刀剣男士のIS転生記録 ~ギャグ5割、日常三割、シリアス1割~ 作:平均以下のクソザコ野郎
鈴「……いい加減……倒れなさいよっ!!!!」
鈴の龍咆が修正者に炸裂する。
軽く吹き飛ぶが、頭を振ると構わず斬りかかる。
鈴「ウソ!?いったいどうすれば……!?」
鈴は双天牙月を構え、修正者に負けじと攻撃を加える。
薙刀と太刀。
二つの刃がぶつかり合い、火花を散らす。
鈴「……っこんのぉ……!!だぁぁぁらぁ!!!!」
気合の入った掛け声と共に回し蹴りを食らわせる。
そこから、手に持つ双天牙月を手放し、拳によるラッシュを決めていく。
蹴り上げ、ジャブ、フック、ストレートからの顎、膝蹴りにナックル・アロー、鉄槌打ちと、多種多様な拳と蹴りの応酬。
その動きは研ぎ澄まされており、彼女の努力の片鱗が感じられる。
だがそれは、止められる事になる。
鈴「止めっ!!」
渾身のワンツーパンチを繰り出そうとしたその瞬間、甲龍の背面が、激しい爆発を起こす。
鈴「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その衝撃で甲龍は解除、鈴は動けずに床に倒れ込んでしまう。
前には太刀。後ろは脇差や短刀。
そして、意識不明のこの状況。
凰 鈴音は、四面楚歌、まさに絶体絶命のピンチという状況に置かれていた。
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織斑一夏は飛んでいる。
大切な、二人目の幼馴染みを救う為に。守る為に。
多分、自分は善人だ。そうじゃなければあの二人を助けたりはしない。
誰でも守るかと問われれば、わからない。
自分がそんなヒーローになれないことはわかっているし、なりたくもない。
こちら側の被害は微塵も出さずに、敵は壊滅的な被害を被るハッピーエンド。
それが一夏が夢見る、そして不可能に近い理想だった。
一夏「………」
だが、その理想は壊れようとする。
自身の幼馴染みの、あり得なくもない、信じたくはない死。
それを防ぐ為に、彼は飛んでいるのだ。
燭台切「!見つけた」
その言葉を聞いた時、一夏は驚くべきスピードで飛び出した。
目標は鎧武者。
一夏「……俺の大切な幼馴染みを………殺そうとしてんじゃねぇ!!!!」
雄叫びをあげ、一夏は零落白夜を起動。
鎧武者と骨の怪物に渾身の一撃を食らわせる。
すぐさま零落白夜を解除、豪快ながら鋭く、正確無比な剣が鎧武者の腕を切り落とす。
ひるむ隙も与えない。
すぐさま鎧武者をめった斬りにし、鈴に駆け寄る。
鈴「……」
一夏「鈴…」
ISを解除し、すぐさま脈を確認する。
生きている。良かった。
どこか安全な場所に避難させようと見渡す。
一夏「……この近くより、千冬姉の所に行かせた方がいいな」
そう判断し、ISを展開しようとする。
だが…………
一夏「!」
咄嗟に一夏は鈴を抱えて緊急回避。
先程の鎧武者が、太刀で攻撃を仕掛けたのである。
骨の怪物は復活していなかった。
一夏「……っくそ」
太刀が震われようとした、その時………
「少しは、格好いいとこ見せなきゃね!」
打鉄の伊達男が、その刃を受け止める。
次こそは……次こそは燭台切を…………