おいでよ獣狩りの町 あの田舎町ヤーナムがオバロ世界にインしました   作:溶けない氷

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アンゲリカ
容姿
黒髪黒目の人形、もしくはマリア

種族:上位者Lv1 幼年期の始まり
幼年期の始まりエンディングで転生できる種族
ムービーでは妊娠3週間の胎児?のような姿だが、プレイする分には元の姿
外見も変わらず、ステータスも変わらない
メリットもデメリットも不明なネタ種族らしいが・・・
1とはいえ、しっかりレベルを使うのでガチ勢には不人気

職業:
獣狩りの狩人Lv15
(メリットとデメリットがきっぱり別れるので不人気
いわゆる使いこなせれば強い系)
レンジャー Lv5
ガンナーLv5
(短銃・散弾銃などの近距離系に全振り
シズと違い、狙撃系は全く使えない
あくまでパリィに繋げる牽制と割り切っている)
ファイターLv3
ナイト Lv3
ウェポンマスター Lv5
アサシンLv5
シーフ Lv5
ソードマスターLv15
ソードダンサー Lv12
フェンサー Lv11
神秘主義者 Lv5  
(神秘系魔法が一通り使えるが、牽制と割り切った
彼方への呼びかけでデスナイトを10体ほど消し飛ばせる程度
ガスコイン先生相手では文字どおり豆鉄砲でしかない)
サムライ Lv10


技量系に寄ったビルド
力押しを速さで回避し、パリィからの内臓攻撃を狙って行くタイプ

血の歓び
爪痕
継承
狩り
通称:妖怪はらわた置いてけ

基本装備は仕込み杖と獣狩りの短銃
防具は狩人の装束
ラキュ「目立つ服装はダメよ」
アンジェ「ok」
次の日、カフェで騎士装束に身を包みお茶をしているアンジェが・・・
中身はともかく外見はあれなので皆の注目の的になっている
ラキュ「全く・・・わかってない」

狩人の隠れ家の心折れたスケルトン
ギルメンが次々と引退する中、ギルド運営資金を稼ぎに来たギルド長。
蹲って『心が折れそうだ』のサインを出している
アンデッド召喚が得意らしいので、鐘を鳴らしていたら協力してあげよう。



獣狩りの短銃
設定画から中折れ式単銃身の拳銃だとわかる
でっかいデリンジャーみたいなもん
狩人との比較から並みの散弾銃のスラッグ弾以上の巨大な弾丸だと伺える
人間相手なら完全にオーバーキルだが
獣を相手するには最低限の威力しかない
というかパリィへの繋ぎくらいにしかならない


ガトリング砲
小型化されたガトリング砲を手持ちにした物
とはいえ、人間が片手で撃てる物では無い
気分はシュワちゃん
バックパックからチェーンガンを出しなよ

大砲
手持ちの大砲
人間が片手で撃てるはずないだろ、いい加減にしろ!




連盟の長 
君はこの世界も私も君自身すらも本当では無い
ただの悪夢だと言い張る。
だが、それを誰が証明できる?
では聞こう
君の本当の名は?
生まれた場所は?
両親の名前は?
子供の頃、通った学校の名前は?
仲の良かった友達の名前は?
以前住んでいた住所は?
仕事の内容は?
それらを証明できる客観的証拠は?
ほら、君は何一つ証明できない。
ここが夢か、それとも前が夢か。
私としては君は悪夢を見ていたんだと思うがね
君が夢か、私が夢か。
だがそんなことは、重要では無いのさ。
連盟の誓いを思い出したまえ
獣を狩って狩って狩って
虫を潰して潰して潰して
存分に狩り、殺したまえ


Hunt 11 タレント

一足先に転移してきたヤーナムという、この緊急事態を知らせるべくイビルアイはリ・ロベル近郊のあらかじめの緊急転移先に転移することにした。

自分だけしか行けないために残りの5人は歩いて行くことになる。

「え?パーティー全員できないの?」

 

「「え?」」

「いやだって、転移って術者とそのパーティーメンバーをテレポートさせるファストトラベル魔法でしょ。

街ごとに転送装置があって、一瞬でテレポートできるから便利だけど旅の醍醐味が薄れるのは・・・・」

 

「・・・・・”ぷれいやぁ”ならともかく、この世界でそんな事ができるのはそれこそ神の御技なんだ」

 

「はは、お嬢にとっちゃ伝説の魔法も駅馬車がわりなんだな・・・」

 

「え、そうなの?ごめん、私ソロが長いからマルチに関してはあまり詳しく無いんだ

軽戦士だし、攻撃ならともかく補助魔法とかあんま知らないから」

 

(こ・・これは予想以上にズレてるわね・・)

とラキュースは内心頭を抱えた。

今までにやってきた”ぷれいやぁ”もこんな感じだったのだろうか?

貴族出身の自分も当初は確かに世間とずれた感覚の持ち主だったが、

この女性のずれ方は文字どおり異次元レベルだ。

お姫様の常識と容姿を持った伝説級のドラゴンが街中を彷徨くようなものだと改めて認識しておいた。

下手に放っておいたら何をしでかすかわからない。

その意味ではイビルアイが蒼の薔薇がお目付役になるという考えは適当だったが、

ラキュースは知らず時限爆弾を腹に抱え込んだ気になった。

 

「けど綺麗な森ね。いいわ歩いて行くから」

とアンゲリカは歩き出した。

「ああ、本来なら別れて行動するのはお勧めできないが・・・

アンジェがいるなら私が一時抜けても平気だろ・・・」

イビルアイが出発しようとしたその時

アンゲリカは歩き出した、時速にしておよそ150km。

速いってレベルでは無い。

「ちょ!はや・・・おーい・・・」

と、ラキュースが呼びかけると思い出したように一瞬で急停止しそのままバックして戻ってきた。

「あ、ごめん。つい、いつもの癖で・・・

ヤーナムじゃどこから敵が飛び出すかわからないから

安全な場所まではいつも加速してた事忘れてた」

常に加速し、敵が気づいて攻撃するより早く安全地帯に逃げ込む。

戦闘を避け、戦力を温存する狩人の常套手段である。

・・・・・

胃が痛くなりそうだ。

「リーダーがんば」「ボス、後は任せた」

「ちょっとぉぉぉぉぉ!」

 

森の中にラキュースの悲鳴が響くが、唯一の常識人ガガーランは我関せずだ。

道すがら、気を取り直したラキュースはアンゲリカに色々と質問していた。

ヤーナムからの帰途では森は街から発せられる圧力のせいか

ゴブリン、オーガはおろか小鳥一羽の囀りも聞こえない静けさに耐えられなかったからだろう。

「左手の武器は何?魔法のアイテム?」

「これは銃、マジックアイテムなんて大したもんじゃ無い。

ただのナイフや剣と同じ、武器」

「10?」「獣?」

「聞いた事ないな、そんな武器」

 

「硫黄・硝石・木炭の配合物、火薬を筒の中で炸裂させて水銀の銃弾を撃ち出す武器のことだよ

マジックアイテムと違い、誰でも引き金さえ引けば使える」

現実には水銀の銃弾なんてどうなんだろうとも思った。

 

 

実際に間近で見れば、分かるだろうと短銃を折って銃弾を装填。

スラッグ弾より巨大な弾丸を並みの人間が拳銃で撃てば手首が砕けるだろう。

「本当はSAAの方が好みなんだけどね」

 

轟音とともに弾丸が飛び出し、手近な木に命中。

太さ50cmほどの木がメキメキと音を立てて幹をえぐられ倒れて行く。

それだけの威力を持ってしても、獣相手にはパリィに繋げるしかできない。

 

「獣相手に使ってたのは見たけど、こんな凄まじい武器だなんてね

イビルアイが見たら何て言うかしら」

 

「本当にマジックアイテムじゃないの?」

「暗殺には向いてない、派手」

 

「やれやれ、魔法詠唱者じゃなくてもこんな飛び道具が使えるんなら

重戦士は軒並み失業だな」

と思い思いに銃について感想を述べる。

 

「これは獣狩りになら有効だけど、人間相手には明らかに威力過剰だよ。

私なら機関銃や突撃銃・・・ああ、要するに威力は小さいけど人を殺すには十分な威力があって連射できる射程が長い銃を使うよ。

大剣とショートボウのような関係だね」

 

「・・・ぷれいやぁの世界ってとんでもない武器がそこら中に転がってるのね」

 

「よかったら撃ってみる?」

 

「え?いいの!?」

ラキュースはまた目を輝かせながらこちらに近づいてきた。

どの道、イビルアイがヤーナムの危険性を一足先に報告してくれたのだからもう急ぐ必要は無い。

「それじゃ、そう。しっかり両手で構えて、うん、脇は閉めて・・・」

「ええと、アンジェ・・・どうしてそんなにぴったりひっつくのかしら?」

アンジェが短銃を構えたラキュースの体にぴったり密着し、胸といい太ももといい擦り付けて困る。

ティアもそうだがひどいセクハラである。

「何ともいえない香りで誘っちゃって・・・匂い立つなぁ・・・えづくじゃぁないか・・・」

ラキュースの首筋に鼻息も荒くアンジェは髪の匂いを嗅いでいる。

その時になってラキュースは悟った。

(この子・・・・ガチレズだわ!)

変態はティアとティナの2人で十分すぎると言うのに困る。

しかも恐らくは人類史上最強の変態なのだ、要するにあしらうのは不可能。

「ええと、もう撃っていいかしら?」

 

「うん、いいよ。ところで今晩空いてる?女同士なんだから遠慮することないよね・・」

(しかもストレート助平だ!?)

「アンジェ、私はいつでもバッチ来い」

「うん、じゃぁラキュと3人で手取り足取り腰取り夜の親睦会といこうか」

(しかもいつのまにか私参加決定!?)

 

「ハハハハッハハ、ぷれいやぁってのは随分と人間臭い神様だったんだな」

「もしかしてショタなぷれいやぁもいるの?

是非紹介してほしい」

 

「ちょ!ティナもガガーランも笑ってないでよ!

それとアンジェ!私は頷いたつもりはないわよ!」

 

「ごめんごめん、ちょっと揶揄っただけだよ。

9割本気だけど」

「大丈夫。アンジェ、側からわかるほど助平な顔してた。

同じだからわかる。

アンジェはリーダーに欲情してる」

 

「フォローになってないわよ!後、どストレートに欲情とか言うな!」

 

ラキュースも神話の世界に参加して気分上々になっていたところにアンジェの性癖をぶちまけられて、

そっちの神話にまで参加する羽目になるとは思わなかった。

 

アンジェとティアを振り払い、息も荒くラキュースは叫んだ。

「いや、本当にごめん。軽いスキンシップはこれくらいにして

重いスキンシップは後のために取っておこう」

(とっとくんかい)

とラキュースはもう疲れて声に出して突っ込むことも辞めてしまった。

リーダへのセクハラもいい加減にし、改めてラキュースは銃を構える。

両手で言われた通りしっかりと構え、反動を体全体で受け止める体勢。

狩人ならば絶対に取らない隙のある体勢は万が一にも、反動で手首を傷めないためのもの。

そしてラキュースは引き金を引き・・・引いたのだが・・

ガチん

撃鉄が雷管を叩く音こそすれ銃弾は発射されなかった。

「あれ?不発?おかしいな・・・不発なんて今までなかったのに」

 

銃弾を取り替えて、改めてラキュースが再び引き金を引くがやはり不発であった。

「これは・・・どういうこと?」

そこで不発だった銃を受け取り、アンジェが自分で狙いを定めて引き金を引く

轟音と共に銃弾は発射された、何に問題もなく。

 

「・・・・・・ティア、ティナ、ガガーランも試してみてくれる?」

次々と試してみるが彼らが握っても銃弾は発射されない。

そこで、銃の引き金に紐をつけラキュースに引っ張てもらうことにした。

「なぁ、これに何の意味があるんだ?」

「うーん、まだわからない。けど、もしかしたらこの世界でプレイヤーの遺産が極端に少ないことの説明の一助になるかもしれない」

 

木にロープで銃を縛り付け、紐を引き金に結びその一端をラキュースが引く。

言ってみればただそれだけだが・・・銃弾は今度は発射された。

「やっぱり・・・思った通りだ」

「ねぇ、銃って誰でも使えるんじゃなかったの?」

ラキュースが気持ち怒り気味に詰め寄る、どうやら自分も銃と浮遊剣の組み合わせで戦うことを妄想して小っ恥ずかしいセリフをノートに書き留めていたらしい。

 

「そう、本来なら誰でも使える・・・・でもユグドラシルではガンナーのスキルが無ければ銃は装備できない」

(そう、地球でなら銃は物理法則に従い引き金さえ引ければ誰でも撃てる。

引き金を紐で引けば発射されたことから、物理法則は同じ。

でも、ラキュースを初め誰もここでは撃てなかった。

ユグドラシル製だから銃が反応しなかった?

それとも彼女たちはそもそも銃を撃てないようにされている?)

 

「なぁ、もしかして『タレント』が関係してるんじゃないか?」

 

ガガーランが銃に関して意見してきたには

「アンジェが生まれた所では皆がタレントでその銃とか言うアイテムを使えるから、それが普通じゃないのか?」

 

するとアンジェは首を傾げて、言うのだ

「タレント?能力?なにそれ?」

5人は歩きながらこの世界にはタレント{生まれながらの異能}というものがあるらしいが。

アンジェはきっぱりと否定した。

「ううん、ユグドラシルにはそんな能力無かった。

タレントか・・・・・それに銃は物理法則を基にした道具。

マッチを擦れば燃え上がるのと同じで、誰でも使えるのに

なぜかこの世界の住人は使えない・・・」

 

ラキュースがマッチって何?とまた質問が始まってしまった。

ええ、マッチっていうのは小さな棒の先に赤い発火薬が付いててこういう風にシュッてすると燃え上がるんだよ。

それもマジックアイテム?・・・と一行は森の中をそんなに進まないうちにアレヤコレヤと長い間話していた。

 

「それにしてもここからその街までどれくらいかかるの?」

 

「ん?何しろ街道なんて無い獣道だったからな。

大体普通なら歩きで一日はかかるぜ。

ま、俺たちは半日でついたけどな」

 

「モンスターが出なかったのが大きい」

「そう、静かすぎて拍子抜けした・・・あの街に入るまでは」

 

半日も歩き続けるというのは体力的にはアンジェなら多分問題ない。

だが、正直飽きた、行けども行けども似たような木ばかり。

モンスターも出ず、ただ歩くだけでは誰だって、森の連続なぞうんざりする。

「うーん、じゃぁ馬とかは使えないの?」

 

「見ての通り、獣道すらまばらなのに?」

 

実際にはアンジェも馬などという絶滅動物を見たことはない。

ユグドラシルでは確かにフレーバーとして馬車や騎乗用の馬があったが、それらはいうまでもなく生物ではないし。

移動するのにしてもレベルが低すぎるし、街の間の移動なら転送門で事足りる。

恐らくはゲームが始まった頃の名残なのだろう。

ちょうど、今の時代でも地球に残った高速道路の残骸のようなものだ。

 

「じゃぁ、召喚するよ」

 

召喚、という言葉にラキュースがピクと期待半分・心配半分で反応する。

 

アンジェは空間にポシェットに手を突っ込みごそごそとすると、そこから銀色の狼の形を模った鐘を取り出した。

チリィン、チリィンと時間と空間、次元も超えて鐘の音が響くと

彼女たちの目の前に巨大な獣が現れた。

灰色の大狼シフ*Lv100を召喚しました。

 

目の前に大剣を背負った恐ろしく強大な獣を目の前にして一行は竦み上がってしまう。

「やぁ、また会ったね」

「ワフ!」

だがアンジェは別段心配することもなく近づき、さっとその背にまたがった。

「うん、4人くらいどうってことないって。乗ってよ、この子とっても足早いんだ!」




アンジェ「シフも冒険者に登録しようと思う」
蒼「ファッ!?」
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