最近スクフェスを始めまして、曜と梨子のURが当たりました‼ヨッシャ、ラッキー‼‼
今回は日常編になります。
ではどうぞ。
駒王協定の締結から数日経ち……
「さて皆さん…………準備はよろしいですか?」
「「「「「「「おお~♪」」」」」」」
プールの飛び込み台の上に立つジャージ姿のダイヤと、水の抜けたプールの中にはジャージ姿になったヴァーリ達ルシファー眷属、それに花丸と果南にルビィとアーシアにゼノヴィア…それに一誠と何故かパラドまでいた。
彼等が何故こんな場所にいるのかというと……
「それでは…………プール清掃を始めますわよッ‼‼」
学園のプール清掃の為である。
本来なら生徒会の仕事だが、彼等はコカビエル戦や前回のテロリスト戦での裏方の仕事がまだ残っていて、手が回らない状況でリアスに話がいき、それを聞いてた鞠莉が面白そうと勝手にルシファー眷属がやると決め、そこから更にメンバーが増えていった次第だ。
「何で俺がこんなことを…」
「俺は初めてだから心が踊るなぁ♪イッセーもそう思わないか?」
「はぁ~…俺はシラケるよ…」
「ほ~らッ‼一誠もやる気出すッ‼‼」
「へ~へ~…」
ブラシでプールの底を擦る一誠だが、面倒くさそうな顔をし、反対にパラドは嬉々としてブラシを振っていた。
「うう~…この汚れ、全然落ちないよぉ~…」
「ほらルビィ、一緒にやりましょう?」
「うんッ‼」
「美歌~…こっちも手伝って~…」
「頑張りなさい。」
「あれ~?同じ姉妹なのにこの差は一体…」
黒澤姉妹は仲良く、高海姉妹は仲良く(?)掃除を進めていく。
「まどろっこしいわね~‼こうなったら、ヨハネの魔法で一気に…‼」
「善子ちゃん、ズルは駄目だよ?」
「善子言うなッ!?ヨハネよッ‼このずら丸ッ‼」
「ずら丸じゃないズラッ‼」
善子とずら丸は口喧嘩しつつも、ブラシを動かす手を止めない。
「Oh~♪足が滑りました~♪」(モミッ)
「鞠莉…………ワザとだよね?」
「ノンノン、事故よ事故♪」
「ほぉ~…」(グワシッ‼)
「ちょっと果南?アイアンクローが痛いんだけど…‼‼」
鞠莉は滑ってコケた風を装いつつ、果南の胸を揉んでいたら彼女のアイアンクローを喰らいもがいていた……殆ど自業自得だが。
「デッキブラシでの清掃なら、この服だよねッ‼」
「お前は何でんな服着てんだよ…」
最初はジャージだったのに、いつの間にか船乗りが着るセーラー服に着替えていた曜に、一誠はため息を吐いた。
「え~」
「ほら、とっとと終わらせるぞ。」
「ヨーソロー‼」
一誠の言葉に敬礼で返す曜。その向かい側ではヴァーリと梨子が掃除をしているのだが……
「梨子、それを取ってくれ。」
「はい、どうぞ。」
「サンキュー。」
「代わりにヴァーリ君、あれ取って。」
「わかった。」
「ありがとう。」
抽象的な言い方なのに足下にある大量の道具から、お互いが必要としている物を何の迷いもなく選び手渡す。もはや熟年夫婦並みの理解力である。
「この分ならお昼前には終わりそうだね?」
「そうだな。」
「オオオォォォォリャアアアアアアアアアッ‼‼」
「ゼノヴィアさ~んッ‼速すぎですよ~…‼」
ゼノヴィアもやる気を出して掃除しているが、ヴァーリ達にはそれが空元気だというのは気づいている。今まで友だと思っていた少女が敵になり、自身が選ばれた剣を奪われ、彼女以上に使いこなしたのだ。今の彼女の胸中は計り知れない……
「大丈夫かな…ゼノヴィアさん…」
「それについては考えがある。今はやりたい様にやらせよう。」
そうして掃除を続け、予想通り昼前にはプール清掃は終わった。この時点で全員汗だくで、生徒会が用意してくれたスポーツドリンクを飲んだり、ヴァーリが持ってきたバッテリー式の冷風機を使って日陰に入って休んでいた。
「あ~…ぜってぇ来年はやらねぇからな…」
「ずらぁ~…」「ぴぎぃ~…」「よはぁ~…」
「おい1年トリオ……風が来ねぇんだよ…‼」
日陰で休んでいた一誠だが、花丸とルビィによし「ヨハネッ‼」……ヨハネが扇風機の前を陣取って風が全く来ないことに苛立っていた。
「はいはい、後輩相手に怒らないの。」
「んな事言ってもよ…」
「もうすぐ涼しくなるから。ね?」
「………………しゃーねぇなぁ…」
そこで果南に諭されて、これ以上文句を言うのを止める。因みに果南の言葉の意味はというと……
「皆さん、お疲れ様です。」
「ソーナ、これでOK?」
「ええ、充分過ぎますよ。では約束通り水を張りますね。」
ソーナがやって来て清掃の確認をしたら、魔力を水に変換してプールを満水にしてくれた。これは鞠莉がプール清掃をやる代わりにその日、プールを自由に使わせて欲しいと頼み、ソーナが許可した事で一足早いプール開きを独占できる約束をしていたのだ。
「では、5時までは自由に使ってください。」
ソーナが帰ると、もう待ちきれないなかったのか体を震わせていた千歌はおもむろにジャージを掴み……
「よーし、泳ぐぞ~‼‼」
その場で一気に脱ぎ捨てた。
「「「なあッ!?」」」
「男子が見るのはブッブゥ~ですわよッ‼‼‼‼」
ダイヤの叫びに男子組は素早く回れ右をして、視界から千歌を外す。しかし男の性なのか、今ので頭に千歌の下着姿をチラリと想像してしまう……
「え?大丈夫だよ、中に水着着てるし。」
「「「だああああ~‼‼」」」
が、続く千歌の言葉で三人はその場でズッ転けた。
「千歌ちゃんッ‼‼‼紛らわしい事しないのッ‼‼‼」
「だって~…早く泳ぎたかったんだもん…」
「全く……恥じらいを持ってよ、ヴァーリ君達もいるん「今のうちにダーイブッ‼‼」話はまだ終わっぷッ‼」
梨子の説教が長くなると思った千歌は一瞬の隙をついて、プールに飛び込み舞い上がった水が梨子をずぶ濡れにした。
「「「「「「「あ…」」」」」」」
「………………」『BANG BANG SIMULATIONS!!』
その光景に全員が何が起こるか予想でき、その考え通り梨子は無言でガシャットを起動させてシミュレーションゲーマーを呼び出すと、その砲門を千歌へと向けた。
「千歌ちゃん…………今から水泳の特訓ね?体力が尽きるまで泳いでもらうよ…」
「え、え~と……梨子ちゃん、メンゴ♥」
「一斉射ァッ‼‼‼‼」
「ヒャアアアアアアァァァァァァァッ‼‼‼‼」
放たれる砲弾から泳いで逃げ回る千歌。だが梨子は手加減など考えず撃ちまくる。そんな光景を見ていた残りのメンバーは……
「「「「「「着替えてこよう…」」」」」」
そう思い、更衣室へと向かっていった。
「ゼェ…‼ハァ…‼ゼェ…‼ハァ…‼」
ヴァーリ達男子組が水着に着替えてプールに戻って来ると、そこには完全に力尽きてプールサイドに倒れている千歌以外誰もいなかった。
「女性陣はまだか…」
「なあイッセー、どっちが先に向こう側に着くか勝負しようぜ?」
「上等だ、ぶっちぎってやるよ。」
そう言って一誠とパラドは先にプールに飛び込み、オリンピック選手も驚く様な速度での水泳対決を始め、ヴァーリは倒れている千歌を背負って日陰に運んだ。
「ああ~…‼涼しい~‼」
冷風機の前で彼女を下ろし、休ませていると更衣室から女性陣が出てきた。
「あ~‼一誠君たら、もう泳いでる~‼」
「スゴい速さズラ…」
「うゆ…」
「番長先輩って……本当に人間なの?」
「人間だよ……一応…」
「果南さん……最後ので説得力が皆無ですわよ?」
そして一誠とパラドの水泳対決を見て唖然とする。片方はバグスターだが片方は人間(一応)なのに、それに追随できている。
「ヴァーリ君は泳がないの?」
「俺は纏めたいデータがあるからな。」
ヴァーリはノートパソコンを取り出し、データを高速で入力していく。
「鞠莉、お前のガシャットを貸してくれ。」
「OK‼」
更に鞠莉からガシャットを預かると、自身のガシャットと一緒に端末に装填し、データの吸出しを行う。
「これまでの戦闘データがあれば、3人に合ったゲームの選定が出来る筈だ…」
吸出しが完了してゲームが選定されていき、数秒後に3つのゲームが選ばれた。
「コレを元に新型の、レベル100のガシャットを作る。それに爺さんから貰ったデータのガシャットの完成ももうすぐだ」
ようやくレベル100の製作に踏み切れると、心が弾むヴァーリだったが梨子が徐にパソコンを閉じた。
「……何をする?」
「確かにクロノスやコカビエル達の対策を急ぐのも解るけど、今は皆と遊ぼう?時には休まないと、いざという時に倒れちゃうよ?」
「……………………それもそうだな。」
データを保存したヴァーリはノートパソコンを横に置き、準備運動を始める。
「さて、俺も泳ぐ「あ、待ってヴァーリ君。」ん?」
「その………入る前に日焼け止め塗ってくれない?」
「ああ、いいぞ。」
彼女から日焼け止めを受け取り、プールサイドに敷いたシートの上に寝そべる梨子の背中に塗っていく。
(ヤバい…梨子の肌の白さや体の柔らかさにおかしな気分になりそうだ…‼イカンイカン、平常心…平常心…‼)
(うう…勇気を出してヴァーリ君に頼んだけど、やっぱり恥ずかしい~‼頭がピプペポパニックだよぉ~‼)
互いに顔を赤くしつつ、何とか塗り終わったところで美歌がニヤニヤと笑いながらヴァーリ達の元へとやって来た。
「終わったのならワタシにも塗ってもらおうかしら?」
「ん?いや、お前は千歌にでも…」
「あら、梨子は良くてワタシはダメなの?」
「はいはい、わかったよ…てッ!?」
美歌が浮かべる笑みに嫌な予感のしたヴァーリは仕方なく塗ろうとするのだが、そこで彼女の行動に目を見開く事になった。何故なら…
「おまッ!?何で水着の上を脱ごうとしてるんだよッ!?」
美歌は自身の水着(黒のビキニ)の肩紐を下げていたのだ。
「だって水着があると塗るのに邪魔でしょ?」
(コイツ…‼絶対俺の反応を楽しんでるな‼)
「因みにお触りOKよ♥」
「………ヨハネ、召喚…」
さすがに理性が持たないと思ったヴァーリは近くにいた善子の襟首を掴み、自身と美歌の間に持ってきた。
「我がマスターに色仕掛けとはいい覚悟ね?代わりにこの暗黒魔導師ヨハネ様が、余すところなく綺麗に塗ってあげるわよッ‼‼」
「ちょッ!?これじゃ計画と……ひゃあッ!?お願い、そこだけは……ひゃうんッ!?」
そこからの光景を見るとさすがにマズイと思ったヴァーリは、顔の火照りを冷ますためにプールに飛び込むのだった。
「ヨッシャッ‼俺の勝ちだな、イッセー?」
「くそッ‼もう一度だッ‼‼」
「いいぜ、次で決着といこうか‼」
一誠とパラドの水泳対決は4回行われ、今の所2勝2敗の結果となっている。しかもタイムはどんどん速くなってきているときた。もはや、一誠は人間を辞めていると言っても過言じゃない…
「過言じゃッ‼‼」
「どうしたイッセー?」
「いや、誰かが人を人外扱いしやがった様な気がしてな…」
地の文にツッコム時点で人外だろうに…
「んじゃ、やるぞパラドッ‼よーい…」
「「スタートッ‼」」
一誠の合図で同時に飛び出し、クロールで反対側を目指す。一進一退の攻防の後に反対側に手が着く。
「「よしッ‼俺の勝ち……あ?」」
そして同時に勝利宣言すると互いに睨み合う。
「おいおいパラド……今のはどう考えても俺の勝ちだろ?」
「何言ってんだ、俺の勝ちに決まってるだろ?」
「「……………………上等ッ‼‼」」
「はーい、そこまでーッ‼‼」
そのまま喧嘩に発展しそうだったが、果南の割り込みによって、それは防がれた。
「何時までも二人でバトルばかりしないで、泳げない子に泳ぎでも教えてあげなさい。」
「「あ?何で俺が…」」
「イ・イ・ワ・ネ?♥」
「「ア、ハイ…」」
果南の
それから果南の指示で一誠はルビィに泳ぎを教える事になった。
「ほら、もっと体の力を抜け。」
「で、でも…‼わっぷ…‼」
「たく…」
手を引きながら泳がせていたが、バランスを崩して沈みそうになるところを引き上げる。その時、勢いがありすぎたのか、ルビィは一誠に抱きつく形になってしまった。
「ぴ…‼」
「おい、だいじょ「ぴぎゅ~…」は?」
一誠が無事か確認しようと声を掛けたら、ルビィは顔を真っ赤にして頭から湯気を出しながら気絶した。どうやら好きな人に抱きつくのは、ルビィにはまだ早かったらしい。
「コイツ……人を見て気絶とはいい度胸だな…‼」
「番長先輩…………鈍すぎズラ…」
「お前も早く泳いでこいよ、ズラ丸。」
「だからズラ丸じゃない(ポ~イ‼)ズラアアァァァァ…‼」(ドボーン‼)
パラドの言葉にツッコミを入れる花丸だが、その途中でプールに放り込まれた。
「ぷは…‼ぴゅ~…」
「アハハハハハハハッ‼‼やっぱお前は面白いなッ‼‼」
「何してますのッ‼‼」(スパーン‼)
「ぐへッ!?」(ドボーン‼)
プールから顔を出しながら水を吐く花丸を笑うパラドだが、その後ろにいつの間にかいたダイヤのガシャコンギガナイザー型のハリセンで後頭部を全力で叩かれて、プールに頭から落ちた。
「ぶはッ‼…何しやがる‼」
「女の子相手に子供じみた悪戯をしているから、天誅を下したまでですわ。」
「アハハハハハハハッ‼パラドさんの方が笑えるズラッ‼‼」
「……………………ズラ丸の好きな人は「ごめんなさい、だからそれを言うのは勘弁してください…‼」わかればいい。」
ダイヤのツッコミでパラドが落ちたのを笑う花丸だが、自身の恋路を暴露されそうになって即座に謝る。だが、それがダイヤの怒りを買った。
「乙女の秘め事を脅しに使うとは……その根性、私が叩き直して差し上げますわッ‼‼」
「面白い、やってみろよ。」
そのままダイヤが出したビーチボールを使って投げ合いを始めるダイヤとパラド…ただお互いにバグスターとしての身体能力をフルに使ってるので、その速度にボールが全く見えない。
「Oh‼ダイヤ、私も混ぜてクダサーイッ‼‼」
「ええッ‼共にあの男を懲らしめましょうッ‼」
「2対1か…心が踊る…‼」
そこに鞠莉まで参戦して、バトルは更に混迷を極めた。
「……早く避難しよ…」
そして運動が苦手な花丸は被害を避けるために、さっさとプールから出るのだった。
「そ~そ~、アーシアちゃんいい調子‼」
「は、はい…‼」
一方、平和的に水泳を教えている果南とアーシア。だが、アーシアは集中しきれてないのか中々上達しない。
「………………何か気になる事でもあるの?」
そこで果南は練習を一旦止め、アーシアの悩みを聴く事にした。
「……………………私は皆さんのお役に立てているのでしょうか?」
「え?」
「この前の戦いで私は傷ついた皆さんを癒す事しか出来ませんでした……でも、もっと他にも出来る事があるんじゃないかと思いまして…」
「アーシアちゃん……人一人が出来る事なんて、そんなに多くないよ。」
不甲斐ないと感じて顔を俯けるアーシアに、果南は優しく言葉を掛ける。
「私や曜ちゃんは一誠やダイヤみたいに戦う事は出来ないし、花丸ちゃんやアーシアちゃんみたいに後方支援も出来ない…………戦場にいればただのお荷物になっちゃうの。」
「そんな事は…「でも私達にも役目はある。」…役目?」
「一誠達を【日常】に戻してあげるっていう役目。」
そう言って果南はアーシアに優しく微笑む。
「戦場にばかりいたら心がどうしても荒んできちゃう……それが進んでいけば待っているのは血生臭い未来か破滅だけ。私は一誠にそんな未来に向かってほしくない。だから、戻ってきたら必ず【お帰りなさい】って言うの。それが戦いの終わりだって教える為にね?」
「それは…………素敵な役目ですね。」
「そうかな?」
「そうですよ。私も、自分なりの役目……探してみます‼」
そして二人で微笑み合う。大切な人達が笑える日常にいられる事を願いながら……
時間は経って夕刻……全員プールから上がり、着替えを終え帰り道に着いていた。
「はぁ~…楽しかったあッ‼」
「千歌ちゃん、一番はしゃいでたもんね?」
「もぉ~動けないよぉ…」
「マルもずらぁ~…」
「アンタ達ッ‼私を支えにしないでよッ‼」
「ねぇダイヤ、夏休みに入ったら一誠や曜ちゃんと遊びに行こうと思ってるんだけど、ルビィちゃんや花丸ちゃんと一緒に来ない?」
「あら、でしたらお邪魔させてもらいますわ。」
皆が楽しそうに会話する中、ヴァーリはガシャット開発計画を立てていた。
(うまくいけば近日中に全てのガシャットが完成出来る……そうしたら次は
一誠はクロノス打倒の為に特訓をしようと決め、やる気を燃やす。
(あんにゃろうは俺が絶対ブッ飛ばす…‼)
そして夏休みの初めに起きた出会いで、更に力を付ける事になるのは……また別の話だ。
いかがでしたか?
この後はコラボの話に繋がりますので皆様、オラオラドララ様の【ハイスクールG×O×D】のコラボ編を読んでください。
次はそのコラボ編終了時からで、新章になります。
次回【サマーバケーション編・Companyを見学しよう‼】
「ついでに皆で旅行してきたら?」
では次回で、お会いしましょう。