ISとHALOが混ざってしまった件について… 作:コレクトマン
転生者よ、イベントが大変だぞ?
ラウラSide
私は見知らぬ地で目覚めた時、ある男女の二人がいた。彼らの名を聞いたところ織斑 一夏と篠ノ之 箒という名前らしい。…しかし、織斑の名を聞いた途端何故か知っているような気がした。その時に扉からもう一人の女性が入ってきた。その時の私は、その女性のことを尊敬する様な気がして、何故か恐ろしく思った。その女性の名は織斑 千冬。IS学園の教師であり、同じ織斑の姓を持つ者である一夏の姉であることが分かった。その千冬という名を聞いた時に僅かだが失った記憶の断片を思い出した。この人は元は私の教官であることだ。……しかし、教官であることは分かったものの私の身体の震えが治まることはなかった。あの千冬という人の目が私の記憶の中の誰かに似ていたのだ。誰かは判らないが私にとって思い出したくない記憶の一部なのかも知れない。その後、織斑教官は医務室を出て行った時に私は一時眠りについた。
ラウラSide out
星矢Side
その頃星矢はラウラが目を覚ましたとの情報が耳に入り、星矢は他の作業を直ぐに終わらせて医務室に向かう。そして医務室に到着すると一夏と箒、ベットに横たわり眠っているラウラの姿があった。
「一夏、箒。ラウラの方はどうだ?」
「星矢か。ラウラは何とか目を覚ましたよ。だけど……少しその、面倒なことになった」
「面倒なこと?…一体何があった」
「実は…ラウラのことなんだが……」
ラウラに何があったのか聞こうとした時に箒が説明した。ラウラは今、記憶喪失になっていて記憶を大体三割を失ってしまったのだ。
「記憶を……か。それで、ラウラは今のところ失っていない記憶は何処まで覚えていた?」
「それが……千冬姉がドイツの教官になったばかりの頃しか覚えてないんだ」
「その時期だと一夏がSPARTAN-Ⅲ専用の訓練カリキュラムに移行したばかりの頃だな」
「それと…一度千冬さんがラウラに会いに来たのだが、ラウラはまるで初対面だと言わんばかりに警戒していたんだ。天敵と目が合ってしまったほどに怯えていたんだ」
「怯えていた……か。それは恐らく……」
星矢は何かを言おうとした途端、ラウラが目を覚まして身体を起こした。
「……貴方は……誰?」
星矢はこの時自分がSPARTANであることは伏せた。またトラウマを再発してしまうとPTSDが起こり得る可能性があると悟り、ラウラの前ではSPARTANの名は
「僕?……僕は星矢。泉谷 星矢。よろしく」
そうラウラに挨拶すると星矢のスマホから一通のメールが届く。
「ん?メールか」
星矢はそのメールを送って来た送信者とメール内容を確認する。そして確認し終えた星矢は一夏たちに伝える。
「……一夏、箒。再びラウラの看病を頼む。僕は一旦ONI本社に戻るよ」
「本社に?何でまた?」
「何でもまたIS委員会の苦情の対処を手伝って欲しいって」
「そ……そうか。大変だろうと思うけど、頑張れよ」
「簡単に言ってくれるよ……。それじゃっ」
そう言って星矢は医務室を後にしてONI本社に行くためヘリポートに向かうのであった。そして一夏と箒は再びラウラのメンタルケアを行いつつラウラの記憶を思い出すきっかけを考えるのであった。
そして星矢は降下艇でONI本社に到着した後に何度もIS委員会からの苦情や暴言を遇らいながらも対処するのであった。全てを終えた後に星矢のスマホに父である清十郎から電話がかかり、すぐに社長室に来てくれと言われた為星矢はすぐに清十郎がいる社長室に向かうのであった。そして星矢は思いも寄らない人物と会うのであった。
「失礼します。S105、到着しました」
「応っ星矢、来たか。ちょうどお前に会いたい奴がいるぞ?」
「僕に…?父さん、それはどういう「せーく〜〜〜〜ん!!」……今の声は……」
出来るだけ気のせいだと思って後ろを振り向くと、束博士が星矢の背後から飛び込んで来た。その時に星矢は束博士を躱さずに正面から受け止めるのであった。
「束博士?何故貴方がここに?」
「実は束さん、ハルちゃんからここに来てって誘われてやって来たの!」
「ハルゼイ博士が?……束博士、貴方は一体何をしでかしたんですか?」
「まさかの私がやらかしたことを前提に!?ひどい!せーくんひどい!確かに本当にやらかしちゃったけど……」
「博士……声が漏れています。……!?」
そう束博士と戯れていると扉から丸い機械の球体ことフォアランナーが作った管理ロボットであるモニターがセンチネルと共に入って来たのだ。
「おやおや?束博士達以外のリクレイマーがここにいらっしゃるとは…」
「モニター……!?」
星矢はモニターを目視した瞬間ゼーレを引き抜きモニターやセンチネルに銃口を向ける。
「ちょっせーくん!?待って待って!モニちゃんとセンちゃんは敵じゃないよ!!」
「敵じゃない……だって?」
「はい。束博士言う通り私達は敵ではありません。申し遅れました、私は管理ロボットの“サウザンド”1000番目のモニターです」
「私はセンチネルだ。よろしく頼む……」
「そ……そうか。……ていうかセンチネルって喋れたっけ?」
「あーっ……それは束さんが作った特製“ロボットとお喋りプログラム☆”が組み込んであるから喋れてるの」
そんなこんなで束博士やモニターに喋るセンチネルに少し戸惑いながらも今後の対策に対して話し合うのであった。……正直言ってセンチネルが喋るとは思わなかった。
数時間後……
星矢は清十郎と束博士と今後の対策を話し合う中、清十郎が星矢にあることを告げる。
「なあ星矢。シャルのことで話があるんだが?」
「シャルのことで?一体何だ?」
「いや何っ、そろそろIS学園でシャルはお前の義妹と明かしてもいいじゃないか?」
「……勘弁してくれ。他の女子達が絶対に騒ぎ出すに決まっている」
シャル達がIS学園に転校して来た時には他の女子生徒達の一部が何かしらと危ない方向に行っていたのだ。
「でもよ、いずれは皆に話すつもりなんだろう?いつかは分からんが…」
「それはそうだが、どうしたものか……」
「せーくん、ここは腹を括った方がいいよ?」
「どのみち避けられないのならば明かす他ありません」
束博士やモニターからも言われて色々と考えたが結局のところ思いつかず、シャルのことはIS学園が休校が終わった時に話すことに決まった。そして星矢は降下艇でIS学園に戻り、自分の寮室に戻ろうとしていると山田先生と偶然に会った。
「あっ…泉谷くん、ちょうどいいところに。泉谷くんに朗報です!」
「朗報……?一体なんの朗報ですか?」
「何とですね!今日から男子の大浴場使用が解禁です!!」
山田先生が言うように、ここのところ星矢は寮室内のシャワーのみで過ごして来たが大浴場の使用が解禁されたことに少し嬉しかった。
「そうですか。……このことを一夏にも?」
「はいっ!既にお伝えしております!後は泉谷くんだけだったので…」
「その時にちょうど僕がやって来たのを見かけたので伝えたのですね。ありがとうございます」
山田先生に礼を言った後に大浴場の使用時間を聞いてから僕は寮室に戻ってしばらく休み、大浴場の使用時間になった後に一夏を誘い、大浴場で湯に浸かるのであった。
「あ〜…生き返る〜〜」
「そうだな。ここ最近は寮室のシャワーしか使ってなかったからな」
そんな感じで日頃の疲れを癒していると一夏は何かと小難しい顔をしていた。
「……どうした一夏?」
「いやっ……俺がSPARTAN-Ⅲになったことで俺の人生は一変したなって」
「まぁ……元を正せば第二回モンド・グロッソで謎の組織に誘拐されて瀕死の状態まで暴行を受けて廃ビルの入り口に捨てられ、偶然ONIドイツ支社のスタッフが第2回モンド・グロッソを観戦し終え帰宅する時に偶然瀕死状態の一夏を発見したことが始まりだったか?」
「まあそれもあるけど、シャルを救出後に俺がISに触れたことかな?それでも何とかやってこれたのは二人の幼馴染みのおかげだな。右も左もわからない星矢達SPARTANを覗く女性だけの学園でどれだけ助けられたことか…」
そう一夏は過去に対して感傷に浸っていた。それもそうだろう……一夏は本来ならSPARTANになることは無くこの世界、物語の大筋に沿って色んなことに頑張りながらIS学園で青春するのであったが、星矢という
「……大切してやれよ?箒達、あれでも一夏にアプローチしているからな?」
「その言葉、そのまま星矢に返すよ。それと…俺はすぐ揚がるよ」
「そうか。……ラウラのケアのことでか?」
「それもあるけど…星矢にとって大事なことだ」
一夏はそう言って湯から揚がり、そのまま大浴場を後にする。ただ一夏が言った意味が理解できなかった。
「僕にとって?……ん?」
考えていると大浴場から誰かが入って来た。星矢はこの時、桂か志野だと思ったが実際は違った。
「お……お邪魔します…」
「……シャル?」
あまりにも予想外すぎることに頭が一瞬だけ回らなくなった。……何でシャルが大浴場に?
「…あ、あんまり見ないで。義兄さんのえっち……」
「!……す、すまない」
そう言って星矢はシャルに背を向ける。そしてシャルは湯に入ると同時に背を向けている星矢と同様に背を向けて湯に浸かるのであった。この時に星矢は自分がSPARTAN-Ⅱであったことに複雑な気持ちになるのであった。そもそもSPARTAN-Ⅱには性欲という概念が失われている。その原因は甲状腺インプラントと呼ばれる成長を促進させるホルモンカプセルが入ったプラチナペレットの副作用によるものである。…しかし、星矢の場合は特殊だった。星矢自身の性欲という概念が少なからず、微細に残っていたのだ。その分シャルのことは今の様に少なからず女性として認識しているのだ。
「……えっと、シャル?何でここに」
「その………実はお義父さんからメールがきてね?そろそろ僕の本当の名前をみんなに伝えても良いかなと……」
「そう……か。僕も父さんに言われてね。シャルは僕の義妹と明かしても良いんじゃないかと僕は思っている。それはそうとシャル、まだ僕が入っているのを分かっていながらその………何で入って来たの?」
そうシャルに聞こうとした瞬間、星矢の背中に抱きつく様な感覚があった。
「……シャル?」
「義兄さん……いやっ星矢。僕は時々思うんだ。いつか星矢は僕を置いて何処かにいなくなってしまいそうな気がするの。星矢が言っていたあのフォアランナーっていう存在だったり、コヴナントという存在によって星矢はいなくなりそうで、僕は……私は……嫌なんだ。また二度と星矢に……会えなくなるなんて……」
星矢の背中には湯に浸かっている時に着いた水滴とは違い、別の水滴が星矢の背中に滴れていた。シャルは泣いていたのだ。かつてデュノアの愛人によって身体の遺伝子を改造させられて人は違う何かにされてしまったが、元を正せば彼女もまた一人の女性、人間なのだ。星矢は左手でシャルの頭を撫でて何処にも行かないことを伝えながらも湯に浸かるのであった。
それから四日後……
IS学園の休校終わって四日が経ち、フォアランナー強襲事件から二週間の月日が経った。その四日間偶然にも土日と祝日だった為にその次の水曜日から学園生活を再開するのであった。そして一年一組のクラスの人数はほとんど減っては居なかったが他のクラスと一部の上級生は退学して少し寂しい感じになっていた。因みにセシリアのことなのだが学年トーナメント前に無事に目を覚ました。フォアランナー強襲事件後にはそのまま治療とリハビリを行い、無事に復学することができた。ラウラの場合は外傷がひどくもない為復学は可能であった。
今日はシャルの秘密をみんなに明かさなければならない。シャルは今廊下で待機している。山田先生が教室に入り、SHRを行う前に一組全員に連絡する。
「えっと……SHRを始める前に皆さんにお伝えすることがあります。ここに新たな転入生なんですが……えっと……その、皆さんも知っている人だと思いますが……」
「山田先生、こっから先が僕が説明します」
僕はそう言ってみんなの前に立ちある事をみんなに伝える。
「みんな、ここに来たシャルロット・デュノアのことを知っているよね?実はそのことで話があるんだ。実は……僕には養子の妹がいるんだ」
「「「………え?」」」
星矢からのカミングアウトで女子達全員が唖然となる。無論、箒やセシリアもこればかりには驚いていた。ただ一夏は除いて……。
「その妹は少し訳ありで泉谷の姓を隠してこのIS学園に転入して来たんだ。……シャル、入って来ていいよ」
星矢がそういうとシャルが教室に入り女子生徒達全員に改めて自己紹介をするのであった。
「“シャルロット・
「「「えぇ〜〜〜!?」」」
星矢とシャルのカミングアウトで女子生徒達は驚きを隠せずにいた。箒達も流石にこれは予想外であった。
「あーやっぱり明かすことにしたんだな、星矢は……」
「何…?一夏、お前デュノアが星矢の義理の妹であることを知っていたのか!?」
「まあ最初からなんだけどな。少し訳ありだったからあえて言わなかったけどな」
一夏が箒に説明する最中一人の女子生徒はあることを思い出した。
「あっ!そういえば休校中の間に私、泉谷くん達が大浴場を使用している時間帯でデュノアさんが入っていくのを見たわ!」
「えっ!?ちょっと待って!それって確か四日前のことだよね?もしかしてデュノアさん…!」
「まさか………もしかして……!」
やがて流れがいろんな意味で危うい方向へと向かっていることは明確であった。………何でこんな時に空気を読んでくれないのだろうか………
「待て。いろんな意味で待て。その時間帯で僕たちは既に揚がって着替え終わっていた時にシャルがうっかりと時間を間違えただけなんだ。決して君たちの思っている展開じゃない、断じて…ね?」
「え……でも結局それは……」
「断じてないよ?良いね?」
「「「アッハイ……」」」
僕はものすごく良い笑み(しかし目が笑っていない)で何とか女子達にこの事を何もなかった事にしてもらったものの、次の厄介ごとが待っていた。
「イチカーーーーっ!!!」
突然鈴が甲龍を纏い一組の教室の壁を突き破って来た。……今更だが更にIS学園を壊さないでくれ鈴よ………(汗)。
「うぉっ…鈴!?どうしたんだ一体!?」
「アンタって奴はーー!!一遍っ死ねーーーっ!!!」
そう言って鈴は龍咆を一夏に向けて衝撃砲を放つ。一夏は咄嗟にISに格納しているドロップシールドを取り出してスイッチを地入れようとした時に一夏の前にラウラが割り込んでISを展開し、AICで鈴の衝撃砲を防ぐ。
「大丈夫ですか?
「あ……あぁ。……って、ちょっと待て。兄様?」
流石の一夏でも兄と言われた事に戸惑いを感じた。その事に関してラウラは一夏に説明する。
「は…はい。私は記憶を失って以来一人でいることが怖んです。ですから、その……一夏と箒のことを兄様と姉様と呼んでよろしいでしょうか?」
「えっ!?えっと……俺は構わないが箒は?」
「わ…私か!?その……ボーデヴィッヒがそれで良ければ構わない…ぞ?」
一夏と箒はラウラの意外な事に色々と混乱しながらもラウラの質問に了承するのであった。
「あの……大丈夫ですの一夏さん?箒さん?」
「「正直言って大丈夫じゃない、色々と問題だらけだ」」
「あはは……そういうのは慣れる他にないよ。僕もそうだったから……」
「それはそうと、未だにSHR中だということを忘れている件について……」
「全くだ、馬鹿者どもが……」
星矢がそう言った瞬間、織斑先生の声がすると同時に星矢以外の一夏達の頭に出席簿が直撃した。星矢は相変わらず直撃する前に白刃どりで回避する。その後、星矢達は廊下に立たされたのであった。
星矢Side out
預言者Side
その頃、コヴナント預言者軍こと真実の預言者は艦内に侵入して来た謎の存在と会話していた。預言者が話している存在は以前星矢が通うIS学園のアリーナで現れたエヴォルの姿があった。その預言者の護衛を務めるアービターとタルタロスとともに……。するとアービターがエヴォルにある質問をする。
「……して、エヴォル殿といったか。貴殿が言うにガーディアンとやらを守護するか?」
〔然り。我は使命を全うすべく貴様らの元に顔を合わせに来た……といえば納得するか?〕
「それは預言者様が決めることだ。貴様が人間の姿であれ、何者であろうと我々の邪魔をする言うならば……」
「よい、タルタロスよ。……其方が何故ここに参られたのかは目的が有ってのこと。然すればこそ、ここに訪れる理由もあるまい」
〔理解が早くて助かる。私がここに訪れたのは他でもない。貴様らにプレゼントとやらを渡す為だ〕
エヴォルはそう言って手元からISコアを二つ出現させてアービター達に渡す。
「これは……若しや……!」
〔以前IS学園とやらで愚者の二人から貰い受けたISコアとやらだ。私からのささやかな贈り物だ〕
そう、エヴォルはIS教頭を殺害したと同時にデータ化したISコアをデータという形で奪っていたのだ。これにより預言者軍はISコアのブラックボックスの解明を行い、コヴナント製のISを作ろうとしていた。この更なる脅威が待ち受けていることを未だに星矢たちは知る由もなかった。
続く……
ラウラは目覚めたが記憶喪失。
星矢はシャルと相談し、秘密を明かすことにする。
シャルの秘密を明かすと同時にラウラは一夏と箒を兄と姉と呼ぶ。
エヴォルは預言者と接触しISコアを渡す。
次回は、星矢とシャルが買い物をします。