艦隊これくしょん―七十年後の君へ―   作:謎のks

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 ○前回のあらすじ

 榛名と龍美たち哨戒部隊は、重巡リ級率いる深海棲艦群を見つける。
 まるで何処かへ急ぐ彼女たち、榛名たちは「動向を探るべき」と打診するも、エースは危険ではないか? と懐疑的。
 龍美は自身の力でなんとかする、とエースを説得する…が、やはり敵は榛名たちを罠に嵌めた。
 リ級たちの「T字戦法」に苦しめられる艦隊、遂には酒匂、榛名が大破に追い込まれる。
 何もできない自分に狼狽する龍美であったが…ある会話を思い出し、懐から謎の札を取り出すと、艦載機の矢に取り付け…想いを込めて空へ放つ。
 すると…艦載機は一機から数機に「分裂」し、編隊を組んでリ級たちをあっという間に駆逐する。圧倒的な攻撃力に恐ろしささえ感じる龍美。
 エースは不可解に思うも、その疑問に回答する者が…それは「隼子」だった。

「アレは上手く操れりゃ、アンタらの力になる」

 その言葉と札束(ふだたば)を残し、隼子は何処へと姿を消した…。



第二十七話 世界 2-1

 ──アメリカ、ホワイトハウス。

 

 大統領執務室にて。

 この日、ブラウン大統領はある人物との協議の場に居た。テーブルを挟んでソファに座る二人には、どこか緊迫した雰囲気が漂っていた。

 

「…それで? 話とは何かね、グリーン君」

 

 グリーンフィールド国務長官、国務長官とは日本でいう外務大臣なのだが、大統領に次いで様々な分野への決定権を持つ、アメリカ政府の事実上のナンバー2である。

 グリーンフィールドは苦い表情をしており、慎重に言葉を選んでいる様子だった。少し間を置いて国務長官は大統領に尋ねた。

 

「………大統領、失礼ながら我々に何か隠している事があるのでは?」

 

 その言葉により、重苦しい空気が更に沈んでいく。

 

「…どういう意味かね?」

「最近、貴方が各国の首脳と密談をしている…という噂が」

「ふむ、根拠は?」

 

 淡白に受け答えをする大統領に、グリーンフィールドは思わず次の言葉を飲み込む。しかし彼だけの問題ではないので、事実を述べていく。

 

「貴方が各国の首脳に対し個人的な電話会談を行い、良からぬことを画策しているのではないかと。勿論噂ですので、その陰謀論が都市伝説の類だとは思っておりますが」

「能書きは良い、一体誰がそんなことを?」

「…発言元はロシアとなっております」

「また彼らか…はぁ」

 

 ブラウン大統領は長いため息を吐いた。

 アメリカとロシアは、どちらも最先端の科学技術を有しながら、国としての在り方で長く対立を続けていた。一昔前は「冷戦」と呼ばれるまでその関係は凛烈としていた。

 

「君も知っているだろう、例の"クリーチャーX"を。奴らの対策を秘密裏に協議していたのは事実だが、それ以外の思惑はない」

「ならば大統領、早急にその事実を彼の国に伝えるべきです。このまま事実確認を怠れば、最悪関係が悪化して、第二次冷戦が起こる可能性があります」

 

 議論が突飛しているかも知れないが、だからといってそれが起こらないとは限らない。外交とは下に見られたら終わり、ブラウンもそんなことは分かっていた。…だが。

 

「駄目だ。彼らにもクリーチャーXの存在を通達せねばと考えているが、北欧周辺にはまだ奴らは確認されていないからな、余計な混乱は避けるべきだ」

「ですが…」

「くどいぞ。奴らの存在はまだ公には出来ない」

 

 現在、深海棲艦はアジア周辺、並びに一部の欧米諸国にしかその姿を確認されていない。加えて深海棲艦が人類に対し本格的な敵対行動を起こしたのは、先日の"日本転覆未遂事件"の後だった。

 仮に深海群の存在を公に広めたとして「灰色の怪物が海の上を暴れ回っている」など誰が信じようか。同様の理由で「林王朝の事実上の崩壊」も、未曾有の大災害に見舞われたとして処理された。

 

 深海棲艦を世界に公表するのは”早過ぎる”、それがブラウン大統領の考え。

 

 急を要することではあるが、悪戯に情報を広めて、どこぞで民間に情報が漏れでもしたらそれこそ一大事だ…大統領は当たり前の配慮を口にした。

 しかし…グリーンフィールド国務長官の考えは違う。

 

「大統領っ! このままいけば我が国に無用な戦いを持ち込む結果を招くことになります、混乱というなら、私は外交を優先するべきだと存じます!」

 

 机を強く叩き、勢いよく立ちながら己の意見を展開するグリーン長官。その顔は民を守りたいという正当な怒りと信念に燃えていた。それは彼もまた、国を思う指導者の一人であることを示した。

 …尤もな意見だ、だが信念があるのはこちらも同じ。

 

「…君の言う通り、彼らを野放しには出来ない。彼らもまた世界を動かす大国なのだから」

「ならば…!」

「だが今は、そんな約束事に興じる暇はない。世界の命運がかかっているのだ、なりふり構ってはいられん」

「大統領っ!!」

「責任は私が取る。だがそれ以前に、目先の脅威を無視してまで彼らと笑顔で握手など、私には出来ない」

「…っ!」

 

 ブラウン大統領は、その実直な性格で多方面の信頼を勝ち取り、遂には大統領にまで上り詰めた。

 その真面目とも頑固とも言える政治方針の要は、彼自身の”正義”にあった。彼は自らの国のため真に世界の平和を望み、願わくばその平穏を乱すべきではないと考えた。

 

「クリーチャーXの打倒は私が最も信頼できる者たちに一任している。我々が下手に動けば彼らの行動に支障が出る。それこそが…我が国の存続の危機に繋がるのではないかね?」

「…お言葉ですが、私にはそうは思えません。目先の脅威があるからこそ、我々は国の指導者として「国を守る」責任があります。失礼を承知の発言ですが、大統領は軽率な振る舞いが目立ちすぎています。各国の首脳とマスメディアを通さない秘密裏の会談など、贔屓目に見ていると言われても、弁解の余地がありません!」

「贔屓か…」

「その行動がご自身が憂いている事態を招くということを、ご理解下さい。…大統領、どうかご再考を」

 

 今度は起立した姿勢から頭を下げ、大統領に決断のし直しを迫る国務長官。だが…ブラウンの言うべきことは変わらない。

 

「…君が私と同じ気持ちだということは、よく分かったよ。だからこそ…世界は”平和であるべき”だとは思わんかね?」

「っ! ………」

「もう言いかね? すまないが予定が立て込んでいるのでな」

 

 ブラウンがグリーンフィールドに退室を促す。言われるまでもなくグリーン長官は、沈黙を保ったまま重い背を向けてドアに向かって近づき、ドアノブに手をかける。

 

「グリーン君」

 

 大統領が失意の背中に声を掛けると、ドアノブの手が止まる。

 

「…いいかね、世界は平和であるべきだ。誰であろうと…二度とそれを乱してはならないのだよ」

 

 …その言葉を聞き終えると、何を言うでもなくグリーンフィールドはゆっくりと姿を消していった…。まるで谷底に突き落とされたような彼の顔を、ブラウンは窺い知ることは出来なかった。

 

「…ふぅ」

 

 難しい立ち位置だということは、ブラウンも理解出来ていた。

 いずれは彼らにも協力を仰がねばならない…が、ことロシアという国は他国との関係とは勝手が違う。…()()()()()()()()()()()()()()()、それこそ下手に動く訳にはいかなかった。

 そんなことを考えながら、ブラウンが天を仰ぎながらため息をつくと、遠い地で平和のために行動する仲間を思い浮かべた。

 

「…そろそろ到着する頃かな」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 アメリカより約9km離れた東アジア最大の経済大国「日本」。

 

 その中心都市にある公園で、強面の男が面倒なことになったと頭を掻いた。

 

「っくあーー! あの娘っこ、どこ行きおった!?」

 

 十郎太である。エースたちの前から行方を眩ませていた彼は、とある国からの密命により、この日本まで重要人物たちを目的の場所まで護衛する役目を請け負っていた。

 しかし…どうやら肝心の護衛対象の一人が、何処かへと行ってしまったようだった。幸いこの都市部に居ることは間違いないが。

 

「仕方ない…”スマンが先に行ってくれんか? 地図の通りに行けば目的地に着くはずじゃ”」

 

 十郎太は外国語で、もう一人の人物に地図を手渡しながらその旨を伝えた。その人物は頷くと、スタスタと迷いなくその場を後にした。

 この辺りは治安も良いので護衛の必要もないだろうと、十郎太は考えた。問題は目的地にも行かずフラフラと観光気分で浸り歩いているだろう、もう一人の人物を見つけ出すこと。

 

「…はぁ、参ったのぉ」

「あれ、十郎太さん?」

 

 呼ばれた十郎太が振り返ると、そこには長戸と酒匂が並んで立っていた。長戸は(7月のこんな暑い日だというのに)薄手のコートに顔を隠す白マスク、一方の酒匂は羞恥心の一切ない出撃時の服装だった。

 

「おぉ、嬢ちゃんたち久しいのぉ」

「ぴゃあ! オジサンこんにちはー!」

「帰ってたんですね? てっきりしばらくは戻ってこないのかと」

「ワシもそのつもりじゃったのだが、思いの外段取りが早くてな? どうやらアイツが根回しておったようだのう?」

「…アイツ?」

「いやいや。しかしこんなところで会うとは、まぁ公園じゃから遊びの約束か何かだと察するが?」

「はい、そうです。酒匂ちゃんと一緒に遊ぼうと思って」

「そうか…失礼じゃがお前さんが出歩くのは控えた方が良いのではないか? まだ色々ごたついているだろうに」

 

 長戸を気遣う十郎太、長戸はマスクの裏で苦笑い。

 

「あはは…でも折角自由な時間が増えたんだから、思い切っていこうと?」

「こーいうのはイキオイが大事なんだよ、イキオイ! なんとかなるなる~♪」

「おぉそうか勢いか、ワシも勢いは大事だと思うぞ! がっはっは!」

「ぴゃっはっは~!」

「(…なんだろう、この区切りのない会話…;)」

 

 突っ込みのいない会話はなんだか疲れる、と何故かエースの顔を思い浮かべる長戸だった。

 

「…まぁ気を付けて遊んできなさい。羽を伸ばせるのは若者の特権じゃからな?」

「はい、ありがとうございます十郎太さん」

「じゃあねオジサン~」

「おぅ、楽しんでこいよー!」

 

 十郎太は二人を見送ると、自身も迷い人を探すため歩き始めた。

 

「…ま、最悪後は進一に任すのも手だのぉ?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──いつものマンションの一室(エースたちの拠点)

 

 エースたちは、先日の哨戒中に起こったある出来事について話し合った。

 

「…うぅむ、それは……不可思議としか言えん現象じゃな?」

「んだなぁ?」

 

 部屋にはエース、榛名、龍美、フォックス、そして技術者の見解を聞くため利子とアトラスも駆けつけた。

 議題は哨戒中の深海棲艦との交戦、その最中に龍美に起きたこと。

 

「まことなのかエース、艦載機が分裂して編隊を組んだと?」

 

 利子はどこか半信半疑でエースに問うが、エースはゆっくりと首を縦に振る。

 

「うん、龍美ちゃんの艦載機が突然…だよね?」

「……うん」

 

 当事者である龍美だが、まだ夢を見ているような感覚で返事していた。

 

「…利子ちゃん、一応確認だけど艦載機にそういうシステムがあった、とかない?」

「うむ! …と言いたいところじゃが、いくら吾輩でもそんな魔法みたいなこと出来るわけない、いつかはやりたいと思っておるがな!」

「そっか…」

 

 冗談もそこそこに、エースはこの現象に一つの答えを得ていた。

 

「隼子さん…」

 

 まるで全てを知っているかのような言葉を残し、エースたちの前から姿を消した隼子、その後の連絡にも応答がなかった。

 しかしこの定かではない状況のキーマンは彼女であることは、誰が見ても理解出来た。

 

「隼子さんに渡された紙を矢に括り付けて飛ばしたら、いきなり炎が上がって…あの編隊が現れたの」

「…うぅむ。夢現(ゆめうつつ)の幻覚、というワケでもなさそうじゃの?」

「フォックス、そこんところどうだ? お前はもう情報を…」

 

 そうフォックスに話を投げかけるエースだったが、彼は机に肘を置き頬杖つきながら、なにかを思案するように唸っていた。

 

「…フォックス?」

「……ん? ああ、わりぃ。なんか忘れてた気がしてよ」

「そうなのか? …それよりも情報は?」

「焦んなよ。…鷹野隼子、だったか? あの人自身は至極普通のOLだ。だが…」

「鷹野家に何かあるのか?」

「んー…鷹野家自体は特別給料の良い仕事にゃ就いてない、はずなんだが…妙に羽振りがいいっつーか、家もちょっとした豪邸かってぐらいある…ヤクザ?」

「えっ!?」

 

 驚愕のリアクションをする龍美に対し、フォックスは手で静止する。

 

「って一瞬思ったんだが、どうやら勝手が違うみてぇだな。これ以上は目下調査中だ」

「…何かあるまで待つしかないか」

 

 エースたちが協議に一区切りつけると、まるで計ったようにチャイムの音が鳴る。

 

 ──ピンポーン♪

 

「あれ、お客さん?」

「今日はんな予定ないぞ。集金かも知れねぇ、見てこいエース」

「全く、人使い荒いなぁ」

「あっ、エースさん。榛名が参りますのでお休みなされては?」

「ん? 大丈夫だよ、直ぐに終わるだろうし」

 

 エースは立ち上がると、待たせてはいけないと早足で歩きながら玄関に急ぐ。

 

「…うーん、なんだったかなぁ?」

「フォックス君、まだ唸ってるの?」

「いやいや、なーんか大事なことだった気が…」

「んん? そいやオラも…?」

「あ、吾輩も」

 

 フォックスに続き、アトラスと利子も物忘れを訴えた。

 

「え、何この状況? 一緒のこと??」

「さぁ…?」

 

 三人が記憶を辿る中、エースは玄関に近づき、ドアの覗き穴から尋ね人を窺う。

 

「はい、どちらさまですか? …え」

 

 まさか、とエースは我が目を疑う。そこに立っていたのは…。

 

「……♪」

 

 整った美しい目鼻立ち、自然な色合いの茶髪は生まれつきだろうか、アンダーポニーテールに結ばれた髪は可愛らしくカールしている。

 瞳は茶色、肩には夏用ストールを掛け、白シャツに黒のロングスカートを履いている。

 

「(が、外人…!?)」

 

 エースは狼狽する自分を隠せなかった。浜風も外国人だったが、目の前の彼女から溢れ出す外国人特有のオーラが、自身を余計に緊張させた。しかも群を抜いて美しいと来た、これで緊張しない方がおかしいだろうと、エースは誰に言うでもなく思った。

 

「と、とにかく事情を…」

 

 恐る恐るドアを開けて、エースは謎の外国人女性を迎え入れる。

 

「…あの、どちらさまでしょうか?」

「っ! …(ごそごそ)」

 

 女性はエースを認めると、懐を探る。すると…一枚の写真を取り出した。

 

「…?」

 

 写真を眺める彼女、内容が気になったエースは上から覗き込む。

 

「…っ!? こ、これは小学生の頃の俺の…」

「!」

 

 エースの反応から何かの確信を得た彼女は、花が咲いたような笑顔になる、この後彼女は驚きの行動に出る。

 

 

 ──ぎゅっ!

 

 

「!? !!??!?!!?」

「Ciao, è un onore conoscerti !」

 

 何と。外国人の女性はいきなりエースに抱きついてきた(イタリア語だと理解出来た、あと香水のいい匂いがする)。

 

「ちょ、ちょちょちょ!? あ、あの! イタリアの方ですか? ぼ、僕イタリア語分からなくて…ゆ、ユーキャンスピークジャパニーズ!?」

 

 しどろもどろになりながらも、エースは嬉しそうにハグして離さない女性に対話を求める。が言葉の壁とはそう簡単に通れず、女性も恥ずかしげもなくエースと肌を密着させる。

 

「流石外国人……って、なんか柔らかいのが!?」

「あの、エースさん? どうなされ…っ!」

「げぇっ!?」

 

 思わず驚きの声が汚く出てしまった。エースの後ろには状況が飲み込めず目を丸くしている榛名。

 

「………」

「は、榛名…違うんだ、これは…」

「…っ」

 

 怒るか、もしくは「苦しそうですね、大丈夫ですか?」といつもの天然を見せてくれるかと(どこか期待して)思っていたエースは、彼女の目から流れる一筋の雫を見た瞬間、背筋が震える感覚に陥る。…端的表現で"ヤバイ"。

 

「っ!? 榛名、ゴメン…ホント違うんだ!」

「すみません…なんで……こんな…こんな……っう」

「わぁ〜〜〜!? ゴメンよ、本当にごめん〜〜〜!!」

 

 エースたちがお互いにどうすれば良いか分からないでいると、不意に外国女性が言葉を投げる…"馴染みのある言葉で"。

 

「あら…申し訳ありません、大丈夫ですか?」

 

「「…え?」」

 

「少し舞い上がってしまって…貴方がたの"お邪魔"とは知らず、気分を害されたら本当にすみません」

 

 そう言いながら、女性はエースを強制ハグから解放した。

 

「…日本語、話せるんですね?」

「いえ、私はまだまだで…出来れば母国の言葉が懐かしい…ん? 好ましい? です」

「そうですか…(と、とりあえず助かった…;)」

「あの…貴女は一体?」

 

 エースが一人安堵する中、榛名は女性に対して問いかける。女性ははにかみながらも答える。

 

「ああ、すみません。私は「リオーネ・トルゾ」と申します。貴方が「カンムッシュ」を率いている Admiral ですね?」

「かんむっしゅ?? …あ、艦娘のこと?」

「Sì è vero . 私は貴方がたに協力するようにと、あるお方から言われてここまで来ました」

「そうでしたか…ん? 艦娘を知ってるってことは……まさか!?」

 

 エースが驚く最中、女性ははっきりと伝える。

 

「はい、私はかつて Littorio (リットリオ)と呼ばれたカンムッシュです、うふ♪」

 

「…え」

「え」

 

「「えぇ〜〜〜〜〜!!?」」

 

 外国からやって来た彼女、リオーネは自らを海外の艦娘と名乗った。

 

 果たして、これらは何を意味しているのか…?

 

 

フォックス「あ」

 

利子「それじゃそれ」

 

アトラス「すっかり忘れてたぁ」

 

龍美「遅いよ!?」

 




「世界 2-2」へ続く…。
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