人生の再テスト!?   作:鎖麗

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第10話

「では 落ち着いたところで

 みんなに相談したいことがある!」

 

と 私たちがお弁当を食べ始め 数分が経ったころに清継が言ってきた

 

「相談?」

「なんのー?」

 

そう問いかけた巻さんと鳥居さん

 

「ええー ほんとに行くんすか!」

 

行くってどこに行くのよ

ていうか 島 あなたいつからいた?

 

「ああ そうさ

 あの旧校舎に行くんだよ」

 

旧校舎…

道路を作るために学校から切り離された旧校舎は 今は誰も近づかない

…それにあそこは…

 

「最近 あそこは妖怪が出ると噂の場 所なんだよ」

 

その言葉に島が反応した

 

「ええ?でも それって幽霊じゃない んすか」

 

…幽霊?

 

へえーそうか幽霊が出るのか

妖怪じゃなくて幽霊が

 

でも 違うはずだ

 

原作では 妖怪が出てきたはずだ

 

…いや でも ほんとだったら

この中には美亜も連も杏も私も存在していなかった

そしたら旧校舎にいないはずの物が出るのもアリなのかもしれない

 

はははっ

 

「清継くん 私 今日はお稽古がある からいけないの ごめんなさい」

 

ふふふ もしかしたら幽霊がでるかもしれない旧校舎に私は行かない

 

出ない確率が100%になるまで

絶対に行かない

 

でる確率が1%でもだ

 

「え?なにいってんの?

 漓乃音お稽古なんてしてないじゃん」

 

ほんとーに余計なことばかりいう兄だな

 

マジで黙ってろよ

 

本気で その口を縫ってあげようか?

 

「ふっ 璃乃音くん 怖いのかい

大丈夫さ 僕たちが危なくなったら きっと彼が助けてくれるだろう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで夜

 

ああー 何で来てしまったんだ

今すぐ帰りたいー

幽霊出ちゃうかも何でしょ?

嫌だよー 今すぐ貧血で倒れてもいいから帰りたいよー

 

「はあ…」

 

重い 重いため息をつくと

リク兄様が不思議そうに顔を除きこんできた

 

「…ねえ 璃乃音 そんなに怖い? 旧校舎に行くの

幽霊でしょ 怖いのって 妖怪とそんなに変わんなくない?」

 

そう不思議そうに首を傾げたリク兄様に

反論の視線を向ける

 

「あのね リク兄様

私にとって 幽霊と妖怪は別物なの

妖怪は 私たちは近くで一緒に暮らしてる

だから存在がわかってる 家族だもの

…でもね 幽霊は見たこともない

存在しているのかもわからない

でも 確かに いる という話は聞く

 

私にとって 存在しているか いないかなのよ 問題は」

 

そう私にとって存在しているものなら 変な噂がたったところで

なにも感じない

 

でも 存在しているという確信がないにも関わらず

変な噂がなくなるどころか増えているのがめっちゃ怖い

 

「ふーん 璃乃音は存在しているかわからないものが怖いんだ」

 

「…そういうことね」

 

そうこうしているうちに集合場所についた

 

「揃ったようだね メンバーは10人か」

 

 

 

リクオside

 

僕は集合場所についた後璃乃音と別れた

 

それにしても 今から行く旧校舎…

 

何か嫌な予感がした

 

まさか本当にいたりして…

 

もし うちの組のやつがいたら…

厳重に査定しなきゃ みんなを危険にさらすわけにはいかないもんね

 

ウンウンと頷いて考えていると

 

視界にカナちゃんが写った

 

「…え!? カナちゃん!?

何で どうして! 怖いの苦手じゃなかったの?」

 

僕はカナちゃんがいたことに驚いた

 

怖いのが本当に苦手なカナちゃんがはそういう系のものを

避けて関わらないようにしていたはずなのに

 

「別にいいでしょ!

それより リクオくんは何でよ〜」

 

そう言って何かをはぐらかすように言って僕に言ってっきた

 

そんな僕たちの

向こう側では 清継くんと女の子が話していた

…見たことないな

 

その子は及川氷麗ちゃんというらしい

その子もこういう妖怪系が好きらしい

及川さんと一緒に来た倉田くんも

 

「…物好きがいたもんだ」

 

そんなことを呟いた時 璃乃音がいる方から

 

「えーーーーー!」

 

という何かを驚いたような声が聞こえた

 

 

 

 

璃乃音sid

 

集合場所につき リク兄様と別れた後

いつものメンバーが集まる場所へ足を運んだ

 

3人は私がいることに気づいてないのか

こっちにを見ずに話し続けてる

 

でも少し離れているからか 話の内容がうまく聞き取れない

 

「…吊り橋効果…二人で… 」

 

「余計……俺は別に…」

 

「素直…みんな知って…」

 

「私たち…行か…」

 

「二人で…」

 

うーん何の話だ?

 

みんなのとこについて 美亜の方をポンポンと叩く

 

「わっ!」

 

勢いよくこちらに振り向いた美亜は

私だと認識した瞬間 顔がサアーっと青ざめた

 

「今の話し…聞いてた?」

 

今の話って…

 

「内容がわからないから今から聞こうと思って

方を叩いたのだけれど」

 

そういうと 全員が顔を見合わせ ふう〜 と安堵のため息をついた

 

えー もしかして私に聞かれたくない内容だったの?

 

私優しいから 無理やりは聞かないけど…

隠し事は好きじゃないのよね〜

 

むすっとしてしまっている私の表情に気づいた美亜は

そんな顔しないで と優しく笑った

 

「…私たち 今、ね。 話してたんだけど

実は私たち来たにはいいけど 中には入らないんだ」

 

その言葉に私は目を見開いた

 

嘘でしょ 幽霊から守ってもらおうと思ってたのに…

 

「ほら 私は 両親が厳しいから もし今から帰ってこいって言われても

帰れなかったら困るでしょ?

それに 杏はもしも 中には入って体調が悪くなったら大変だから

私たちはここで待ってることにしたの」

 

そっか ならしょうがないかも

 

ん? なら何で来たの?

 

そう素直に聞くと

 

「えっと…その… ほらもしも勝手に入ったことがバレないように見張りを

しようと思って…ね?」

 

そう確認をとるように杏のほうを向くと コクコクと美亜に頷き返していた

 

ふーん 何か怪しい気がするけど…

 

まあ 気にしないことにしてあげる

 

「…それでね 今相談してたんだ 璃乃音と誰が行くか」

 

私と一緒に行ってくれる人?

 

「そう ほら 璃乃音ってさ こういう系苦手でしょ

だからついて行ってあげたいけど 私たちは無理だし…

そこで 蓮くんに頼んだの

そしてら清くOKって」

 

な 何を言ってるんだ 美亜

 

正気なのか もしかして熱でも出したんじゃあ…

 

そう顔を強張らせた私を見た瞬間

美亜と杏は

が私を隅まで引きずってめっちゃ質問して来た

 

「…ちょっと 何なの? いきなり…」

 

私は次に繋げるはずの言葉が出てこなかった

 

二人の顔が 怖い

私の顔が引き攣る

ヒクヒクと頬の肉が動いてんのが分かる

 

そんな時 …ねえ と幽霊みたいなか細い声で美亜が

 

ひっと声をあげた私を無視し 次は杏が言ってきた

 

「お兄ちゃんのこと どう思ってるの?」

 

え?蓮のこと?

どう思ってるって言われても…

 

「幼馴染? 腐れ縁?」

 

そう答える私に

 

「「そーいう意味じゃなくて!」」

 

と 息ぴったりにそうツッコミ?をしてきた

何だよ 他に思うことなんてなくない?

 

他に思うこと…思うこと…

 

あ!

 

「ムカつく事に 顔が恐ろしく整ってると思う事も多々ある」

 

羨ましいよ と顔をしかめながら言う私に

 

はあ?と言う顔をした二人は

 

少しだけ二人で話し出した

 

「ねえ こう言うのって無意識ってやつだよね」

 

「そうだね でも あの顔で羨ましいって言われるとか…」

 

「逆に嫌味にしか聞こえない」

 

濡れたように艶やかで長い漆黒の腰まである長い髪

透き通るように白い肌

漆黒の瞳は彼女の魅力をよりいっそう引き立たせている

唇は ほんのり紅みがかっていて

すらりとした手足に形のいいくびれ

その美貌は男たちに告白するのを躊躇させるほど

 

その本人は自分の美貌に気付いてないのか…

 

「はあ…」

 

二人は揃って重いため息を吐いた

 

そしてくるりとまた璃乃音に向き直った

 

「・・・そういう意味じゃなくってね?」

 

私の意味は違ったらしい

 

恋愛対象として見ているのか

 

そう聞かれた







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