ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

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ヴァ「皆様、新年あけまして…」

全員「「「「おめでとうございまーす!!」」」」

ヴァ「今年もこの【ゲームの力でこの世界を生きていく】をよろしくお願いいたします!!」

全員「「「お願いしまーす!!」」」

一「つー事で、今回は新キャラ3人と特別ゲストが本編に出てくるらしい」

梨「あれ?新キャラの募集はコラボ終了までだったんじゃ…」

曜「なんか、RADIOで宣伝したのに一票も来なかったから締め切ったんだって」

美「作者の人気度がよく解るわ…」

花「では新キャラの登場を祝して……祝えッ!!」

ル「それは本編でやろうよ!?」

千「では、本編を…」

???「見てくれたまえ」

全員「「「「誰ッ!?」」」」


Secondコラボ eight

ムテキゲーマー同士の対決が終わり、3人が戻ってくると同時にヴァーリがパソコンを閉じた。

 

「あ、終わったの?」

 

「修理はな。それ以外にスナイプの武装の改修をしてたら気分が乗って、全員の新武装とかの考えを纏めてたからな…」

 

「私達の新武装…?」

 

「ああ、どんなのになるのかは完成を待っててくれ」

 

「はぁーい♪」

 

元気良く返事する千歌を見送った後、ヴァーリは立ち上がると体を動かし始める。その度に間接からゴキゴキと、骨が鳴る音が響く。

 

「ん~…!!さて、次は俺が行くとするか」

 

「あ?冗談言ってんじゃねぇぞルシファー。次は俺だろうが」

 

「残念だが……お前は最後だ」

 

「んだとぉ?」

 

しかし、一誠がそれに待ったを掛けるが、ヴァーリは気にせずフィールドへと歩いていった。

 

「おいッ!?……ちっ、何で俺が最後なんだよ…!!」

 

「そんなの決まっとるやん」

 

苛つく一誠の隣に希がやって来ると、彼の肩を叩き…

 

「2作品の小説の主人公達が戦うのは……最後が一番盛り上がるからや!!」

 

「………………いや、作品とか小説とか何言ってるかさっぱり何だが?」

 

そう告げた彼女を、一誠は訝しげに見るのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリside

 

フィールドに立った俺は準備運動しながら対戦相手を待っていると、しばらくして渡辺(D)が出てきた。

 

「やっと私の番だね…待ちくたびれちゃったよ…」

 

「そうか、それは残念だったな……その出番がすぐに終わるんだからな?」

 

余裕そうな態度に、少し煽る様な感じで答えてやったら…

 

「アッハハ!!……そうだね、私が簡単に勝っちゃうんだから♪」

 

さらに余裕な態度で返されてしまった。

 

「そうそう、今の俺じゃ勝つなんてムリムリ……って違うわァァァァァァッ!!勝つのはこの、神の(特典として貰った)才能を持つ……オレだァァァァァァッ!!」

 

普通に返されたから、思わずノリツッコミになったわ!!

 

その態度に思わずキレながら、俺はガシャットギアデュアルβⅡを起動した。

 

『TADDLE LEGACY!!』

 

「術式レベル100!!変身ッ!!」

 

『デュアルガシャット!!ガッチャーン!!デュアルアップ!!辿る歴史!!目覚める騎士!!タドォルレガシィー!!』

 

そしてブレイブに変身すると、渡辺(D)は銀色の箱とカブトムシとスペードのマークが描かれた()()のカードを取り出した。

 

「そっちがそれなら……こっちも最初から本気だよ!!」

 

そう言ってカードを箱に入れ、腰に押し当てるとベルトが伸びて装着される。

 

「ヘシンッ!!」

 

『Turn up』

 

そして独特な言い方でレバーを引いて、目の前に現れた金色のゲートを潜り抜けると、体の各所にいろんな生物と思われる異形の存在…【アンデッド】のレリーフが刻まれた黄金の鎧を纏い、右手には大剣【重醒剣キングラウザー】を持った仮面の戦士…仮面ライダーブレイド・キングフォームへと変わった。

 

『それでは、試合開始です』

 

その合図と同時に俺達は駆け出し、ガシャコンソードとキングラウザーをぶつけ合う。

 

「たかが王ごときが…神に勝てると思うなァッ!!」

 

俺は力任せにキングラウザーを弾き、ブレイドに斬りかかる…

 

『Metal』

 

ガギィン!!

 

「ぬぅッ!?」

 

が、あまりの硬さに逆に弾かれてしまった。

 

「この硬さ……【メタルトリロバイト】の力か!!」

 

「私のカタ◯ウルは伊達じゃないよ♪そして……お返し!!」

 

さらに弾かれた事でバランスを崩している所に、キングラウザーが振り下ろされる…

 

だァが…神にそんなものは通じないのだァ…!!

 

俺は体勢を立て直しながら、近くにあったエナジーアイテムに触れた。

 

『鋼鉄化!!』

 

ガギィン!!

 

「うわっと!?」

 

鋼鉄化によって上がった防御力で、ブレイドの剣も俺がやられた様に跳ね返してやった!!

 

「いったた…手が痺れちゃった…」

 

「こちらのカ◯ソウルも嘗めないでもらおうか…!!」

 

向こうが痺れを治している間に体勢を整え、俺は再び剣を構える。

 

「しかし、そのネタが出てくるとは……貴様もよく分かっている…!!」

 

「そっちもね…!!」

 

コイツ……思っていたよりも出来るかもしれん…!!

 

「ならば……次に何をするか、解っているな?」

 

「当然」

 

俺の問いにそう答えるブレイド。

 

ならばこの神が、試してやろうじゃないか!!

 

俺は近くにあったエナジーアイテムを取り、ブレイドは左足にあるアンデッド【マッハジャガー】の力を解放する。

 

『高速化!!』

 

『Mach』

 

「「駆けよ、ハヤ◯ウルッ!!」」

 

そう言って俺達は、高速のヴィジョンに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい加減、リュウソ◯ジャーネタから離れなさいよ!!」

 

そんな光景を見ていた真姫は、2人に怒りながらツッコンでいた。

 

「なんかあのネタ、前にも聞いたような…」

 

「前に行った異世界で、ヴァーリ君同士の対決をした時だよ」

 

「ああ、そっか!!」

 

「「「ドンガラ…」」」

 

「はい、そのネタ1度やってるからもうダメだよ~?」

 

「「「は~い」」」

 

千歌は聞き覚えがあったらしく、梨子に言われてやっと思い出し、1年3人組は踊ろうとしたところを、果南に止められていた。

 

「メラメ◯ソウル!!」

(ガシャコンソード炎剣モードのBボタン連打)

 

「ビリビ◯ソウル!!」

『Thunder』『Slash』

 

だが、戦っている2人はお構いなしに、ネタを続けていた。

 

「まだリュウソウジャ◯ネタ続けるみたいですね…」

 

「後で曜さんはお説教ですわ…!!」

 

海未はそれに呆れ、ダイヤ(D)が曜(D)をお説教する気になっていたら…

 

「喰らえェェェェェェェェッ!!」

 

フ レ イ ミ ン グ ソ ー ド

 

「オリャアァァァァァァァッ!!」

 

雷 閃

 

ライトニング

ディストピア

 

「「「「「「ってここでゼロワンかいッ!!」」」」」」

 

「しかも曜ちゃんは技名変わってるズラ…」

 

まさかのゼロワンネタだった。そのカットインに全員がツッコむ。

 

「ヴァーリ君……」

 

そしてぶつかった場所からの爆発に吹き飛ばされる自分の王を見て、梨子は呆れるしかなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曜(D)side

 

くぅ~…!!まさか必殺技を相殺されるとは……向こうも相当鍛えてるなぁ。

 

「チィ!!このままでは埒があかん……ならば、術式レベルビリオン!!」

 

『暴走サーキット!!』『タドルパラディン!!』

 

そこに、ブレイブが見たことないガシャットを取り出した。でも、私が気になったのはそのレベルだ。

 

(ん?ビリオンってたしか10億だったよね………………………………使われたらメッチャヤバいッ!?)

 

「ザ・ワールド!!時よ止まれ!!」『Time』

 

それを使われたら勝利はないと確信した私は、すかさず【タイムスカラベ】の力を発動。私以外の全ての時間を止めた。

 

「ふぅ…危なかったぁ…」

 

あんなの使われたらキングフォームでも無理だって……

 

とりあえず私はブレイブの前まで移動して、ガシャットを掴んだ。そのまま奪おうと思ったが、タイムスカラベの効果は私だけで他に干渉することが出来ないデメリットもある。つまり、止まっているものを動かしたり壊したりすることが出来ず、攻撃しても無効化されるのだ。

 

「ちょっと使いづらい能力だけど、こういう時に役立つね」

 

そして制限時間がやって来る。

 

最初にあれを言ったら、これも言っておかないと♪

 

「そして時は動き出す」

 

私の宣言と同時に時間停止が解け、ガシャット起動のまま固まっていた彼から、ガシャットを奪い取った。

 

「なッ!?貴様……タイムスカラベを使ったな!!俺のガシャットを返せェェェェェェェェッ!!」

 

「や~だよ♪」『Magnet』

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?」

 

盗られたガシャットを取り返そうと迫るブレイブに、マグネットの反発の力で吹き飛んでいった。

 

「さてと、ここで1発ド派手に行くよー!!」

『Tackle』『Mach』

 

そこにマグネットの効果を解いて、マッハの速度で体当たりを慣行する。この速度なら避けられまい!!当たれば大ダメージに…

 

「お前、バカだろ?」

 

「え?(ザシュ!!)いったぁいッ!?」

 

後一・二歩で当たると思っていたら、突然肩に痛みを感じて私は倒れた。

 

えッ!?何が起きたの!?

 

「そりゃ真っ直ぐ突っ込んでくるなら、その直線上に剣を置いておけば勝手に当たるからな」

 

「なんとッ!?」

 

よく見れば、ブレイブは前に剣を突き出していた。もしかして私、盛大に自滅したッ!?やっぱりタックルボアの力は当たらない運命なのか…!!

 

「そろそろ、ガシャットを返してもらうぞ?」『ガシャコンカリバー!!』

 

「ならばこっちも!!」『♠️2・♠️3・♠️4・♠️5・♠️6 Straight flush』

 

ブレイブがもう一振りの剣を取り出したので、私もストレートフラッシュでブレイラウザーを呼び出し、互いに二刀流で斬り合い始める。片方の剣が防がれればもう片方で攻め、逆に一撃目を防げても二擊目がすぐに来るので防御にも気を回さないといけない状況になったりと、戦況が目まぐるしく変わっていく。彼はアイテムを使う隙がないのと同じように、私もアンデッドの力を解放する隙がない純粋な剣擊が続く。

 

「この…………チョイさ!!」

 

「うおッ!?」

 

「ッ!!今だ!!」『Beat』

 

「ガハッ!?」

 

そして、私が力任せに彼の剣を弾いた事で均衡が崩れた。この隙に最強の技を発動させるためにブレイラウザーを投げ捨て、5枚のカードを手元に集めてキングラウザーに装填する。

 

『♠️10・♠️J・♠️Q・♠️K・♠️A』

 

「く…!!」『ガッチョーン、スゴワザ!!』

 

向こうもすぐに必殺技を発動させるけど、チャージ時間の長い私が有利!!

 

『ROYAL STRAIGHT FLUSH』

 

ROYAL

STRAIGHT

FLUSH

 

『ガッチャーン!! TADDLE!! CRITICAL STRIKE!!』

 

TADDLE

CRITICAL STRIKE!!

 

私は前に現れた5枚のゲートを潜り抜け、ブレイブは双剣から炎と風を纏わせながら走り、中央でぶつかり合った。

 

閃光と炎風が迸り、踏んばっている地面に亀裂が走っていく。

 

「ふぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ…!!」

 

「はああああああああああああ…!!」

 

しばらく拮抗していたけど、徐々に私が押し込んでいく。

 

「クソ…!!エネルギー量の差か…!!」

 

「ちぇすとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

 

「ぬあああああああああああああッ!?」

 

『ガシューン』

 

そのまま押しきり、直撃したブレイブは吹き飛んで変身が解除された。

 

『ブレイブの変身解除を確認、よって勝者・ブレイド』

 

「イェーイ♪勝利の……ヨーソロー!!」

 

勝利のアナウンスを聞き、意気揚々と皆の所に戻ったら……

 

「渡辺さん、そこに正座なさい」

 

「……ハイ」

 

ダイヤ(D)ちゃんからメッチャお説教されました…勝ったのに怒られるなんてウゾダドンドコドーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後の模擬戦になり、2人の一誠がフィールドに立つ。

 

「やっと俺の番か……これで思いっきり暴れられるぜ!!」

 

「前回が引き分けだったからな……油断せず行くぞ、ドライグ!!」

 

『おう!!』

 

互いに勝つ気は充分、そしていざドライバーを取り出そうとした時、銀色のオーロラからその男は現れた。

 

「へぇ……ずいぶんと面白そうな事をしてるじゃないか。それなら、僕がもっと面白くしてあげよう♪」

 

「ああ?テメェは…!!」

 

「え?」

 

突然現れたその男……海東大樹を見ると,彼は右手に持った銃を頭上に掲げ…

 

『KAMEN RIDE』

 

「変身!!」

 

『DI-END!!』

 

引き金を引いて【仮面ライダーディエンド】に変身した。

 

「この泥棒野郎…!!何しに来やがった!!」

 

「仮面ライダーディエンド!?」

 

「以前のお宝は士に盗られて君達にあげちゃったそうだからね……ちょっとした、嫌がらせかな?」

 

ディエンドは一誠の言葉を飄々と受け流しながら、7枚のカードを取り出す。

 

「これは…出血大サービスだ♪」

 

『『『『『『『KAMEN RIDE』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ルシファー家訓練所の外には、3人の少女がいた。

 

「ふぅ~…あっついね~…」

 

「今日は最高38度までいくそうです…」

 

「ふぇ~…私、溶けてしまいそうで…」

 

「ほら、頑張って【しずくちゃん】!!」

 

「もう目と鼻の先ですよ!!」

 

「は、はいぃ~…」

 

「でも、リゼヴィム社長が私達をヴァーリさんの所に送る理由は何なんだろう?【せつ菜ちゃん】は解る?」

 

「おそらく、今後の戦いに備えての増援だと思います。敵も力を増しているらしいですからね」

 

「じゃあ、私達も気合い入れて行かないとね!!」

 

「ですね!!【歩夢さん】!!」

 

そんな彼女達が物語に参戦するのは……すぐそこまで来ている。




いかがでしたか?


はい、味方側の新キャラ三人は虹ヶ咲より歩夢さん、せつ菜さん、しずくさんになりました!!

さらに特別ゲストとして、以前別世界にいた海東大樹さんにもお越しいただきました。

さて、彼が呼び出す7人の戦士は誰でしょう?


次回【Secondコラボ NINE】

「アナタ達を止められるのはただ1人……私です!!」

「王の敵は全部……私がブッ倒します!!」

「敵対対象を確認……破壊します」

では、次回でお会いしましょう。

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