機動戦士ガンダムSEED~逆行のキラ~   作:試行錯誤

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アルテミスはこれで終了です。


アルテミス宙域策謀戦 6

 

 ブリッツを操るニコル・アマルフィは、旗艦から送られてきた緊急電文に目を疑った。

 

「撤退命令……ヴェサリウスが奇襲を受けた!?」

 

 信じられない内容だった。

 足つきとストライクは、まだ追えなくもない距離にいるが、とにかく命令が優先だった。

 

 ヴェサリウスの損害が不明。

 クルーが脱出するレベルなら、それを助力せねばならない。

 撤退命令は出たが、足つきが戦域を離脱していく以上は撤退戦の必要はない。

 こちらは黙って帰還するのみだ。

 しかし。

 

《……ストライク!! まだ勝負は終わってない、戻ってこい! くそぉ!》

 

《マジかよ、何でヴェサリウスが……》

 

 通信から聞こえる限り、イザークは頭に血が昇っていてディアッカは動揺していた。

 特にイザークはかなり血の気が荒くなっている……負傷したのかも知れない。

 ニコルには彼らを纏める自信はなかった。

 

 アスランが話してくれれば、文句を言いながらも二人は動くのだが、イージスは損害が酷いのか通信機が故障しているのか、黙ったままだ。

 ミゲルが居てくれてよかった……彼にイザークとディアッカの纏め役をお願いすると、ニコルはブリッツをイージスに接触させる。

 接触回線だ。

 

「アスラン、大丈夫ですか! 怪我は? 通信は受けとりましたか? ……ヴェサリウスが奇襲を受けたそうです、撤退命令が出ました。帰還しましょう、動けますか?」

 

《……ああ。了解した》

 

 ニコルは安堵した。

 外から見てイージスの損傷はそれほどでもなく、アスランの声も沈んではいるが、しっかりしていた。

 少なくとも酷い怪我はないようだ。

 

 デュエルとバスターも、ハイマニューバに引きずられるように帰還コースに入っている。

 

 目的は達成できなかった。

 ストライクは片腕、片足を破壊してやったが、足つき共々逃げられた。

 こちらは全機が損傷だ。ジンとパイロットも一人失った。

 

 負けてしまった。

 ものすごい腕のパイロットが居るものだと、ニコルは苦い思いを飲み込んだ。

 

 足つきの戦闘能力もかなりの物だったが、あのストライクはさらに凄かった。

 自機への攻撃を捌きつつ、艦への攻撃を妨害してついには離脱してのけた……モビルアーマーが来たとは言え、それでも5対2だ。

 本当に同じシリーズの機体なのだろうか。 ブリッツにも搭載されていた滅茶苦茶なOS、それを積んでいたはずの1機とは思えない。

 

 ストライクの動きを思い返すニコルに、アスランから謝罪の言葉が届いてきた。

 

《ニコル、済まない》

 

「気にしないで下さい、次は皆の仇を取ってやりましょう」

 

《……そうだな》

 

 意識的に明るく振る舞うニコルだったが、アスランの声色は沈んだままだった。

 

 

 ヴェサリウスでは、クルー達がダメージコントロールに追われていた。

 メビウス・ゼロが砲撃戦とデブリに紛れて接近。奇襲を許し、艦に損傷を負ったのだ。

 欲張る事もなく、一撃を与えてさっさと離脱をする動きは憎たらしい物だった。

 

 艦内では火災や有毒ガスが発生し、その対処に追われていた。

 アデスが状況の報告を行ってきた。

 

「クルーゼ隊長、火災の方は消火いたしました。

 右舷側通路にて発生したガスは除去中。エンジンへの被害は修理可能です、ただし、艦の稼働効率は……」

 

「アデス、ヴェサリウスの方は一時任せる。モビルスーツ隊の収容もだ。私はシグーで出る」

 

 沈みはしない。

 それが確実になったところで、クルーゼが追撃にかかると言ったのだ。

 

 足つきとの距離は微妙なところだ、それに搭載している戦力はストライクだけではなかった。

 モビルアーマーとは言えゼロがいたのだ。ゼロなら乗るのはエースだ……さらに他にいないとも限らない。

 いかにクルーゼと言えども単独では。

 

「危険かと考えますが?」

 

「モビルアーマーを抜けて、足つきのエンジン部を叩いてくるだけだ。デブリで動きは鈍っている、ここから更にデブリベルトに入り込まれるのも面倒だ。

 通信を読む限り、ストライクは大破……には遠いか、推定で中破と見る。ならば、やれるだろう?」

 

 アデスが苦い顔で見送る。

 クルーゼがブリッジを出ようとした所で、オペレーターの一人がそれを制した。

 少しばかり大きめな声での報告だった、ブリッジ全体に不足なく届くような。

 

「クルーゼ隊長、本国より入電です。

 中立国の民間人に対しての攻撃は慎重を期する必要あり、攻撃は待たれたい。速やかに現作戦を終え帰還せよ……以上です」

 

 聞こえないとの言い訳はできなかった。

 クルーゼは立ち止まり、微笑を浮かべつつ無言でアデスを見る。

 彼はどこ吹く風といった感じだった。

 

 実際、アデスは別に何もしていない。

 ただ、偶然オペレーターがこっちを見てきたので、頷いてやっただけだ。

 そのオペレーターがどちらかと言うと穏健、和平派の考えに近く、頭の回るベテランなのも偶然だった。

 連絡をしたのは穏健派の評議員かその辺りだろう。

 

 クルーゼは笑みを浮かべたまま、指示を下した。

 

「……本国へ打電。

 了解。本艦は現在、損傷により応急修理中。終わり次第帰還する。以上。……アデス、ガモフに打電だ。

 ヴェサリウスと合流、周辺警戒に当たれとな。今度は送り先を間違えるなよ?」

 

 アデスはクルーゼの皮肉に生真面目に返事をすると、指示を下し始めた。ベテランらしく揺るぎもしない。

 クルーゼは平然としていたが、内心では舌打ちしていた。

 

 ブリッジクルーは何が起きたのかを、何となく察している空気だ。

 クルーゼの微妙な強引さを、アデスが止めた、と。

 

 ここでクルーゼが本国の命令を無視して見せれば、信用が失墜する。

 それが分かるから、クルーゼは攻撃中止を当然の如く振る舞った。……まだ、ザフト内での立場を決定的に崩してしまうのは早かった……正直、迷っているが。

 

(……温くなったなアデス、お前もそのうちに消えてもらう方がいいかも知れんな……)

 

 クルーゼは次の戦局と、評議会への説明を考え直す。

 足つきとストライクが今後、どれだけの損害を与えてくるかは考慮しない。

 必要な事はいかに混乱させるかだ。

 

 ザフトの将兵が今回のつけを、命で支払う事になってもクルーゼが知った事ではない。

 本国からわざわざ命令が来たのだ。ここで止まるのはクルーゼの責任ではない……手札はまだあるのだ。

 

 

 ヴェサリウス艦長のフレデリック・アデスは、この日、足つきとストライクをここで叩ききらなかった事を、死ぬまで後悔するはめになる。

 ただそれは、ストライクの戦果が積み上がっていく前。

今の段階では分かりようがなかった。……アスラン達がもうすぐ持ち帰る映像を見て、背筋を凍らせるのが最初の後悔になる。

 

 

 ヴェサリウスへの帰還、合流をしたアスランは、ストライクから受け取った文章データを抜き出して、イージスを降りた。

 整備兵達からの視線が痛かった。気のせいではない。

 前回の戦闘時の、通信ログの話が広まったのだろうと感じた。

 言い訳は出来ない。

 クルーゼから許可はもらったとは言え、それはアスランとクルーゼの間での話だ。

 

 撃破命令での出撃。ところが説得の許可を……つまりは手加減の許可をもらっておいて失敗。1名戦死。

 おまけに《敵》からメッセージを受け取って帰還。

 疑われて当然だろう。

 今回の件もまた、影響はあるはずだ。父に申し訳ないと感じた。

 それでもメッセージを他人には見せたくなかったのだ。

 

 クルーゼ隊はヴェサリウス、ガモフ共に本国へ帰還する。そう聞いて複雑な心境だった。

 足つきの追跡の一時中止。

 それにホッとしている自分がいるのだ。説得する機会はまだ有るかもしれないと。

 

 今回の件が自分や父の立場に、悪影響をもたらしそうなのも分かってはいるのだが。それでも、まだキラを信じてみたいと考える自分もいる。

 そしてそんな自分に腹も立つのだ。

 

 イザークの顔に負傷の痕を見てからは更に。

 

 アスランはイザークに謝罪したが、気が立っているらしく、意味の無い謝罪はするなと怒鳴られた。謝るくらいならストライクを落とすのに手を貸せ、と。

 意味はあるのだ。

 

 ブリーフィングルームでも、クルーゼには何も言われなかった。

 他のパイロット達が、アスランとキラの事を聞いていないのも、クルーゼの言った通りらしい。

 誰にも何も言われない。

 

 君たちは『精一杯』戦ってくれた、だの『残念ながら』戦死した者の仇を討つために次は『一層の尽力』を……、だの。

 パイロット全員を労う言葉をかけられた。

 

 ミゲルやイザーク達は、データから吸い出され、分かりやすく編集されたストライクの動きに衝撃を受けていた。

 

 だが、若者らしく、次は必ず落として見せると意気をあげていた。仲間の仇だと。

 それらの言葉はアスランには辛かった。

 いっその事、キラの方から明確に敵だと言ってくれれば迷いもなくなるのに……そんな考えが浮かんだ。

 

 割り当てられた部屋に戻ってベッドに倒れこむ。

 二人部屋なのにアスラン一人しかいない。

 もう一つあるベッドの上には、まとめられた荷物が固定されていた。

《G》の奪取時に戦死した、ラスティの物だ……アカデミーの同期、いい奴だったのに。

 

 キラからのメッセージを読み始めるのにも、しばらくかかってしまった。

 何が書かれているのか、確かめるのが怖かったのだ。

 

 読みたい気分と、読みたくない気分に挟まれる、期待と不安だ。

 連合の兵として戦うと、書いていてほしい。

 やはり、ザフトに来て一緒に戦うと書いていてほしい。

 アスランはどちらかを期待した。

 

 迷った末に読み始めると…………書かれていたのは、どちらでもなかった。

 

「……」

 

 読み進めるアスランの表情が変わっていく、始めは困惑、次に疑念。そして怒り。

 そこに記されていたのは、言い訳やただの思い込み、もしくは妄想とも受け取れる物だった。

 

 

 オーブ国籍を持つ民間人である事。

 戦争を避けて、両親とへリオポリスに移住していた事。

 ザフトと連合の戦闘に巻き込まれ、偶然にモビルスーツに乗り、アークエンジェル……足つきに避難する状況になった事。

 

 友人が一緒に乗っている事。

 軍人になったのではない事。

 自分の身を守る為と、友人達、見知った人達を見捨てられない為に、モビルスーツに乗っている事。

 けっして戦いたくて、戦っているのではない事。

 そして、アスランの友を撃ってしまった事を申し訳ないと感じていると。

 

 ここまでは分かる。ここまでは。

 混乱しつつもアスランは……いや、正直理解しがたい。が、キラが何を言いたいのかは分からなくもないのだ。

 何とか、理解は可能な言い分と、思えなくもない。

 

 しかし、その後は。これは何だ。これは……?

 

 

 コーディネーターとナチュラルの対立は煽られている。

 ブルーコスモスが裏に居る。アスランの父親を止めてほしい。

 

 プラントと地球は戦っても原因は排除できない。

 溝は埋まらない、このままではいけない。和平を考えてほしい。力を貸してほしい。

 プラント評議会の和平派と接触を持ってほしい。

  

 ラウ・ル・クルーゼは危険な相手で、信用がならない。

 L4のコロニー・メンデルを調べてほしい、アル・ダ・フラガという人物の事を調べてくれれば分かる。

 

 

 こんな内容だった。アスランには全く訳が分からない。

 何を言っているのか?

 さらに、最後に書かれている最後の一文。

 それは、本来であればアスランに考えを改めさせるのに十分な物だった。そのはずだったのだ。

 だが、今の精神状態のアスラン・ザラには、それはある種の止めに近かった。

 

 

 戦場で会いたくない。

 友達だから。戦いたくない。

 

 

 アスランは納得した。

 キラは正常ではない、おかしくなってしまっている、と。

 

「……あの、大バカ野郎……!」

 

 地球軍に志願したのではなく、オーブ国籍を持って地球軍で戦っている。……事実だとしたら犯罪だ。

 

 オーブの民間人が何故、戦闘行為をするのか。

 地球連合が、オーブ軍が責任を持って降伏すれば済む話ではないか。

 友人や知り合いが居て放っておけない。

 だからザフトの将兵を殺すのか?

 民間人が民間人を死なせたくないから、モビルスーツに乗って戦闘行為を行うと? それも犯罪ではないか。

 

 あげく、戦いたくないとはなんだ?

 何を言っているんだ。散々撃っておいて戦いたくない? どれだけ身勝手な事を言っているのか、分かっているのか?

 

 ブルーコスモスが戦争を煽っている。その程度は知っている。これでも評議員の息子だ。アカデミーでも散々習った。

 だから開戦したんだ、奴等を排除するために。

 

 父が煽られている? その通りだ、煽ったのは地球連合だ。

 和平案? 話し合いができるなら、とっくにやっている。できないから戦争をしているんだ。

 

 これはただの願望だ、人の立場を考えていない。

 だいたい、さっき本人が言ってきたではないか。

 自分の意思で戦っているんだと。

 つまり連合を選んだのだろう、連合のモビルスーツでザフトと戦うと。

 

……アスランには分かる訳もないのだが、キラにも言い分はあった。

 

 キラにしてみれば全く書き足りなかったのだ。

 

 本当は、自分の出自や、それに関してのクルーゼの事。

 ザフトの作戦の過激さを増すやり方や、それに応じていく地球連合のやり方への疑問。

 

 確かに存在している和平派、穏健派の事など沢山あった。

 核とジェネシスの撃ち合い、激化していき、取り返しがつかなくなる戦況。

 加速度的に増える死者。翌年にまた始まる戦争。

 その後にやって来る、火種が無くなっていない、何も解決していない短い平和。

 

 たくさん、あったのだ。

 

 しかし、未来の情報は書けなかった。

 いや、書けない事が多すぎたのだ。

 

 キラはアスランにメッセージを送ろうと思った時に、余りにも自分に知識がないのを思い知ったのだ。

 だから、書けなかった。

 CE71年の、キラが知り得る情報と、どうしても伝えたい話を書くしかなかった。

 そしてアスランの事を友として考えた。

 ザフトのアスラン・ザラの事を考えられなかったのだ。

 

 だから、アスラン・ザラにとってこれは、もはや敵の情報工作にしか見えなかった。

 少なくとも未確認情報がある以上、そのまま信じる訳にはいかない。

 アスランは若すぎた。

 

 キラは《クルーゼの言った通り、連合の》兵士になってしまったと思ってしまったのだ。

 待遇の酷い、民兵扱いだと。悪質な偏向情報に引っ掛かってしまったのだと。

 

 自分が、自分も偏向的な情報に溺れている可能性を、思い至らなかった。

 

「キラ……ヤマト……!」

 

 もし、これをへリオポリスで受け取っていれば。

 メッセージをもっと早く読めていれば。

 キラがアスランの立場をもっと理解していれば、もっと送る内容に気を回せば。

 クルーゼの、アスランに対する精神的な縛りが無ければ。あるいは……。

 

 だが、いずれにせよ。

 

 いずれにせよ、許す訳にはいかなかった。

 プラントを否定するものは、撃たねばならない……撃たねばならないのだ。

 ザフトのアスラン・ザラは。

 

 

 

 アークエンジェルの艦長室では、マリュー、ナタル、フラガ。そしてキラと、保安部員の下士官2名で話し合いが持たれていた。

 フラガからマリューとナタルに、内密の話があると持ちかけたのだ。……内密と言っても、既に整備班や保安部には広まりつつあった話だが。

 

「友人って……」

 

「……」

 

 マリューとナタルは絶句した。

 さすがにフラガも言い方に気を使ったのだが、艦長と副長が知らなかったでは済まされない。

 万が一を考えて拘束されたキラの前で、フラガは話を済ませてしまった。

 

 キラの予想に反して、マリューからもナタルからも追求は甘かった。

 

 いや、二人とも頭を抱えたと言うのが正しい。

 

 アークエンジェルはアルテミスに入れなかった。

 味方から見捨てられて、艦体に傷を負い、通信が困難なデブリ帯へ逃げ込んだ。

 ここから独力で、最低でも地球連合軍の勢力圏まで行かなければならないのだ。

 

 キラを排除してしまえば、頼れるのはフラガのみだ。

 

 だが、当のフラガは「哨戒部隊でもジン4機は積んでいる」と言って、次か、その次のザフト艦と遭遇した際は、防御に責任は持てないと言ってきた。

 ナタルですら無言で青くなっているのだ。

 

 CIC指揮官の彼女は、現在のアークエンジェルのミサイル、近接防空火器の残弾の乏しさを思い知らされている。

 

 彼らの救いは、キラが、アークエンジェルと敵対するつもりも逃げるつもりもない、と、明言している事だった。

 保安部の下士官も心配そうにマリューを見ている。

 キラと敵対すれば自分達も死ぬ可能性が上がるのだ。

 

 悩みに悩んだマリューは、判断を一時保留にして、引き続き協力をお願いする。としか言えなかった。

 

 

 

 キラは割り当てられたベッドにフラフラとたどり着いた。まだ監視はつくが独房ではなく、居住区にベッドをもらったのだ。

 

 疲れた。

 そういえば、ストライクのコックピットで目を覚ましてから、ろくに休んでいなかった。

 目を閉じると、いろんな事が思い起こされた。

 アスラン、フレイ、ラクス、カガリ、オーブ、父、母。

 友人達、プラント、連合、ブルーコスモス、そしてクルーゼ。

 たくさん考えねばならない事がある。

 

 上手くやろうと思ったのに、状況が目まぐるしく動きすぎて、できたかどうか自信がない。

 ここで眠り、次に目を覚ましたら、自分はやはり死後の世界とやらにいるのではないだろうか。

 そう思えてしまう。

 

 アスランはメッセージを読んでくれただろうか。

 彼はあんなに頭が固かったか。何故……あそこまで。

 不安が襲ってきた。

 撃つか、撃たないか。紙一重だった。

 

 次は……次があるなら、本当に撃たなきゃならないかもしれない。

 他にも考えねばならない事は多かったが、さすがに疲れた。

 うとうとし始めた頃、側につく保安部員達から、労いの言葉をかけられた気がした。

 思考を放棄してキラは眠りについた。

 

 

 キラはほんの少しだけ世界を知った若者で、アスランは少しだけ戦士になっていた子供だった。

 それだけの違いだった。

 

 






長々とお付き合い頂きました。

これで何とかアークエンジェルは一息入れられます。
キラとアスランのすれ違いはちょっと強引でしたかね。

次は、プラントと連合の上の人たちのお話やら、(書かないかも……もしくはあっさり? オーブ国内とか? 書かないかも?)
アークエンジェル内部の態勢の建て直しの話になるかなー。
やっとフラガをモビルスーツに乗せる訓練ができる。
 (゜д゜)ふー。

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