ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

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朱「ドドン!!」←(海未から借りた火炎鼓を烈火で叩く音)

小「ピッピッピッ、ピッピッピッ」←(真姫から借りたフエッスルを吹く音)

リ「駒王学園、オカルト研究部部則…ひとぉーつ!!1発○く時は、周囲に人の気配が無くなってから!!」

裕「まず、この部則を無くしましょうか?」

リ「ちょっと裕斗?私が即興で考えた部則を全否定なんて…」

裕「せっかくの前書き担当なのに、多作のパクリだからですよ!!というかそれ、部長の中の人ネタですよね!?そんな台詞、よく恥ずかし気もなく言えますね!?てか、副部長と小猫ちゃんも借り物で何遊んでるんですか!?」

朱「あらあら、よくそれだけツッコミが浮かびますわね?」

小「さすがは【ツッコミの木場】先輩です」

裕「そんな二つ名、嬉しくないよ!!」

リ「狼狽えるなッ!!」

裕「銀腕なたやマさんは、お口をチャック!!」

ギャ「えっと…とりあえず本編をどうぞ~…」


Secondコラボ TWO

『おーい、誰か私の体預かって~!!』

 

「「ほいほ~い!!」」

 

果南(D)の頼みに、千歌(D)と曜(D)が返事をして、彼女の体の所にやってくるが…

 

「どうやって運ぼうか?」

 

「果南ちゃん重いからなぁ…とりあえず、足持って引っ張っていこう!!」

 

「ヨーソロー!!」

 

そう言って2人は果南の足だけを持って、地面を引き摺るようにして運んでいった。

 

『ちょッ!?それ今日出したばかりの服なのに!!てか、頭擦れてる!!禿げるから!!あと千歌ッ!!誰が重いって!?戻ったら覚えてなさい!!』

 

「ちょっと果南、落ち着いて!?」

 

それを見た果南(D)が荒れるのを、鞠莉(D)が必死に宥める。そして1分程して落ち着いた。

 

『とりあえず、2人は後でぶん殴る…!!』

 

「はいはい…それでいいから…」

 

「そっちも大変ですわね…」

 

そんな果南(D)と鞠莉(D)の2人に同情するダイヤだった…

 

『それでは、試合開始です』

 

「では、気を取り直して!!」

 

『鞠莉!!』

 

「OK!!」

 

そして試合が始まると、お互いに武器を持たずに距離を詰め…

 

「「『セリャアッ!!』」」

 

右ストレートを繰り出して拳をぶつけ合わせる。それをすぐさま離し、右ハイキックから左回し蹴りと続けてぶつかり合う。

 

威力も速度もほぼ互角…ならばとジュエルは武器アイコンからガシャコンマグナムを選択する。

 

『ガシャコンマグナム!!』

 

それを右手に保持して、先程の回し蹴りから正面に体を戻しながら発砲する。

 

「く…!!」

 

それに反応したWは、バク転しながら弾丸を回避する。

 

『鞠莉、向こうが銃なら!!』

 

「ええ、こっちもTriggerを引くわよ!!」

 

『Trigger!!』

 

ジュエルに対抗するため、Wは青いUSBメモリ【トリガーメモリ】を取り出して起動、ジョーカーメモリと入れ換える。

 

『Cyclone!! Trigger!!』

 

バックルを開くと、黒かったジョーカーサイドが青いトリガーサイドに変わり、胸の専用武器【トリガーマグナム】を持ってジュエルへと緑の風の弾丸を撃ち返す。

 

「やはり、簡単にはいきませんか…!!」

 

『STAGE SELECT!!』

 

なのでジュエルはフィールド変更を行い、空間を廃工場へと変える。そして周りにある障害物とを利用しながら射撃を続けた。

 

「自由にField変えられるのとかズルくない!?」

 

『まあ、それも向こうの力の1つなんだし…』

 

「お喋りしている暇はなくってよ!!」

 

「キャッ!?」

 

そんなジュエルの猛攻に愚痴るW。その隙を逃さず背後から銃撃する。

 

「やってくれるじ『Luna!!』…へ?」

 

『Luna!! Trigger!!』

 

体勢を立て直し、ジュエルを睨み付けるダブル。その時、彼女は右手で黄色のメモリ【ルナメモリ】を起動、そのままサイクロンメモリを抜いてそこに挿し、バックルを開いて黄色と青の【ルナトリガーフォーム】に変わった。しかし、変身者である鞠莉は少し怒っていた。

 

「ちょっと果南!!いきなりメモリ変えないでよ!!」

 

『あのままじゃ不利だからだよ。いいから攻撃』

 

「もう…!!」

 

果南の指示に若干剥れながらも、ジュエルへと狙いを定めて、マグナムの引き金を引いていき黄色い尾を引く弾丸が放たれていく。

 

「そんな遅い攻撃では『当たるんだよね~、コレが♪』何を(バシッ!!)くはッ!?」

 

ジュエルは動きを見切りそれを回避したが、突然背後から攻撃を受ける。振り返れば、先程避けた弾丸が軌道を変えて再び迫ってきていた。

 

「誘導弾ですか…!!」

 

『何処まで逃げられるかな~?』

 

(このままではジリ貧ですわね…そうですわ!!)

 

ジュエルはその場を急いで移動し、マグナムで迎撃を開始する。しかし、撃ち落とすよりWが生み出す弾丸の方が多く、このままでは落としきれずに攻撃を受けてしまう。そこである考えが浮かんだ彼女はすぐさま行動にうつす。マグナムで撃ち落とすのを止め、弾丸を背にして走り出したのだ。

 

「果南、あっちのダイヤったらもうgive upみたいよ♪」

 

『ん~…?』

 

そんな姿を見て鞠莉(D)は勝ち誇った様な顔をするが、果南(D)は逆に嫌な予感がしていた。そして、それはすぐに当たる事になる。ジュエルが急に方向転換してWへと迫ってきたのだ。

 

「えッ!?何でこっちに来るの!?」

 

『鞠莉ッ!!』

 

突然の事に慌てる鞠莉(D)だったが、果南(D)の声で冷静さを取り戻してトリガーメモリをバックルから抜いてトリガーマグナムのスロットに装填、先端部を起こして必殺技を発動させる。

 

『Trigger!! Maximum drive!!』

 

「『トリガーフルバースト!!』」

 

放たれたのは視界を覆うほどの無数の誘導弾。逃げ出す隙を与えない程の…

 

「だとしても!!」

 

しかしジュエルは止まらず走り続ける。そして弾丸が目前にまで来た瞬間、僅かにあった弾丸と地面の隙間をスライディングで潜り抜けてWの目の前に来ると、彼女を全力で抱きしめる。

 

「ちょッ!?離してよ!!」

 

「逃がしませんわよ…!!」

 

もがくWだが、ガッシリと捕まり振りほどけない。そうしている間に先程の弾丸達が目前へと迫ってくる。

 

『ちょッ!?道連れにするつもり!?』

 

「あら、そのつもりはありませんわよ?……では、ごきげんよう♪」

 

ジュエルは果南(D)の言葉にそう答えると、粒子化してその場から逃げた。

 

「『へ?……(ドゴゴゴゴゴォッ!!)きゃああああッ!?』」

 

あまりの事に一瞬動きが止まるダブル。次の瞬間、Wの放っていた弾丸が自らに襲い掛かった。

 

「計画通り…」(ニヤリ)

 

「おい、アイツ仮面の下で絶対黒い笑み浮かべてるぞ?」

 

少し離れた所で実体化したジュエルは、Wの光景に黒い笑みを浮かべ、パラドはそんな彼女の言葉にそう呟いた。

 

「イタタタ……ちょっと!!今のズルくない!?」

 

「以前出会った、とある怪盗の逃げ方を応用しただけですわ」

 

そう言って思い出すのは、場をある程度乱してからさっさと逃げ出す様々な世界を旅する怪盗(仮面ライダーディエンド)の事だ。

 

『ちょっと頭に来たから…鞠莉、私と変わって!!』

 

「OK!!」

 

それが少し癪に触れた果南(D)は鞠莉(D)に頼み、変身を解除する。

 

「あら、降参ですか?」

 

「まっさか~♪ちょっと戦い方を変え(ゴンッ!!)「「ウギャウッ!?」」…?」

 

降参かと思うジュエルに鞠莉(D)は余裕そうに返していたら、鈍い音と千歌(D)と曜(D)の声が聞こえ、それから果南(D)がイイ笑顔で鞠莉(D)の隣にやって来たので、相方である彼女は大体を察した。

 

(ああ……さっきのを有言実行したのね…)

 

「さて…今度はこっちの番だよ、鞠莉」

 

「それより、Bodyはどうするの?」

 

「あ、そっか…どうしよう…」

 

「それでしたら、私が回収しますわ」

 

再度変身となると、片方の体はまた倒れてその場に残る。その体をどうやって回収しようかと悩んでいたら、2人の傍にダイヤ(D)がやって来た。

 

「私が受け止めて、そのまま回収していきましょう」

 

「Thank you ダイヤ♪」

 

「そうと決まれば…!!」『ギャーオ!!』

 

体の問題が解消した2人に、果南(D)の手の上に白い恐竜型のロボット【ファングメモリ】が現れる。果南(D)はそれを変形させてメモリモードに変え、鞠莉(D)が先に挿したジョーカーメモリが果南(D)のドライバーに送られる。

 

「「変身!!」」

 

『Fang!! Joker!!』

 

そしてファングメモリをドライバーに挿してバックルを開き、その上に恐竜の頭を模したパーツにしてW・ファングジョーカーに変身する。

 

「さあ、バッチコイですわ!!」

 

そう言って倒れるだろう果南(D)を受け止めようとするダイヤ(D)。しかし、この形態の時は果南(D)の体で変身する為、彼女の体がWとなり…

 

ビタァァァン!!

 

代わりに鞠莉(D)の体が、顔から勢いよく地面に倒れた。

 

「あ…鞠莉さんの方でしたか」

 

『このポンコツダイヤァァァァァァァァァッ!!!!』

 

「ホラ、いいから行くよ!!」

 

ダイヤ(D)のせいで体が傷ついた事にキレる鞠莉(D)だが、果南(D)がそれを無視して戦闘を開始させる。

 

「ハアッ!!」

 

「『なんのォッ!!』」

 

Wへと銃撃するジュエル。しかし、それを獣を彷彿とさせる動きで次々と回避していき、格闘戦の間合いに入るとWはファングメモリの角を1度倒す。

 

『Arm Fang!!』

 

そして右腕に伸びた反り返る刃で、ジュエルの体を切り裂く。

 

「くぅ…!?」

 

「逃がさないよ!!」

 

距離を取ろうとするジュエルだが、Wの方が素早くそれを許さない。そこから更に攻撃を受け、マズイと思ったジュエルはマグナムのBボタンを叩き、Wの足下に向けて乱射。それを飛び上がる事でWは回避するが、その隙にWの下を潜り、そのまま前へ走る事で何とか距離を取る事に成功。そしてホルダーからガシャットを取り出して起動させる。

 

『イマージュ・ミラージュ!!』

 

「X―0カラット!!」

 

『ガッチョーン、ガシャット‼ガッチャーン‼レベルアップ‼探せダイヤ‼集めろルビー‼ジュエリートレジャー‼アガッチャ‼輝く君は美しい‼ Ah〜‼ 鏡幻想‼ イマージュ・ミラージュ‼︎』

 

ミラージュトレジャーゲーマーになったジュエルは、周囲に展開した鏡に飛び込み、複数の分身体と共に飛び出してくる。

 

「数で攻めようってわけ?でもッ!!」

 

一気呵成に攻めるジュエルだが、Wはそれらを腕の刃でアッサリと倒し、分身体は鏡の様に砕け散っていく。

 

「強さはこっちが上…それに…!!」

 

しかし、分身体は鏡から無数に出てくる。だがWはとある1体目掛けて走り出し、他は無視してその1体に殴りかかるとそれは腕をクロスして受け止めた。

 

「あら、もうバレましたの?」

 

「そりゃ、ベルトが鏡写しになってたら見分けが解りやすいからね」

 

なぜWが本体を見極められたのかというと、ジュエルの生み出していた分身体は左右対称だから解りづらかったが、ゲーマドライバーだけ鏡写しになっていたからだ。

 

「つまり、ベルトが鏡写しになってない貴女が本物よ!!」

 

「では、試してみましょうか?」

 

振りきられるWの拳を、後ろに跳躍する事で力を受け流しながら後退し、再び鏡に入り込み多数の分身体と共に現れる。

 

「幾ら増えた所で!!」

 

しかし、見極め方を知ったWは本体を発見すると、他を一掃して襲い掛かる。

 

「『これで…終わり!!』」

 

そう言って振り下ろされた刃に、本体のジュエルは切り裂かれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャアアアアアン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()

 

「『え…?』」

 

その光景に困惑するW。彼女達は間違いなくドライバーが鏡写しになってないジュエルを攻撃した。なのに、今の消え方は分身体が消えるのと全く同じだった。ならば本体は何処にいるのか…?そう考えて動きが止まったWの背中に強烈な一撃が決まる。

 

「『うあッ!?』」

 

不意打ちに受け身すらとれずに倒れるW。何が起きたのか振り返ってみると、そこにはジュエルが立っていた。

 

「まさか……あれが本物?」

 

『じゃあ、さっきのはDummyだったっていうの!?』

 

「ええ、その通りですわ」

 

「でも、私が攻撃したのはドライバーが鏡写しになっては…!!」

 

その事実に動揺していたWに、ジュエルは答えを教える。

 

「確かに本体の私が生み出した分身体はドライバーが鏡写しになっています。ですが…………()()()()()()()()()()()()()()なんて、一言も言ってませんわよ?」

 

「そっか…!!鏡写しの分身体から鏡写しの分身体が生まれれば…!!」

 

『更にReverseされて、元通りって事ね!!』

 

「では、そろそろ攻めに転じましょうか!!」

 

そう言ってジュエルは近くの鏡に潜り、10体の分身体と共に出てくるが……今回は全員、ドライバーが鏡写しになってはいなかった。

 

『ちょッ!?どれが本物!?』

 

「解んないよ!!」

 

「さあ……鏡の幻想劇を御堪能あれ♪」

 

そう言って11人いる分身体の5人がソードを、5人がマグナムを持ち、残った1人がギガナイザーを手にした。

 

「こうなったら!!」

 

『手当たり次第にDestroyよ!!』

 

『Shoulder Fang!!』

 

Wはファングメモリの角を2回倒し、肩から伸びた刃を掴み取るとそれを投げる。その刃は複雑な軌道を描きながらジュエル達へと迫る。

 

その刃を回避出来なかった剣部隊の3体が砕けるが、後ろにいる銃部隊に刃を撃ち落とされて、戻ってきたのを受け止める。そこに残った剣部隊が攻め込んでくる。その先の1体を蹴り飛ばし、残りの1体の攻撃を蹴った勢いで下がる事で回避する……

 

「もらいましたわ!!」

 

が、その先にはギガナイザーを持ったジュエルと銃部隊の1人が先回りしていて、既に武器を振りかぶっていた。

 

「『そのくらいッ!!』」

 

しかし、ファングメモリとジョーカーメモリの力で上昇した身体能力を駆使し、体を思いきり捻る事でその一撃を回避し、更にカウンターとばかりに回し蹴りを喰らわせるとそれは砕け散った。

 

「1人だけ武器が違うから、当たりかと思ったけど…!!」

 

『来るわよ!!』(あれ?…今何か違和感が…)

 

予想が外れた事に若干悔しさが滲むも、続く銃撃を避ける為にその場をすぐに離れる。

 

「残り6体……これは、エクストリームしかないかな?」

 

『ちょっと待って果南。今、気になる事があったの。だから剣と銃持ちを1体ずつにさせて』

 

「わかった、なら行くよ!!」

 

鞠莉(D)の言葉に解決策が見いだせるかもと思った果南(D)は、彼女の頼みに応え戦闘を続行する。

 

肩の刃を投げて銃部隊の1体を倒し、戻ってきたのを掴み迫っていた剣部隊の1体を後ろへと受け流す。

 

「受け流された…!?」

 

(この音の感じだとやっぱり…!!となると本物は!!)

 

何かに気づいた鞠莉(D)は放たれた銃弾を回避しながら銃部隊の懐に飛び込み、3体を撃破し背後の剣部隊の1体を切り裂き、自身の望みを叶えた。

 

(さて、これで何が解るの…?)

 

「さすが歴戦の戦士ですわね……一応有利な状況を作っていた筈なんですが…」

 

「それほどでもあるね」

 

『やっと分かった…果南、本物は…』

 

「…………なるほどね、となれば決めるよ!!」

 

『Fang!! Maximum drive!!』

 

「来ますわね!!」

 

ファングメモリの角を3回倒して右足に刃を生やし、必殺技を発動させる準備に入るW。残ったジュエル2体も武器を構えて待ち受ける。

 

「『ファングストランザー!!』」

 

「なッ!?…キャア!!」

 

飛び上がり、スピンしながら迫るW。それを剣持ちのジュエルが受け止めようとすると、彼女達はそれを避けて後ろの銃持ちの方を蹴り飛ばした。

 

『Bingo!! やっぱり貴女が本物だったのね?』

 

「く…!!なぜ解ったのです?」

 

『答えは【声】よ。だってさっき剣を受け流した時、驚いた風に声を上げたけど……私達の後ろじゃなくて前から聞こえたからよ。つまり分身体は喋れないって事だから、後は声がする方を攻撃するだけ♪』

 

「……まさかそんな攻略をされるなんて…」

 

「それじゃ、そろそろ全力でいこうか!!」

 

攻略法を見出だしたWは再び変身を解除して並び立ち、再度鞠莉(D)をボディにしたWに変身する。

 

『Cyclone!! Joker!!』

 

それによって倒れかける果南(D)の体だが、地面にぶつかる直前に黒と金の機械の鳥型メカが現れて果南(D)の体をデータ状にして回収する。

 

「体がッ!?」

 

驚くジュエルだが、Wは気にせずそのメカを手に取ってベルトに装填し開いた。

 

『XTREME!!』

 

するとWの中心部が開いていき、真ん中にクリスタル状のボディ【クリスタルサーバー】が現れ、肩の装甲も大型化、額のアンテナが複眼外側に上下斜めに伸びたものに変わった姿『W・サイクロンジョーカーエクストリーム』になる。

 

「「【プリズムビッカー】」」

 

更に中央部から盾【ビッカーシールド】と短剣【プリズムソード】が収められた専用武器【プリズムビッカー】が出て来て、その剣の柄尻に1つのメモリ【プリズムメモリ】を装填して、剣を引き抜いた。

 

『Prism!!』

 

「さあ~て、一気に倒すよ!!」

 

「では、こちらも本気ですわよ!!」『ガッチョーン、ガシューン』『ベリアルモンスター!!』

 

ジュエルもイマージュ・ミラージュガシャットを抜き、ベリアルモンスターを起動させ、出てきたカプセルから2つを掴み起動させてガシャットに読み込んだ。

 

「ウルトラマンダーク、ダークザギ、ゼロダークネス、オーブダーク」

 

『デモニックフュージョン・アンリーシュ!!』

 

「悪夢の中でお眠りなさい!!」

 

『ガシャット!!ガッチャーン!!レベルアップ!!探せダイヤ!!集めろルビー!!ジュエリートレジャー!!アガッチャ!!紅に染めろブラッド…!!君臨せよカイザー…!!世界の終わりが…今、始まる!!』

 

そしてジュエルブラッドリィになると、4つのスラッガーを1つにして三日月状の剣を手にする。

 

そしてしばらく睨み合った後、同時に駆け出して剣をぶつけ合わせるが、徐々に押し込まれていく。

 

「く…!!さすがは最強フォーム!!これでも力負けしてますわね…!!」

 

「でしょ?それに……全ての閲覧が終わったよ」

 

「閲覧?」

 

Wの言葉をジュエルが疑問に思っていると、突然向こうの押す力が無くなり、ジュエルはバランスを崩してしまう。そこにWの持っているビッカーシールドを顔に叩き込まれた。

 

「ブハッ!?」

 

それによりのけ反った所を、追撃とばかりにプリズムソードで切り裂かれた。

 

「くぅ…!!」

 

「よっと」

 

だが、やられっぱなしではなくジュエルも反撃とばかりに刃を振るうが、まるで知ってたとばかりに攻撃を回避される。

 

「言ったはずだよ?全てを閲覧したって!!」

 

『Prism!! Maximum drive!!』

 

「「プリズムブレイク!!」」

 

「キャア!!」

 

そしてWの剣に切り裂かれ、地を転がるジュエル。

 

「今の私達は、貴女の全情報を持っている。どんな風に考え、どんな感じに攻撃してくるのかも丸分かりなんだ」

 

「全情報……それは厄介ですわ…!!」

 

「それじゃ、そろそろFinishといきましょう♪」

 

『Cyclone!!』『Heat!!』『Luna!!』『Joker!!』

 

そう言うとWはビッカーシールドに4つのメモリを挿し、プリズムソードを収めると盾の中央部を捻り、力を集束させていく。

 

『cyclone!! Heat!! Luna!! Joker!! Maximum drive!!』

 

「「ビッカーファイナリュージョン!!」」

 

「ッ!?ツインデスブレイク!!」

 

そこから放たれたのは強力な光の奔流。これを受けたら不味いと思ったジュエルはすぐに剣に力を送って必殺技を放った。ぶつかり合った必殺技は暫くの拮抗の後に爆発を起こす。爆煙が周囲を包む中、それが晴れると未だしっかりと立っているWと、肩で息をしているジュエルブラッドリィがいた。

 

「くぅ…!!ハァ……ハァ……」

 

「まさか耐えちゃうなんて…」

 

「でも、次で終わりにしよっか」

 

「そうですわね…!!」『ガシューン』

 

次で確実に決着をつける為、Wはエクストリームメモリを一度閉じて開き、ジュエルはベリアルモンスターガシャットをキメワザスロットホルダーに装填、ボタンを連続で押す。

 

『ガシャット!!キメワザ!!』

 

「「これで決まりだ!!」」

 

『XTREME!! Maximum drive!!』

 

「行きます!!」

 

『BELIAL!! CRITICAL STRIKE!!』

 

「「ダブルエクストリーム!!」」

 

2人は同時に飛び上がり、そのまま飛び蹴りを放って空中で激突する。しかし、力の差や疲労の貯まっていたジュエルは押し負け、Wの蹴りを喰らってしまった。

 

「キャアアアアアアアッ!?」

 

『GAME OVER』

 

それによってライフが0になったジュエルは消滅するが、すぐにコンティニュー土管から復活する。

 

「フォウ!!…ここでライフを使ってしまうなんて…えーと、ライフUP、ライフUPは…と」

 

『ジュエル、戦闘続行不能。よって勝者、W』

 

「Yes!! 私達の勝ちね、果南♪」

 

「だね♪」

 

こうして一回戦はWの勝利となった。




いかがでしたか?

お待たせしてすみません。他の作品やったりシンフォギアのアニメやアプリやってて遅くなりました…

今後はこちらもなるべく定期的に更新していく予定です。

次はこの二人です。

「私の高速の10秒間についてこれるかな?」

「いいぜ…タイムアタックと行こうか!!」

では、次回でお会いしましょう。

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