ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

遅れてしまい申し訳ございません!!

仕事が忙しかったのと、最近【刀使ノ巫女】のアプリにドはまりしてました……でも、☆4の勇者可奈美と水着清香18が当たったから反省も後悔も微塵もない!!

一誠「俺が反省させてやるよ。」(ボキッ!!ボキッ!!)

…………ゴ(グシャ!!)

一誠「バカな作者は反省させとくから、本編でも読んで時間潰しててくれ。」

花・ル「「では、どうぞ♥️」」

一誠「お前ら、何時来たんだ…」


Death Gameの始まり

千歌side

 

「そういえば今日の子供達のご飯、どうしようかな…」

 

屋上で決意を新たにした私は子供達がいる場所に向かいつつ、子供達の夕御飯に頭を悩ませる。

 

「食料も大分減ってきたし…野菜炒めとか……ダメだ、男の子達が肉をくれと暴走するし…でも野菜も食べさせたいしなぁ……あ、豚肉がまだ量に余裕があったし冷しゃぶサラダにしよう、そうしよう。」

 

夕飯のメニューが決まった私は、材料を取りに行こうとしたが……

 

「ん?……良い匂い…これは、カレーだ!!」

 

そこで私の鼻にとても美味しそうなカレーの香りが届いた。ああ…もうどれくらい食べてないだろう…カレー…!!

 

「でもカレールーもレトルトも切らしてる筈なのに…」

 

だけど要の材料が無ければ作ることは出来ない。気になった私はその香りを辿り、家庭科室の前にやって来た。

 

「ヤバい…近くまで来るとものすごく美味しそうな匂い…!!誰が作ってるんだろう…果南ちゃんかな?」

 

そう思いながら扉を開けると、そこにいたのは果南ちゃんどころか人間でもなかった。

 

「あ、どうも。もうちょっと時間かかるから待っててね。」

 

黒い外套に金色の仮面を付けた武蔵坊弁慶のような怪人が、そこにいた。

 

「えっと……貴方は誰…?」

 

「え?…ああッ!?まだ名乗ってなかった!!どうも、オレは良太郎達の仲間の【デネブ】っていいます。モモタロス達と同じイマジンで良太郎とは違う人間と契約してるんだ。それと…お近づきの印にコレ、どうぞ。」

 

あり得ない光景に呆然としてしまった私に、デネブと名乗った怪人は飴を差し出してくる…………フンドシ?の中から…

 

コレ…衛生面、大丈夫だよね?

 

「あ、ありがと……」

 

それを一応受け取って、私は家庭科室を出たら良太郎さんがいるだろう子供部屋に全速力で向かった。

 

そして着いたと同時に勢いよく扉を開けると、中では変な光景が広がっていた。

 

「良太郎さんッ!?か、家庭科室に変な怪人が……皆、何してるの?」

 

「あ、千歌さん。」

 

部屋の中では良太郎さんが黒と銀の姿になって立っていた。その周りにはモモタロスさん達がいる。

 

「いいかガキ共?よぉ~く見とけよ?良太郎!!」

 

「うん、変身。」

 

『Sword form』

 

パスを翳し、モモタロスさんが良太郎さんの中に入る事で電王が赤い姿に変わる。

 

「俺、参上!!」

 

「「「「「「「わぁ~!!!!」」」」」」」

 

つまり、子供達の前で変身を見せていた。

 

「何コレ…?」

 

「子供達がどんな仮面ライダーになるのか見せて!…ってせがんできちゃって…」

 

「ああ~…」

 

果南ちゃんの説明に私は納得した。子供達は戦いが始まると安全な場所に避難させていたから、どんな姿になるのか詳しくは知らないんだった…

 

「センパイ、次はボクね。」

 

『Rod form』

 

「お前、ボクに釣られてみる?」

 

「「「「「すごいすご~いッ!!!!」」」」」

 

今度は赤から青い姿に変わるのを見て、子供達は更に大興奮。

 

今日は寝かしつけるの大変かも……って、そうじゃなくて!?

 

「果南ちゃん!!か、家庭科室のイマジンがカレーなんだよッ!?」

 

「うん、落ち着いて?何言ってるかさっぱりだから…」

 

さっき見た光景を慌てながら話すけど、支離滅裂になってたみたい。そこに兵藤君や良太郎さんや幸太郎さん、木場君でもない男の人が部屋に入ってきた。

 

「ソイツは俺と契約しているイマジンだ。」

 

「貴方は…?」

 

「俺は【桜井侑斗】。時の運行を守る仮面ライダー…ゼロノスだ。」

 

「仮面ライダーッ!?」

 

この言葉に私は驚くしかなかった。まさか他にも仮面ライダーがやって来るなんて!!

 

「あれ?でも確か…増援は明日のはず…」

 

「オーナーから話を聞いて一足先に来たんだ。いうなれば第1.5陣だな。」

 

どうやらこの人は、別ルートで来てくれたみたい。ここに来て戦力強化はありがたい。

 

「皆さ~ん、ご飯出来ましたよ~。」

 

「「「「「「「「はーい!!!!」」」」」」」」

 

そこにダイヤさんがご飯が出来た事を知らせに来た。

 

「あ、千歌さん。校庭にいるグレモリーさん達を呼んできてもらえます?」

 

「あ、はい。」

 

ダイヤさんに言われて私は校庭に向かうと、校庭の中央で魔法陣を展開して、何かの作業をしていた。

 

「グレモリーさん。」

 

「あら、どうしたの?」

 

「ご飯が出来たので呼びに来ました。」

 

「ありがとう。もう少しで学園全体を覆う結界が張れるから、それが終わったら皆で頂くわ。」

 

「解りました。それと…グレモリーさんが使っていたライダーシステムは?」

 

それを聞いて私はその場を離れようかと思ったけど、さっきの見たことないライダーシステムが何なのか気になったので聞くことにした。

 

「私が使っていたのは【ビルドドライバー】といわれるライダーベルトと、2本のボトルの力で変身するライダーよ。」

 

そう言って私に2本のボトルを見せてくれた。その表面には兎や戦車が描かれている。

 

「ボトルは他にもあって、2本の組み合わせで様々な能力が使えるの!!コレ作った人、スゴくない!?最高じゃない!?天才じゃない!?」

 

「そ、それは解りましたから…!!落ち着いて…」

 

なんでグレモリーさんのテンションが、一気に上がってるの~!?

 

そんなグレモリーさんを宥めてから家庭科室に向かうと、そこは久々のカレーで笑顔の子供達や桜井さんに椎茸うんぬん言われながらサブミッションを掛けられているデネブさん、既に隣に5枚のお皿を積んでいる花丸ちゃんとかそれに負けじと食べているモモタロスさんに蹴りを入れるコハナちゃん、羽をヒラヒラと落としながら優雅にカレーを食べている白いイマジンがいたりした。

 

こんな楽しい夕食の光景は久々だなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?気のせいかな…またイマジン増えてない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

「ふッ!!ハアッ!!」

 

俺は校舎の裏手でパラドに見られながら体を動かしていた。

 

曜を助けるにはクロノスのヤローに万全の状態で挑まなきゃならねぇ……ジッとしてる方がもどかしい!!

 

「おいイッセー、その辺にしとけって…」

 

「もう少しだ…もう少し…!!」

 

「焦ったって意味がないし、救出に影響したらどうすんだ?」

 

「……………………チッ!!」

 

パラドに言われ、俺は体を動かすのをゆっくりと止める。

 

「んな事は解ってんだよ…!!」

 

ああそうだ……それでも、すぐに助けに行けない自分が情けない…

 

「……今すぐにでも助けに行きたいのは皆同じだ。でも、クロノスの力は強大……はっきり言って【奇跡】でも起きない限り…………奴には勝てない。」

 

そう言って、パラドは体を震わせながら拳を握りしめた。まるで、自分の中の恐怖を握り潰すかの様に…

 

「……今の俺達じゃ、奇跡なんてあやふやなモンにすがらなきゃいけねぇのか…」

 

未来のクロノスの力は、昼間の戦闘で身を持って知った。今の実力じゃ天地が引っくり返ったって勝てやしないって事もな…

 

「だったら、その奇跡を自力で起こしてやるまでだ…!!」

 

そう決意し、俺は再び体を動かす。奇跡なんて起きないんじゃないかという一抹の不安を振り払う為に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が経ち、朝の7時半頃……リアス達が張ってくれた結界のお陰で安心して眠ることが出来た一誠達戦えるメンバーは、校庭で最後の作戦会議をしていた。

 

「いい?今回の作戦はクロノスのゲーム攻略の為に、なるべく無傷で兵藤君をクロノスの前まで送る事。その際に妨害があることは必至だね。」

 

「それは他に変身できるメンバーが足止めする…」

 

「それと学園の防衛にも何人か欲しいの。相手の事だから、必ず守りが薄くなったところを狙ってくるはずだから…」

 

「それは俺と幸太郎、ゼノヴィアってのが引き受ける。」

 

「アーシアや子供達には、指一本触れさせないさ。」

 

学園の防衛に名乗りを上げたのは侑斗に幸太郎、ゼノヴィアだった。

 

「それじゃ残りのメンバーは、兵藤君を妨害するバグスター達の相手を。」

 

「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」

 

「作戦開始は援軍が到着する8時。それまでに皆、準備に入って。」

 

解散の言葉に各々が別れていく中、ダイヤが千歌に話しかける。

 

「千歌さんはどうするのですか?」

 

「護衛は桜魔と美桜に任せて、私は子供達と一緒に退避……かな?」

 

「……そう言う割には、すごく納得してないような顔をしてますわよ?」

 

「え…?」

 

そう言われ、千歌は自身の顔をペタペタと触るが自分の表情なんて解る筈がない。なので、ダイヤは自分の持っていたスマホのカメラを内側に向けて千歌に差し出し、その画面に映る不服そうな顔を見て千歌も納得した。

 

「ほら、自分も子供達を守りたいという顔をしてますわ。」

 

「でも、変身出来ないんじゃ…」

 

「それでも、コレは使えませんか?」

 

そう言ってダイヤが差し出したのは、ガシャコンソードとガシャコンマグナムだった。

 

「万が一の場合に備えて……コレをお貸しします。」

 

そう言われ、手を伸ばす千歌…途中、一度は躊躇って手を引きそうになったが、すぐに振り切ってそれらを掴み取った。

 

「ありがとうございます、ダイヤさん。」

 

「お互い、無事に帰りましょう?」

 

「はい!!」

 

互いに無事を約束し、離れる…

 

 

 

――ガシャアンッ!!

 

 

 

その時だった。リアス達が昨晩張っていた結界が砕け散ったのは。

 

「結界がッ!?」

 

『全く、厄介なものを張ってくれましたね?お陰で夜襲に失敗してしまいましたよ。』

 

破られた結界に驚く中、新たな声に校門に視線を向けると、そこには青い体のグラファイト…セイリュウグラファイトが大量のバグスターとバグスター兵達をひきつれて立っていた。

 

「セイリュウグラファイト!?」

 

『ですが、それも壊しましたから…もう貴方達を守るものはありません。』

 

そう言って右手を一誠達へと向けると、バグスター達が一斉に襲いかかってくる。

 

『さあ、大人しくここで殺されなさい。』

 

「させるかよ!!」

 

それに対して一誠もゲーマドライバーを装着しようとするが…

 

「バカ野郎ッ!!テメェは引っ込んでろ!!」

 

その前にモモタロスが一誠の前に飛び出て、バグスター兵を手持ちの剣で切り捨てる。

 

「んだとぉッ!!」

 

「お前には助けなきゃなんねぇ奴がいるんだろ!?ここは俺達に任せて、お前はそっちに集中してろ!!」

 

「……チィッ!!わかったよ!!」

 

そう告げて、今度は良太郎の方を見る。

 

「良太郎ッ!!しばらく1人でも出来るよな?」

 

「うん、大丈夫!!」

 

「それなら、早く行ったら?」

 

「援軍が来るまでここは、オレ達に任せとき!!」

 

「クロノスなんてブッ飛ばしちゃえ!!」

 

「行け!!野上!!」

 

「じいちゃん!!」

 

そこにウラタロスにキンタロス、リュウタロスも加わり道を作り上げる。

 

「……行こう、皆!!」

 

その道を良太郎が駆けていき、続けて一誠達も走り抜けて校門を抜ける。

 

『フム…残った貴方達で私と私の軍団に勝てるとでも?』

 

「たりめぇだ!!テメェこそ、俺達に勝てるなんて思ってんじゃねぇぞ!!」

 

そう叫ぶモモタロスの横にウラタロス達に侑斗、幸太郎にゼノヴィアが並び立つ。

 

『いいでしょう……ならば、私と私の軍団が全力でお相手しましょう……フン!!』

 

双剣を持ったセイリュウグラファイトは斬撃を飛ばす…モモタロス達ではなく、見送りに来ていて、まだ避難が完了していない子供達に向けて…

 

「なッ!?」

 

「やらせん!!」

 

ビルドドライバーを装着して、変身しようとするゼノヴィアだったが距離的にも間に合わない……そこに1人の人物が飛び出して、左手の銃を連射し斬撃の威力を弱め、右手の剣でそれを叩き落とした。

 

『ほう?』

 

「これ以上……好き勝手はさせないよ、セイリュウグラファイト?」

 

その斬撃を落としたのは、ガシャコンソードとガシャコンマグナムを持った千歌だった。

 

『変身できなくなっても、まだ抗いますか…』

 

「抗うよ…何時だって、何度だって!!」

 

『ハァ……たかが1%の威力で放った斬撃を落としたくらいで…いい気にならないでほしいですね?』

 

「そうでもないよ?」

 

「おい青トカゲ、シカトぶっこいてんじゃねぇぞ!!」

 

千歌の行動にため息を吐くセイリュウグラファイト…だが、それは自らの体を張った時間稼ぎでモモタロス達は既に変身準備が完了していた。

 

「戦えねぇ女子供を狙うとは、ずいぶん性根が腐ってるみてぇだな?その根性、俺達が叩き直してやるよ!!」

 

「皆、受け取って!!」

 

ベルトを巻き終えたモモタロス達に、コハナがライダーパスを投げ渡す。

 

「待ってました!!」

 

「これで本気で戦えるってもんや!!」

 

「いっくよー!!」

 

パスを投げ終えたコハナも避難しようとするが、その隣に昨日現れた白いイマジン…名を【ジーク】という…がやって来る。彼は良太郎と契約はしていないが、時々現れては力を貸してくれる仲間である。

 

「姫、私にも1つ。」

 

「アンタ…まだ戦ってなかったの!?」

 

彼に呆れながらライダーパスを手渡すコハナ。

 

「今から姫の為に…!!」

 

そう言って、腰にモモタロス達が巻いてるのとはバックルが違う電王ベルトを巻き、パスを翳す。

 

「変身。」

 

『Wing form』

 

すると、その姿が金のボディスーツに白いアーマー、水色の羽を模した仮面を付けた【仮面ライダー電王・ウィングフォーム】へと変わった。

 

「降臨…満を持して。」

 

「って、誰も待ってねぇよ手羽野郎!!主役はお『Wake up!! CROSS-Z DRAGON!!』お前まで遮ってんじゃねぇ!!」

 

「む、スマン。私のはお前達と違って時間がかかるのでな…」

 

変身を先にやられキレるモモタロスだが、その文句までレバーを回しているゼノヴィアに遮られてしまう。

 

「たく…お前ら、行くぞ!!」

 

『Are you Ready?』

 

ビルドドライバーからその音声が流れると同時に、モモタロス達もパスをベルトに翳し、侑斗は専用ベルトである【ゼロノスベルト】を巻き、そこに黒に緑の線が入ったカードをセットする。

 

「「「「「「「変身!!」」」」」」」

 

『Sword form』

 

『Rod form』

 

『Ax form』

 

『Gun form』

 

『Altair form』

 

『Strike form』

 

『Wake up Burning!! Get CROSS-Z DRAGON!! Yeah!!』

 

各々がその姿を変え、8人の仮面ライダーが並び立つ姿は…中々に荘厳な絵になっていた。

 

「俺、再び参上!!」

 

「お前達、ボクに釣られてみる?」

 

「オレの強さに、お前が泣いた!!」

 

「お前達、倒すけどいいよね?答えは聞いてない!!」

 

「最初に言っておく…俺はか~な~り強いッ!!」

 

「テディ。」「ああ!!」

 

「今の私は…負ける気がせん!!」

 

「私はもう言った。」

 

それぞれが名乗りを上げて己を鼓舞し、気合いを漲らせながらセイリュウグラファイト達と対立する。

 

『では、己の死を賭けたデスゲームの開始としましょう!!』

 

「上等だ!!行くぜ!!行くぜ!!行くぜェ!!」

 

互いに走り出し校庭の中央で始まる戦闘が、数多の時間の運命を賭けたゲームの開始を告げる狼煙となった。

 




ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……

一誠「最初っからそうしてりゃ良かったんだよ。」

花丸「番長先輩…やりすぎじゃ…」

一誠「このバカにはコレくらいが丁度良いんだよ。」

花丸「え~と…良ければ、次回もマル達の活躍を見てくださいね!!」

一誠「………………お前の出番、あったか?」

花丸「ズラッ!?」

曜と果南、花丸も変身して戦う

  • 賛成
  • 反対
  • 我が魔王…存分に書かれよ
  • 止めて!!変身なんかしないで!!

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