人生の再テスト!?   作:鎖麗

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更新遅くなって すいません


五章 怒り

璃乃音Side

 

私は学校が終わった後 美亜の案を実行すべく

バスには乗らず帰り道の途中にある本屋さんによった

 

やっと見つけたその本は 漫画でも絵本でもない

 

表紙には 綺麗なお姉さんを先頭に 綺麗なお姉さんたちが

五人ほど並んでいた

 

お姉さんたちの頭のあたりには でかでかとでも上品な文字が書いてある

 

     レディ

 「完璧     レッスン」

 

     お嬢様

 

私はそれを手に レジへ向かった

店員さんは ランドセルを持った子供が これを買うことに

疑問を持ってるらしいが 何も聞かずにお支払いしてくれた

 

帰り道本を包んでるビニールを破ってポケットに入れた

子の本を開く前にさっきの美亜から言われたことをもう一度

 

 

 

「そんなに悩んでるなら 自分の女子力を最高まであげて

 綾瀬君をみかえしてみたらいいんじゃないかな」

 

そう言った美亜の言葉に食いついた

 

「女子力?女子力をあげれば綾瀬を見返すことが出来るの!?」

 

美亜は私がこんなに食いついて来るとは 思わなかったのか

吃驚したようだったけど 眉をハの字にして笑って言った

 

「確信は持てないけどね それに 蓮君を自分に惚れさせるのも

 一つのてだと思う でもあんまりおすすめはしないよ」

そういった美亜は苦笑いしながら璃乃音の方を見ると 璃乃音の顔を見ただけで考えていることが分かってしまった

璃乃音の心の中では 

惚れさせると確かに見返せるよね  

好きになった子に前 ブス とか 女子力低いって言ったなんて考えただけでも蒼白もんだよね

よし 女子力あげまくって惚れさせる

 

てなわけで今に至る

よし 綾瀬 待ってろよ その目

ピンクハートに変えてやろうなんて思いながら

ページをめくる が

 

これってさ… 誰でも出来るていうか私が

パ―ティのときやってやつなんじゃ・・・って私何考えてんの

 

パ―ティなんて出たことなんてないじゃん

 

でも確かにやってた覚えがあるんだよな

 

うーん んんー

 

その時空から声がした

 

「璃乃音さまー どこにいっらしゃるのですかー

 璃乃音様ーいたら返事をしてくださーい」

 

鴉天狗か…

 

返事って

 

「はーい」

 

と素直に返事をしただけなのに 

 

「璃乃音さま どこにいらしたのですか!

 もう リクオさまは帰られていますよ!

 ・・・バスに乗らなかったということは 歩いて帰ろうと思っていたのですか!

 この距離を!? あなたは本当に さすが 

 血を受け継いでいらっしゃるといいますか…

 自由翻弄と言いますか…」

 

こっぴどく叱られました

 

そのまま 鴉天狗に空で飛んでもらって家まで帰った

 

 

「へえー 今日寄り合いがあるんだ・・・

 お茶持っていってあげよ!」

 

そう言って準備をしようとすると 氷羅がやってきて

やらなくていいという

大丈夫と無理やり押しやり 部屋を出た

 

なんだか 出来る気がするの

なんでか分からないけど 昔 やってたように…

って思う自分がいるの

 

背筋を伸ばして 前を見て 音を立てずに歩く

 

そんな時 前に 誰かがいた

 

真黒の髪の毛は 腰あたりまであって 緩いウエーブになってる

 

背も高校生ぐらいで 優雅に歩いてる

 

あれは 私 だ

 

あれは 前世 の 

 

ズキッと頭が何かに殴られたような痛みに襲われた

 

あまりの痛みにその場に立ち止まっていると

どたどたと足音を響かせて リク兄様が走ってきた

 

あまりに急だったから よけきれず 激突

 

お茶が私の体と廊下にこぼれた

 

時間が経っていたけど 熱いことには変わりなくて

顔を歪ませた 

 

その時 リク兄様は 私の顔も見ず走って行ってしまった

 

いつもだったら 謝ってくれてたのに どうして…

 

そう言えば リク兄様は寄り合いに参加してたんだっけ

 

何か会ったのかも 行ってみよう

 

そう言って向かった先では 

 

「総大将・・・失礼ながら リクオ様は 本当に血のつながりがおありか・・・?

 姿 形はもとより 考え方もまるで人間ですなあ・・・」

 

「カカカ 困ったもんですな 

 どうやら若は まだまだ遊びたいさかりのお子様のようじゃな・・・」

 

リク兄様を小馬鹿にしているような言葉ばかり

 

・・・

 

その場に正座して 手をついた

 

「失礼いたします 璃乃音でございます 」

 

そう言って 襖を開けた私の目に映ったのは

爺様の驚いたような表情と普段の私を知っている 寄り合いで集まった幹部たち

 

「ど どうしたのじゃ そんな 改まって・・・」

 

あまりの驚きにどもっている爺様の言葉を無視して

幹部たちを見回す 

きっとリク兄様を あんな風にさせたのは あいつだ

 

その場を立ち 爺様の隣に 失礼します といって座る

 

真っ直ぐ前を見る 警告するのはあいつだ

 

でも これは ほかの妖怪たちへの 忠告でもある

 

「失礼を承知で申し上げます。

 ・・・ガゴゼ様

 あなたの悪事は耳に入っております。

 神隠しに子供の地獄送り ほかにもたくさんの

 悪事をやっていらっしゃるとか・・・

 さすが 妖怪らしいことをされます。

 ですが…私の家族を貶した罪は重いですよ。

 あなたは とても恐れられている

 ですが あなたのその恐れは 正しいでしょうでしょうか。」

 

そう言ってその場を立ち襖のところを見る

 

みんなの視線が 背中に刺さる

 

襖の前に立ってくるりと向き直る

 

「その座が欲しいからと言って 馬鹿な真似はしないように」

 

失礼しました

 

そう言って部屋を出た

 

明日は ガゴゼがきっと バスを襲うのだろう

 

全て思い出した 私がこの世界に来た理由も

 

私の前世を 思い出した

 

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