艦隊これくしょん―七十年後の君へ―   作:謎のks

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 ○前回のあらすじ

 ブラウン大統領は、国務長官であるグリーンフィールドより「深海棲艦打倒より外交を優先すべき」と警告される。
 しかし、世界の命運を守ることこそ「国を守ること」という確固たる意志を持つブラウンは、その意見を真っ向から否定する。
 世界の平穏を守るブラウンと、国を守りたいというグリーンの思いは、平行線を辿っていた…。

 一方、日本では十郎太がとある二人を護衛しながら連れてきていた。
 それは、かつての艦艇の生まれ変わり…榛名たちと同じ艦娘の素質をもつ二人。
 イタリア生まれのリオーネは、自身を「リットリオ」と名乗り、ドイツのペトラは「プリンツ・オイゲン」の名を口にする。
 二人はエースたちに協力するように、各国政府より遣わされた使者だった。彼女たちの協力を得て、エースたちの今後の戦いはどう動くのか…?


第二十八話 誤ち

「やぁ~暇ですな」

 

 ある日、いつものマンション、いつもの部屋にて…。

 

 テーブルに肘をつき、手のひらで頬を支える、まったりとひと時の平穏を満喫している少女は…?

 

「はぁ~哨戒はオワツタけど、なーんでアタシらが待機なんだろねぇ? まぁ今日学校休みだし良いんだけどさ~」

 

 ぶつくさと独り言ちるのは、三つ編みおさげの少女「北上」。特徴的な言い回しと、いつも眠たそうな目をしている。

 彼女は本日の哨戒任務を終え、緊急の出撃に備えてこのマンションで待機している。だがいつもなら、出撃用の「特殊繊維で出来た艦娘用制服」の上に、自身が通う学校の制服を重ね着して出かける…しかしもうすぐ夏も本番、毎回重ね着するのは「暑い」と、今日が日曜ということもあり、出撃時からそのままの格好でいる。

 

「めんどーだなぁ。オケいきてー、買い物してー、友達とさー…なんか駄弁(だべ)ってさぁ〜……」

 

 またも文句を垂れ流すも、疲れたのか段々と力が抜けていっている。

 

「…ま、いいけど。アタシ友達少ないしさーあっははは」

 

 などとケロッと言いながら、懐にあるポテトチップスを一口、パリッと心地よい音がする。

 

 …そんな彼女の話を聞いている、もう一人の少女。

 

「…あはは」

 

 潮音である。潮音と北上は任務で一緒になることが多く、潮音もやることがないので彼女と共にこのマンションで待機していた。…だが。

 

「(…うぅ、どうしよう。向こうが一方的に喋っているのを聞いてると…すごく…落ち着かない)」

 

 相手の声だけが空間に響いているこの状況、これがある一定の仲の良さであれば気にはならないのだろうが…彼女は中学生で、潮音は小学生。性格もほぼ真逆の組み合わせ。潮音の性格を考えると、積極的に声を掛け辛いことも、想像に難くない。

 

「(で、でも言わなきゃ。同じ艦娘の仲間なんだし…!)」

 

 明里との件で吹っ切れたのか、潮音はひとかけらの勇気を握りしめ、北上に声をかけてみる。

 

「あ、あの…!」

「あっははっ! ヤバイこの人オモロ~名前知らないけど」

 

 潮音が声をかけた直後、北上はポテチをかじりながら見ていたテレビ番組に対し声をあげた。

 

「…ん? 何か言った?」

 

 一応気づいたのか、潮音の方に振り向く北上。

 

「…なんでもないです」

「…? あっそ」

 

 しかし、すっかり話すタイミングを見失った潮音が断ると、北上は眉をひそめながらテレビ画面に向き直る。

 …本当は潮音も色々な話をしてみたいと思っている。明里の場合は昔からの付き合いなのでなんともないのだが。

 初花と初めて話したときは、心臓がこれでもかと跳ね上がり、飛び出すかもしれないと顔を紅潮させながら、漸く話しかけることが出来たのだ。…そうそう同じことは出来ない。潮音は大人しく、自分の殻に閉じこもる。

 

「(…はぁ)」

 

 彼女のことももっと知りたい。何故一人だけ「本名」を名乗らなかったのか、艦娘の仲間をどう思っているのか、青子に聞いても「いやぁ~あんまり詮索しない方がいいですよ~」などとはぐらかされた。

 やっぱり見ている世界が違うのか。潮音が心の中でため息をつくと…不意に北上側から声がかかる。

 

「…あのさぁ」

「…っ! は、はい?」

「なんか話したいことあるなら、話せば? ウチ適当に返すからさ」

「…っ、い、いえ。本当になんでも…」

「だっからさ、言いたいことあるなら言ってよ。…これだから子供はウザイんだよ」

「…!」

 

 北上は潮音に振り向くことなく、まるで吐き捨てるように言った。テレビに向いている彼女の声色には「不快」という意味が込められている気がした。

 …その言葉を聞いて、潮音はどうしようもない「怒り」に駆られた。

 何故そこまで言われなければならないのか、私はただ彼女と「仲良くしたい」だけなのに、そこまで拒否される謂れはないはずだ…!

 北上からすれば普段の振る舞いに少し苛立ちが加わっただけだろう。だが…潮音にはそう見えない、よくあるすれ違いの心情、思わずその感情を零す潮音。

 

「…わ、私は…貴方と仲良くなろうとしただけで…!」

「…そ、ごめんね。ウチってこのとーりどーしょうもないヤツだからさ」

「…え?」

 

 北上から返ってきた言葉に、驚きの声を漏らす潮音。

 声を荒げて反論してくるかと思いきや、その逆だった。寂し気に…最初から自分が悪いと謝罪してきた。

 その時潮音は(なんとなくだが)理解できた。この人は…ただ「自分本位」なだけ。乱されることを嫌う人格、それを変えられない「自分」に苛立ちを隠せないだけ。

 

 ならば…それに理解の意を示せば…?

 

「…わ、私もごめんなさい。嘘ついちゃった…貴女とお話したかっただけなのに」

「…っ! …ん、そっか。それならそうって言ってくれたらいーじゃん」

 

 潮音の言葉の意図に気づいたのか、ゆっくりと体勢を直しながら視線をテレビから後ろの潮音の方へ移す北上。

 

「えっと、その…言い辛くて…?」

「あ~ウチのダークサイドが顔出しちゃったか~メンゴメンゴ」

「え、えぇ…?」

「…はっ」

「…ぷ」

 

「「あははは!」」

 

「いや~ごめんねぇ? ちょっち考え事してたからさ」

「私も…こんなびくびくしたダメなやつでごめんなさい。…明里ちゃんからも「おどおどしてるの直さなきゃダメ!」って言われたのに…中々直らなくって」

「あは、別にいーよ。言いたいこと言ってくれるならさ? …アタシも駄弁るの好きだからさ、今日は二人でおもいっくそ喋くろ!」

「は、はい…!」

 

 こうして二人は、週末のひと時を満喫するように、思い思いに喋り始めた。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「…だからさ、絶対付き合うって。この前だって外人と抱き合ってるとこ見てボロ泣きしたって」

「え!? そうなんですか。…ちょっと面白いかも」

「だっしょ! もう気づけよってレベルだよね~? あ、ちなみにその外人さ…」

 

 

 

 

「青子といると飽きなくてさ〜、なんでも知ってんの」

「へぇー、例えば?」

「クラスの恋愛事情でしょ? 女子のスリーサイズ、センコーの裏事情とか…とにかくなんでも」

「うわぁ…ホントにフォックスさんみたい」

「ねぇ。アタシも真っ先に浮かんだ、あのチビ先輩」

「あはは…」

 

 

 

 

「へぇ~いっちゃんとはそうやって仲良くなったの? しおっちやるぅ」

「そ、そんな。あの時は無我夢中で…今だって、仲良く出来てるかなって、少し不安になって」

「考えすぎだよ~。話してる時点で仲良いほうなんじゃない? そんなこと言ってたら、大人になって困るよ~」

「えぇ!? が、頑張って直さないと…!」

「そうそ、ファイトふぁいと~」

 

 

 

 

「…それであの時、明里ちゃんを怖がらせたこと、時々夢で思い出しちゃうくらいで…」

「だから、しおっちは考えすぎ。あかりっちはそれでもアンタのとこに戻ってきたんでしょう? ふつー居ないよそんなヤツ、健気だねぇ(うるっ)」

「もうっ、北上さん…」

 

 

 

 …ひとしきり話し終えると、潮音は心の中で「途中から自分の身の上話聞いてもらっているだけでは…?」ということに気づいた。

 何も会話が思いつかないとはいえ、少し申し訳ない気持ちになる。なので…何となしに聞いてみた。

 

「あの…北上さん、もしよろしかったら私も…相談事あれば乗りましょうか?」

「んん? なにさ急に?」

「いえ、なんか私の悩み事聞いてもらっている感じになって…それがなんだか悪いなぁ…って」

「うおぉ、なんて天使なんだしおっち、神か、ネ申なのか?」

「ねもー…?」

「いやいやw …んーそう言われてもねぇ」

 

 北上はまた肘と頬をテーブルに突くと、ため息交じりに何かを思案する。

 

「…じゃあ、ちょっち独り言聞いててくれる?」

「はい。…?」

 

 潮音が了承すると、北上は頬杖をしたまま静かに語り始める。…誰にでも起こりえる自身の"誤ち"を…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 アタシにはさ、昔に大の親友ってのがいたのよ。

 

 まぁ、半年前ぐらいにアタシの通う学校から転校しちゃったんだけど…。

 

 その子って、なんていうか「高飛車」ってぇの? 気位が高いから、周りも中々話しかけなくってさ。

 ただ…なんでかアタシに対してだけ態度が違うのよね? まぁ隣の席になって、アタシから気楽に声かけたから、それが原因かねぇ?

 

 …その子さ、ホントは優しいんだ。

 

 周りに話しかけたいけど、自分で作った「わだかまり」みたいなのが邪魔して、話しかけられなかった。って…独り言ちにさ、言ってたんだ。

 だからさ、アタシがずっと友達でいてやるよ。って言ったら…すげぇ喜んでさ。はい、ずっと一緒です! って…っはは、自分で言っててハズいねこりゃ。

 

 でさ…そんな折に見ちゃったの、あの「夢」をさ。

 

 色々な場面が移ってさ…戦う夢、何かを運ぶ夢、あと…魚雷? を撃ち込む夢。

 ああなりたかったとか、これだけはいけなかったとか…アタシの知らない感情がなだれ込んでさ。

 アタシ…おかしくなったんじゃないかって、夜も眠れなくってさ…それが何日も続いて…。

 そんで…イライラしちゃってさ。なんでアタシだけこんな目に遭うんだって。でも…そんなの周りは知らないワケじゃん。

 その親友がさ…言ってくるわけよ、いつもみたいに。今日も素敵ですね! とか。でも顔色悪い気がします、大丈夫ですか? とか…テンション高めで。

 そういう時ってさ…ナイーブになってるわけじゃん。ほっといて欲しいワケじゃん。いつもとおんなじ態度が、心底ムカついてさ。…だから、言っちゃったの。

 

 ──ウザイ、どっか行って。

 

 …ってさ。その時のアイツの「怒ってんだか驚いてんだか分からない」顔、妙に焼き付いちゃってさ、今も思い出すたび胸が締めつくってか…だから、なるだけ思い出さないようにしてたんだ。

 

 ソイツが学校を転校してったのは、それから三日後だった。

 

 …ドラマか、ってひとりツッコミ入れてた。だってタイミングばっちりで…もう…笑うしかなくって。

 

 もうさ、親友って言ったヤツが…アタシのせいで転校したみたいになって…泣きたい気分になるよね?

 

 ……だから、決めたんだ。

 

 アタシはもう、仲の良い友達は作らない。そこそこ仲良くて、そこそこ良い人生送れたら…それで良しにしようって…。

 

 …そう、決めたんだ。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「北上さん…」

 

 潮音は北上の話を聞き終えた後、どうしようもなく涙が零れそうになる。

 彼女は自分と同じだった。…たった一人の友人を傷つけ、後悔した。ただひとつ違うのは…その後悔が「一生晴れないもの」に変わってしまったこと。

 かつての誤ちにより「人間不信」になってしまった…。青子の言わんとしていることを理解してしまった潮音は、軽い気持ちで彼女の過去を聞いてしまった自分を恥じた。

 

「あの…北上さん、ごめんなさ」

 

「な”あ”ぁあああああああ!!」

 

「…っ!?」

 

 突然大声で叫ぶ北上に驚く潮音。北上は潮音に対し弁解した。

 

「いや、違くて! こんな暗いカンジにするつもりなくて! だから…むしゃくしゃしてやったっ!」

「そ、そですか…;」

 

 北上はそう乱雑に訂正しながら、軽く咳をする。

 

「んっん。…で、その後ぐらいだったかな? ネットでこのサークル見つけたの。最初は「前世なんてあるわけないじゃんw」って思いながら、それでも色々悩み聞いてもらおーって思って…そしたらガチめの話ばっかりでさ」

「……」

「オフ会の時もさ、なーんか怪しいカンジだったし、ここまで仲良くなるって思わなかったからさ…適当に合わせとこ、ってさ」

「そっか、だからあの時名前を…あ」

「いんだよ、事実だからさ。…んでも」

 

 北上は何かを思い出しながらか、少し表情を緩める。

 

「エースっちやはるにゃんの話聞いてると、あぁ親身になってくれてるなー悪いヤツじゃないなー…ってさ」

「…はい、あの人たちは…すごく優しい人たちです」

「だね。だから…アタシもついその気になって。運命とか…信じちゃう系? になったワケよ」

 

 北上ははにかみながら、まるで誇らしげにエースたちを語った。

 

「だからかな、あの時…皆と一緒に戦おうって決めたのは。アタシの中の「アタシ」も、もう一度戦いたいって言ってるみたいに思えてさ…もう一度、仲間を守りたい、って」

「私も同じです。私も…大切な人を守りたい気持ちが強くなって…今まで頑張ってこれたのも、この気持ちのおかげかなって、思います」

「にしし、アタシも一緒〜」

 

 北上と潮音は、お互いを見つめ合いながら、気恥ずかしさを含んだ笑いを浮かべた。

 

「ここまで来るとさ、なーんか自分が自分じゃないみたいな感じにならない? 普通の学生やってた自分がさ、今や国や世界を守るために戦ってんの」

「そうですね…今でも、信じられません」

「うん。でもね? ここまで来たこと自体は、アタシは後悔してないよ。アイツらががむしゃらに頑張っているの見てるとさ…ついつい手伝ってあげたくなっちゃうの」

「北上さん…」

「昔のことはよく分かんないけど。…昔はむかし、今はいま! だからさ、アイツらと一緒に、過去のおんりょーとかいうヤツをぶっ飛ばしたいワケ、アタシはね?」

「あはは、北上さんらしいです。…あ」

「ん? どしたの?」

「あの…ここまで仲良くなって「北上さん」って呼んでていいのかな? って…あ、いえその、名前教えてほしいっていうわけじゃ」

 

 潮音のあたふたする姿に、苦笑する北上。…少し考え込むと、釘を刺すように言った。

 

「…笑わないでよ?」

「は、はい」

「ん。えっと…苗字は「北野」ね」

「わ、あの有名な」

「待って、絶対言われるって思ったー。やんないからね、ナニとは言わないけど?」

 

 そういう北上だが、両手でV字を作ってナニかをアピールしていた。

 

「い、言いません(口元で指バッテンを作りながら)」

「よし、良い子。…ええと、名前は」

「ドキドキ…」

「…()()()

「………ん?」

 

 思っていたものと違ったのか、目をパチクリさせて拍子抜けしたような声をあげる潮音。北上はまるで予測したように独り言ちる。

 

「ほら〜やっぱり、そういうリアクション。まぁたえさんよりはマシだけど」

「うぇっと、か、漢字はどう書くんですか?」

「ん? っと…」

 

 紙で自分の本当の名前を書く北上。

 

「上と…ん?」

 

 潮音はその文字をなんと呼ぶのかまだ分からなかった。その文字は…「瑠」。

 

「北野 上瑠(きたの ほづる) それがアタシの名前。うん、我ながら変な名前だよね」

「そ、そんなことないです! か、可愛いです…!」

「あは、お世辞でも嬉しいよ。…ってことだけどさ、悪いけど今までどおり北上って呼んでほしいな? "ほづる"なんで呼びづらいでしょ?」

「わ、分かりました! 二人だけの秘密…ですね!」

「まぁ青子やクラスメイトは普通に知ってるけどね」

「あうぅ…」

「嘘うそ、もぅしおっちはホントに可愛いなぁ~、うりうり~」

「や、やめへくらはい…」

 

 潮音の頬を両手でぎゅっとつまみながら、その反応を楽しむ北上。

 

「じゃ、これでウチらは秘密を共有し合う親友ってことで、ね?」

「はいっ! えへへ…!」

 

 潮音は心から、彼女の拠り所となったことを喜んだ、綻んだ彼女の嬉しそうな顔を見ながら、北上も笑うのだった。

 

「(ガチャ)…ただいま~」

「あ、エースさん」

「おかえりエースっち」

「あれ、潮音ちゃんに北上ちゃん? 珍しい組み合わせだな」

「そうですか?」

「んふ、でもこれからそうでもなくなると思うよ、ね~?」

「ね~? うふふ♪」

「…?」

 

 いつの間にか仲良くなっている二人を、エースは不思議そうに眺めるのだった…。

 




○転校生にはついつい質問しちゃうよね~…的なテンション。

リオーネ「Chao. エースさん、ご機嫌いかがですか?」
エース「チャオ、リオーネさん。今日も…「ディモールト・ペネ!」だぜっ(決め顔)」
リオーネ「そ、そうですか? …エースさんもイタリア語、習っていらっしゃるので?」
エース「いやぁ、俺の見てる漫画でイタリアが舞台のやつがあって」
リオーネ「あ、GIO○IO?」
エース「そうそう、ついつい口ずさんじゃうんだよねぇ」

浜風「この浜風には「夢」があるっ!」

フォックス「アリーヴェデルチ(さよならだ)」

アトラス「よ~しよしよしよし」

リオーネ「す、すごい熱気…っ! これが…GIO○IO愛…っ!?」
エース「あ、イタリアって本当にあんな治安悪いの?」
リオーネ「え、まぁそうですね…」
浜風「コーヒーに大量の砂糖を入れるというのは?」
リオーネ「は、はい他と比べt」
フォックス「日本のナポリタンが本場と全然違うのは何故ですかー?」
リオーネ「ふぇっ!? え、ええと…」
アトラス「 ロ ー マ 」
リオーネ「う、うぅ…」

 ※──リオーネは。

 2度と喋らせてはもらえなかった…。
 外国人特有の羨望の眼差しの対象となり、永遠に質問を受け続けるのだ。
 …そして何を言っても仕方ないので。

 ──そのうちリオーネは、考えるのを…やめた。

リオーネ「Arrivederci…」
エース「本場の発音だー!」
ハマ・フォ・アト「おぉ~」

 ※ボスの声小西さんじゃないですかーっ、やったーっっ!!
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