艦隊これくしょん―七十年後の君へ―   作:謎のks

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 ○前回のあらすじ

 フォックスはリカルドと高木と共に、新たな艦娘たちが眠る病院へと足を運ぶ。しかしそこには植物状態と化した眠り姫たちの姿が。
 彼女たちと雪たちの「関係」に頭を悩ませながらも、フォックスと高木はその場を後にした。リカルドは眠り姫に懺悔するように意味深に呟くのだった。
 エースは、罠が張り巡らされた山へと赴き、自らを傷つけながら奥へと進む。
 罠を張った磯風はその有様に目を見開くが、エースの艦娘たちに寄り添うという覚悟を聞くと、静かに微笑むのだった。
 アトラスは、政府から新たな艦娘の艤装製造を依頼される。
 その設計図にニヤリと笑うと、アトラスは意気揚々と製作に取り掛かるのであった。


第二十五話 親友

「…ここね」

 

 少女は目の前に聳え立つ建物を見上げながら呟いた。

 ここは、エースたちの拠点となっているマンション。しかし…彼女はどこか様子が違った。

 

「…待ってなさい、今…行くわ!」

 

 そう言うと、少女は階段を上って、目的地まで駆け上がる。

 

「(…あっ、エレベーター。…ううん、引き返してる時間はない。こうしてる間に…!)」

 

 その顔には、何事かを覚悟した強い意志が宿っていた…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 一方、マンション最上階。エースたちはいつもの部屋に集まっていた。

 

「………」

 

 エース、雪、潮音、初花、浜風、そして…"磯風"。

 

「…どうした?」

 

 磯風は隣の浜風に話しかけていた。何か奇特な視線を感じたのか、実際に浜風は何処か「有り得ない」光景を見ているように口が少し開いていた。

 

「あっ、えっと…まさか本当に彼女たちに会ってくれるなんて、と…?」

「っふ、そこの提督殿にどうしても、と言われてな?」

「あはは…;」

 

 磯風は現実主義的な思考の持ち主だと言って良い。艦娘はあくまで自分たちの前世であり、それ以外の繋がりも何もないと考えている。

 故に、浜風も磯風をこの場に連れてくるのは時間がかかるだろうと踏んでいた…聞けばエースとは先日初めて対面したばかりだと言う。まさか会ってすぐの人間の言うことを、彼女が素直に従うとは思わなかった。

 

「(余程エースさんを気に入っている証拠。…凄い、流石ですエースさん!)」

 

 浜風は心からの賛辞を、エースに贈るのだった。

 

「…お前の言う通りだなエース。私はともかく、私の中の「もう一人」はこの場に来れたことを喜んでいる」

「だろ? これを機会に磯風ちゃんも、雪ちゃんたちと仲良くなってほしくてさ」

「ふむ、まぁ前世の仲などどうとも思わないが…お前が認めた者たちだ、無下にはしない」

 

 磯風はそんな尊大な言葉を使うが、顔はどこか穏やかで優しげな表情だった。

 

「わぁ…!」

「…っう」

 

 雪は磯風の凛々しい振る舞いに、憧れのような気持ちになり、初花はまた再会の喜びに涙する。

 陽だまりの部屋に心地よい風が吹いた。そんな楽しげな雰囲気に、一人溶け込めない人物がいた。

 

「(…はぁ)」

 

 潮音である。彼女は雪たちの共通点である「坊ノ岬」とは縁もゆかりもない、本来なら自分がいることは場違いであるのだが、初花が「潮音ちゃんにも立ち会ってほしい!」と興奮気味に話すものだから止む無く居合わせたのだった。

 

「潮音ちゃん、磯風ちゃんカッコイイね。あの凛々しさは流石傭兵だよね。もう…涙が出てきちゃって……」

「…はい」

 

 初花にハンカチを渡す潮音。彼女はいつものようにそれをつまむと、勢いよく鼻をかんだ。

 

「(帰りたい…)」

 

 潮音は見ての通り(と言えば人聞きが悪いだろうが)内気で大人しい子で、人に意見するのが苦手である。ついでに人見知り、口下手、いわゆるコミュ障気味。…私って何の取り柄のない地味なヤツだよね? と心の中で卑屈になるのが、彼女の日課。

 

 ──そんな彼女でも「仲間」が出来た。

 

 初めは初花と教室で話をしていた際、偶然「前世の記憶」という共通点を見つけた。初花はクラスや学年でも優等生だったので、少し緊張していたが…前世の話は大いに盛り上がり、二人の距離を急速に縮めた。

 そして潮音が見つけたとあるコミュニティサイトに初花を誘い、そのサークルのオフ会に参加した…それは運命だったか、彼女たちと同じ前世の記憶の持ち主たちと、その謎を追う者たちだった。

 潮音は生まれて初めて「居心地の良さ」を感じていた。前世の仲から、彼女にとってもかけがいのない仲間たちになっていった…だから、どんなことがあろうと彼らを助けようと、臆病な彼女は精一杯の勇気で、今まで様々な困難に立ち向かっていった。

 …しかしその過程で、唯一の親友と呼べる少女を傷つけてしまった。

 

「(明里ちゃん…)」

 

 明里に強い口調で何があったか問い詰められたあの日、彼女を巻き込むまいとわざと対立するが…予想外の展開により、確実に彼女の心に深い傷を作ってしまった。

 潮音の中に出来た、深い後悔の念。あれから碌な話も、目も合わせてくれなくなったが…一言謝れれば、例えそれで何も解決しなくても彼女が次のステップに進むには、必要なことだった。

 

「…潮音ちゃん、どうした?」

 

 エースは、何かに思い悩むように頭を俯く潮音に、思わず声をかけた。

 

「あっ、いえ。なんでもないです」

「そう? 何かあればいつでも言ってくれよ?」

「はい…ありがとうございます」

 

 そう言った潮音だが、その顔は変わらず暗いままだった。

 雪たちが様々な話題で賑わう中で、一人影を落とした潮音。エースは彼女が心配になった、仲間たちに覚悟を募ったあの日も、バラバラになる仲間たちだが、彼女と初花は最後まで残ってくれた。その後も出撃や任務も積極的に参加し、本当に有難い気持ちだった。

 …同時に、彼女ばかりに重荷を背負わせているようで、申し訳ない気持ちになる。彼女は自分を「化け物」と言っていたが…そんなことはない、とはっきりと言いたい。

 

「(でも…俺が言っても意味がない気がする)」

 

 果たして、彼女の葛藤は何を表しているのか、それが分からない限り自分が言っても暖簾に腕押しだろう。

 

 …エースがそんなことを考えていると、ピンホーン。と軽い音程のチャイムが鳴る。

 

「…ん? 誰だ??」

「あ…エースさん、私出ます」

「お、おう…」

 

 潮音は邪魔になってはいけないと思ったか、自分から玄関の待ち人を見に行く。

 リビングのドアを開け、玄関のドアまでの廊下を小走りになりながら近づく、先ずは玄関ドアの覗き窓を見る。

 

「……え!?」

 

 思わず驚きの声が出てしまう。そのまま勢いよくドアが開く。

 

「明里ちゃん!?」

 

 またも驚愕の声、明里は潮音の姿を確認すると。

 

「…こっち!」

 

 不器用な言葉をかけ、同時に潮音の腕を掴み無理やり外に出す。

 

「…潮音ちゃん、どうした? ……あれ、居ないのかな?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「アンタ何やってんの!?」

 

 明里から怒声が飛ぶ。

 潮音には何故明里がこの場所に来たのか、その理由は何となく理解していた…「自分を助けに来てくれた」彼女のキツイ一言は、潮音を心配するからこそ。

 

「…ごめん、明里ちゃん。私……」

「あぁ、いいのよ細かいことは。それより…ここって何かの宗教の集まりなの?」

「っ! ち、違」

「あぁそう? とにかく、友だちからアンタがここに出入りしてること聞いてね? アンタが知らない人たちと一緒にいるなんて、絶対何かに騙されてるって」

「そ、そんなんじゃな」

「とにかく逃げよ! 早くしないと見つかっちゃう。アンタが無事みたいで本当に良かったけど」

 

 そう言いながら腕を引っ張る明里。しかし…潮音はその場に立ち尽くしたままだった。

 

「っ! …潮音?」

「明里ちゃん…お願い、私の話を聞いて?」

 

 おずおずと、今度こそ傷つけないように慎重に…潮音は明里に言葉を優しく投げる。しかし──

 

「…そう、私が信じられないの? …無理もないか、私はアンタを化け物呼ばわりして傷つけたし」

「明里ちゃんっ!」

「違わないでしょ!? アンタは私を恨んでも良い、でも…でもアンタに何かあったら私は…っ!」

 

 明里は矢継ぎ早に自分の気持ちをぶつける。焦燥に駆られる思いが顔を見て理解出来た、完全に冷静ではない。潮音はどうすればいいか分からず、思考停止し時間が止まったような感覚になる。

 

「…潮音ちゃん何かあった?」

「っ! エースさん!」

 

 潮音を心配したエースが、ドアを開けて様子を窺う。

 すると潮音を守るように、彼女の前に立つ明里。

 

「…? 君は?」

「…この」

「??」

 

「潮音に触るんじゃないわよ…このクソ野郎!

 

「…っ!?」

「潮音をどうかしようって言うなら、私が相手になるわ! アンタなんて…警察に突き出せば一丁上がりよ!」

「あ、明里ちゃんやめて!」

 

 …何事か分からないが、潮音が困っているようだ。しかし目の前のいかにも気が強そうな少女に注意するのもどうだろうか? エースはとりあえず「雰囲気を合わせて」この場を落ち着かせることにした。

 

「…ふーん? 良いのかな、そんなこと言って?」

「なにっ!?」

「例えこの場を逃げたとしても、俺は彼女と連絡先交換してるからいつでも呼び出せるよ? …君の知らないとこで「あんな事」も…出来ちゃうんだよ?」

「…っ!!」

 

 少し棒読み加減のある言葉であったが、それでも明里の逆鱗に触れたのか、明里はエースに詰め寄ると「顔面にストレート」をお見舞いした。

 エースには、もちろん潮音をどうもする気はない。しかしこの少女はどう考えても冷静じゃない。ならば…先に「怒り」を発散させる必要があった。

 

「ぐほぁ!? …いっつー、子供なのに力強すぎだろ……」

「もういっぺん言ってみなさい! 潮音には…指一本触れさせないんだから!!」

「…すごく大切なんだな? 君にとって潮音ちゃんは」

「当たり前でしょ!? 潮音は私の親友なの! 友だちを助けられなくてどうすんの!!」

「じゃあさ、君は潮音ちゃんの意見を、ちゃんと聞いてあげた?」

「っ! そんなの…」

「潮音ちゃん、最近すっごく落ち込んでるみたいでさ? もし君が原因なら…潮音ちゃんの気持ちを、ちゃんと聞いてほしい」

「っ! …そうなの?」

 

 明里が潮音に振り返ると、潮音は意を決した様子で口を開いた。

 

「…明里ちゃん、ごめんなさい。あの時…貴女に化け物呼ばわりされたこと、私は何とも思ってないんだよ?」

「潮音…」

 

 本当は何を思わないこともなかったが、潮音の心情としてそれよりもずっと後悔となったいたことがあった。

 

「でも…あの時のことで、貴女にトラウマを作ったって思って…それだけが、私の心残りだった」

「っ! ……ご、ごめんなさい!」

 

 明里はやっと冷静になったか、潮音の言葉を聞き入れると、深々と頭を下げた。

 

「怖かったの…あの時アンタが、違う生き物になっちゃったみたいで……でも…アンタが泣いてるかもしれないって思ったら、居てもたってもいられなくって…っ!」

「明里ちゃん…!」

「アンタは化け物なんかじゃない! 本当の化け物は…絶対に私。潮音…本当に…ごめんなさいっ」

 

 トーンを落とし謝罪の言葉を口にすると、再び申し訳なさそうに頭を下げる明里。

 

「……ぅ」

「潮音ちゃん?」

 

「ぅう……っうああああああああ!!!」

 

 "化け物"…その言葉にずっと悩まされ続けていた潮音の心は、明里の詫び言により救われた。

 潮音の中にある感情の「線」はプツリと切れる。感情が爆発した潮音は、一目もはばからず、泣いた。

 今度はエースと明里が、どうすれば良いか分からず立ち往生するのだった。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 潮音を一旦落ち着かせるため、二人を部屋に招き入れたエース。

 お茶を出すと、潮音は息を整えながらゆっくりと飲み干す…その間、その場にいるメンバーは、潮音を心配そうに見つめていた。

 

「…落ち着いた?」

「…うん」

 

 エースの言葉に頷く潮音。一同が胸を撫で下ろしていると、明里は辺りを見回し、謝罪する。

 

「…ごめん。潮音がアンタたちに何かされてるんじゃないかって思って…だから…」

「ううん。俺もあんなこと言ってごめん、君に落ち着いて潮音ちゃんの話を聞いてほしくて?」

「…アンタ、無茶苦茶するわね? …ありがと、潮音と一緒にいてくれて」

「…明里ちゃん、ごめんね? 私…貴女を巻き込みたくなくって…だから…ついあんな風に突き放して…」

「潮音…うん、良いのそれは。……でも、結局アンタたち何の集まりなの??」

 

 …全員沈黙。この明里という少女はおそらく「紛れも無い一般人」…彼女に何を話して良いものか、誰として分からない。

 …が、その状況を顧みず「雪」はいつものように素直に回答した。

 

「私たちは「艦娘」って言う前世の繋がりでここに居ます、はいっ!」

「雪ちゃんんんんん!!?」

 

 雪がそんな風に天真爛漫な笑顔で答えるものだから、エースは思わず大仰にツッコむ。

 

「…は?」

「あはは…やっぱりそういう反応だよね?」

「…やっぱり変な宗教じゃない! 潮音が騙されやすい性格だからって、なんてこと吹き込んでんのよこのクソ野郎!」

「俺のせいなの!? …いや俺のせいか、すいません…;」

「明里ちゃんは疑いすぎだよ。私は自分の意思でここにいるから。…危ないこともあるから、あんまり関わってほしくなかったんだ」

「潮音…」

 

 潮音の神妙な表情を見て、明里は何かを悟ったのか、それ以上は何も言わなかった。

 

「…明里さん、ごめんなさい。貴女にも何かあってはいけないから、私からも何も言えなかった…でも、潮音ちゃんの気持ちも察してあげてね?」

「フン、明里さんなんて。アンタに言われなくても分かってるっつーの、この優等生!」

「…っ」

「明里ちゃん、めっ」

「っ! …わ、悪かったわよ」

 

 潮音に諭され、初花への暴言を撤回する明里。

 エースは、明里を見てどこか放っておけない気持ちになった。艦娘ではないだろうが、ぶっきらぼうな振る舞いの彼女をこのままにしておいてもどうかと思った。

 

「…ねぇ明里ちゃん? もし君が良ければだけど…潮音ちゃんの隣で、俺たちの活動を見学してみないか?」

「えっ!?」

「良いんですか、エースさん?」

「うん。でも…俺たちの活動って、人に言い振らしていいものでもないから、君が黙ってくれるなら。それなら俺たちがどういう集まりか解るはずだろ?」

 

 エースの言葉に、明里は考えるように唸りながら眉をひそめると?

 

「…分かったわ。ただし少しでも如何わしい感じだったら、アンタを牢屋にブチ込むから」

「こ、恐いなぁ…頑張ります」

「フン、せいぜい頑張りなさい?」

 

 あからさまにツンと冷たい態度になる明里を見て、潮音はどこか嬉しそうだった。

 

「…じゃあ明里ちゃん、改めて自己紹介いってみよう!」

「っえ!? 良いわよ私は…明里だって分かってるでしょ?」

「駄目ダメ、やっぱりちゃんと名字も知っておかないと、他にも自分をアピール出来ることとかさ?」

「エ、エースさん…それは止めてあげた方が?」

「まぁまぁ、さぁやってみよう! はいっサンニーイチ!」

 

 エースがあまりにもしつこく、周りも明里に注目していたので…明里は渋々「本名」を名乗った。

 

「…日署」

「えっ」

「日署 明里(にっしょ あかり) …私の名字を笑ったら…コロすから」

 

「・・・・・」

 

「…なんかゴメン;」

「うっさい!!」

「…うふ、うふふふ!」

 

 二人のやり取りに潮音の笑い声が木霊すると、その場を明るい光が照らす。

 

「もう…とにかく、これから宜しく頼むわよ、潮音も!」

「うんっ!」

 

 エースは笑い合う彼女たちから二人の友情を感じ、それがいつまでも続くようにと願い、見守りながら微笑むのだった。

 




○春風と共に

エース「(ガチャ)ただいま〜」

???「あ、司令官様。お帰りなさいませ」

エース「うん、ただいま」
???「今お茶をお淹れしますね? 今日は良い茶葉をご用意しました」
エース「うん、ありがとう」
???「うふふ、いいえ。…お茶を淹れたら、次はお洗濯かしら? それから…」

「・・・・・」

エース「いや誰ぇえええええ!!?」





・・・・・

榛名「エースさん、こちらは「春野 風子(はるの ふうこ)」さんです。先ほどこちらにいらっしゃったので、とりあえずエースさんがお帰りになるまで待って頂いていたのです」
風子「春野 風子と申します。よろしくお願い致します、司令官様」
エース「よ、よろしく…(司令官様? まぁいいか…)」
榛名「あの…春野、ということは貴女は?」
風子「はい、春野晋五は私(わたくし)の父になります」
エース「えっ!? じゃあ首相の娘さん?! す、すみません。このような遠いところにわざわざ…」
風子「いいえ、父から司令官様のご活躍を拝聴しまして、居ても立っても居られず…だから、お忍びで来てしまいました♪」
エース「さ、左様ですか…;」
風子「司令官様、改めまして…私どものため、ひいては国のために、御尽力頂き有難う御座います。父に代わりお礼申し上げます」
エース「いえ、僕は…出来る限りのことをしたまでです…はい」
榛名「(エースさんがこんなに畏っている所、初めて見た気がします…!)」
風子「ご謙遜なさらないでください。貴方様はとても御立派でした…ですので、肩の力をお抜きください。どうか私のことは風子、とお呼びください?」
エース「あはは、はい…(呼びづれぇ…歳上の人と話してるみたいだ;)」
風子「私はあまり外に出ることを許されておりませんので、此方に足を運ぶことはあまり出来ませんが…お暇を頂き次第、此方で司令官様に奉仕させて頂きたいと存じます」
エース「そ、そっか。じゃあこれからよろしく、風子…ちゃん?」
風子「こちらこそ、矢面に立てぬ身でありますが、精一杯努めさせて頂きます(ぺこり)」
エース「あぁうん。…風子ちゃんもあんまり固くならないで、俺も気軽にエースって呼んでくれて良いからさ、はは」
風子「はい、司令官様♪」
エース「(ダメだこの子、完全に生まれる時代間違えてるよ!?)」
榛名「あの、これからよろしくお願いします、風子さん!」
風子「はい、こちらこそよろしくお願いします。…ところで、お二人は夫婦(めおと)でいらっしゃるのですか?」
エース「ふぅあ!?!? いやいや、違うよ。なぁ榛名?」
榛名「え? ……あ、はい。そうですね………」
エース「…え、何この空気?」
風子「あらあら…うふふ♪」

 ※大人顔負けの佇まいの少女「風子」果たして彼女は一行とどう関わって行くのか…?
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