境界線を越えた先にあるもの   作:✟クロス✟

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遂に書きためが切れてしまった……
次の更新は1ヶ月以内にできる自身がありませんm(。>__<。)mゴメンヨ
でもなるだけ1ヶ月以内に更新できるようには頑張ります!


第十四話 残骸争奪戦 prologue

SIDE 三人称

 

~第七学区とあるビルの屋上~

 

9月15日 PM7:20

 

下はミニスカート、上は晒しで胸を覆い、その上から霧ヶ丘女学院の制服を羽織っただけという極めて露出度の高い服装の女子高生がスーツケースの上に座っていた。

 

「ふふふ、漸く手に入れたわ。

あとは連中が計画通りに動くのを待つだけね」

 

「そんな単純に行くかねぇ?」

 

霧ヶ丘女学院の女子高生の傍らに立っていた、引き締まった筋肉質な身体に白を基調とし、青色の蓮の花柄で飾った中華服を着崩した中国系(チャイニーズ)の男がニヒルな笑みの奥に獰猛な獣の本能を覗かせる表情で言った。

 

「確かに学園都市の追手から逃げながら外部へ脱出するのは困難を極めるわ。

でも、だからこそ世界最強の傭兵と名高い貴方を雇ったんじゃない。劉凱(りゅうがい)

 

劉凱(りゅうがい)と呼ばれた中国系の顔立ちの男は「そうじゃねぇ」と言い、相変わらずの表情で夜の学園都市の街並みを眺めながら続けた。

 

「お前の言う通り学園都市の追手を退けながら脱出するのも困難だが、オレが言ってんのはそれ以前のことだ」

 

「どういうこと?」

 

「つまり、これを狙ってんのは何も、学園都市側の人間だけじゃねぇってこった」

 

 

~とある交差点~

 

9月15日 PM7:50

 

完全下校時刻もとうに過ぎた頃、偶に車が車道を通る程度で人の気配がほとんどないとある交差点近くの歩道を常盤台中学の制服を着た茶色い短髪の少女が走っていた。

彼女は学園都市第三位の超能力者、通称超電磁砲(レールガン)であり、外部向けの各マスメディアに多数出演している、この学園都市で最も有名であろう少女、御坂美琴である。

 

(させない……、あの実験だけは…絶対再開させるわけにはいかない!)

 

御坂が先程監視カメラの映像をハッキングした際に突き止めた結標の居場所へ向かって走っていると、突然後ろから、

 

「ビリビリっ!!」

 

突然掛けられたあの少年がよく使う不名誉な渾名を呼ぶ声に立ち止まり後ろを振り返ってみると、そこには案の定、絶対能力進化(レベルシックスシフト)実験を止めるため、その右腕一つで学園都市第一位の超能力者を倒し、御坂美琴とその妹達を救った少年が息を切らして立っていた。

 

「探したぞ、ビリビリ」

 

御坂は彼を見て安心すると共に動揺した。

また彼を私情に巻き込んで傷つけてしまうと思ったからだ。

 

「探したって……、なんで…なんでアンタがまた…」

 

「訳は全部ミサカ妹から聞いた。

またあの実験が再開されようとしてるってことも、お前の後輩がそれに巻き込まれてるってことも」

 

「なっ!、どうしてあの娘達が……」

 

御坂は妹達(シスターズ)から聞いたと言われ驚嘆した。

なぜなら妹達(シスターズ)にはこの件について一切相談を持ちかけたりなどしておらず、残骸(レムナント)についてならまだ知りようもあるが御坂の後輩である白井黒子がこの件に巻き込まれたことに関しては本来なら知りようがないからだ。

しかし、これはカエル医者しか知らないことだが、妹達(シスターズ)は最近オッドアイの中学生とその子と一緒にいる芯の強そうな鋭い眼差しの眼鏡をかけた高校生と仲良くなっており、件の情報はその少年等からもたらされたものだったりする。

 

「そんなことはどうだっていい。

それより急ぐぞ、ビリビリ!時間がない」

 

「分かった。

でも、この前みたいに無茶はしなでよ」

 

「ああ、善処するよ。」

 

そう言って二人は結標達の居場所へとまた走り出した。

 

~第十学区少年院~

 

9月14日 PM9:10

 

「はぁ、ちくしょう。

早く刑期終えてシャバの空気が吸いてぇぜ。

何かしらの理由で出所させてくんねぇかなぁ」

 

オレンジの囚人服に身を包んだ若い男が寂れた個室の檻の堅いベッドの上で天井のシミを眺めながらそう呟いた。

そんなことを言っても世の中そんなに甘い訳がなく、そんなことが起こる可能性は万に一つもなかった。

……はずだった。

 

囚人服の男が檻の中でゴロゴロしていると、誰かが近づいてくる足音がした。

どうせ看守の見回りだろうと、目を向けず、ゴロゴロしていると足音が止まった。

それも、この檻の前で。

えっ、と思いゴロゴロ寝転がったまま体を仰向けにして目線を向ける、とそこにはノッペリとした縦に細長い奇妙な仮面にスマートな体型の駆動鎧(パワードスーツ)を着た男とタンクトップ姿の筋肉隆々のゴリラ野郎が立っていた。

 

「初めまして、私は暗部組織『レイブン』の制御役です。

本日は貴方の勧誘のために足を運ばせていただきました。

と言っても拒否権はありませんがね」

 

「はぁ!?暗部組織だぁ!?

一体何を言ってやがんだテメェは」

 

「詳しいことは後でお話ししましょう。

時間がありませんから今から急いで『レイブン』の研究室へ来てもらいますよ。絶対等速(イコールスピード)

 

制御役の男は檻の鍵を開け、筋肉隆々のゴリラが中で仰向けのままポカーンとしていた絶対等速(イコールスピード)を肩に担いで連れていった。

 

「ちょっ!おいコラッ!離しやがれこのクソゴリラ!!」

 

「わしの名前はクソゴリラじゃのうてベルゾレフ=ハルドトスキーじゃ!!

つーか漢なら潔く大人しくせぇ!」

 

「うっせぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!

こんないかにもヤバそうな連中となんて関わってたまるかぁぁぁああああああ!!!!

つか暑苦しいし気持ち悪いんだよ!このクソゴリラが!」

 

その後も絶対等速(イコールスピード)はベルゾレフの肩に担がれながら喚き暴れ散らすもその甲斐虚しく連行されたのであった。

やはり世の中はそう甘くはなかったのであった。

 

 

 

 

~暗部用輸送車内~

 

9月15日 PM7:30

 

車内には4人の少女が2人ずつ向かい合うようにして座っていた。

 

「で、麦野。今回の任務は超何だったんですか?」

 

短パンにフードといったボーイッシュな服装の茶髪ボブカットの少女ーー絹旗最愛が対面に座る緩くウェーブのかかった茶髪の女性ーー麦野沈理に聞いた。

 

「ぶっ壊れた樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)の演算中枢ーー残骸(レムナント)の回収だとさ」

 

麦野は面倒臭気な表情でそう投げ槍に返答した。

その投げ槍な言葉に金髪碧眼の少女ーーフレンダが驚きの声を上げた。

 

「ええぇ~!?樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)って壊れてたの!?」

 

「結構前に壊れてたらしいわよ。

で、今回はそれを狙う不届き者から残骸(レムナント)を奪ってこいってなわけ。

簡単でしょ?」

 

その言葉を聞き、フレンダは目をキラキラと輝かせた。

 

「ねぇねぇ!それ私一人に任せてくれない!?」

 

「却下」

 

「ええぇ~なんで~」

 

「お前あのクソ第三位と交戦した時のこともう忘れたってのかぁ?ああぁん?」

 

「あう、ごめんなさい(´・ω・`)ショボーン」

 

「ほんと、フレンダは相変わらず超バカですね」

 

「まったくよ。

話を戻すけど、今回は4人全員で行動するから」

 

「超どうしてですか?

私とフレンダ、麦野と滝壺さんで別れて行動した方が超効率良くないですか?」

 

「私は麦野とがい」

 

ドガァ!!

 

もう一々相手をするのが面倒臭くなったのか、麦野はフレンダの頭を思いっきり殴り付けて気絶させた。

明らかに普通の人が人を殴った時に鳴る音と違ったがそこは気にする必要はない。

なぜなら全ては『麦野だから』で解決するからである。

 

「確かにいつもならそうするんだけど今回は4人一緒に行動しろって上から言われてんのよ。

しかも4人一緒に行動していなかったら報酬無しとか言ってやがるから拒否権はないってわけ。

最大限の譲歩で私だけなら単独行動を許すとは言ってたけど、それも一時的なものしか認めないってさ」

 

「そうなんですか。

でも、超どうして上はそんなことを超言ったんでしょうね。

ツーマンセルだとこっちが殺られるとでも判断したんでしょうか?」

 

「だとしたらあのクソムカつく制御役の女をぶち殺したいところだけど、十中八九そうなんでしょうね。

それ以外に私達を纏めて行動させる理由が思い付かないし」

 

「と言うことは、今回残骸(レムナント)を超奪って行った奴等はレベル5クラスの力を持った超ヤバイ奴等ってことですか」

 

「さぁねぇ。

まぁ、何にせよ、私達に勝てる奴なんていないだろうけどね」

 

 

 

~とある地下室~

 

9月15日 PM7:00

 

第七学区にあるとある喫茶店の地下にある、まるで高級ホテルのスウィートルームのような部屋に、5人の男女がいた。

 

「ーーーーはい、ですから貴女達はそれを彼に伝えた後は俺達に任せて病院でゆっくりしていてください。それでは、また。

 

で、波嶺さん、今回召集された理由は何ですか?

まぁさっきさせられた電話の内容で大体のことは掴めましたが確認のためにも一応お願いします。

他のメンバーにも伝えなくてはいけませんし」

 

そこにあるソファーに座る中学生ぐらいの黒の短髪に左目が黒、右目が琥珀色のオッドアイの少年に、黒髪黒目の真面目そうな、メガネをかけた、芯の強そうな凛々しく鋭い目つきの高校生ぐらいの少年ーー宮路蓮太郎がスマートフォンの通話を切り、尋ねた。

メガネの少年に促されたオッドアイの少年ーー波嶺 柊(ナミネシュウ)は召集をかけた理由を話し始めた。

 

「皆を呼んだのは他でもない。

如月樹親衛隊、その初任務のためだよ」

 

「ああぁ、もうかいな。

できれば僕らが動かんでいいっていう展開になってくれたら一番嬉しいんやけど。

やっぱそうもいかんかぁ。

連中ももうちょっと落ち着かれへんもんかねぇ。」

 

その言葉に反応し、 関西弁が特徴の黒髪の癖毛を軽く整えた感じにした20代前半ぐらいの男ーー熾城晴明(シジョウキヨアキ)が残念そうな声を上げた。

 

「それについては熾城さんに激しく同意しますよ。

ですが、私はこうも早くあの方の力になれることに喜びも感じていますがね」

 

と、 肩まで届く薄い赤の混じった白髪に淡い紫の瞳の常に柔和な笑みを浮かべた少女ーー聖守羅(ヒジリ シュラ)が言った。

 

「ハッハッハ!お前らホントアイツのこと好きだなぁ。」

 

だぼっとした右太股に紅い龍の刺繍が施された白い中華風袴に綺麗な植物の刺繍が施された中華風の胴着姿の黒髪の男が快活に笑いながら酒瓶をラッパ飲みする。

 

「当然でしょう。

それに私達は如月樹親衛隊なんですよ?

そんな私達が樹さんのことが好きじゃない訳がないでしょう。

それに樹さんのことが好きなのは貴方もでしょう。バッシュさん」

 

「まぁな!

昔からの戦友なんだから当然だ」

 

わいわいがやがやと無駄話を始めたメンバーを前に話すタイミングを見失った波嶺はおずおずと手を挙げ、

 

「あのー、そろそろ任務について話し始めたいんだけど」

 

「これはすみません。

どうぞ、話してください」

 

波嶺の控え目な自己主張に気づいた聖はいつも通りの柔和な笑みで非礼を詫び、話を促した。

 

「うん、ありがとう守羅。

で、任務についてなんだけど、今回は残骸(レムナント)の破壊、そして残骸(レムナント)を狙って学園都市に侵入したAO(アンチオリジン)メンバーの捕縛。

必要ならば垣根さんと樹さんのサポート。

で、担当は守羅が戦場操作及び司令塔兼監視役それと緊急事態時のサポート、晴明、バッシュがAO(アンチオリジン)メンバーの捕縛。僕が垣根さんの誘導及び緊急事態時の実働担当、蓮太郎が例の場所で彼女の護衛。

異論はある?」

 

「「「「異論なし!」」」」

 

「それじゃ、みんな、死なないでね」

 

「当たり前や」

 

「勿論です」

 

「当然でしょう」

 

「おう!」

 

 

 

 

~学園都市第十一学区~

 

9月15日 PM7:35

 

闇夜に乱立するコンテナ群に3人の男女が紛れていた。

 

「案外簡単に侵入できたね」

 

深い茶色のダボっとしたズボンに白を基調に金で縁取りした服を着た金髪ツンツン頭の少年のような雰囲気を持つ少女が言った。

 

「油断すんなよアクロ。

不法侵入を許したからアレイスターが来る確率は低いけど0ではないんだからな」

 

不良のような剃り込みを入れたオールバックの少年が金髪の少女ーーアクロをたしなめた。

それに対しアクロは楽観的な表情で「ハーイ」と元気良く返事をした。

その様子にオールバックの少年は頭を痛めたように右手で抑えて溜め息を吐いた。

 

「そんなIFにブルってる暇があんならちゃっちゃと残骸(レムナント)の奪取に行こうぜ。ジェイルロード」

 

筋肉隆々の大柄な赤髪の男が面倒臭気に言った。

ジェイルロードと呼ばれたオールバックの少年は「そうだな」と言い、

 

「じゃあ、バラけて探すぞ。

イフリートは第七学区南部、アクロは第七学区西部、俺は第七学区東部だ。」

 

「おいちょっと待てよ!

結標って奴が既に第七学区から出てたらどうすんだよ!」

 

その指示にイフリートと呼ばれた赤髪の男が異議を唱える。

それに対しジェイルロードは「問題ねぇ」っといい、

 

「俺には原作知識があるからな、結標が第七学区から出ねぇってのは既に知ってんだよ。」

 

「ま、何にせよイフリートはバカなんだから考えるだけ無駄無駄。

とりあえずジェイルロードの言う通り動いてたらいいのさ」

 

「な、テメェ誰がバカだってぇ!?ああ!?」

 

アクロの言葉に憤ったイフリートの周りに炎が舞った。

 

「落ち着けイフリート。

アクロも一言多いんだよ。

無駄口叩いてる暇があんならさっさと行動しろ」

 

ジェイルロードに宥められたイフリートは「チッ」と舌打ちし、炎を納めて第七学区南部へと向かった。

 

「それじゃ、私も行ってくるよ」

 

アクロもそう言って第七学区西部へと向かった。

 

「じゃ、俺も行くとしますか」

 

ジェイルロードは第七学区東部へと向かった。

 

 

 

 

 

~とある高校学生寮の如月の部屋~

 

9月15日 PM7:30

 

「ねぇ、魔力制御の修行するだけなら別に自分の部屋ですればいいんじゃないの?

態々私の部屋まで来なくてもさ」

 

樹はソファーに寝転んでダラーとしながら胡座をかいて魔力制御の修行をしている垣根を半目で見た。所謂ジト目というやつだ。

垣根はそんな視線で見られても気にしませんよーといった態度で魔力制御の修行をしたまま樹と会話する。

 

「いちいち自分で飯用意すんのがめんどくせぇんだよ。

ここにいりゃあ樹が自分の分と一緒に作ってくれるだろ?」

 

「まぁついでだしね。

にしても、未元物質を身体の構成物質の一つとして定義することで身体に完全に馴染ませたって言ってたけど何か体に異変とか出てない?大丈夫なの?」

 

「ああ、一応冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)にも診てもらったが特に身体への害はないそうだ。

強いて異変と言えば魔力を使っても副作用が無くなったことぐらいだな。理由は全く分からねぇが。

まぁ、これについてはメリットしかねぇし深く考える必要はねぇだろ」

 

「そっか、まぁ害がないならそれでいいけど…ん?」

 

ポケットに入れていたスマートフォンが震えたので出して見ると、LINEの通知が来ていた。

ユーザー名を見たところどうやらスクールの制御役からのようだ。

アプリを開いて見てみるとそこにはこう書いてあった。

 

5/14(水)

 

偉大なる制御役様

 

結標淡希が護送中だった残骸(レムナント)を奪い、第七学区を逃走中です。

直ちに垣根帝督と共に残骸(レムナント)の回収に向かってください。最悪の場合破壊しても構いません。

それと、心理定規(メジャーハート)過重圧帯(グラビトン)は別件で出払っているので今回は不参加です。

では、健闘を祈ります。

 

スクールの制御役は意外と自尊心が高いのだろうか?

それとも良い歳しておきながら未だに厨二病を患っているのだろうか?

 

メッセージを見た如月は「毎回思うけどこの人って意外と痛い人なのかなぁ?」と思いながら返信メッセージを打っていった。

 

5/14(水)

 

偉大なる制御役様

 

結標淡希が護送中だった残骸(レムナント)を奪い、逃走中です。

直ちに垣根帝督と共に残骸(レムナント)の回収に向かってください。最悪の場合破壊しても構いません。

それと、心理定規(メジャーハート)過重圧帯(グラビトン)は別件で出払っているので今回は不参加です。

では、健闘を祈ります。

 

現役モデル 如月樹

 

了解。

振り込み先はいつも通りで。

 

返信メッセージを送信した後、スマートフォンをスリープモードにした如月は垣根に話しかけた。

 

「ていとくん、今スクールの制御役からLINEがきて、残骸(レムナント)を回収、最悪破壊してきてくれだってさ。

あと心理定規(こころん)過重圧帯(土星くん)は今回参加できないってさ」

 

「分かった。

じゃあ、早速向かうから準備ができしだい行くぞ」

 

「うん。それじゃ着替えてくるからちょっと待っててね」

 

如月はソファーから起き上がって自室へと着替えに向かった。

 

自室へと入りドアを閉めたところで如月は「あっ」と、あることを思い出した。

 

「そういえばこの残骸(レムナント)事件で結標淡希(あわきん)が怪我をして機械を取り付けないといけないようになるんだっけ。

うーん、どうしよう……。

あっ!そうだ、ミサカ妹ちゃんに頼んでラストオーダー(アホ毛)ちゃんに一方通行(ウサギ)さんにこの事を感付かせないように頼んでもらおう!ついでに出ていこうとしたら止めるようにも言ってもらっておいた方がいいね」

 

そう思った如月はポケットからスマートフォンを取り出してとある人物に電話をかけた。

 

『もしもし、こんな時間にどうしましたか?とミサカは尋ねます』

 

『悪いんだけどラストオーダー(アホ毛ちゃん)にウサギさんに残骸(レムナント)騒動について感づかれないようにしてって頼んでくれない?

あと、外には出すなとも言っておいて欲しいの。

ウサギさんがこの件に関わるとちょっと不都合なことがあってさ。

あ、もちろんウサギさんが動かない代わりにこの件は私達が責任を持って解決するから安心していいよ』

 

『分かりました。伝えておきましょう。貴女には貴女の事情があるのでしょうから、とミサカは大人の女な対応をします』

 

『ありがとう!ミサカ妹ちゃん!

それじゃ、急いでるからもう切るね。バイバイ』

 

『はい、また、とミサカは別れの挨拶をします』

 

通話を終えた如月はスマートフォンを机の上に置いて着替えを始めた。

ジーパンに柄Tシャツの上に白のカーディガンというラフな格好に着替えた如月はリビングに戻った。

リビングに戻ると垣根は既に玄関で靴を履いて待っていたのですぐに靴を履いた。

 

「それじゃ行こっか」

 

「おう」

 

二人は玄関を出て夜の学園都市へと足を踏み出した。

 

 

 

 

結標一派、上条&御坂、スクール、アイテム、レイブン、如月樹親衛隊、AO、数多の勢力がそれぞれの思惑を持ち、残骸を中心に交差する時、物語は始まる。

 

 

 

 

 




というわけで今回は一方通行さんの出番はなしです!一方通行ファンの方ごめんなさい!(なんか今回謝ってばっかだw)
ですが、今編は「チート共が自主的に絡むだけでここまで大規模な戦いになるんだぞぉ」ということが伝えたいことの一つにあるので、今までで一番激しい戦場になるとだけ言っておきたいと思います!

ちなみに絶対等速とはアニメ超電磁砲一期の、白井が幼い頃に経験した銀行強盗の回に登場したlevel3の能力者です。オリキャラではありません。



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