ISとHALOが混ざってしまった件について…   作:コレクトマン

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第1章の第1話、始まります。

転生者よ、生き延びろ。(女子の視線的な意味で…)


第1章 IS学園編
IS学園でSPARTAN流に挨拶した結果…


 

 

僕こと星矢と一夏がISを起動してしまった結果、IS機関が設立したIS操縦者育成学校“IS学園”に入学することになりました。そもそもIS学園は、一つの人工島に学校を建てたので通学方法は専用のモノレールで向かうしかありません。…正直な所僕たちは、不安と緊張しかありません。

 

そんなこんなで僕たちは今、IS学園に向かっています。そのIS学園の門前に立っている一人の女性がいました。その女性こそ、今話題の世界一最強のブリュンヒルデ“織斑千冬”さんである。あの人は正直言って、この世に生まれたSPARTAN-Ⅱじゃないのかと疑うくらいに強いのである。

 

 

「…星矢、今私に対して失礼なこと考えてないか?」

 

「いえ…そのようなことがあろうはずがありません、織斑先生」

 

 

この人、何気に読心術を……!そう思っていたら、千冬さんが一夏の方に向かった。何せ二人は、約二年ぶりに再会するのだから。すると千冬さんが右手に持っている出席簿を一夏の頭目がげて振り下ろそうとするが、一夏は難無く左手で出席簿を掴んで頭への攻撃を防いだ。

 

 

「強くなったな、一夏……」

 

「千冬姉も、まだ衰えてないな」

 

「余計なお世話だ。………おかえり、一夏」

 

「ただいま………千冬姉」

 

 

お互いに再開できて良かったと思った自分がいた。だって、家族は一緒の方が良いでしょ?一夏と再開を終えた千冬さんが、僕たちにIS学園に入る前に実技テストがあることを説明した。

 

 

「…さて、星矢に一夏。IS学園に入る前にISでの実技テストを行ってもらう。各国の連中はお前たちのデータ取りを兼ねて実技テストで元代表候補生の教員と戦ってもらう。先ずは星矢、お前からだ、良いな?」

 

「了解です」

 

 

そう言って僕はアリーナのピットに向かい、訓練兼量産機であるIS“ラファール・リヴァイヴ”を纏った。しかし…僕は不安な気分だ、何故かと言うと、ISが()()()()()()()()()()()()()?である。僕は一応SPARTAN-Ⅱだから身体能力は化物地味ているのだ。そう疑念を抱きながらISを展開し、カタパルトに乗った。

 

 

『リニアボルテージ上昇。射出タイミングを泉谷星矢に譲渡します』

 

「了解。SPARTAN-Ⅱ S105、出撃する」

 

 

リニアカタパルトの力で押し出され、ラファール・リヴァイヴを纏った星矢がアリーナへ出撃した。アリーナ内に到着すると、日本が開発したIS“打鉄”を装着した教員が待っていた。

 

 

「貴方が男性のIS操縦者?…何で男如きがISを動かしてるのよ」

 

 

その教員は、どうやら女尊男卑勢に染まった1人の様だ……そんなことはこっちだって聞きたいよ。でも、やると言ったからには徹底的にやらないとな、何せSPARTANは、勝利することが絶対条件だからだ。

 

 

「一応警告しておきます、僕のことは人間とは思わないでください。下手をすれば大怪我どころじゃすみません」

 

 

そんな感じで僕は、教員に警告をした後に今纏っているラファール・リヴァイヴに小声で呟いた。

 

 

「…なぁ、ラファール?僕は今から、人間離れな動きをするから何とか頑張って我慢してね?出来るだけ負担をかけない様に早く終わらせるから……」

 

 

そう呟いた瞬間、IS内部にISの心臓とも言える“ISコア”が一瞬だけ光ったのである。その一瞬光ったのを今の僕は気づくことは無かった。そして、アリーナ内でブザーが鳴り、実技テストが開始された。

 

 

「男の癖に生意気言ってんじゃないわよ!!」

 

 

先に仕掛けたのは教員である。どうやら、さっき言われたことに気が触れた様だ。そして、こっちも仕掛けるために動くのであった。

 

 

「…じゃあ、行くかぁぁっ!」

 

 

そう僕が言うと同時に相手()目掛けて突っ込んで行った。

 

 

星矢Side out

 

 

 

千冬Side

 

 

私は今、星矢の動きに対して驚いている。授業で教えるはずの瞬時加速(イグニッション・ブースト)を彼は意図も容易く行ったのだ。本来なら、それなりの練度を積まないと骨折をするISの技術なのだが………

 

 

「……不味い。星矢の奴、最初から全開で敵を潰すつもりだ…!」

 

「何?!どう言う意味だ、一夏?」

 

「元々SPARTANは対IS戦闘にも特化しているから、星矢は今纏っているISのリミッターを全部外して、短期決戦に持ち越そうとしている!」

 

「馬鹿な!そんなことすれば、骨折どころでは済まないはずだ!」

 

「星矢は元々SPARTAN-Ⅱのメンバーの一人だから敢えてISのリミッターを外してミョルニル・アーマーと同じ状態にしたんだ。そうしないと、ISが星矢の動きについてこられないんだ!」

 

 

一夏が言うSPARTAN-Ⅱとは一体何だ?アリーナ内をもう一度見てみると、元代表候補生の教員は星矢に苦戦どころか、()()だけで一方的にやられていた。そして最後に彼は、蹴りを一、二発教員にかましたと同時に教員のISのSEが底を尽き、星矢の勝利が確定した。泉谷星矢………彼は一体、何者なんだ?

 

 

千冬Side out

 

 

1分前………

 

 

星矢Side

 

 

僕は今、“打鉄”を纏った教員相手に素手のみで戦っている。何故素手で戦っているかと言うと今僕が纏っているISがいつ壊れても可笑しく無いくらいに危険な為、敢えて相手の間合いに入って、接近戦に持ち込み、短期決戦を狙った。

 

 

「ちょ……早い!?」

 

 

教員は慌てて接近ブレード“葵”を振るうが、星矢がギリギリの所を躱している為に当たらなかった。星矢は、相手が振るった瞬間を狙ってボディブローをかました。

 

 

「かっはぁっ…!?此奴っ!」

 

 

教員はお返しと言わんばかりに接近ブレードを振るったが当たらず、逆に星矢から裏拳をくらいさらに足で裏拳を当てた場所に蹴りを入れた。教員は裏拳や蹴りのダメージを耐えられず、そのまま膝をついた。そして星矢は、最後に相手を蹴り飛ばして教員のSEを0にし、勝利を収めた。

 

 

「何とか…勝てたな。………ん?」

 

 

すると星矢が纏っていたISが彼方此方と黒い煙と小さな爆炎が出ていた。どうやら、星矢の無茶苦茶な動きのせいでオーバーロードした様だ。

 

 

「…やっぱり無理があったか、ISをミョルニル・アーマーの様に動かすのは不味かったな…」

 

 

その後、実技テストが終わった後千冬さんに怒られました。理由は三つ、一つはISのリミッターを外して無理をしたこと。二つは、教員に一種のトラウマを植え付けたこと。最後の三つは、私情なのですが、体を大事にすることだそうです。

 

そして一夏の実技テストなんですが、結論から言うと、一夏が相手の攻撃?を避けただけで勝利した様です。何故かというと、教員の“山田 真耶”さんが仕掛けようとしたが、間違って瞬時加速をしてしまい、まっすぐ一夏に向かって突っ込んで行った。一夏がそれを躱した結果、山田先生がアリーナ内の壁にぶつかった。その衝撃で気を失ってしまい、一夏の実技テストは異例の形で合格となった。

 

 

 

実技テストから三日後………

 

 

 

IS学園に入学前にONI本社から二つのスマートAIの所持を命じられた。ONI本社からAIと共に成長し、ISのデータを取ってきて欲しいとの事だった。そのスマートAIの二つの内一つは男、一つは女と別々であった。女性型のAIは“ターニャ”という名前で、見た目はHALOの軍服を着せた少女で可愛い一面があったが、何処ぞのレシプロ戦闘機を足につけて9連装ロケランを担いで飛ぶ獣耳付き魔法少女?に早変わり。

 

 

…最近の少女って、こんなに物騒な人物だったっけ?しかも“ターニャ”って名前………ターニャに似た名前の妹みたいな名前だな………

 

 

そして、男性型のAIは“アル”という名前で、見た目は何処ぞのアニメに出てくる“戦闘用ロボット”だった。AIらしさとAIらしからぬさを混ざった感じなAIだった。IS学園に入学する前にアルとターニャから一言いわれた。

 

 

《少佐殿、いかなる時も“気合”が大事なのよ》

 

《IS学園は元々女子校だから少佐にとって精神的にもキツイな。耐えられるか如何かだと………無理だな。(・x・)》

 

 

…アルよ、とある海色髪の囁く者のマネでもしているのだろうか?それとターニャ、そう言う不吉な事を言わないで、流石に僕でも困るよ?!

 

 

…余談だが、倉持技研で一夏専用のISを作る為にまだ作っているもう一つの専用機を打ち切りにしたことにONIは怒りを買い、倉持技研の株を爆買いし、倉持技研を吸収した後、もう一つの専用機の開発を再開した。実際、ONIは僕達の専用機を作ってもらったけどね。つまり、彼らの行動は骨折り損である。

 

 

………結論としては、仕事放棄はダメ、絶対………。

 

 

そして…今現在の僕達は、一年一組の女子達に囲まれて目線がキツイ感覚を味わられていた。正直言ってキツイです。

 

 

(此処までキツイとは…予想外だった)

 

(………女子達の目線がキツイな)

 

 

そう考えていると、このクラスの担任の先生がやって来た。

 

 

「…はい!みなさん、この一年一組の副担当“山田 真耶”です。よろしくお願いします」

 

「「よろしくお願いします。………ん(あれっ)?」」

 

 

僕と一夏が副担任の山田先生に挨拶をしたものの、他の女子達は無言で返した為に山田先生が少し困っているようだ。

 

 

「…えっと、み…みなさん?返事していただけないとこっちが困っちゃうのですが」

 

 

…修正、かなり困っているようだ。

 

 

「と…取り敢えず自己紹介をお願い致します。先ずは、泉谷君」

 

「あ…はい」

 

 

挨拶はどうするか…?取り敢えず、ONIで練習した挨拶にしますか。そう思いながら僕は、みんなの前で例の挨拶をするのであった。

 

 

「…本日IS学園に入学したSPARTAN-Ⅱ Sierra105 泉谷 星矢です。ISを動かしてしまった為、ONI社のテストパイロットとして入学しました。以後よろしくお願いします…」

 

 

自己紹介をしたら一部の女子達がざわめき、呟いた。

 

 

“泉谷君がSPARTAN?!”

 

“ONIって、あの有名な会社の?”

 

“ISの天敵であるSPARTANが、何でこのIS学園にいるのよ”

 

 

一部の女子の内2人が珍しく思い、1人は女尊男卑勢に染まった女子で、僕のことを歓迎したくない様だ。

 

残りの女子達は、“き…”と途中で言葉を切った時に僕は何を悟ったのか、指で耳の穴を塞いだ。一夏も僕と同様に耳を塞いだ。

 

すると女子達の黄色い声援がクラスに響いた。

 

 

「SPARTANがイケメンな人だなんて思いもしなかった!」

 

「IS学園にイケメンSPARTANが入って来るなんて!」

 

「私、女でよかったー!」

 

 

…何かと大歓迎であった。SPARTANはいつから女子達のプライベートアイドルになったんだ?

 

 

「…全く、このクラスには馬鹿どもしかいないのか?」

 

「あっ…織斑先生、向こうのお仕事を終えたのですか?」

 

「ああ、丁度終えたところだ。…では諸君、私がこのクラス担任の“織斑 千冬”だ。これからお前達を一人前のIS操縦者として私の持てる全てを叩き込むつもりだ。私の指示に対してはハイかイエスで答える事だ。いいな?」

 

 

どこの暴君ですかとツッコミたいが女子達の黄色い声援でツッコム気力が抜けた。すると僕の目の前から出席簿が飛んできたの確認し、白刃どりで頭部の直撃を防いだ。

 

 

「泉谷……貴様、何か良からぬ事を考えていたな?」

 

「いや…それ以前に出席簿を手裏剣の様に投げるのはどうかと思いますが………」

 

 

織斑先生は「良からぬ事を考えてた泉谷が悪い」と答えて授業を始めた。……何でさ。因みに一夏は普通に挨拶ができたのに対して織斑先生は「及第点だな」と評価していた。

 

 

 

午前の休憩時間………

 

 

 

午前の前半の授業を終えた僕は、一夏の所に向かった。

 

 

「一夏、まだ生きてる?」

 

「あ…嗚呼、如何にか女子の視線に耐えながらだけど………」

 

 

僕と一夏は、女子達の視線の中でかなり精神的に参っていた。流石の僕達でもこれはきついよ………。すると一人の女子がやって来て声をかけて来た。

 

 

「………ちょっといいか?」

 

 

その女子はポニーテールの髪型をし、大和撫子と思わせるくらい綺麗な女性であった。すると一夏がその女性が誰なのかが分かった。

 

 

「……もしかして、箒か?」

 

「箒?確か、篠ノ之博士の………」

 

「姉さんの話はやめてくれ……それよりも一夏を借りていいか?」

 

 

……やっぱり、篠ノ之博士の妹の箒だったか。一夏を借りたいというと彼と話がしたいからと思われるな。

 

 

「嗚呼……構わない。一夏、久しぶりの友達だろう?少し彼女と話したらどうだろう?」

 

「……そう…だな。一旦席を外すよ」

 

「分かった。チャイムなる前に戻って来てくれ」

 

 

そう告げた後箒と一夏は、一旦教室を出て屋上に向かって行った。……若いっていうのこういう事なのだろうかな?そう考えていると………

 

 

「ちょっとよろしくて?」

 

 

今度はイギリス貴族的な女性が僕に声をかけて来た。でも…何処かで聞いた様な声だな?そう思って声をかけた方へ身体を向けるとそこには、セシリア・オルコットが居た。

 

 

「……セシリアさん?」

 

「お久しぶりですね、星矢さん」

 

 

セシリアさんがIS学園に入っていたのだ。何故僕はセシリアさんと知り合いなのかというと一年前にIS委員会からONIにSPARTANとISの合同演習に参加してほしいとの事でONIはそれを承認して僕も例外なくSPARTANとして合同演習に参加した。各国のIS代表者対SPARTANの戦いの中でイギリス代表者のセシリアさんと知り合ったのはこの時で、相手も全力で来たのでこちらも全力で立ち向かった結果、SPARTANチームの圧勝で終わった。この合同演習の目的は大方、SPARTANの戦闘データが狙いだったのだろう。まぁ…全力で相手したのでデータらしい物は取り難かったと思われるな。その合同演習後にセシリアさんと知り合いになり、名前で呼び合う仲になったのだ。

 

 

「あ…うん、本当に久しぶり。約一年ぶりかな?」

 

《少佐殿、精確には8ヶ月と10日です》

 

 

アルが僕とセシリアさんの再会時間を報告して来た。アル、タイミングが悪いよ。僕や一夏を除き女子しかいない所に新たな男性の声を聞いた女子達がざわめいた。

 

 

「え?!今、星矢君達以外の男の人の声が聞こえた?」

 

「何か星矢君の方から聞こえた様な………?」

 

「星矢さん?今の声は…一体?」

 

 

セシリアさんもアルの存在に気付きかかった様だ。ここで下手な嘘は出来ないな。別にAIの存在をバラしても大丈夫だし問題ないかな?コール議定条約がある訳じゃ無い訳だし………。

 

 

「嗚呼………えっと、紹介が遅れたけど今の声は僕のサポートAIの声で名前は“アル”。もう一人は“ターニャ”。ターニャは女性タイプのAIだよ」

 

《どうも初めまして。私はSPARTAN-S105のサポート兼ストッパーのスマートAIのアルです。以後お見知り置きを………》

 

《えっと………ターニャだよ〜。サポート兼ストッパー役の方を担当をしてるAIだよ〜。よろしくね〜》

 

「スマートAI!?普通のAIなら分かりますが、まさか喋るAIがONIに居たなんて………」

 

 

確かに、この世界の技術水準じゃ人間並みに喋るAIを作るのにそれなりの年月がかかるだろうな。まぁ…ONIの技術者と僕の特典が混ざり合ってスマートAIを作れる技術を得てしまったからね。…主に僕の存在のせいかもしれない。それとアルにターニャ、ストッパーて何?僕は問題児じゃ無いよ………。

 

AIを紹介した結果、主にターニャの人気がうなぎ上りに上がっていた。そしてアルは、ロボット的且つ人間的な会話で学園の雰囲気に溶け込んで居た。アル曰く、《郷に入っては郷に従えというものです、少佐殿》だそうだ。セシリアさんと再会した後、次の授業の為に教科書と鉛筆を持って次の授業の準備をした。授業の内容は、ISに関する事やアラスカ条約についての事であった。一応ONIで予めISについての知識を一夏と共に学んでおいたから問題はなかった。

 

 

 

放課後………

 

 

 

全ての授業を終えた後、僕達はONI日本支社に帰ろうとしていると山田先生が僕達を見つけて引き止めた。

 

 

「織斑君!泉谷君!二人の寮の部屋が決まりましたよ!」

 

「山田先生?それに、寮の部屋?」

 

「何で急に?僕達は確かONIが用意したホテルで通学するのはずなのですが………」

 

 

一応僕達は、ONIが用意してくれたホテルでIS学園に通学する予定だったのだが……

 

 

「私が用意して置いた。それと泉谷、お前の父親から連絡だ。“IS学園の寮で楽しく青春しろ”だそうだ」

 

 

ホテルからIS学園に通学からIS学園の寮生活に変わった様だ。しかも父さんの差し金ですか………。父さん、青春も何もこっちは普通に生活したいのですが………。

 

 

《少佐殿、この様な状況は“諦めが肝心”です》

 

《少佐のお父さん、ちょっとした親バカなんだよな。お父さんに説得してくれと頼まれても結局は失敗に終わるから………無理だな(・x・)》

 

「うるさいよ………二人共。そうとなると、生活に必要な荷物とかは?」

 

「その件については、私がONIに用意してもらった荷物は此処へ運んでおいた。ONIも私の案に賛成とのことだ」

 

 

織斑先生………確かそれ、買収と言うのでは?と思った瞬間、出席簿が僕の頭に当たろうとしていた。僕は何とか当たる前に状態を反らして回避した。

 

 

「泉谷、また良からぬことを考えていたな?」

 

「いや…それ以前にそれだけの理由で出席簿で叩く理由としては矛盾しません!?」

 

「諦めろ星矢、此処じゃ千冬姉……じゃなかった。織斑先生がルールだ」

 

 

そう一夏が言った瞬間、一夏の頭に出席簿が直撃した。今のは痛そうだ………。

 

 

「織斑が言った言葉は少しアレだが………そう言う事だ。織斑の部屋は1025号室で、泉谷の部屋は1030号室だ」

 

 

織斑先生はそう言って僕達に寮の鍵を渡した。鍵を渡した後、学園の大浴場はまだ使えない事を伝えた後、山田先生と共に教員室に戻っていった。そして僕達は、渡された鍵の番号の部屋に向かうのであった。

 

 

「……一夏、分かっていると思うけど部屋に入る前にノックして誰か居るのかを確認してから入るようにね?」

 

「分かってるよ星矢。流石に不用心に入ったりしないって………」

 

「一応…ね?それじゃ、また明日」

 

「応、明日な」

 

 

僕と一夏はそれぞれ自分の部屋に向かった。そして……1030と書かれたドアを発見し、ドアをノックした。

 

 

「すいません、今日から同居することになった星矢なんですが……誰かいますか?」

 

「せ……星矢さん?!……ちょっとお待ちくださいまし……」

 

 

その部屋からセシリアさんの声が聞こえた。……ここ、セシリアさんの部屋だったのか。しばらくして………セシリアさんが“入っていいですよ”と入室の許可を得てセシリアさんの部屋に入った。

 

 

「まさか星矢さんが同居の人だったなんて予想外でしたわ……」

 

「ん?織斑先生に鍵を渡されてそのまま此処に来たんだけど、まさかセシリアさん……織斑先生から僕が此処に来る話を聞いてないの?」

 

「え……えぇ。織斑先生は部屋割の調整の為に同居する人がくるとしか聞いてませんわ」

 

 

“……そっか。”と呟いた僕は、一旦シャワーの使用時間を決めようとセシリアに伝えてセシリアもその事に了承した。20時〜21時は僕で,21時〜22時はセシリアさんの順番で決まった。

 

因みに余談であるが、1025室から何かしらと鈍い音が聞こえた。

 

 

 

PM 21:00

 

 

 

セシリアさんが大浴場に行っている間、僕は織斑先生がホテルから持ってきた荷物の中にあるノートPCを使って、ONIから受け取った専用機のデータを見ていた。このミョルニル・アーマーはGEN2を応用し、ミョルニル・アーマーのコアをISコアに取り替えた物だということをスタッフから聞いている。一応初期設定状態になっている為に外見はMk−Ⅵのアーマーの色がグレーカラーである。そこで僕は腕時計を見た。この腕時計こそ、星矢や一夏の専用機の待機状態である。待機状態になっている腕時計を部位展開し、左腕のアーマーを展開した。その左腕アーマーに付けられているニュートラル・ネットワークパネルのUSB差し込み口にあるUSBメモリを差し込み“あるアーマー”のデータを専用機にアップロードした。表示が100%と出た事を確認した後、メモリを取り外し部位展開した左腕アーマーを待機状態に戻し、そのまま明日の準備を行った。

 

 

星矢Side out

 

 

 

束Side

 

 

一方の束は、束の隠れ家である無人島とは別の無人島に居た。何故彼女は別の無人島にいるのかというと、此処に古代フォアランナーの遺跡があるとの情報をONIアメリカ支社の情報端末から遠距離ハッキングし、入手し束の自信作、無人稼働IS“ゴーレムⅠ”を率いて遺跡内部を探索をして居た。因みにONIにハッキングした後、ハッキングされた事をバレない様に偽装した為ONIは天災にハッキングされた事に気付いてはいなかった。そして………束は現在、古代フォアランナーの遺跡にある端末に目に入った。

 

 

「凄い……!私やONIの技術水準を遥かに上回っている。流石は私たち人間のご先祖様?だね。これなら箒ちゃんのISが完成するのもあっとゆうまに出来上がりそう!」

 

 

束は、妹なる箒の誕生日に向けて箒専用のISを作っていたのだ。その為に古代フォアランナーの技術を解析し、箒の護身用兼束の姉として妹に贈る最高のプレゼントたるISを完成させようとしていたのだ。………すると一体のゴーレムが、レーダーに反応があったのか上を見上げた。

 

 

「うん、どうしたの?………?」

 

 

束が護衛のために連れて来たゴーレムに話しかけるが、ゴーレムは束の声を聞いていないのか上を見上げたままであった。束もゴーレムが向いている方を向けると、そこにはハッチらしい物があった。するとハッチが開き、そこから()()()()が出て来た。その機械は宙に浮き、そのまま束やゴーレムがいる方へ向いた。その機械こそ、古代フォアランナーが作り出したロボット“センチネル”である。センチネルの主な役割は、古代フォアランナーのテクノロジーを守ることであるが束達の前に現れたセンチネルは、束に近づき右アームユニットをゆっくり前に突き出した。これを見た束は………。

 

 

「………もしかしてそれって、“握手”なのかな?」

 

 

束も右手でセンチネルのアーム部分を握り、握手を交わした。握手を交わし終わった後、センチネルは束達について来てと言わんばかりにアームユニットを動かして、遺跡奥へと向かっていった。束達は先ほどのセンチネルの後を追いかけた。遺跡のとある部屋でセンチネルがアームユニットで何かを掴んでいた。センチネルが掴んでいる物は丸く、如何にもセンチネルと似た機械と思わせるレンズが付けられていた。しかし……その球体状の機械らしき物は動く気配がなかった。すると束はある事に気付く………

 

 

「もしかして、その子を直して欲しいの?」

 

 

センチネルは肯定と示すために球体状の機械を束に渡した。その球体状の機械は、外見は無傷のものの内部のコンピューターユニットが故障しているのを束は理解した。

 

 

「直るか如何かはわかんなけど……任せて!束さんの持てる力を持って治してみせるから!」

 

 

束は事前に持ってきた束専用のノートPCを起動させ、コネクターを球体状の機械に繋げてリカバー作業を行なった。

 

因みにゴーレムは、センチネルとネットワークを共有しネットワーク内で話し合っていた。

 

 

 

30分後………

 

 

 

束は、己が持つ技術を使って何とか球体状の機械のリカバー作業を成功させた。

 

 

「うへぇ〜………まさかここまで複雑な構造に作られていたなんて思いもしなかったよ。でも……これで何とか再び動けるようになったはず!」

 

 

そういって束は、ノートPCのENTERキーを押して球体状の機械の電源を入れた。すると球体状の機械のレンズが発光し、センチネルと同じように宙に浮いたのだ。

 

 

「いやはや……何方かは存じませんが、私を直していただき有難う御座います。私は此処のテクノロジーである“フォージ”を管理する為に作られました管理ロボット“サウザンド”1000番目のモニターです。そして、私と同じようにテクノロジーを守る為に作られた戦闘用ロボット、通称“センチネル”です。今貴女が後ろのロボットと話し合っているロボットがそうです」

 

「へぇ〜……そうなんだ。じゃあ…センチネルは“センちゃん”で、モニターは“モニちゃん”だね!」

 

「あの〜……私にそのような呼称をつけられましても………」

 

 

これが天災こと束と古代フォアランナーの管理ロボット“モニター”と戦闘用ロボット“センチネル”の出会いであった。

 

 

 

続く。

 

 




HALO4のアーマータイプで好きなアーマーは何ですか?
因みに自分は“Recruit”が好きです。

次回はクラス代表決めです。
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