ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

世間ではクリスマスですね。皆さんはどうお過ごしですか?……え、私ですか?ハハ……仕事ですよ、しかも昨日からの36時間勤務(泣)

……では、本編をどうぞ…


BATTLEは波乱の中で

レーザー&グラファイトVSカイデンside

 

「そいやッ‼」

 

「甘いッ‼」

 

「そこねッ‼」

 

カイデンが振るう二振りの刀をグラファイトは受け止め、その隙に黒い部分が白になったカイデンの後ろに回ったレーザーが鎌にしたスパローで背中を切り捨てる。

 

「く…なんのこれし「どこを見ている‼」ぬあッ‼」

 

意識をそっちに移した瞬間、グラファイトが刀を上に弾き横凪ぎにグラファイトエッジを一閃、防御も出来ずにもろに受けたカイデンは後ろへと吹き飛んでいく。

 

「ぐあッ!?貴様ら…二人がかりとは卑怯だぞッ‼」

 

「時間停止等を使っている貴様らに、相手を卑怯と罵る資格はないッ‼」

 

「なにを解らぬ事を…‼」

 

立ち上がったカイデンは刀を握り右腰に添えて姿勢を低くする…所謂抜刀の構えをとる。

 

「なら、私が受けて上げる‼」『ガッチョーン、キメワザ‼』

 

そこでレーザーが1歩前に出て、レバーを閉じて必殺技の発動体勢になり、力が溜まった所でレバーを開いた。

 

『ガッチャーン‼ HIGH SPEED!! CRITICAL SONIC!!』

 

「Ready…………GOッ‼‼」

 

レーザーはカイデンへと駆け出すとその左右に更にレーザーが現れる。

 

「は?」

 

それに困惑したカイデンが目を擦るとその数は更に増え、目の前には10体のレーザーがいた。

 

「これは……残像かッ!?」

 

「Yesッ‼さあ~て、どれが本物かしら?」

 

レーザー達はカイデンを囲むと、その周りをグルグルと走り始める。

 

「嘗めるなよ小童が……七十段の実力を見せてやろう…‼」

 

10体のレーザーが走るのを止めると、一斉にカイデンへと飛び蹴りを始める。

 

「ヌァッ‼‼」

 

しかしカイデンも刀を振るい全てを斬り捨てた。

 

「見たか、我が力…………なッ!?」

 

それで勝ちを確信したカイデンだったが、1()0()()()()()()()()()()()()()()()()のを見て、一気に動揺する。

 

「奴は何処に…‼「ドドドドド…」ッ!?」

 

そこにグラファイトの声が聞こえ、そちらを見ると既に必殺技の発動体勢を整えているグラファイトがいた。

 

「紅蓮爆龍剣ッ‼‼‼‼」

 

そして放たれた炎の龍がカイデンを飲み込む。

 

「ぐおおおおおおおおお…‼「これでFinishッ‼‼」ッ‼」

 

炎の中でもがき苦しむカイデンが最後に見たのは、その炎の中を蹴りの体勢で突っ込んでくるレーザーだった。それを喰らったカイデンは耐えきれず、爆散した。

 

『New Record‼』

 

「Yeah‼私とグラファイトの愛の必殺技の勝ちね♥」

 

「いや、愛は関係ないからな?」

 

 

 

 

ラヴリカ&ヨハネVSチャーリーside

 

「ノオオオォォォォォォ~ッ‼‼‼‼」

 

「全く…自転車は女の子を後ろに乗せて走る物だと知らないのかい?」

 

「いや、それが常識って訳じゃないし。」

 

こちらではオレンジ色のチャーリーがラヴリカに対して自転車で何度も攻撃を繰り出しているが、その全ての判定がMissで全く効かない事に苛立っていた。

 

「Youッ‼、イカサマシテルダロォッ‼」

 

「失礼な、僕のゲーム【ときめきクライシス】は自分を魅力的にアピールし、異性からの好感度を上げてハートを射止めるゲーム……僕のゲームでは君のような暴力行為は好感度マイナスだよ?」

 

「ようは、アンタのやり方じゃコイツは倒せないって事。」

 

ヨハネはラヴリカの言葉を要約しつつも、自分の周りに六つの魔法陣を描き、魔力砲を放つ。

 

「チャーリー、マイフレンド~♪」

 

しかしチャーリーは意味不明な事を口ずさみながら、自転車で空を走り始め魔力砲を回避した。

 

「おお~……空のデートとは、なんて魅力的なんだ…‼」

 

「有名映画に謝れッ‼‼ディバインバスター‼‼」

 

「ワッツ?ノオオオォォォォォォ~……アウチッ!?」

 

だが、ヨハネの追撃であっさりと地面に落とされた。

 

「全くッ‼さっさと決めるわよッ‼」

『ガッチョーン、キメワザ‼』

 

「レディーの頼みとあらば…‼ラヴリーガールズッ‼」

『『『『ピピー♥』』』』

 

ヨハネはレバーを閉じ魔力を溜め、ラヴリカはラヴリーガールズよりエネルギーを貰い力を蓄えていく。

 

「さあ、君にもあげよう‼僕のI love you‼」

 

そしてエネルギーが溜まったラヴリカは、ハートの光線を飛ばしてその中にチャーリーを拘束して、空中に固定させる。

 

「これでFinishよッ‼」

 

『ガッチャーン‼ WITCH!! CRITICAL STREAM!!』

 

ガシャコンレイピアを上に掲げ、刀身に魔力を集束していくと巨大な青い刃が作られた。

 

「雷刃滅殺…」

 

それを思いきり振り下ろし……

 

「極光ざぁぁぁぁぁぁぁぁんッ‼‼‼‼」

 

チャーリーを真っ二つにした。

 

『AMAZING!!』

 

「ヤッパリ……チャリサイコオォォォォォォッ‼」

 

そんな叫びを上げながら、チャーリーは爆散した。

 

「さすがは私ね……凄くて強くてカッコイイ…‼」

 

「いやぁ~、スゴかったよヨハネちゃん。良かったら、僕のラヴリーガールズに入らないかい?」

 

「い・や・よ‼」

 

誘いを速攻で断るヨハネにラヴリカは肩をすくめた。

 

「まあ断られるのは解っていたよ。君の王子様には勝てないからね?」

 

「はあ?」

 

「君も好きなんだろ?ヴァ「何口走ろうとしてんのよッ‼‼‼このヘンタイッ‼‼覗き魔ッ‼‼最低ッ‼‼だからサムいなんて言われるのよッ‼‼‼‼」ガハァッ‼‼‼‼」(HIT!! HIT!! HIT!! GREAT!!)

 

ラヴリカが口にしようとした事を察したヨハネは、仮面の中で顔を赤くしながらもラヴリカに罵倒を送り、彼はそれにもがき苦しんでいる。

 

「もうッ‼別に昔、私を助けてくれた時のヴァーリがカッコ良かったなんて思ってないんだからねッ!?」

 

「それ…………自分で答え言って……「黙れド変態。」ゴブハァッ‼‼‼‼」(PERFECT‼)

 

まさか自爆している事に気づかない彼女にラヴリカは教えようとするも、その前に彼女の言葉で真っ白に燃え尽きた。憐れラヴリカ……

 

 

 

三人称side

 

ルシファー眷属達が戦いを始める中、魔王達に天使長と堕天使総督は協同で強固な結界を張り、戦えない者達の守りに入っていた。

 

「たく……面倒な連中が来てくれたもんだぜ…」

 

「アザゼル、彼等が君の言っていた組織かい?」

 

「おう、禍の団(カオス・ブリゲード)っていうテロ組織さ。まさかクロノスまで参加してるとは思わなかったけどな。」

 

「君達もすまない……こちらが安全だと言っておきながら、巻き込んでしまったね。」

 

「いえ…」

 

サーゼクスは果南達に謝罪して、結界に込める魔力を強める。その目には絶対に彼女達を守るという決意があった。

 

(ワシはクロノスの相手をしてくるから、この子達をお願いね。)

 

「お任せくださいリゼヴィム様、彼女達には絶対に手出しはさせませんから。」

 

自身が尊敬する者からの頼みに応える……それが彼のやる気を燃え上がらせていた。

 

「全く、敵同士で仲良く結界とは…………偽りの魔王の威厳も地に落ちたわね。」

 

そこに女性の声と共に、彼等の前に一つの魔法陣が浮かび上がり、そこから褐色の肌の女性が出てきた。

 

「なるほど、今回の首謀者は君か……【カテレア・レヴィアタン】」

 

出てきた女性の名はカテレア・レヴィアタン。冥界の魔王レヴィアタンの血を引く者である。しかしセラフォルーもレヴィアタンと名乗っているが彼女達に血の繋がりは存在しない。現在の冥界で魔王の名はいわば【役職名】であり、カテレアは実際の魔王の血筋という違いがある。

 

「という事は君達【旧魔王派】はテロ組織に入ったのか。」

 

「ええ、貴方達が腐らせてしまった冥界を私達が改めて支配し、全種族の頂点に立つのよ。」

 

「そんな事しても何の意味もない。むしろ悪魔陣営の滅亡を早めるだけだ。」

 

「黙りなさいッ‼‼‼それは貴方達が支配している現政権での話……私達が魔王に返り咲けば、それは実現可能になるのよ‼‼‼」

 

「…………既に問答は意味をなさないか…」

 

「なら、お前はここで結界を張ってろ。奴は俺が殺ってやる。」

 

カテレアを倒すために外に出ようとしたサーゼクスだったが、それはアザゼルに止められた。

 

「しかし…」

 

「仲間同士で死ぬより、敵の手で死ねた方が奴も満足だろうよ。それにお前が抜けたら結界の防御力がガタ落ちしちまうから出せねぇよ。セラフォルーも良いよな?」

 

今、三勢力協同で張っているこの結界だが、その強固な防御力の源はサーゼクスにある。彼が強力な攻撃が当たる面に滅びの魔力のシールドを更に展開することで、その攻撃を相殺していた。それにより結界の維持に必要な魔力や光力の消耗を抑えていた。

 

「すまない……頼む…」

 

「アザゼルちゃん、お願い…」

 

「ああ。」

 

「待ってくださいアザゼル、私の光力を少し分けます。それで少しは回復するはずです。」

 

「おう、助かるぜ。」

 

ミカエルから光力を分けて貰い、回復したアザゼルは結界の外に出て、カテレアと対峙した。

 

「話を聞いてりゃ夢ばっかり語りやがって……もう少し現実を見ろよ。」

 

「夢ではないッ‼これから先の未来だッ‼‼」

 

「たく……俺みたいな研究好きは、実現可能な未来しかみねぇからテメェの気持ちは解らねぇな。」

 

「フン……どうせそんな未来などちっぽけなものなのでしょう。」

 

「そうだな……お前を倒す未来なんて小さすぎて自慢にもなりゃしねぇよ。」

 

「なんだと…‼」

 

アザゼルの挑発に怒りを露にするカテレア。そもそも簡単な挑発に乗る様な存在に上に立たれても、待つのは恐怖政治だけだろう……

 

「良いこと教えてやるぜ、カテレア……力で誰かを支配しようとしてる奴は、それより強い力で滅びるってな‼」

 

 

 

 

リアスside

 

私は旧校舎の中に置いておいた【戦車】の駒を使ったキャスリングの力で、部室まで気づかれずに転移した。

 

「待っててギャスパー、小猫……今、助けに行くから。」

 

そこから私は地の利を活かして敵の隙を付きながら倒して進み、ギャスパー達がいる 部屋にまで着いた。その扉には結界が張られていたが、掌に魔力を張りめくらせてからソレに触れて破壊し、部屋に飛び込んだ。

 

「ギャスパーッ‼‼小猫ッ‼‼」

 

「あら、貴方達の主のご登場ね。」

 

中に入れば小猫は十字架に磔にされ、ギャスパーは魔法使いと思われる女の傍にいた。

 

「よくも私の眷属達を可愛がってくれたわね……その行為、万死に値するわよ…‼」

 

「よく言うわね、今までこの子の力の解決法を見つけて来なかった無能な王の癖に…」

 

その言葉に私は口を閉ざす。彼女の言っている事に何の間違いもない、紛れもない事実なのだから……

 

「確かに私は無能よ……自分のプライドが起こした失態で色々な所に迷惑を掛けてしまったのだから…」

 

「部長…」

 

「ならさっさと消えなさいな。この子は私が有効活用してあ「だから決めたのよ…」あ?」

 

「私は今度こそ、眷属達に相応しい王になると……そして、眷属達を幸せにしてみせるって‼‼‼」

 

「…………うるさいわね、少し黙りなさい。」

 

魔法使いは魔力を私へと飛ばして来るが、それは()()()()()()()()()

 

「なッ!?」

 

「私も密かに特訓してたのよ……そして身に付けてきた魔力操作で不可視の滅びのバリアを張れる様になったの。その程度じゃ、突破なんて無理よ?」

 

「嘗めるなよ小娘が…‼」

 

「そっちこそ…この私を嘗めるなッ‼‼」

 

 

 

 

 

 

 

ブレイブ&エグゼイド&スナイプVSモータスside

 

「ウオオオオオオオオオオッ‼‼‼‼俺のバイクがああああああああああああああああああああッ‼‼‼‼」

 

「うるさい。」

 

「ギャバッ!?」

 

バイクに乗れなくなって泣きわめく銀色のモータスだったが、 そんなのお構い無しに波動を当てて吹き飛ばすブレイブ。

 

「このぉ~‼‼例えバイクが無くたってなッ‼俺には走り屋の意地ってのがあるんだよッ‼‼‼‼」

 

そう言ってバイクのハンドルを持ってエグゼイドへと向かうが……

 

「はいドーン。」

 

「ブギャブラッ!?」

 

逆に顔面に拳を貰い、起立したかのような真っ直ぐな姿勢で飛んでいった。

 

「ついでにコレもあげる。」

 

更にスナイプが肩の砲台から弾を撃ち、それが見事に顔に当たった。

 

「ベゴォッ!?……お前ら顔ばかり攻撃するとか悪魔かッ!?」

 

「「そうだけど?」」

 

「コントやってないで、終わらせるぞ。」

 

「「了解‼」」

 

『『『ガッチョーン、キメワザ‼』』』

 

三人は揃ってベルトのレバーを閉じ、ブレイブは剣にスナイプは砲身にエグゼイドは右足に力を溜めていく。

 

「ちくしょおおおおおおおおおおおおッ‼‼‼やられてたまるかああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼‼‼‼」

 

ヤケクソになったのかモータスは今度はタイヤを持ち、ヴァーリ達へと突っ走って行く。それが死への道とは気づかずに……

 

「お前を切除する。」『ガッチャーン‼ TADDLE!! CRITICAL SLASH!!』

 

最初にレバーを開いたブレイブが、剣から紫色の斬撃を2発飛ばし、1発目がモータスの持つタイヤを縦真っ二つに斬り裂き、2発目がモータスに直撃した。

 

「グボォウッ!?」

 

「続けて‼」『ガッチャーン‼ BANG BANG!! CRITICAL FIRE!!』

 

そこにスナイプが立て直す隙を与えずに砲撃を開始、全弾がモータスに命中して地面を転がっていく。

 

「ブフォオッ!?」

 

「これでトドメッ‼」『ガッチャーン‼ MAXIMUM!! CRITICAL BREAK!!』

 

そして最後にエグゼイドが、飛び蹴りをモータスの顔面に叩き込んだ。

 

「だから顔はヤメテエエエェェェェェェェッ‼‼‼‼」

 

そんな断末魔と共にモータスは爆散した。

 

「「「…………どう考えてもオーバーキル(だな/だね)」」」

 

そう呟くもこの三人は反省も後悔もしていない。まあ敵に情け容赦などいらないが……

 

「鞠莉達もバグスターを倒した様だし、俺達もクロノス攻略に参加するぞ‼」

 

「「うん‼」」

 

三人はクロノス攻略を決めるとそちらへと駆けていった。

 

 

 

 

 

ゲンム&ジュエルVSクロノスside

 

「テヤァッ‼」

 

「ふん…」

 

ブレードモードにしたガシャコンブレイカーを振るうゲンムだが、クロノスは後ろに手を組んだ状態でそれを易々とかわしていく……

 

「ちょこまかと…‼」

 

「君の動きが遅いのだよ。」

 

「でしたらッ‼」

 

そこに後ろからジュエルがガシャコンギガナイザーを振るうも、クロノスは右手で簡単に受け止め、抱え込むようにして抑え込んだ。

 

「確かに力は上がったようだが……まだ私には届きはしないぞ?」

 

「まだですわッ‼‼」

 

ジュエルは黒いオーラを右手へと集中させ、鋭利な爪へと変貌させるとそれでクロノスを斬り裂く。

 

「…………無意味な事だな…」

 

(パキィン‼)「なッ!?」

 

だがそれは、クロノスの腕に当たった途端アッサリと砕かれた。

 

「君達が何をしようと、私を攻略することなど不可能だ。」

 

「偉そうに…‼」

 

ジュエルの反対からゲンムが殴り掛かり、クロノスの顔を捕らえた。

 

「どうかし…「言った筈だ、無意味な事だと……フンッ‼」カハッ!?」

 

しかしクロノスにダメージは通らず、逆に腹に蹴りを喰らい倒れるが、黒いオーラを纏って揺らめく様に立ち上がった。

 

「フゥ…ゾンビというのは面倒だな…」『キメワザ…‼CRITICAL CREWS-AED!!』

 

Bボタンを2連打したクロノスはジュエルを振り払い、立ち上がったばかりのゲンムにライダーキックを喰らわせた。

 

「ハアッ‼」

 

「キャアアアアアアアッ‼‼‼‼」『ガシューン』

 

防御が間に合わなかったゲンムは吹き飛ばされ、変身が解除された。

 

「大丈夫ですかッ!?」

 

ジュエルは直ぐに彼女を庇えるまで移動し、クロノスを正面にして相対した。

 

「ええ……何とかゲームオーバーは免れたわ…」

 

「後は私が…‼」

 

ジュエルは近くのカプセルを2つ掴むと、片方を起動させる。

 

「ザムシャー‼」

 

『ガシューン』

 

それをガシャットに読み込ませ、ボタンを押す。

 

『ザムシャー‼』

 

すると水色の粒子が集まり、侍を模した存在が現れると1本の刀【星斬丸】を抜いてクロノスへと向かっていき、ジュエルは次のカプセルを起動させる。

 

「ジャグラス・ジャグラー‼」

 

『ジャグラス・ジャグラー‼』

 

それをガシャットに読み込ませると、紫の粒子が集まり黒にくすんだオレンジの甲冑を思わせるような姿に胸に三日月型の傷らしきものがある存在が現れ、こちらも1本の刀【蛇心剣】を持ってクロノスへと向かっていった。

 

「小賢しい真似を…‼」

 

「これで多少の時間は稼げますわ。」

 

「美歌ッ‼ダイヤさんッ‼」

 

そこにバグスター達を倒したライダー達が合流した。

 

「えっと……貴方は千歌さん……でよろしいんでしたっけ?」

 

「あ、はい。て美歌ッ‼‼‼コンティニューって何なのッ!?何でそんな力があったの黙ってたのさッ!?私の涙を返してよ~‼‼」

 

ダイヤに返答した千歌は美歌の肩を掴んで揺さぶるが、今の彼女はマキシマムゲーマを纏っているのでその力は凄まじく、美歌の残像が見えていた。

 

「ちょ待ってッ!?マキシマムで揺さぶらないでッ!?ホントダメッ‼コンティニューするからああああぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

「あ、ゴメン…」

 

「ハァ……ハァ……ハァ……本当にライフ1つ消えかけたわ…」

 

完全にグロッキー状態になった美歌に全員が苦笑いしか出来なかった。

 

「こうなったのも全部ヴァーリのせいよ…‼後で高いケーキ奢ってもらうわよ…‼」

 

「まあ、それくらいなら構わないさ。研究を手伝ってくれた礼もあるしな。」

 

「……………………フン、カッコつけちゃって…」

 

そんな和やかな会話が終わると、全員が気を一気に引き締める。

 

「さて諸君、ここからが正念場だ。何としてもクロノスを攻略するぞ‼」

 

「「「「「「オオーッ‼‼‼」」」」」」

 

ヴァーリの言葉に全員がクロノスへと向かっていく……

 

「美歌、少し待ってくれ。」

 

「っと……何かしら?」

 

「お前に頼みたい事があるんだ。」

 

そう言って内容を美歌に話すと、彼女は少し不満そうな顔になる。それくらい、彼女に話した事が目茶苦茶なのだ。

 

「それならケーキじゃなくて、高級ディナーでも奢ってもらわないと…」

 

「どんな条件だって飲んでやる。頼む…‼」

 

「冗談よ、やってやろうじゃない。」

 

「ありがとう…‼」

 

ヴァーリの礼に少し頬を緩めた彼女はアビスマキシマムマイティXを手にする。

 

「グレードMAXー0…変身ッ‼」

 

『アビスマキシマムマイティエーックス‼アビスガシャット‼ガッチャーン‼レベルマァァァックス‼(ガコン‼)カオスティーックパワー‼エーックス‼』

 

「これより、クロノス切除手術を開始する‼」

 

「コンティニューしてでも、クリアするわ‼」

 

アビスゲーマーとなった美歌と共に決め台詞を言うと、二人も戦列に加わるために駆け出した。




いかがでしたか?

次回はクロノス相手に超大暴れ回になります。

次回【DRAGON KNIGHT達よ、立ち上がれ‼】

「カイザー……大変身ッ‼‼」

てば、次回でお会いしましょう。


それと現在、オラオラドララ様の作品【ハイスクールG×O×D】とコラボをやってますので、そちらも見ていってください‼

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