俺は飛龍さんに甘えられたい。   作:LinoKa

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第7話 マゾ

 

 

服を全部脱がして、俺は飛龍さんと入浴。まぁ、俺は服着てるけど。見られてないとは言え、人の前に裸になるのは恥ずかしいし、俺は風呂に入る必要ない。後は、理性が保てばそれで良い。

そう思っていた時期が私にもありました!現在、腕まくりに膝まくりで飛龍さんの頭を洗っています。

お互いに一言も話さず。鏡に映る飛龍さんは、両手を内股になってる膝の間にしまって、顔を真っ赤にしたまま俯いていた。

うーん……なんだろう、何を今更恥ずかしがってるんだろう。いや、可愛いんだけど、なんかそれ以前になんか犯罪臭が………。

いやいやいやいや、落ち着けよ俺。付き合ってるなら風呂くらい普通に入るだろ。というか、誘って来たのは飛龍さんだ。俺が誘いに乗らなければ問題ないし、俺は今酒を飲んでない。アルコールさえなければ俺が襲うようなことはない。鋼の理性だぞ。さっきから、股間は超反応してるけど。

 

「…………」

「…………」

「………提督」

「は、はい?」

「シャンプー、もういい」

「あ、了解です。じゃ、俺は外で」

「次、身体ね」

「ふぁっ⁉︎か、身体⁉︎」

「いいからまずはシャンプー流してよ……」

「は、はい………」

 

俺はシャワーをとって、飛龍さんを頭から洗い流した。シャンプーを流し切ると、俺はボディーソープに手を伸ばした。

タオルにむにゅーっとボディーソープを付けると、「あっ、待った!」と飛龍さんが声をあげた。

 

「えっ、何」

「その前に、リンス」

「えっ、ボディーソープ、タオルにつけちゃったんですけど……」

「………じゃあ、身体洗ってからで良いよ」

「は、はい」

 

大丈夫、身体洗うというのはつまり、背中を流せという事だ。

俺はタオルを泡立てて、飛龍さんの背中に当てた。おお……なんていうか、柔らかい背中だな。女性の背中って柔らかいんだ。

ゴシッゴシッと擦ってる間も、飛龍さんは無言だった。

背中を終えて、俺はタオルを飛龍さんの肩に掛けた。

 

「よ、よし。終わりました」

「………?まだ、背中しか洗ってないじゃん」

「えっ」

「早く洗ってよ」

「いや、えっ……胸とかも?」

「い、言わせないでよ………!前見えないんだから仕方ないじゃない………」

「はい、すみません」

 

マジかよこの人………。もしかして、まだ酔ってんのか?まぁ、言われたからやるけども。俺はタオルでまずは腕からいった。ていうか何だこのプレイ。一時間いくら?

両腕を終えると、飛龍さんは脚を伸ばした。脚を洗えって事か?でもね、そういう風に伸ばすと、股間が丸見えだからね。少しは自制してくださいね。ていうか、生えてるんだ、毛。

まぁ、足を洗えって時点で見られる事前提なんだろうけど。落ち着けよ、俺の理性。

足を洗い始めた。引き締まってるのに柔らかい脚をゴシゴシと洗う。指先から太腿に向かう度に、「んんっ」と色っぽい吐息が漏れていた。それ本当にやめて。

 

「っ!」

 

め、目の前に飛龍さんの女性器が………‼︎

イカンイカンイカン!落ち着けよ俺!考えるな、心を無にしろ。我、無我の境地也………‼︎

 

「………お、終わりました」

 

終わった………。俺は息を吐いた。すると、飛龍さんは足を内股に戻すと、胸を張った。大きいにもほどがある胸が、俺の目の前に出て来る。

これ以上は無理だ。鋼の理性にも限界がある。だが、 鋼のチキンハートはすでに限界突破していた。この前の失敗はしない。まずは事実確認だ。

 

「…………飛龍さん」

「何」

「挑発してませんか」

 

聞くと、飛龍さんは黙り込んだ後、ボソボソと呟くように言った。

 

「………二人でお風呂の時点で、気付きなさいよ」

「悪かったですね。もし、違ったら怖いので確認しないで実行はできない人なんです」

「少しは察することも大切だと思うけど」

「本当は目も見えてるんでしょ?」

「………洋服脱いでから少しずつ回復してた」

「ていうか、なんかあったんですか?急にこんな風に誘うなんて」

「…………提督に視界を奪われてから変な液体掛けられた時に、その……若干興奮して」

「…………」

「……………私、少しMっ気があったみたい……」

 

顔を真っ赤にして性癖を告白された。この人意外とスケベだ。

 

「………後は、その……勢いとか、深夜テンションとか、酔いとか、……みゅ、ムラムラとか………」

「……………」

 

俺は「で、」と仕切り直した。なんか俺まで変なテンションになって来た。

 

「その性癖を俺に言ってどうされたいんですか?」

「…………りやり」

「えっ?聞こえないんですけど」

「……………無理矢理、犯されたい、です……」

 

顔を真っ赤にしながら、俯いて飛龍さんは言った。俺は理性をブチ破った。

 

 

++++

 

 

湯船。白く濁った液体をシャワーで流したら、俺と飛龍さんは湯船に浸かった。俺の足の間で、正気に戻った飛龍さんは縮こまっている。

 

「うう………なんであんなこと言っちゃったんだろう……」

「ど、ドンマイです……」

「どんまいじゃないよ……止めてよぅ………」

「いや、あまりにもエロ可愛かったんで」

 

お湯の中に顔を埋める飛龍さん。この人、普段とエロスイッチON状態のギャップが可愛すぎる。

 

「そんな恥ずかしがる事ないですよ。もう知っちゃってるんですから」

「知られたから恥ずかしがってるんです!………はぁ、まさか私がMだったなんて……」

「もう少し焦らしたほうが良かったですか?」

「そういう事言わなくて良いの!………でも、次からお願い」

 

お願いするのかよ。しかしまぁ、なんというか……俺何してんだろうな。なんか流れで色々ヤッちまったけど、こんな事して良かったんかな。まぁ、過去のことを気にしても仕方ないけど。

 

「提督」

「何ですか?」

「私の事、言わないでくださいね」

「私の事?」

「だから、その……性癖とか」

「ああ。いや、大丈夫。甘えん坊でドMな性癖だ、なんて誰にも言いませんよ」

「わ、私にも言わないで下さい!」

「はいはい。甘えん坊でいじめられっ子の飛龍ちゃん」

「これ、捥ぎますよ」

「そしたら、ドM趣味に付き合えなくなりますけど」

「…………やっぱり口じゃ勝てないかぁ」

 

飛龍さんは俺の胸の上に頭を置いた。その頭を俺は撫でた。

 

「しかし、前回の記憶がないから、俺的には初めてシた感じなんですけど」

「んっ?」

「女性の中ってすごいあったかいんですね。それでもって、すごい締め付けというか、柔らかいというか……」

「ふんっ!」

「痛っ⁉︎」

「余計な事言わなくて良いの」

「いや、でも気持ち良かったし別にそんな気にしなくて」

「怒るわよ」

「ごめんなさい」

 

………んっ、なんか頭がぼーっとして来た。

 

「すいません、のぼせそうなんで俺出ますね」

「あ、じゃあ私も」

 

風呂から上がった。

身体を拭いて、パジャマに着替えると、飛龍さんの服が発光塗料塗れになってるのに気付き、俺のジャージを貸した。チャックが胸で上まで閉まらなくて、すごくエロい感じになってしまったが、この際良いや。

二人で布団の中に入った。一人用の布団なので、かなり狭いけど、まぁその分、飛龍さんとくっつけるので良いだろう。

 

「なんか、修学旅行みたいですね」

「何よそれ」

「学生の間に一回は行く大規模な旅行です。京都とか奈良とか沖縄とか………場所によっては海外に行くところもありますね」

「ふぅん、沖縄、かぁ……」

「行きたいんですか?」

「少し、興味あるけど………」

「じゃあ、今度行きます?」

「良いの?」

「休暇くらい取れるでしょ。後の事は蒼龍さんに任せれば大丈夫です。書類仕事は……俺なら5日分くらいなら1日で片付けられますし」

「…………じゃあ、行こっか」

「ウィッス」

 

さて、寝るか……。

つーか、良い加減眠いわ……。深夜のたった数時間ですごい色々あったからなぁ………。早く、寝ないと……。

 

「提督」

「はい?」

 

なんだよ、まだなんかあんのかよ。もう寝させてくれよ。

 

「明日からさ、ここに住んでも良い?」

「………はっ?」

 

こいつ今なんて言った?

 

「だ、だから!明日からここに住むのよ!そ、その方が……いつでも甘えられて良いじゃない」

「………なんか、毎日誘って来られそうだから嫌だ」

「そ、そんな欲求不満に見える⁉︎」

「2回とも誘って来たの飛龍さんじゃないですか」

「っ……!さ、誘わないから!三日に一回は!」

「そういう事、するとしても一週間に一回」

「えっ………」

「えっ………じゃないから。じゃないと許可しない」

「…………わ、分かりましたよ」

「でも、蒼龍さんが一人部屋になるのは少し可哀想な気もしますけど」

「一航戦か五航戦の部屋にお願いすれば良いじゃない」

「そんな簡単に決めて良いんですか?人間関係ってもっと複雑なものでしょう」

「この鎮守府の鑑娘は、少なくともみんな仲良いですよ」

「………加賀と瑞鶴、川内と瑞鶴、北上と駆逐」

「…………一部を除いて」

「はぁ……まぁ、分かりましたよ」

 

と、いうわけで、飛龍さんと同じ部屋に住むことになった。

 




いつの間にかただのエロい話になってた。なんでだろう……次からいつものほのぼの日常に戻ります。
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