらも武器を探す小心な警備スタッフと自分の武器を探している鈍い?スタッフがいた。

 

 

「やべえよやべえよやべえよ…!!やった!ライフル!!助かる!!」

 

「あのー…すんませんけど、それ俺のだと思うんですけどー……」

 

「何言ってんだお前!何でもいいから拾って撃てよ!つーか、お前見ろよこの状況!撃たなきゃダメだろ!」

 

 

そう言いながらも小心な警備スタッフは鈍い?警備スタッフのMA37を使って威嚇がわりに星矢達に発砲するも当たる気配が全くしない。それでも自分の武器を返して欲しいのか鈍い?警備スタッフは小心な警備スタッフに自分の武器を返してもらう様頼む。

 

 

「いやだから、それは俺のライフルで………」

 

「ふざけんじゃねええ!!「邪魔っ!!」」

 

「「ア〜〜ウ!?」」

 

 

この状況下で漫才的な会話をしていた警備スタッフ達をまとめて蹴り飛ばした星矢は次々と残りの警備スタッフ達を無双するのであった。すると星矢に殴り飛ばされた警備長が弾切れとなったM2重機関銃の弾を補充してコッキングレバーを引いて弾を装填すると照準を桂に向けた。

 

 

「……クソがっ!せめて一人は道連れだ!」

 

「……んなっ!?桂、あぶねえ!!」

 

 

志野が桂を庇うために突き飛ばし、M2重機関銃から放たれる12.7×99mm対SPARTAN用特殊徹甲弾を六発も受けてしまう。幸いSEによって五発はシールドによって守られたが、六発目でSEが切れて弾丸の勢いを殺し切れず左肩に着弾を許してしまう。その撃たれた反動で志野は倒れこむ。

 

 

「志野!…クソ!」

 

 

桂は負傷した志野を救助するために動こうとするがM2重機関銃の弾幕によって近づけなかった。その時に俺は武器庫から拝借してきたワイヤー・ガンを取り出してM2重機関銃に向けて引き金を引いてアンカーフックを射出する。そしてアンカーはM2重機関銃のグリップ部分に引っかかる。

 

 

「…?何だ?」

 

 

警備長がM2重機関銃のグリップ部分に何かが引っかかったの確認する前に星矢がアンカーワイヤーを引っ張り、銃口を下へ強制的に向けさせた。その結果、高台を支えている鉄骨まで地面が貫通してそのまま高台が崩壊し警備長を含む警備スタッフ達は山崖に落ちていった。そして桂は志野を担いでヘリポートの落下防止用のポールに寄り掛からせる。そして俺は桂達の後ろから味方のシグナルを確認した。

 

 

「志野、大丈夫か?」

 

「大丈夫だ…痛っ!くそ……肩を持っていかれた」

 

「くそっ!こいつら数が多いな!」

 

「お前達、迎えが来た。行くぞ」

 

「「はっ?のわぁっ!?」」

 

 

星矢は桂達を掴んでそのままヘリポートから飛び降りた。警備スタッフ達はSPARTANが血迷ったのかと落ちた方を覗くと、そこには降下艇の上に乗っている星矢の姿がいた。そしてその後を続く様に“AV-14 Attack VTOL”別名ホーネットがヘリポートを囲む様に包囲していた。そして降下艇に付いている音声スピーカーから星矢の父、清十郎が研究所に投稿勧告を告げる。

 

 

『この場にいる研究所の全警備員及び、研究所にいる研究員に警告する!お前達は完全に包囲されている!脱出は不可能だ、即刻武装を解除せよ!投稿すれば生命は保証する』

 

 

警備スタッフ達は清十郎の投稿勧告を素直に受け取り、武器を捨てて体勢をはらわにする。そして俺たちは降下艇の艇体上から兵舎収容部と繋がるハッチを開けて降下艇に入る。

 

 

「よっ!ここの視察はどうっだったか?星矢?」

 

「あぁ…最悪だ。此処の研究者はクソ以下の溜まり場だ…此処にいる研究者全員の抹殺の許可を…“パチンッ!”あだっ!?」

 

 

そう俺は父さんに報告した途端、父さんがどこから取り出したのかハリセンで俺の頭を叩いたのだ。

 

 

「アホッ……俺はお前のそう言うの聞きたいんじゃない。俺は()()()()お前の報告を聞きたいんだ」

 

 

そう言われた俺………いやっ僕は、頭に上っていた血が一気に下へと抜けて冷静さを取り戻した。

 

 

「……ごめん父さん。冷静さを欠けていた」

 

「やれやれ……ようやく戻ったか。それで、あの研究所には生存者とかはいたか?」

 

「あぁ、一人だけだけどかなり重症みたいなんだ。直ぐに医療チームを派遣させないと危険な状態だ」

 

「そういうだろうと思ってこの降下艇には医療チームを乗せてあるぞ」

 

 

そう父さんが言って降下艇の兵舎収容部をみると、負傷した志野を応急処置する為にバイオフォームを使い傷口を塞ぐ。

 

 

「無理しないでくださいね?一応バイオフォームで傷は塞がっていますが、本格な治療は医療施設で受けてください」

 

「わーってるよ。医療班の言うことはちゃんと聞くさ」

 

「まぁとりあえず、全員無事に帰還できそうだな」

 

 

その後、研究所を包囲した後に研究員や所長を確保してしかるべき裁判で罪を裁かれることになった。そしてあの研究所の唯一の生存者である鈴もONIの医療施設に運ばれることなった。しかしここで問題が起きる。鈴の左前腕部が変色していた部分の神経が強化薬物投与による副作用によって神経が死んでいたのだ。それも五日間も放置されていたのだ。さらにはクローニング技術による鈴の腕を複製したが鈴の身体の神経が拒絶反応を出してしまい、鈴は機械の義手に頼らざる負えなかった。幸いONIは生体工学(バイオニクス)にも手をつけていたので機械の義手の上に擬態用シートを被せてより人間の腕と見間違える様な仕上がりで鈴の左前腕に擬似神経生成の為の専用インプラントを左腕に埋め込んで鈴の左腕を製作したのであった。なお、このことは一夏には話していない。鈴が医療施設に搬送されてから五日後、僕は鈴との面会するのであった。

 

 

「………誰っ?」

 

「どうやら少しづつだけど回復して来ている様だね。それと初めまして……かな?」

 

「あたしは……どうして此処に?あたしは確かあの時…………っ!」

 

 

鈴は自分がどうなったのかを思い出してしまい、トラウマともいえるあの研究所で研究員によって未知の強化薬物の投与や、人体骨格の改造手術により人ではない何かに自分はなってしまった事に恐怖する鈴。それを見た僕は、鈴にあることを告げる。

 

 

「大丈夫だ、凰 鈴音。あの研究所はONIによって潰して違法な研究をしていた研究員達は全員捕まって裁判でしかるべき処罰を下されているところだ」

 

「そう………なんだ。……ところで今更なんだけどアンタは誰?」

 

「僕?僕はONI所属のSPARTAN、ウルフチームのリーダーの泉谷 星矢だ」

 

 

鈴に今更ながらも僕が誰なのかを聞かれたので僕はそのまま自分が何者であるかを説明した。これが僕と鈴の初めての会話であった。

 

 

そして今現在……

 

 

僕が語る鈴の過去に通じる二年前である中国の研究所視察の出来事を一夏達に話した。これを聞いた一夏は鈴が自分が知らない内にその様なことになっていたことに驚く他は無かった。そして箒達は鈴のあまりにも残酷すぎる事実に涙を流していた。

 

 

「そんな………何故、鈴がその様な事に……」

 

「それに、その研究員は酷すぎます!唯でさえ一夏さんの幼馴染を……!」

 

「いいの、もうすぎた事なの。私だってこんな身体にされてから今でもまだあたしが怖いと感じているの」

 

「鈴………お前……」

 

 

一夏が鈴に何かを伝えようとすると鈴は食べている途中のラーメンを乗せたお盆を持って立ち上がった。

 

 

「………ごめん、ちょっと下向きな話だったね。あたしは先に上がるね!」

 

 

そう言って鈴はお盆を持ってその場を後にした。鈴がその場を後にしてから数十秒後、一夏は僕にある事を聞き出した。

 

 

「……なぁ星矢?この後の午後の練習、空いているか?」

 

「?……あぁ、空いてはいるがどうした?」

 

「今度の練習を星矢に手伝って欲しいんだ。もっと力をつけないと………!」

 

 

そう言って一夏は拳を握り、より強い決意を示したのであった。その理由を察した僕は協力を惜しまず一夏の潜在能力を引き出すために一夏の提案を受けるのであった。無論、箒達も参加させて彼女達の身体能力を強化を手伝うのであった。そして日が過ぎていき、クラス代表戦まで近づくのであった。

 

 

星矢Side out

 

 

 

とある銀河系の宇宙………

 

 

 

コヴナントSide

 

 

預言者の右腕であるタルタロスから命令を受けたブルートチーフテンはブルート三個分隊を連れて“52式 "ファントム"兵員輸送機”に乗り込む。コヴナント(預言者)軍の仮拠点であるCAS級アサルト艦空母からファントムが三機出撃してコヴナントが独自に生み出したスリップスペースジャンプ・ゲートを生成する装置で星矢の生まれ故郷である地球に座標を示した。そしてファントムに乗り込んでいるブルートチーフテンが他のブルート三個分隊にコヴナントの誓いを問い出す。

 

 

「我々コヴナントの誓いを忘れはしまいな?」

 

「「「如何なる時にも!職務をわきまえ」」」

 

「祖先の名に賭けて!子孫の名に賭けて!コヴナントに忠誠を誓う!」

 

「「「この命、尽きるまで!」」」

 

「この誓いを破る者はすべて異端者。情け容赦は無用だ!我々はこれより、敵地の惑星である地球の威力偵察に向かう。この作戦は死ぬ確率が高い作戦だ。下手をすれば二度と帰れぬかもしれない。しかし、我々は決して人類という異端者に屈する事は許されない!」

 

「「「一人でも多く、異端者を道連れにせよ!」」」

 

「そして我々コヴナントは、救済への道を歩み続けるのだ!」

 

 

そうしてコヴナントのファントム三機はスリップスペースジャンプゲートをくぐり、地球へと向かったのであった。

 

 

続く……。

 





桂たちは研究所のヤベーイデータを入手後に大暴れ。
お怒り星矢は敵に情け容赦なくSPARTAN無双。
一夏は鈴の過去を聞いて新たに決意し、強くなる為に特訓をする。
コヴナントが地球に威力偵察しに向かう。


次回は、クラス代表戦こと一夏と鈴の対決です。
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