鎮守府改革物語   作:携帯電

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第5話

あれから二週間が経った、宣言した通りに艦娘たちとは最低限の関わりしか持たないことにしていた。

そのはずだったのだが…これはどういうこと何だろうな

 

「提督おっはよー、今日も暇なんでしょ?」

 

ノックもせず部屋の中に入って来るなり、失礼なことを言うやつだ

 

「あのな島風一応俺にも仕事があるんだ、こんな朝っぱらから暇なわけないだろう」

 

「えー嘘だーほとんど大淀に任せてるんだから暇なはずだよ」

 

確かに提督にしか処理できない仕事位しかしていない、だが調査の方ががあるのでそこまで暇ではない。

 

「いやまあそうなんだが、まだ飯も食ってないんだし帰ってくれ」

 

「じゃあ一緒にたべよーよそれならいいでしょ?」

 

なんでこんなに懐かれているのかが分からない、島風は一週間前からこの調子で俺のところにやって来ている

その度に追い返そうとしてはいるのだが暇な提督ということになっているので結局押し負けてしまう。

 

「はあ…分かったよけどな島風前にも聞いたがどうして俺に構うんだ?他の艦娘にもあまり近づくなと注意されているんだろう?」

 

「前にも言ったじゃん、提督は何もしてないんだから私は気にしないよー、それに皆に休みをくれたりしてくれてるし感謝してるんだよ」

 

「あれは誰だってそうしただろう、一部の艦が出撃しすぎなんだおかしいに決まってる」

 

そうこの鎮守府は半分以上の艦娘が遠征しかしたことがないという歪な状態だった、

そのおかげで一部の艦娘の練度が高くなり戦果をあげることが出来ていたのだろう。

大淀も提督が戻ってきた時のことを考えて、編成を変えることを怖がっていたみたいだしな

 

「そのおかげで私も暇になったんだからね、私に構う義務があると思うなーって」

 

「いやそれはおかしいだろうせっかくの休みなんだったら自分の好きなことをしたらいいのに」

 

「でも今までお休み何てなかったから何したらいいかなんて分かんないよ、姉妹艦がいる子たちは一緒に休んでるみたいだけど

 私は暇なんだもん一人じゃつまんないし」

 

悪いことを言ってしまったかもしれない、一人ぐらいは仲良くしている艦娘がいたほうが調査もしやすいか

これからはもう少し構ってやるか

 

「そうか…俺が暇なのも事実だしな、島風がそれでいいならそうしたらいいさ」

 

「うん!お腹空いちゃったはやくご飯食べにいこっ」

 

「食堂にはできれば行きたくないんだけどな、もうすぐ飯を持ってきてくれるはずだから、

 ここで食べることになるけどそれでいいか?」

 

一度食堂で食べたのだがこちらの方を気にしながら、皆が音を立てず黙々と食べている異様な光景では食べた気がしなかったのだ。

 

「もーそんなんだから余計に気味悪がられるんだよいいから食堂で食べるよ」

 

手を取られ強引に部屋の外に連れていかれる、艦娘の力には敵う訳もなく抵抗むなしく食堂まで引っ張られる。

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