ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

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どうも、早く千歌と一誠、パラドにマックス大変身と言わせたい疾風の警備員です。

テレビでは次回ムテキゲーマーが見れるッ‼

って思ってたらまさかの今週休み…………永夢よ、ゴルフバグスターをリプログラミングしてくれぇッ‼‼

まあ私の心の叫びはともかく、本編どうぞ。


始まるPROJECT

ヴァーリside

 

「まったく、何処から侵入してきたんだ…」

 

「私、眠いよ~…」

 

俺は真夜中にグレモリーから来たはぐれ神父対応の応援要請で、千歌と共に現場に向かっていた。

 

「今度グレモリーと一緒に、侵入できそうなルートをしらみ潰しに消していくか…?」

 

面倒な事だと思いながらも飛行していたら、一人の神父を発見した。

 

「あれか…いくぞ、千歌。」

 

「え…?あ、了解‼」

 

ようやく目が覚めた千歌と一緒に神父の前に降り立つ。

 

「そこまでだ。」

 

「ありゃッ!?ま~だ居たのかよッ‼あんにゃろう共、アーシアちゃんだけじゃなくて、オレっちも連れていってくれてもいいのに………これって差別だと思いませんッ!?」

 

「知らん。」

 

何故敵である俺に聞く?

 

「まあいっか………ちょっち不完全燃焼だったんで…アンタ等悪魔さんチョンパして…完全燃焼しますかね‼」

 

瞬間、神父は懐から銃を取り出し撃ってきたので、千歌と左右に跳んでかわした。

 

「千歌、行くぞッ‼」『TADDLE FANTASY!!』

 

「うんッ‼」『マイティブラザーズ・ダブルエーックス‼』

 

俺達はガシャットを起動させたら腰にゲーマドライバーを装着した。

 

「術式レベル50、「変身‼」」

 

『ガッチャーン‼デュアルアップ‼タドルファンタジー‼』『ガシャコンソード‼』

 

『ガッチャーン‼レベルアップ‼マイティブラザーズ・エーックス‼ガッチョーン。』

 

「だ~い変身‼」

 

『ガッチャーン‼ダブルアップ‼マイティ・マイティ・ブラザーズ‼(HEY‼) ダブルエーックス‼』『ガシャコンキースラッシャー‼』

 

変身が完了したらすぐさま武器を掴み、俺と千歌Rが神父へと駆け出す。

 

「いくらコスプレしようがッ‼」

 

左右から挟む様にして剣を振るうが、神父はそれを銃と新たに持った光剣で受け止めるも、力の差が大きいのでどんどんと押し込んでいく。

 

「あら、中々渋といじゃない?」

 

「いやちょ待って!?何アンタ等!?力強すぎっしょ‼なんすかこの力の差は!?」

 

「これが【現実(レベル制MMO)】の理不尽ささ。」

 

「まてコラ、今何か当て字しただろ!?それ、明らかにオレっちのセリフだよね!?」

 

「メタな会話は禁止ぃーッ‼」『ガシャコンブレイカー‼』

 

神父を押さえつけていたら、遅れてきた千歌LがBボタンを3連打したハンマーを神父の腹に思いっきり叩きこんた。

 

「ぐぅうえっぷッ!?た、タンマ…‼マジ吐きそう…」

 

「だが断る。」

 

今の一撃でグロッキーになっている神父に、俺は波動をぶつけて壁に衝突させる。

 

「エバラッ!?」

 

「「焼肉の~タレ♪」」

 

「ボケにボケを返さんでいい…」

 

神父の悲鳴に千歌ーズがリズムよくボケたのを、俺は呆れながらツッコんだ。まあ、あのタレはウチの焼肉には欠かせない物だけど…っておい、ハイタッチしてんじゃない。

 

「いや…マジヤバじゃん…‼こうなったら俺の必殺技を見せてやる‼」

 

「警戒しろ、何かする気だ。」

 

「「うん(ええ)ッ‼」」

 

必殺技という単語に一応の警戒をしつつ、攻撃のタイミングを狙っていたら…

 

「必殺………………………絶対逃走ッ‼‼」

 

「うわッ!?」「「キャアッ!?」」

 

そう言って懐から何かを出すと、それを地面に叩きつけ眩い光が俺と千歌ーズの視界を奪った。

 

「ナハハハハハッ‼あばよ、とっつぁ~んッ‼‼」

 

「そこまで老けてねぇよッ‼‼」

 

「「ツッコむとこ、そこッ!?」」

 

光が収まるとそこに神父はいなかった。

 

「ちッ‼逃げられたか…」

 

「あう…目がチカチカする~…」

 

「千歌だけに?『『ガッチョーン、キメワザ‼』』ほんとスンマセンッ‼」

 

ちょっとお茶目をやったら、二人が無言で必殺技の態勢になったので、俺は威厳も何もかもをかなぐり捨てて土下座した。

 

「眠気と逃げられてイラついている時に下らないこと言わないでちょうだい………潰すわよ?」

 

「はい…」

 

千歌Rの怒りのオーラを浴びながら、俺は頷く事しか出来なかった。

 

あれ………?俺、王だよな?兵士じゃ無いよな?

 

なんだか泣きたくなってきたのを、必死に堪えながら俺達は変身を解いた後、グレモリーに連絡し家へと帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

「たく………何でこんな事に…」

 

俺は今、護衛として黒澤妹と一緒に駅前通りを歩いていた。おい、誰だ今「デートじゃねぇか!」とか言った奴………白状すれば顔面1発、シラを切ればもれなくライダーになってフルボッコにしてやんよ。

 

「先輩?…どうしたんですか、怖い顔して…」

 

「気にすんな。後、顔は生まれつきだ。」

 

そんなこんなでコイツのウインドウショッピングに付き合ってる。

 

「んで、今日は何か買うのか?」

 

「あ、いえ………今日は…新しい物がないか………見に来ただけでして…」

 

「ふ~ん…」

 

まあ、何を買おうと興味はねぇけど…

 

そんな感じに一応周囲を探りながら歩いていたら…

 

(ん?………いいッ‼)

 

視界にカナ姉と金髪の女の子が、正面からやって来るのが見えた。

 

(やべ………早くここから…)「あ、松浦センパ~イッ‼」「まじかよ…」

 

どうにか逃げる方法を考えていたら、黒澤妹に気づかれてしまってその上、二人の所へと駆け出してしまった。

 

これどう考えても、俺も行かなきゃいけねぇじゃねぇか…

 

その事にため息を吐きつつ、曜との約束があったのを思い出して右手で頭を掻きながら俺もその場に向かった。

 

「き、奇遇です…ね‼」

 

「あ、ルビィちゃん‼………………と、イッセー…」

 

「おう…」

 

俺に気づき驚くカナ姉に簡単な挨拶だけして、俺は顔を背けた。

 

「き、今日は…どうされたんですか?」

 

「え、ああ…この子に町の案内をしてたの。」

 

そう言って隣の子を見ると、その子が俺達にお辞儀した。

 

「そいつは?」

 

「アーシアちゃんって言うの、昨日こっちに来たばかりでね。」

 

「なるほど、それで昨日今日と会ったカナ姉が案内してたのか。」

 

「………昨日会ったなんて言ってないのに、よく解ったね?」

 

「別に………今日会ったばかりで、カナ姉がそこまでやったりはしねぇだろうなって思っただけだよ。」

 

その時、その金髪がカナ姉の袖を引っ張ってスマホを指差した。

 

「ん?…あ、ちょっと待っててね。」

 

その意味に気づいたカナ姉は、スマホのアプリを起動させて彼女に渡した。そして何か喋ると俺達に渡してきたのでそれを受け取り、黒澤妹にも聞こえるようにスピーカーモードにした。

 

『始めまして、私はアーシア・アルジェントといいます。』

 

「なんだ自己紹介か…「私は黒澤ルビィです。」お前もやんのかよ…」

 

スマホから聞こえる声に金髪は嬉しそうにしながら、今度は俺を見てきた。

 

ああ、ハイハイ……やってやるよ。だから俺に期待するような目を向けてくんな、ぶん殴りたくなる…‼

 

「兵藤一誠だ…」

 

その目に怒りを覚えながらも、なるべく表に出ないようにしてスマホに向けて喋った。

 

それを彼女は少し怖がりながら聞いていた。

 

どうやら抑えきれなかったか……

 

「あ、あの……どうせなら、この後は…………皆で歩きませんか?」

 

そこに黒澤妹が更に面倒な提案を始めた。

 

お前、自分が狙われてる自覚あんのか?

 

「私は構わないけど……」

 

カナ姉は少し心配そうに俺を見てくる。

 

「俺も別に構わないさ。」

 

俺がそう言うと、カナ姉が驚いた顔をする。

 

「こっちも別に目的が会った訳じゃないからな。」

 

「そっか……じゃあ一緒に行こうか。」

 

つー事で、ここからは4人で町を見ていった。途中食事がてら某有名ハンバーガー店に入って、初めて食べるアルジェントに食べ方を教えたり、町のゲーセンにあった幻夢CPのゲーム【きらめきアイドル】、通称きらドルとかいうアイドル育成型DCDの筐体に黒澤妹とアルジェントがハマったり、俺は自分の体を使って遊ぶリアル格闘ゲーム【KNOCK OUT FIGHTER】で最短記録でラスボスをクリアしたり、カナ姉は【ドレミファビート】で最高記録を叩き出したりしていた。

 

そして一休みするために、近くの公園で全員のアイスを買ってベンチに座って食べていた。因みに席は黒澤妹とアルジェント、俺とカナ姉だ。

 

「ん~‼はぁ~…受験勉強の疲れが吹っ飛んだよ。」

 

「そいつァ良かったな…」

 

「……ねぇ、さっきアーシアちゃんに少し怒ったでしょ?」

 

「……ああ。」

 

躊躇いがちに聞いてきたカナ姉に、俺はそう答える。

 

やはりカナ姉にはバレてたか……

 

「俺はあの目が嫌いだ。兄貴と同じ様に出来るって勝手に人に期待をして失敗すればすぐに蔑んだ視線に変わる……俺はアイツとは違う…勝手に期待してんじゃねぇ…」

 

「うん…」

 

「まぁ……アイツは兄貴の事なんて知らねぇだろうし、これは単なる八つ当たりだったな…後で謝っとくか。」

 

「その時は私も付き合ってあげる。」

 

そこで俺はカナ姉の方を向いて、頭を下げた。

 

「カナ姉も、あの時はごめん…」

 

「え…?」

 

「あの時は自分の喧嘩のやり方が情けなくてイラついてたんだ……それでカナ姉の言葉にカチンと来ちまって…あれも完全に俺の八つ当たりだ。ホントにごめん…」

 

「ううん、こっちも言い過ぎたし……じゃあおあいこって事で。」

 

「ああ、まあ喧嘩とかで受験に迷惑は掛けない様にするからよ。」

 

「イッセーの喧嘩くらいで人を落とす大学なんて、こっちから願い下げだから♪」

 

「ははッ‼言うじゃねぇか‼」

 

久しぶりにカナ姉とこんな風に話せて嬉しかったのか、俺はいつの間にか気が弛んでしまい……

 

「ピギャアッ‼‼」

 

「「ッ‼」」

 

だから、そこにいた敵に気づくのが遅れてしまった。

 

「ウフフ……やっと見つけたわよ、アーシア?」

 

「テメェはあの時の…‼」

 

声の方を向くとあの時、黒澤妹と国木田を襲ったアマが、黒澤妹の腕を後ろに回して捻り上げ、首元に光の棒を突き付けていた。

 

「せ…先輩…‼」

 

「黒澤を離せッ‼」

 

「アーシアをこちらに渡してくれれば、この子は返してあげるわ。」

 

「何で貴方に…‼」

 

「その子は私の計画に必要なの。」

 

「計画だぁッ!?」

 

コイツ……何を企んでやがる…‼

 

そしたら、アルジェントがアイツの下へと歩き始めた。

 

「アーシアちゃんッ!?」

 

カナ姉が驚いて叫ぶが、彼女はこっちを向くと儚げな笑みを浮かべ、また歩き出す。

 

アイツ……自分で自分を差し出すつもりかッ!?

 

そしてあのアマの前に着くと、黒澤妹と同じ様に腕を捻り上げた。

 

「まったく…面倒を掛けないで頂戴。」

 

「おいッ‼黒澤を離せ‼」

 

俺はそう叫ぶも、アマは不適に笑い……

 

「返す訳無いでしょ?この子の神器もついでに頂いていくわ。」

 

「テンメェ…‼‼」

 

それを聞いて殴り掛かろうとしたが、俺達の周りに魔法陣みたいなのが大量に浮かび上がった。その数はパッと見50近くあり、そこから何やら武装した神父みたいな格好の奴等が出てくる。

 

「貴方達はそいつ等の相手でもしてなさい。その間に私は全てを終わらせて、至高の存在になるのよ‼」

 

「先輩ッ‼」

 

「待ってろッ‼必ず助けてやっから‼‼」

 

そしてアマは黒澤妹とアルジェントと一緒に消えた。恐らく別の場所に転移したんだろうな。

 

「あんにゃろう…‼絶対ブッ飛ばす…‼」

 

「それよりどうするのよッ!?」

 

確かにカナ姉のいう通り、今はコイツらを殲滅するのが先だが……

 

(俺一人で何処までやれる?カナ姉を守りながらじゃ…考えろ、考えるんだ‼)

 

いくら俺が変身しても数が数だ。一斉に襲って来られたら流石に守りきれない。それでもなんとかしようと思考をフル回転させていたら……

 

「オイオイ…お荷物抱えてる奴相手に大人数での蹂躙プレイとか…………シラケる真似すんなよ。」

 

つい最近聞き慣れた男の声が聞こえた。

 

「誰だッ‼」

 

神父の一人が叫ぶ。俺は囲まれて見えないが、今の声は間違いない……

 

「パラドかッ‼」

 

「ヤッホー、一誠♪」

 

その声には緊張感は一切無く、まるで偶然会った友達に話しかけるかの様な余裕すら感じた。

 

「何でここに…‼」

 

「そんなのはどうだっていいだろ?」

 

「おい貴様ッ‼一体何者だ‼」

 

神父の言葉にパラドがいる辺りの空気が変わる。

 

「たく、外野がワーワー煩いな……俺の心を滾らせるなよ?」

 

『KNOCK OUT FIGHTER!!』《The strongest fist‼ "Round 1" Rock & Fire‼》

 

「変身。」

 

『Dual Up!!』『Explosion Hit!! KNOCK OUT FIGHTER!!』

 

「オリャッ‼」

 

聞こえてきた変身音の後に、パラドの掛け声と何かの激突音が聞こえたので俺はカナ姉を抱き寄せて下がると、神父が5、6人纏まって通り過ぎ、更に後ろの4人をプラスして飛んでいった。

 

「なッ!?」

 

「次は誰が遊んでくれるんだ?」

 

開いた囲いの間から見えたのは、パラドクスに変身したパラドの姿だった。

 

(これならここを突破出来るかもしれねぇ…‼)

 

俺はそこで考え浮かんだ方法をやるために、腰にゲーマドライバーを装着し、ギアデュアルΣを取り出して左にダイヤルを回した。

 

『SURVIVAL DRAGON!!』《Victory on your hand.Battle of Dragons!!》

 

「おいパラドッ‼どっちがコイツらを多く倒せるか、勝負しねぇかッ!?」

 

「へぇ~…面白い提案だな。心が踊る…‼」

 

「よっしゃ、決まりだ‼」

 

『デュアルガシャット‼ガッチャーン‼デュアルアップ‼』

 

『勝ち取れ‼ 勝利を、その手に掴め‼サバイバル・ドラゴン‼』『ガシャコンガントレット‼』

 

そして俺も神父達がパラドに気を取られてる内に、ドラゴネスへと変身した。

 

「イッセー…‼その姿って…」

 

「悪い、終わったらキチンと説明する。だから今は避難してルシファー達にこの事を伝えてくれ。」

 

「……わかった。だけど必ず無事に帰ってきて‼」

 

「あいよッ‼‼」

 

俺はカナ姉が逃げる為の道を作るため、出口に近い奴を全力で殴り飛ばした。

 

「今だッ‼行けッ‼‼」

 

「うんッ‼」

 

そして出来た道をカナ姉は走り抜ける。

 

「逃がすな‼アイツも殺せッ‼」

 

その指示に二人の神父が追い掛けようとしたので、俺が止めに行こうとしたら……

 

「なにやってんだよ、お前らの相手は俺達だ。」

 

「「グギャアッ!?」」

 

その前に動いていたパラドによって、殴り飛ばされた。

 

「ホライッセー、何時までもボーッとしてたら俺が全部貰うぞ?」

 

「はッ‼言ってろ‼勝つのは俺だけどな‼」

 

「そうこなくっちゃな♪」

 

俺達は背中合わせになるように立ち、拳を構える。

 

「さあ…」

 

「思いきり…」

 

「「暴れようぜッ‼‼」」

 

そして神父達へと突っ込んだ。

 

待ってろ黒澤……俺が必ず助けてやるッ‼




どうでしたか?

この章も後、2・3話で終わりにしたいと思います。

次回はルシファー眷属、廃教会突入‼

では、次回でお会いしましょう。

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