この素晴らしい算術士に祝福を!   作:鰯の頭

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原作開始前
プロローグ


ふと目が覚めるとそこは何もない真っ暗な空間に立っていた。。ここは何処だ、何故こんな所にいるんだと考えていると、

「ようこそ、死後の世界へ。本間理玖さん。あなたは不幸にも亡くなられました。」

声がする方を向くと、そこには水色の髪をした美少女がいた。

 

「私の名前はアクア。日本において若くして死んだ人間を導く女神です。あなたには今から3つの選択肢を与えます。一つは、人間として生まれ変わり新たな人生を歩むこと。二つは、天国へ行くこと。3つ目は異世界に転生することです。」

待て待て待て、頭が追いつかない。天国?転生?胡散臭いことを。それを追及する前に1つ気になることを。

 

「私の死因は一体何でしょうか、女神様。」

 

「あなたの死因は交通事故です。下校中に酔っ払いの車に轢かれました。」

なるほど。それでは本題を追及しよう。

 

「本当に、天国とか異世界とかあるんですか?あなたは本当に女神なんですか?」

 

「失礼ね!あんた!私は正真正銘女神よ!!神を疑うなんて罰が当たるわよ!

あなたはゲームが好きなんでしょ。それなら異世界行きを選ぶわよねー。」

 

この女神、なんて押し付けがましいんだ!勝手に話を進めやがって!

まあ、ゲームは好きだし、本当にできるというなら異世界転生してみたい。

 

「そうですね、異世界に行きたいと思います。ところで、異世界ってどんなところなんでしょうか。」

 

「そうね。魔王による侵略によって危機にさらされている世界かしら。魔法はあるし、モンスターもいるわ。」

 

なるほど。いかにもファンタジーって感じの異世界なんだな。いいねぇ。夢がある。

でも、言語はどうなるんだろう?初期装備もどうなるか気になる。

 

「言語とか初期装備ってどうなるんです か?」

 

「その辺は問題ないわ。私達神々の親切サポートによって一瞬で言語を習得できるわ。初期装備は、かなりのお金を渡すから向こうで好きに買ってもらう感じね。」

 

そう言うと、女神はカタログの様な物を差し出した。

 

「そしてなにより、あなたに何か好きなものを一つ持っていける権利をあげるわ。特殊能力でも神器級の武器でも才能でも。」

 

マジか!それはテンションが上がる。何にしようか迷うなあー。

パラパラめくりながら考えていると、《超知力》と書かれたものに目が止まった。

 

「この《超知力》って何かの役に立つんですか?異世界では全然役に立たなさそうですが。」

 

「そんなことはないわ。異世界では《算術》っていう魔法に似ている物があって、算術つまり地球で言う数学によって魔法を再現できるのよ。それを使いこなすのに必要になる筈よ。」

 

何それ!スゴい!数学だけ東大レベルと言われている自分からすればめっちゃイイじゃん!得意なものを活かせるし、擬似とはいえ魔法も使えるし。至れり尽くせりじゃん!

 

「じゃあ、その《超知力》でお願いします!

あと、異世界での名前を【リーク】に変えてもらえませんか?」

 

「いいわよ。それじゃあ、今から異世界に転生させるわね。」

 

そう言うと、自分の立っている足元に青く光る魔法陣が現れた。

 

「さあ!勇者よ!願わくば、数多の勇者候補達の中から、あなたが魔王を打ち倒すことを祈っています。…さあ、旅立ちなさい!」

 

女神がそう告げると俺は明るい光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




リークは特典を貰わずにしても、かなり頭が良いです。

FFTに関しては作者はにわかですので、算術士もFFTとは齟齬があると思います。

時間軸としては原作開始の1年ぐらい前です。
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