キャ「キャロ・ル・ルシエです」
ル「ルーテシア・アルピーノよ♪……って何かそっち側大変なことになってるわね?」
キャ「そうなんだよルーちゃん!!リョウさんがカードをビッてしてピキュンしたり、リク君がカプセルをカシャンしてガシャってしてピカンピカンしたら、ズドォンてなったの!!」
エ「キャロ、説明……」
ル「キャロは教官職には向かないわね…」
キャ「何故ぇッ!?」
エ「というか、そっちにも隕石が落ちてきているみたいだけど?」
ル「え、マジ…?」
キャ「そっちには巨人さんいないけど…大丈夫なの?」
ル「いや大丈夫じゃないって!?早く白天皇呼ばなきゃ…!!」
?『心配御無用ですぞ!!』
三人「「「いや、誰ッ!?」」」
?『俺はウ…』
三人「「「はい、ネタバレストォォォォォォォップ!!」」」
ル「この人(?)このままだとネタバレしちゃうから、早く本編にいきましょう!!」
キャ「と、いうことで!!」
三人「「「ゲームの力でこの世界を生きていく・リリカルなのはVivid編、始まります」」」
?『え…前書きでの出番、これだけでござりますか?』
「これ以上、ここで暴れるのは止めてもらいますよ!!」
オーブ・フルムーンザナディウムとなったリョウは、超コッヴとホロボロスを相手に戦いを繰り広げる。
「ウオオオオオオオオオオオオン!!」
「キシャアアアアアアアアアア!!」
「ジェア!!」
四足歩行で迫り飛びかかるホロボロスだが、その前にオーブが体の下に潜り込み、勢いを利用して後ろへと投げ飛ばし、その後から腕の鎌を振るってくる超コッヴの腹を蹴り飛ばす。そこに後ろからホロボロスが迫るが、体を回転させながら受け流し、超コッヴとぶつけ合わせる。
そして縺れ合って倒れる2体に、オーブは両手を頭上に広げるように掲げ、サイバーラインを引きながら体を左に捻り左手を正面に突き出して光線を放つ。
「フルディウム光線!!」
光線はホロボロスに命中する……が、ホロボロスは光線を喰らいながらも起き上がり、オーブへと体当たりを敢行した。
「ウオオオオオオオオオオオオン!!」
「ジュオアッ!?」
「キシュアアアアアアアアアアア!!」
予想外の行動に動きが止まってしまったオーブは、直撃をもらい地面に仰向けに倒れる。そこに超コッヴの光弾の追撃にオーブは中々起き上がれない。
「くぅ…!!それならば!!」
そこでインナースペースにいるリョウは再びオーブリングを手にして、ホルダーから1枚のカードを取り出す。そこには赤と銀の体に胸には金縁に黒のプロテクターを着けた地球の光が生み出した赤き大地の巨人【ウルトラマンガイア】が描かれていた。
「ガイアさん!!」
『ウルトラマンガイア・V2』『ジョワ!!』
それをリングに読み込ませると、岩のエフェクトを纏った光がリョウの左後ろに飛んでいき、ガイアが実体化する。
そして次に取り出したのは、銀と黒と赤の体に両腕と両足、額に付いたV字型の黄色い発光体が特徴の地底人・ビクトリアンの守護神【ウルトラマンビクトリー】が描かれたカードだ。
「ビクトリーさん!!」
『ウルトラマンビクトリー』『チェア!!』
それをリングに読み込ませると、ガイアと同じように岩のエフェクトを纏った光がリョウの右後ろへと飛んでいき、ビクトリーとして実体化する。
そして右手を前にゆっくりと出し、伸びきったところで勢いよく両手を顔の左側に持っていき…
「たくましいヤツ、頼みます!!」
決め台詞から左手を上に突き上げてトリガーを押した。
『フュージョンアップ!!』
ガイア、ビクトリー、リョウの順に黄色の光に包まれ、2体のウルトラマンがリョウに重なり光が散ると、そこには胸元がガイアの模様に変わり、肩には岩石のような装甲を、両腕にはV字の発光体が付いた紅色の大型手甲を身に付け、頭部はビクトリーとガイアを足した形になった姿となる。
これこそ、大地を司るウルトラマン2体が合体した事で誕生したパワー型の近接攻撃形態。その名も…
『ウルトラマンオーブ・フォトンビクトリウム!!』
フォトンビクトリウムである。
そして赤を基調に青い光が混ざる空間に、途中でそれが砕けてビクトリウム鉱石が鏤められた空間に変わる中をオーブは右手を突き上げながら巨大化する。
「大地を揺るがし…闇を砕く!!」
それが終わると、オーブは前口上とともに拳を構える。
「ウオオオオオオオオオオオオン!!」
そんなオーブにホロボロスは先程同様、体当たりをしようと飛びかかる。
「ジェヤアッ!!」
「ワオウッ!?」
「キィ!?キシュアアアアアアアアアアア!!」
しかし、オーブはその豪腕による右ストレートで、逆にホロボロスを殴り飛ばした。それを見た超コッヴが光弾を放ってくる。しかし、オーブはそれをものともせずにしっかりとした足取りで進み、超コッヴの間合いに入った瞬間、全力でアッパーを喰らわせた。
「ジィィィヤアッ!!」
「キシャアッ!?」
「ッ!?ウオオオオオオオオオオオオン!!」
それを喰らった超コッヴは空高く打ち上げられる。そんな超コッヴを助ける為にホロボロスはオーブに挑むが…
「ジュアッ!!」
「ウオウッ!?」
強力なパンチを何発も喰らい、強制的に下げられてしまう。その隙にオーブは右手を地面に当てて大地のエネルギーを吸収していく。それが終わると右腕を大きく振りかぶり、先程打ち上げて落ちてきた超コッヴに必殺の拳を叩き込んだ。
「フォトリウムナックル!!」
「ギジャアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
何の抵抗も出来ずに喰らった超コッヴは、ホロボロスの方へと吹き飛ばされ、至近距離で爆散する。
「これで終わればいいですが…」
そう願うリョウだが、そんな思いとは裏腹に爆煙の中からホロボロスが出てくる。しかも、その双眸を真紅に染めて。
「ウゥゥゥゥゥゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!」
そして大きく吠えたかと思うと、その体をゆっくりと起こし…前足だった部分は鋭い爪を持つ五指となり、後ろ足だけで立つ二足歩行となった。
「やはり……一筋縄では行きませんか」
その姿に警戒しつつ、オーブはホロボロスとの第2ラウンドを開始する。
そしてジードはというと、お決まりの開幕飛び膝蹴りをヘルベロスに喰らわせ、そこから連続パンチと攻撃を続けていく。
「ハアアアアアッ!!!!」
「グオオオオオッ!?」
「キィィィィィィィィィッ!!」
そこにタコ殴りにされるヘルベロスを助けるべく、レイキュバスがジードへと炎を吐く。
「うわッ!?熱ッ!?あっつう!?」
そのあまりの熱さに耐えきれず、ジードは攻撃を止めてヘルベロス達から距離を取った。
「この…「キィィィィィィィィィィッ!!」うわッ!?」
そんなジードに迫ったレイキュバスがその大きな鋏で、ジードの首を挟み込んだ。
「グゥ…!!ア……!!」
強靭な力で締められる首に苦しむジード。両手でもがきつつ、蹴りをレイキュバスに喰らわせるも、苦しみによる力不足でダメージを与えられない。
「こう……なったら…!!」
このままではマズイと思ったジードは、両手を鋏から離して左拳にエネルギーを貯め…
「スペリーム……カウンター!!」
「キキュイッ!?」
その拳でレイキュバスを殴り、ゼロ距離で光線を発射した。その攻撃にさすがのレイキュバスも怯み、ジードを離してしまった。その隙にバク転で距離を取ったジードは肺に足りなくなった酸素を取り込む。
「あ…危なかった~…!!ってうお!?」
だが、一息つく暇もなくヘルベロスが両腕の刃から紫色の斬撃【ヘルスラッシュ】を飛ばしてきた。それを転がって回避するジード。しかし、ヘルベロスは諦めることなくヘルスラッシュを何発も飛ばしてくる。
「この…!!だったら!!」
そこでインナースペースにいたリクは、この場を切り抜けるために新たなカプセルを取り出した。そこにはリョウがフォトンビクトリウムになるのに使ったカードと同じ、ウルトラマンガイアが描かれていた。
「融合!!」『ジョワ!!』
それを起動すると天高く掲げた左手の先に黄色の光球を持ったガイアがリクの右側に現れ、そのカプセルを装填ナックルに入れる。
そして次に取り出したカプセルには、今までのウルトラマン達とは違って青い体に右腕にはウルトラマンキングから託されたアイテム【ナイトブレス】があり、胸には光の国で優秀な者に与えられるスターマークが鏤められた、尖った青い耳が特徴の光の国の科学者でありウルトラ警備隊の1人である【ウルトラマンヒカリ】が描かれていた。
「アイゴー!!」『デュヤ!!』
それを起動すると、右手に黄色の光球を掲げたウルトラマンヒカリが現れる。
そのカプセルを装填ナックルに入れ、起動させたジードライザーで読み込んでいく。
「ヒアウィゴー!!」
『フュージョンライズ!!』
「咲かすぜッ!!騎士道!!ハアァァァ…ハッ!!」
そして胸元でジードライザーのトリガーを引いて、読み込んだウルトラマン達の力を解放する。
「ジィィィィィィィィィドッ!!!!」
『ウルトラマンガイア・V2!!ウルトラマンヒカリ!!』
リクの背後に浮かぶガイアとヒカリ。2体がリクに重なると本来の姿が一瞬浮かび、その後に赤と青と銀の体色に胸元は上がガイアで下がヒカリのものとなり、両足と腰回りに両肩と左手腕に鎧を着け、右腕にはナイトブレスに似た籠手を纏い、外が白で内が青のマントを翻し、ヒカリの耳を模したパーツを着けたジードが現れる。
これが素早さを重視したジードの高速戦闘形態。その名も…
『ウルトラマンジード!!フォトンナイト!!』
フォトンナイトである。
「フォトンビームブレード!!」
右腕のナイトブレス型の籠手から光剣を伸ばしたジードは、放たれたヘルベロスのヘルスラッシュを一閃両断する。
「グオウ!?」
「オオオオオオオオオオオオオッ!!」
それに驚くヘルベロス。そこに接近したジードがマントを翻しながら光剣を高速で振るい、全身の刃を悉く切り捨てた。これによりヘルスラッシュを放てなくなったヘルベロスは後ずさる。
そこで一気にトドメを刺す為に、ジードは左手を肩の前に持っていき右腕を横に伸ばしてから左腕の前に移動させて十字を組んでからゆっくりと頭上に持っていく。
オレンジの光の軌跡を描きながら頭上に到着すると、腕を勢いよく胸元に移動させ、すぐに右腕が前で左腕が横の十字に組み換えて光線を放つ。
「ナイトストリーム!!」
「グオッ!?グオオオオオオオオオオオッ!?」
光線を受けたヘルベロスは、その威力に耐えきれず爆散した。
「よし!!後はもう一体…」
倒したのを確認したジードは、残ったレイキュバスを倒す為に突撃した。
一誠side
曜をナカジマに預けた俺は、新たに落ちてきた隕石の場所へと全速力で向かっていた。
「チッ……無事でいろよ…!!」
既に怪獣が暴れ始めてるのか、怪獣の声や地響きが伝わってきている。揺れる大地をこのまま走るのは時間のロスと思った俺はガシャットギアデュアルΣをゲーマドライバーに装填する。
『デュアルガシャット!!』
「マックス大変身ッ!!」
『ガッチャーン!!マザルアップ!!赤き帝王・強化!!白き皇帝・弱化!!赤と白の真価!!セイヴァー・サバイバァール!!』
ドラゴネスになった俺は、光翼を広げて飛翔。さらに近くにあったエナジーアイテムを取得する。
『高速化!!』
「ついでに!!」
『Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!』
更に倍加の力で強化し、目標地点へ一直線に突き進む。そしてある程度開けた場所に出ると、そこには鼻の上に大きな刃を持った鮫みたいな怪獣がいた。
「よりにもよってゲネガーグかよ…!!」
確かゲネガーグはなんでも喰う奴で、食ったものを吐き出して攻撃に転用したり、口とか全身からビーム出したりとか、後ろのジェット推進を使った突撃とかで攻撃するんだったな…
そして歩くゲネガーグの足下には、走って逃げてるパラド達がいた。パラドは足が遅いんだろうティミルと月を両脇に抱えている。
あれじゃ変身はできないか…
「ひゃッ!?」
そこでヴィヴィオが躓き、転倒してしまう。
「チィッ!!」『鋼鉄化!!』
ゲネガーグは既にヴィヴィオのすぐ近くまで来ている。このままじゃ踏み潰されると判断した俺は鋼鉄化のエナジーアイテムを取り、まだ効果が残っている高速化の能力でゲネガーグへと突撃、俺自身を砲弾にして鼻の刃に体当たりした。
「オラァッ!!」
「ギャオオオオッ!?」
さすがに不意打ちの鼻っ柱への突貫攻撃は効いたのか、横によろめき倒れる。
「大丈夫かッ!?」
「へ?その声……イッセーお兄さん!?」
「とっとと逃げろ!!ここは俺が引き受ける!!」
「待て!!なら俺も…」
「オメェはコイツらを安全な場所まで連れていけッ!!」
「…………わかった!!月!!」
「OK!!」
「わひゃッ!?」
俺の言葉を理解したパラドはヴィヴィオの所まで戻り、月が首根っこを掴むとそのまま走り出す。
そうだ、そのまま逃げろ…
それを見送った俺がゲネガーグに視線を向けると、起き上がりつつも俺をずっと睨みつけていた。
「さてと……これで何も気にせず、お前と殺り合えるな…!!」
俺はゴキゴキと拳を鳴らし、正面にいるゲネガーグを睨み返す。
怪獣と戦うのは初めてだな……楽しませてもらうぜ!!
『マッスル化!!』
「オリャアァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
俺はアイテムで攻撃力を強化して全力で殴りかかる。もちろん、さっきと同じように刃を横からだ。
あの刃物は邪魔だからな、先に叩き折ってやる!!
そして勢いそのままに拳をぶつける。
―ガギィィィィン!!―
しかし、甲高い音とは裏腹に……ゲネガーグはよろけるどころか、微動だにしなかった。
「く…!?」
「ギャオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
「うおッ!?」
そして乱雑に振られる刃を回避するも、その時に発生した風に吹き飛ばされた。
「チィ……やっぱりライダーじゃ怪獣には勝てねぇか…」
俺はそう呟くがそれも当然だ。こっちの攻撃は数十tあるが、奴の体重は何万tもある。質量の違いがあり過ぎて俺の攻撃なんざ、蚊に刺された程度なんだろうよ…
「だからって、諦められるかよ!!」
俺は何度も拳を刃に叩きつける。目立ったダメージは無いが、やらないよりかはマシだしな。それにどんなに固かろうが……砕けねぇものはねぇんだよ!!
ゲネガーグの攻撃を避け、風に吹き飛ばされながらも俺は刃に拳を何度もぶつける。そして…
「こん畜生がァッ!!」
―ガギィィィィン!!……ビキッ―
100を越えた時点で何発殴ったか数えるのを止めたから、どれくらいか正確な回数は解らねえ……たぶん1000発位か?……が、遂にゲネガーグの刃に小さく皹が入った。
「うしッ!!このままへし折って「グギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」うおッ!?」
ようやく結果が出た事に喜ぶのもつかの間、怒り狂ったゲネガーグが俺に向けて全身の穴から赤い拡散光弾を飛ばしてきた。おまけに口からの破壊光線もセットだ。
「クソがッ!!」
俺は仕方なく距離を取って攻撃を回避していく。もちろん逃げたパラド達の方に行かない様に移動してだ…けど、ゲネガーグが光弾を撃ち続けてくるから反撃ができない。
「なりふり構わずブッ放しやがって…!!」
必死に回避する俺だが、遂に避けきれず光弾の1発が光翼に直撃してしまう。
「しま…!?」
バランスを崩して落ちていく俺に、ゲネガーグは大きな口を開けて光線を発射しようとする。もちろん体勢を立て直して避ける余裕なんて無い。
(ここまでかよ…!!わりぃ、曜……)
俺が諦めかけたその時、空から光が俺に向かって落ちた。
その眩しさに目を閉じ、ゆっくりと瞼を開けると……そこには暗い……いや、黒だな……黒い空間の中で赤、青、黄色の3つの光球と青と銀を基調に黒や赤の体色に胸元には特徴的なZ型のカラータイマーを着けた巨人がいた。
は?……ちょ待て。あれってまさか…
『聞こえるか、地球人』
「うおッ!?」
コイツ……直接俺の脳内に…!!
そんなお決まりのネタをしつつ、俺は巨人を見る。
やっぱコイツ、あのテレビでやってる【ウルトラマンゼット】だよな?
『私の名はウルトラマンゼット。オーブ先輩や兄弟子を手伝おうとしていたらゲネガーグを見つけ、ヤツを倒す為に追ってやってきた。そしてこのままではお前は死にそうでしたけど、何とか間に合ったでござるよ』
(言葉づかいが、やっぱおかしい……)
『だがワタシも、此処に来るまででエネルギーを消耗してしまいウルトラヤベェんだ』
言われて見てみると、Z型のカラータイマーは既に赤く点滅していた。残りのエネルギーも心許ないのだろう…
「なるほど…要は俺の力を借りたいって事か」
『早い話がそうだ。どうでしょう、手を組まないか?俺もお前の力が必要なのでございますよ』
まあ俺も死ぬつもりは無いから、手を組むのは構わねえんだけど…
(Z語に笑い堪えるのが地味に辛ェ…!!)
『言葉、通じてる?』
俺が笑いを堪えるのに必死で黙ってたのが、言葉が通じてないと勘違いしたゼットが聞いてくる。
「いやw…お前の言葉づかいがおかしくてなww」
『ええ、マジ?あれから勉強したけど、やっぱ地球の言葉はウルトラ難しいですなぁ…』
「まぁいい、力なら貸してやるよ。それで仲間を守れるならな?」
『ああ、守れる!!』
「よし!!だったら行こうぜ!!」
『ご協力、ウルトラ感謝いたしますぜ!!』
「別にいい。俺も死にたくねぇし、守りたい奴等がいるからな」
『なら、受けとれ!!』
ゼットが光の粒子になって俺の中に入ると、目の前にZの文字の刻印に黒と水色のハンドアックス型のアイテム【ウルトラゼットライザー】が現れる。
『さあ、そのウルト「ああ、説明はいらねぇよ」え?』
使い方を説明しようとするゼットの声を遮って、左手で掴んだライザーのトリガーを押し、目の前に現れた光のゲートを潜り、特殊な空間【インナースペース】へと入る。
「おお…コレがインナースペースか。サイバー空間なのも良い感じだ」
『おいッ!?なんでウルトラゼットライザーの使い方を知ってるんでございますかッ!?』
慌てるゼットの声を聞き流し、目の前のゼットの横顔と俺が描かれたカード【ウルトラアクセスカード】を右手の人差し指と中指で挟む様に手にし、ライザーに装填して承認させる。
『ISSEI Access granted』
すると右腰に光が集まり、水色のホルダーが装着される。俺はそれを拳で強く叩いてカバーを開くと、反動で3枚のメダルが飛び上がる。
『ちょッ!?ホルダーは大事に扱ってくれ!!』
うるさいゼットはほっといて、落ちてきたメダルを右手の人差し指から小指の間で挟んで掴み取る。
『おお…何そのウルトラカッケェ取り方…』
「宇宙拳法、秘伝の神業!!」
そしてお決まりの台詞を(一応)言って、ブレード部にあるスリットにメダルを入れていく。
「ゼロ師匠!!セブン師匠!!レオ師匠!!」
『え?なんで俺の師匠達の事、知ってんのですか?』
「あ~もう!!質問なら後にしろ!!」
『ウルトラすんませんッ!?』
何でもかんでも俺に聞いてくんじゃねぇよ!!
ゼットの質問攻めにイラッとした俺はそう怒鳴って、右手でブレード部をスライドさせてメダルを読み込んでいく。
『ZERO』『SEVEN』『LEO』
「オッシャア!!」
すると俺の背後に光が集まり、大体5~6mサイズになったゼットが現れる。
『何か色々驚きの連続ですけど…気合い入れていくぞ!!』
そしてゼットが決め台詞を言おうとしてた時、俺はある事を考えていた。
(そういやゼットの初変身は面白可笑しくされてたな……ちょっと俺もやろう)
そうと決まれば、やるネタは1つだ!!
『ご唱和ください、我の名を!!ウルトラマン…「ガイアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」いや違うッ!?違いますよ!!』
「あん?そうだっけ…」
慌てるゼットに白々しく答える。こういう感じでも良かったのかね…? つか、叫んで変身だとガイアが一番印象深いからな。
『………………お前、今のわざとやってないか?』
「んなわけねぇだろ?ほら、早く変身するぞ!!」
いくら時空が歪んで、インナースペースでの1分が外での1秒だとしても、そろそろゲネガーグの光線が発射されそうだしな。
『……ウルトラ納得いかねぇけど、今度こそちゃんとやってくださいますな?』
「くどい」
さすがに連続でボケはしねぇよ。それはあの
『ならば今度こそ…ご唱和ください、我の名を!!ウルトラマンゼェット!!』
「ウルトラマン…ゼエェェェェェェェェット!!!!」
ゼットの台詞に合わせてライザーを高く掲げてトリガーを押す。すると、青い軌跡を描くウルトラマンゼロが…
『ヘアッ!!』
銀の軌跡を描くウルトラセブンが…
『デュワ!!』
赤い軌跡を描くウルトラマンレオが…
『イヤァッ!!』
俺へと集束すると、俺は姿の変わったゼットと一体化する。
『ULTRAMAN Z・Alpha edge』
『デュワッチ!!』
パラドside
「イッセェェェェェェェェェェェェッ!!!!」
月達を避難させてた俺が後ろを振り返ると、光翼にダメージを負ったのか落ちているイッセーが、ゲネガーグの光線に飲み込まれる所が映った。
「アノ野郎…!!」
俺は変身してイッセーの仇を討とうとした時、青い光がゲネガーグに体当たりをして横倒しにした。
「グギャアッ!?」
そして光は土煙を上げながら大地に着地した。その光が収まるとそこには下半身は赤く、上半身は青、体の大部分をメカニカルな装甲が覆い、額に緑のランプ、頭部のスラッガーが3つもある鋭い目付きの巨人がいた。
「あれは……テレビで見た…!!」
最初は信じられなかったが、その巨人はどう見てもウルトラマンゼット・アルファエッジだった。
「ゼットが来たのか…」
まさかのウルトラマン登場に俺は呆然とする。その時、ゼットが俺の方を見た瞬間、すぐに理解した。誰がゼットと一体化してるのかも…
「まさか……イッセーなのか?」
その呟きにゼットは頷くと、視線をゲネガーグへと戻した。
「ちょッ!?パラド君!!ゼットだよ!!ウルトラマンゼットだよ!!」
「見れば解る!!いいから避難するぞ!!」
興奮する月を宥めて、俺はまた走り出す。そんな俺の胸中は……
(ゲネガーグの奴、御愁傷様…)
いかがでしたか?
ゼット『ゲネガーグと戦い始めた俺達だけど、昔戦った奴より強くて大苦戦!!そこでイッセーの思いつきが、俺を新たな姿へと導く』
次回【Dragonの鎧】
ゼット『ウルトラバトるぜッ!!』
一誠「って、作者から後書き奪うな!!」
一般枠で選考から外れた虹ヶ丘メンバーの残りを出すかどうか
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良いぞ、やっちまえ!!
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選考から外れた奴等に用はねぇ!!