艦隊これくしょん―七十年後の君へ―   作:謎のks

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 ○前回のあらすじ

 エースの父「十郎太」は、知人である現職米大統領「アレックス・ブラウン」の元を訪れた。
 十郎太は、日本で起こっている「海の亡霊事件」のことを話す。アレックスは世界でも国が滅びる一大事件が多発していると訴え「このままでは世界が滅びる」と警鐘を鳴らす。十郎太は、海の亡霊についてアレックスに詳しく話してもらうことにする。
 一方、エースは集まったメンバーに艦の記憶の共通性を訴える。
 それは、あの戦いを生き残った艦のみがこの場にいる、というもので、もしかするとそれは近い将来に危険な災厄が訪れる「予知夢(警告夢)」かもしれない、という…。
 エースたちは、国の抱える秘密について、改めて調べると固く誓い合うのであった…だが?


第九話 捜査

 エースたちが改めて「海の亡霊」の謎に挑むと誓い合い、幾ばくかの月日が経ったある日。

 彼らは、それまでには無かった「各々の人脈」を使って亡霊について洗いざらい調べた。そして分かったことがある。

 

 

 一つ、最近漁師たちの間でも、海の上で「白づくめの女性」の目撃例が相次いでいる(青葉調べ)。

 

 一つ、彼女たちは何をする訳ではなく、ただ見ているだけ(フォックス調べ)

 

 一つ、浜辺からは「鯨みたいな化け物」が見えた(潮音、初花の友達証言)

 

 

 …やはり、海に異変が起こっているのは間違いなさそうだ。ここに来て、鯨の化け物という新たな情報…これは直感だが、海の亡霊と「無関係ではない」…エースはそう感じていた。

 

「…やっぱり分かんないなぁ」

 

 頭を掻きながらボヤくエース。彼は平日の晴れた日、人通りの無い公園のベンチに座り、情報を纏めるため脳をフル回転させていた。

 今のところ危害らしい事件は聞いていないが、これだけの目撃情報が出ているのだ、いつ「そういうこと」になってもおかしくはない。

 

「(その時、俺たちに何が出来るだろうか…?)」

 

 政府はこの事を隠している、ならば「マスコミ」が黙っているはずがない…しかし彼らは今日も「野党、与党が云々」だとか「他国籍船が領海侵入」など(一般視点だからこそ言えるが)割とどうでもいいニュースばかり取り上げている…いや、それらが全く必要じゃないとは口が裂けても言えないが。

 

「海の「亡霊」…なんて言っているから、信憑性が無いって思ってるのかなぁ?」

 

 …はっきり言ってこの現状は「違和感だらけ」だ。しかしそれを聞いてくれる「そういった立場」の人など、自身の父親の知り合いぐらいしか知らない、しかし自分がその連絡先を知っている訳はない。

 エースは再び眉をひそめ、顔を歪める──悩む、だがして答えは出ない、そんな暖簾を押すような作業を延々と繰り返した…その時。

 

「──こんにちは?」

「…え?」

 

 エースの隣には、短髪黒髪のビジネススーツを着た麗人が立っていた…失礼だが、見た目は男装しても誤魔化せない「胸部」がその人を女性だと気づかせた。

 

「…あの、何か?」

 

 エースがそう言うと、女性は懐からある物を取り出した…それは「手帳サイズの証明書」…言い換えれば「警察手帳」。

 

「警視庁捜査一課、高木雄子です。少しお話し良いかしら?」

「…………」

 

 ──ええええええええええええ!?

 

 エースは真昼間から絶叫した。彼女は確かに「警視庁」と言った…刑事……警察。

 

「あ、あの。ぼ、あ、私、何もしてないです…;」

 

 自分でも呆れるほど、発した言葉はしどろもどろだった…これでは「自分は犯罪者です」などと自供しているようなもの(まあ国の裏側を探る、などどう聞いてもアレだが)。しかし、目の前の刑事? はどこか隙がないように感じる…それが威圧めいたものになっているだろう。

 もし今の「活動」を聞かれたら、潔く認めよう…しかし仲間の所在は話さない…「うん、ゼッタイ話さない」と心に固く誓うエース。

 

「…うふふ、聞いていた通りね? 安心したわ」

「え?」

「驚かせてごめんなさい? 私は「高雄」、貴方たちの味方よ?」

「………」

 

 ──ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 それから、落ち着いたエースは隣に座った彼女の話を一通り聞いていた。

 

 彼女が高雄である、事前にフォックスに会っている(アイツ何も聞いてないぞ、許せん。by エース)、そして…自分を仲間と認めてもらう為、改めてリーダーたる「エース」の元を訪れた、ということを。

 

「ふぅ…良かったぁ、俺逮捕されちゃうかと?」

「あら? 私は貴方を逮捕なんてしないわ?」

「いや…アイツに会っているなら、聞いているでしょう? 俺たちの」

「ええ、貴方たちの活動は事前に調べている、だからこそ私は貴方たちの仲間になりたいと思ったのだけど?」

 

 高木は微笑みながら、落ち着いた口調で自身の気持ちを語った。

 エースはそこに、どこか安らぎを感じていた…よく見るテレビドラマでは、熱血刑事と、その相方の冷静沈着なインテリ刑事が出てくるが…彼女からは後者に近いものを感じる、徹頭徹尾冷静であるが、どこか温かみがある…刑事とはこういったものなのか?

 

「…うん、貴女なら大丈夫だ」

「え…?」

「ああいえ! では、これからよろしくお願いします、高木さん?」

「あら? 高雄でも良いのよ? むしろ私はそっちが好みだわ!」

「ええ…いや、そのぉ?」

 

 やはり彼女もどこか「個性的」であった。自分も個性はある方だと思うが「類は友を呼ぶ」とでも言うのか? 個性的、という言葉で何故かフォックスやアトラスを思い浮かべてしまう、エースとしては複雑な心境だった。

 

「うふふ! …それでエース君? 少しお話し聞かせてくれない?」

 

 ふっ、と彼女の顔は和やかな雰囲気から一転、冷たく鋭いものを感じさせる顔に変わる。

 エースも瞬時に理解し、顔を切り替える…彼は彼女に「全て」話すつもりでいた。

 このまま一人で考え込んでいても、何も進展しない…ならば、国の事情を知っているであろう彼女に相談してみる。もちろん、それで何が分かるとも限らない。これはいわゆる「賭け」だった。

 

「…実は──」

 

 …そうして、エースは自分たちの身の回りで起きた事、全てを話した。

 高木は表情を変えることなく、頷きを返すだけだった…そして、全てを語り終えると、彼女が一言。

 

「…莫迦ね?」

「…え?「馬鹿め」? …あ」

 

 自分でもこんな時に何て聞き間違いを…と思ったが、意外にも彼女はノッてくれた。

 

「ふふ! …そう、馬鹿め。と言って差し上げますわ!」

「ええ…?」

「貴方にとって得体の知れない私を、簡単に信用して全部話して…何故私をそこまで信用したの?」

 

 何処か警戒するように高木は問いかけた、やはり警察の身の回りには「そういった人」も居るのだろう…だが、エースは頭に浮かんだ言葉を、ただ発する。

 

「悪いこと考えているように見えなかったから…って思って?」

「え? ………っふ、うふふ!」

「そ、そんなにおかしいですか?」

「いいえ! …ああ、馬鹿なのは私みたいね? あの子のリーダーさんだから、どんな曲者かと警戒し過ぎていたわ」

 

 おそらくフォックスのことだろう。だとしても心外だ、物凄く心外だ。エースは今後も考えて念入りに釘を刺す。

 

「あの…言っときますけど、俺は…自分で言うのも何だけど、普通の感性って言うか、アイツが特殊過ぎって言うか…とにかく、あそこまで薄情なヤツじゃありませんよ!? 」

「分かってる、ごめんなさい! …うふふ! ああ、おかしい」

 

 心底笑える、と言った具合に腹を抱えて笑顔になる高木。と、ここで彼女は「スイッチ」を切り替えた。

 

「…そう、ならこちらも全部話さなきゃ、フェアじゃないわね?」

「っ! …ありがとうございます!」

 

 高木はエースの人柄を見て判断し、自らが知る事実をエースに伝える。いよいよ…この国の「裏」が暴かれるというのか?

 

「貴方の言う通り、政府は「海の亡霊」をひた隠している…マスコミもそれを取り上げたら「どうなるか」分かっている、と言ったところね?」

「っ、そんなの…ほぼ「情報規制」じゃないですか…!」

「そう言われても、仕方ないわね? …私も詳しくは分からないけど、それは「十年以上前」から目撃されているの」

「じ、十年!? そんなに前から……!」

 

 エースの新鮮な反応を見て、高木は「彼」が未だ事実を隠していることを察した。

 

「(やっぱり知らせていなかったのね、あの子)…とにかく、これだけの予兆が出ているにも関わらず、何故国は亡霊の言及を避けているのか、それが問題よ?」

「うーん、やっぱり信憑性が無いから、とか…?」

「それはおかしいわね? 実際に被害が出ていると言ったら?」

「っ! どういうことですか!?」

「話しても構わないけど、ここでは…とりあえず私の車へ。あぁ、悪いことはしないから♪」

「そこは高木さんを信じているので、大丈夫です。…行きましょう?」

 

 エースがそう促すと、二人は徐に立ち上がる。

 高木は周囲を警戒している様子だった、エースも見様見真似で辺りを見回すと「あくまで自然にね?」と釘を刺される。エースも焦っていたのかもしれない、反省すると出来るだけ自然な動きで高木の車に移動する。

 

 暫くすると、公園の脇に止めてあった彼女の愛車、水色の普通車に乗り込むと、高木は運転席に、エースは助手席に座る、一息つくと彼らは話の続きを始める。

 

「…これは極秘事項よ? 極力他者への口伝は控えてね?」

「は、はい」

 

 高木の言葉に頷くエースを見て、彼女は再度辺りを警戒し見回すと…息を整え、声を潜めながらもゆっくりと綴った。

 

「…最近謎の勢力により日本以外のアジア諸国に被害が及んでいるわ。一部では既に崩壊した国もあるそうよ?」

「っ!? な…」

 

 衝撃的な発言に、言葉を失うエース。高木はそれらが「海の亡霊」の仕業かもしれないと言う。

 おそらくそれは事実であろう、だがエースにはまだ不可思議な部分があった。

 

「高木さん、結局海の亡霊って一体何なんですか?」

「…彼女たちは人類に対し敵意がある、それだけは確かよ? どうしてそこまでの力があるのかは計り知れないけれどね?」

 

 一体どのような力を持てば「国一つ」を滅ぼせるものか分からないが、とにかく事は自分たちが思っていたよりも深刻であった…。

 

「そんな大事になっているのに…どうしてそこまで隠すんだ?」

「国内外の混乱を避けるため、とも取れるわね? 実際今までの所被害も最小限だったし?」

「あ、そうか。でもそれにしても厳重すぎじゃないですか? そんなことをする必要性が見えないし?」

「そうよね。現に国が滅んでいる現状を隠匿している、隠蔽体質なのはこの国の悪い所だけど、私は「それだけじゃない」と思っているの」

「どういうことですか?」

「…私は、警察に身を置く中で、こんな噂を聞いていたの」

 

 不意に高木は顔を引き締め、声のトーンを下げて、言った。

 

「この国には、軍事兵器を研究する"裏組織"が存在するって…」

「!?」

 

 言葉が出ないエース。その話は真実だとするならば──

 

「それって…戦争」

 

 その時、高木は人差し指を立て口につける…それは言葉にしてはいけない「禁 句(ワード)」。

 政府、いやこの国は「不戦の誓い」を七十年という途方も無い年月の間守り続けていた…だからこそ今の日本があるのだが、その言葉は。

 

「どういうことだ…政府は裏で…ソレを起こそうとしているのか?」

「そこまでは何とも。でもその裏組織が、海の亡霊の情報を遮っている…と言うのよ、それが本当だとしたら、私たちの「敵」はかなりの権力を持っている…とも言えるわね?」

「…っ!」

 

 権力がある…裏を返せば、裏組織と政府にはそれだけ「密接な関係」があるということ。その事実に驚きを隠せないエースを、高木は優しく諫めた。

 

「まだ確証が取れていない情報だから…でも、頭の隅にでも置いていて頂戴?」

「はい。裏組織…じゃあ、榛名はそいつらが…?」

「例の少女ね? それも何とも言えないわね。彼女の存在が何を示唆していることか、現状でははっきりとした答えは無いわ」

「そうですか…でも国の目的がせ…「ソレ」だとしたら」

「ええ、「彼女」がキーマンの可能性があるわね?」

 

 国が戦争を起こそうとするか、加担するか、それは分からないが、何にせよ艦の記憶を持つ榛名が狙われていたことは事実。何故榛名だけ狙うかはさて置き、それが本当だとすれば…。

 

「…本当に、フォックスの言う通りになっちまったな?」

「え?」

「あぁいえ。…じゃあ艦の夢を見ている娘たちは?」

「それも…現状不透明ね? 悔しいけど。とにかく、確証はないにせよこれだけ点が浮かび上がっているのなら、後は線で繋ぎ合わせるだけ…」

「…それって」

 

「ええ…国と海の亡霊には「何らかの接点」がある。もし裏組織の存在が事実なら、彼女たちの存在は公に晒されたくない何かがある。ということ」

 

「………っはぁ」

 

 大きくため息を吐くエース。

 纏めると、矢張り政府は裏で何事かを画策しており、その中核となるのが「裏組織」そして「榛名」。

 海の亡霊の情報は裏組織の権限により公表出来ない、それは海の亡霊が彼らにとって「都合の悪い事実」を孕んでいるため…。

 これらは未だ不確定な要素もあるが、それでも概ね真実には近づいているだろう。

 頭を抱えるエースだが、対して高木は全てを語りつくしたのか、どこか涼しげであった…聞いている方は疲労感で思考がオーバーヒートしていた。

 

「…これが、私が知る限りの事実。まぁ、多分に憶測が入っているけど?」

「いえ…俺もそれが正しいと感じます。この国が何を隠しているにせよ、それは海の亡霊関連だ」

「あら? ありがとう。でもねエース君、何が正しくて何が間違っているのか、何て結局は人の価値観次第よ?」

「っ! 高木さん…」

「私は貴方たちと価値観が似ていた。だから協力できた。ただそれだけよ? …でも、これからは違うわ」

「え…?」

「いい、エース君? これから貴方の前には様々な価値観が現れるはずよ? まるでそれが「真実」のように映るでしょうけど…貴方は、貴方の「真実」だけを見て? それを見誤れば、きっと貴方は後悔する」

 

 それだけはしてはいけない、と高木はまるで自分自身に言い聞かせるように言った。

 エースもその言葉を理解し、深く頷いた。

 

「ありがとうございます、高木さん」

「どういたしまして。…さて、話は終わりね? 今日はここまでにしましょう?」

「えっ、もう? どうして?」

「私も調べたいことは山程あるの。だって国を相手取っているのだもの、より多くの情報、確証が必要だわ」

 

 そこにいたのは、難事件に目を輝かせる刑事。正義を燃やす市民の味方であった。

 

「…ははっ、フォックスが一番嫌いそうなタイプ、よく受け入れたな…?」

 

 なんとなしに呟いたその一言に、高木が反応する。

 

「…ねえ、エース君?」

「っ!? は、はい?」

「貴方…フォックス君のことどう思う?」

「え? どうって?」

「彼…何か隠し事とか、そんなことを感じた瞬間ってないかしら?」

「え、普通にありますけど?」

 

 あまりにあっけらかんと言うもので、高木は少し唖然としていた。だがほどなく冷静な表情を作ると改めて問うた。

 

「…じゃあ、それが貴方に対しての裏切りだとか…そんな風に思ったことは?」

「そんなのしょっちゅうですよ? でも…例えそうでも、俺はそれで構いませんよ?」

 

 その言葉にまたも面食らう高木。何故? とまた問うとエースは自然に出る言葉で答える。

 

「アイツは昔からああなんです。性分なんでしょうね? だから、どんなに時間が経って、あの頃と考えが変わったとしても…アイツの根が変わらない限り、俺はアイツを信じられますよ?」

 

 そう言ったエースの口端は朗らかに上がり、目は安らぎを湛え、実に清々しい空気を纏っていた…今時こんなにも純朴な青年がいたのか、と高木は感心していた。

 

「…そう、ごめんなさい? 要らないお節介しちゃったわね?」

「いえ、ありがとうございます…あの? フォックスとも仲良くしてやって下さい? ああ、別にアイツが犯罪やらかしたら見逃せ、じゃなくて? 寧ろぶち込んでもらって?」

「うふふ! ええ、承知しているわ! …じゃあ、また。何か分かったら連絡頂戴ね?」

「はい! ありがとうございました!」

 

 深々と頭を下げて謝意を表すエース、車から降りるとそのまま駆け出した。

 

「…よし」

 

 彼女との出会いは、彼の情報の視野を更に広げた。

 要点は、この国には重大な秘密があり、それこそが榛名、そして海の亡霊なのだ。

 

「榛名たちにも知らせなきゃ…!」

 

 逸る気持ちを抑え、エースは足早に公園を去っていった──

 

「…さて、次は「張り込み」…かな?」

 

 高木もまた、車のエンジンを掛けると何処へと走り去る。…意味深にセリフを残しながら。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

『──ターゲット捕捉、間も無くそちらに向かいます』

 

 遠目からエースを見つめる男。電話で何者かと話す。その人物は…?

 

「…ご苦労様デス、近くまで来たら改めて連絡ヲ?」

『了解…』

 

 中年の男性、白衣から何かの研究員と推測出来る。だが…彼がいる場所は──

 

「…エースさん」

 

 榛名たちがいるマンション…()()()()()()()()()()

 

「……ックク」

 

 意地悪く嗤う男は、エースたちに何をもたらすのか…そして。

 

「………」

 

 男の周りにいる数人の「ローブの子供たち」は、何を意味するのか……?

 

 

 ──そして、物語は回り始める。

 

 




〇スイッチ

テレビの長戸「お前の悪事は…お見通しだ!」
テレビの悪役「ヒッ、ヒィィィイイイイ!?」

酒匂「ぴゃ~! 長戸ちゃんきゃっこいい!」
長戸「あ、ありがとう酒匂ちゃん…演技を褒めてもらうのは、素直に嬉しい…です」
酒匂「?? ん~よく分かんないけど、酒匂は長戸ちゃんだからかっこいいんだと思う!」
長戸「あ……あぅ///」
潮音「長戸さん、かっこいいのに…どうしてマスクを外さないんですか?」
長戸「え!? いや…は、恥ずかしくて…///」
初花「じゃあ、ここの会話も演技だと思えば!」
長戸「む、無理ですよぅ…;」
雪「あーい! (しゅぴーん!)」
酒匂「ぴゃ! 雪ちゃんがヒーローごっこやるって! 長戸ちゃん、悪役やりなよ!」
長戸「え!!? いや」
潮音「わ、私も長戸さんの生演技みたいです!」
初花「私も!」
雪「あーい!」
長戸「え、え~……;」





・・それからどうした・・

長戸@悪役「よくぞここまで辿り着けた…敵ながら「見事」と誉めてやろう…」
雪「………」
長戸「だが、貴様が我に歯向かうか…ふっ! 笑止!」
酒匂「あわわわ…!」
長戸「たかが四天王を倒した程度でつけあがるな! 我こそは天魔王長戸! この大魔界の支配者であるぞ!!」
潮音「こ、怖い…;;」
初花「は、迫力が…;」
長戸「さあ勇者よ! 己が誇りを賭け、全身全霊を以て来るがいい!! 貴様の○○を、○○して、○○○○○○----ッ!!!」

雪「…ぴ………ぴえええぇぇぇぇぇぇ!!!」





・・まあ、そうなるな・・

エース「…それはやっちゃったね?」
長戸「スイッチが入ると、いつもこうなんです…うう…もう二度と人前で演技しない…;;」
菊「…下らん(とか言いつつ自分も見たかった。と思っている)」
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