W&ARTHUR スピンオフ大戦ブレイク   作:名もなきA・弐

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 今回はキャラメイク過程です。ネタがなくなったとかじゃありませんよ?……ええ、そうですよも、そのようなことがあろうことがございません。
 それでは、どうぞ。


2時間目 オリジナルキャラクターってどう書くの?

教室には飛鳥・焔・斑鳩・春花が座っており全員が中学生のセーラー服を着用している。

飛鳥と春花は気にせずに席に座っていたが、少し気恥ずかしそうにしている斑鳩は周囲を気にしながらも文庫本を読み、焔はバイトのスケジュールを調べているなどそれぞれが思い思いの時間の過ごしていた。

そして、数分後……。

 

……キーンコーンカーンコーン……。

 

安っぽい教室にチャイム音が響き渡ると、教室の戸が開いた。

ストライプのシャツとグリーンのロングベストの上に白衣を着た少年…フィリップ先生が入室すると、日直である中学生のセーラー服を着た飛鳥が号令をする。

 

「きりーつ、礼……着席」

「さて、これから授業を始めるよ。今回は…」

「はい、先生っ」

 

全員が席に座ったのを確認したフィリップはスムーズな作業で緑色の黒板に白いチョークを走らせようとした途端、飛鳥が挙手をする。

 

「はい、飛鳥ちゃん」

「前から気になったんですけど、この作品では原作には登場しないキャラクターがいますよね?」

「そうだね、所謂『オリキャラ』だ」

「基本的にどうやってオリジナルキャラクターが生まれるのですか?」

 

その言葉にフィリップは「ふむ」と納得すると何やら考え込むような表情をする。

 

「確かに、作者のキャラメイク過程はかなり独特だからね……よし、今回は作者のキャラメイク過程を検証していこう!!」

 

そうやって指を鳴らすと母親の遺伝を感じる指さし棒を構えて講釈に入るとチョークで文字を書き始めた。

 

【まず最初に気に入った見た目や性格、声で考えること】

     ↓

【特徴的なパーツを取りつける】

     ↓

【口調と性格を決める】

     ↓

【完成したキャラクターをイメージする】

 

「…と、こんな感じだね。何か質問はあるかな?」

「先生、最初のメモにある声ってどういうことだ?」

 

焔からの質問に彼は「良い質問だ」と答えると最初のキーワードに指さし棒を向ける。

 

「これは至って単純だが既存のキャラクターで決まることが多い」

「えっと、どういうことですか?」

「オリキャラを一から創るのは大変だからね。基本的には見た目・CV・性格といった作者が気に入った部分をピックアップして始まることが多いよ、例えば琴音ちゃんの場合は既存のゲームのキャラが原型になっている。ここから自分なりにオリジナリティを加える……」

 

斑鳩からの質問に答えるように説明をするとフィリップは黒板に書いてある二番目と三番目の項目に話を突入させる。

 

「次に【パーツを取りつける】と【口調と性格を決める】だけど、これはキャラの特徴を掴むのに必要な部分だね。琴音ちゃんは既に大まかな見た目が決まっているから幼い容姿・日本人・貧乳+大人らしく見せるためのトレードマークになる羽織と大きなリボンをセットして終了。三番目の項目で個性を決める」

 

フィリップは話を続ける。

 

「ボケ寄りの主人公のメインヒロイン(一応)になるから、琴音ちゃんはツッコミ役にして、口調は『~だよ』・『~かな』みたいに年相応にする。個性が薄くならないように自分の体型にコンプレックスを持っていて怒ると言葉使いを荒くしよう」

「だんだんキャラが固まってきているわね」

 

幸村琴音のルーツが固まって行く過程に感心している春花の言葉に軽く微笑みながらもフィリップは連想ゲームのように最終段階に入る。

 

「いよいよ最後の項目【完成したキャラクターをイメージする】だ。ここは所謂見直しや設定を加筆する部分だ…メインヒロインだから琴音ちゃんには幼馴染のポジションと武道家の設定を加えて、十六歳だけど見た目がロリだからCVを南条愛乃氏に設定する……こうして幸村琴音が誕生したんだ」

『おおーーーーーーーっっ』

 

完成したキャラに全員が拍手する中、疑問に思った飛鳥が「フィリップ先生」と大きく挙手をする。

 

「名前の由来はどうしているんですか?」

「最初に名前の法則をある程度決めるんだ、アーサーの場合は戦国武将を由来にしているよ。ここからは余談だけど基本的にオリキャラ・原作キャラ問わずにベクトルを定めていてなおかつどのキャラクターにも『クズ』といった言葉を極力使わせないようにしている」

「それは、どうしてですか?」

「言わせるのは簡単だけど、キャラの品が下がるからだね。だからどんな悪党に対してもその言葉だけは絶対に使わせないようにしている。他にも『殺す』や『死ね』なども極力使っていないよ」

 

説明を聞いた生徒たちは本編の見直し始める中、「ただし」とフィリップは指さし棒を生徒たちに突きつける。

 

「これはあくまでもシリアスとギャグが混ざっている本編での話だ。全編ギャグだった場合はさっき言った法則が当てはまらないこともあるから注意するんだよ」

 

最後にそう微笑むと授業終了のチャイムが鳴り響いた。

 

「…さて、今日の授業はここまでだ。色々と説明をしたが基本的には『気に入った部分から連想ゲームのように自分なりの設定を加える』。作者は基本的にこうやってキャラを作っている、あくまでも個人の意見なのであまり参考にしないように。日直、号令!」

「きりーつ、礼…」

「「「「ありがとうございましたっ!!」」」」

 

こうして、フィリップ先生のおかげでまた一つ賢くなった生徒たちは授業終了のチャイムと共に教室から出ていくのであった。




 短いですが基本的に連想ゲームみたいにキャラクターを構成しています。中には話を進めているときに生えてくる設定もあります。
 マイナスな言葉を喋らせないのは単純に品がなくなるからです、作ったキャラと好きなキャラの口からそんな言葉聞きたくありませんからね。気に入らない相手を徹底的に叩くスタイルが苦手なんです。
 しかし、こんなキャラメイク方法をしているためかオリキャラだけで何十人にもなっています。残り何人かは新連載(予定)で登場させますが(笑)
 ではでは。ノシ
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