DEVIL SURVIVOR 2  With you forever.   作:ルーチェ

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7th Day それぞれの土曜日 -4-

 

ひとまず全員で大阪本局へ戻ることとなった。

未だに周囲に変化らしい変化は見られず、セプテントリオンをすべて倒した先のことはヤマトですら知らないことなのでどうすることもできないのだ。

そして一休みをした後、カナデの意思、つまり《種の意思》の説明をすることになった。

彼女がアカシック・レコードを操作して元の世界に戻すことをポラリスに頼むと宣言した時、全員が当然だと頷いた。

「この7日間の経験を活かし、ひとりひとりが後悔しない選択を繰り返すことで世界は変わる」というカナデの考えを支持するのは、彼女の行動を見てきた結果、誰もがその考えに行き着いたからだ。

残ったジプス局員たちにはヤマトが説明し、全員の承諾を得た。

あとはカナデがポラリスとの謁見に臨むだけだ。

そこで空いている時間を利用してパーティーを開くこととなった。

大阪本局の食堂はテーブル等を片付けて立食パーティー会場となり、料理は厨房担当の局員とジュンゴが中心となって作る。

さらに厨房には業務用の大型のタコ焼き用鉄板があり、ヒナコとケイタのふたりが本格的な大阪風タコ焼きの調理を担当した。

カナデは出来上がった料理をテーブルに運ぶ役を引き受けたのだが、その途中で携帯がメールの着信を告げた。

相手はアルコルで、内容は話がしたいから自室へ来てくれというもの。

彼女は戦いが終わったという開放感から、何の疑いもせずにメールの指示に従ったのだった。

 

 

 

 

カナデが自室に入ると、そこにはアルコルがいた。

彼は窓際に置かれた椅子に腰掛け、シラーの詩集を手にして鼻歌を歌っている。

そのメロディーはベートーヴェンの『第九』で、カナデの姿を見つけると彼はにこやかに言った。

 

「歌はいいねえ…。歌は心を潤してくれる。人間の生み出した文化の極みだよ」

 

どこかで聞いたことがあるようなセリフに、カナデは難しい顔で警告した。

 

「いろいろと問題が発生しそうな発言は控えてもらえるかしら? それと勝手に人の部屋に入るのはマナー違反だと言ったはずよ。…まあ、もう今更って感じだけど。それで、話って何?」

 

「君に大事なことを話すのを忘れていた」

 

アルコルは真剣な目でカナデを見つめながら言う。

 

「大事なことって? それってポラリスとの謁見に関すること?」

 

「ああ、そうだ。君はポラリスにアカシック・レコードを巻き戻してもらい、セプテントリオンの襲来のなかった世界として、もう一度やり直そうと考えている。そうだったね?」

 

「ええ。だってそうすれば壊れた街も元通りになるし、死んだ人たちだって生き返る。そしてこの7日間の経験を活かしていけば、今よりずっといい世界になるはず。もちろんあなたが言ったことも覚えているわよ。記憶がなくなるから、また同じことを繰り返す可能性が高いってこと。でもそれに関してはあなただって人間の不可能を可能に変える力を信じてくれるって ──」

 

「だがポラリスがいつまで君たちの成長を待ってくれるかが問題だ」

 

「え?」

 

「ポラリスも人間の可能性について理解を示し、やり直すことを認めてくれるかもしれない。しかし人間が変わっていく速度があまりにも遅ければ、ポラリスも静観できずに再びセプテントリオンを差し向けることになる」

 

「……」

 

「それに二度目ともなれば、ポラリスも容赦しないだろう。今回のように1日に1体ずつなどという人間を試すようなことはせず、一気に世界を滅ぼしてしまいかねない。その時、君たちはセプテントリオンに対抗できるだろうか?」

 

「……」

 

「それに君は7日間の経験と言うが、人類の殆どが最初に起きた大地震で死亡していて何も経験などしていないんだよ。そして生き残ったわずかな人間も次々と死んでいき、経験を積んだと言える人間はほんのひと握りしかいない。そのひと握りの人間にどれだけのことができるかな? 君の影響を受けた12人の仲間たちのような人間ばかりなら希望が持てるのだが、現実にはそうではない。また悪魔召喚アプリを利用して悪事を働いた連中では、何の役にも立たないどころか悪影響を与えるだけだ」

 

「……」

 

カナデは反論できなかった。アルコルの言うとおりだからだ。

彼女の希望的観測は、彼女の周りにいる仲間たちが成長したことで生まれたもの。

もう一度やり直すという選択はすべての人間が同じように成長していることが前提であり、そうでないのなら無茶としか言いようがない。

 

「そこでひとつ提案がある。聞いてくれるかい?」

 

アルコルは意気消沈しているカナデを椅子に座らせ、自分は立ったままで彼女を見下ろしながら言う。

 

「人間が自分たちの力でやり直すという考えは私も賛成だ。しかし限られた時間でポラリスを納得させるだけの成長は難しいだろう。ならば管理者がポラリスでなければよいと思わないか?」

 

「は?」

 

カナデはその意味がわからなかった。

 

「管理者というのは天の玉座にあって世界の動向を見守る役目を果たしている。しかしこれはポラリスでなければならないということではないんだ。現在の管理者がポラリスであるのは単に順番が回ってきたからで、その前の紀元前1500年頃から西暦500年頃にかけてはこぐま座β星のコカブだった。さらに西暦3100年頃から5100年頃にかけてはケフェウス座γ星のエライが北極星になり管理者となる」

 

「それってどういう…?」

 

「つまり天の玉座に座する者が管理者となるわけさ。ポラリスを完全に滅し、エライが管理者になるまでの間、人間に好意的な者が管理者になれば人間は滅ぼされることもなくなる。あと約1100年の間、人間に執行猶予が与えられるってこと。どうだい?」

 

ここでカナデはアルコルの言いたいことが理解できた。

人間に好意的な者を管理者にするということは、ポラリスではない別の「何か」が管理者になるということ。

もちろんポラリスを倒さなければならないという厳しい条件はあるが、彼が提案したということは今のカナデたちなら不可能ではないということを意味している。

 

「ねえ…ポラリスを倒してしまえば管理者のいない世界にならないかしら?」

 

カナデは別の可能性を模索すべく、アルコルに訊いた。

 

「管理者のいない世界…か。前例がないことだから私にもわからない部分が多いが不可能ではない。ただしポラリスを倒せば直ちにエライが天の玉座に就くし、エライを倒してもその次のアルフィルクがやって来る。その次はアルデラミン、その次はデネブと新しい管理者が現れるのだから、人類は延々と管理者との戦いを続けなければならないだろう」

 

「……」

 

「アカシック・レコードを利用すれば管理者の干渉を一切受けない新しい世界を作り出す『世界創造』は可能だ。しかしどのような世界になるかわからない。もしかしたら原始の世界からもう一度やり直すことにもなるかもしれない。そのリスクは大きいね。まあ、管理者がいない世界というのは、真に人間が自由に生きられる世界になるけど、人間が自分自身で自分を管理できないうちは、人智の及ばぬ強大な力を持つ者の管理下にあった方がいいと私は思う」

 

管理者との戦いを繰り返すことは、サマナーたちにとって非常に過酷な生き方を強いることになる。

さらに管理者から解放されても、さらに大きなリスクを伴う。

人間が十分な成長を遂げていなければ、自ら滅びの道を歩むことは明らかだ。

そもそも人間が成長していれば、管理者がいてもいなくても関係ない。

 

(そうなると、やっぱり人間に好意的な管理者のいる世界というのが一番現実的よね…)

 

「管理者には誰でもなれるの?」

 

「それは人間でも可能なのかということかい?」

 

「そう」

 

「ならば答えはYESだけど、3つの条件がある。管理者の条件は管理者システム直下の存在であること、管理者権限を有すること、実空間で自身の意思を体現する『剣』を有していることだ」

 

「剣って?」

 

「ポラリスにおけるセプテントリオンのことさ。人間は管理者システムの直下にあるから問題はない。ポラリスを倒せば自動的に管理者権限を手に入れられる。管理者と剣との明確な区分はないから、私でもその条件を満たせば管理者となれる。でも私の剣になってくれる人間はいないから無理だ。逆に人間の誰かが管理者になるなら、私は喜んで剣になろう」

 

「……」

 

カナデの頭の中にはひとつの案が浮かんでいた。

それには大きな犠牲を伴うが、大きな結果を求める以上仕方がないことなのだ。

 

「カナデ、答えは急がなくてもいい。日付が変わったら私がポラリスのいるアーカーシャ層へ案内をする。それまでに決めてくれればいいから」

 

「うん。ただ答えはもう出ているんだけど、ちょっと心の整理というか、今のうちにやってしまわなきゃならないことがあるから、それを済ませてしまおう、って思っていたのよ」

 

「そうか…」

 

表情を曇らせるアルコル。

 

「その顔ってわたしが何を考えているのかわかっている、って顔ね? ベストとは言えないけど、ベターなものであることは間違いないわ。力を持つ者は、その力に比例した責任を負わなきゃならない。世界を変えるだけの力を持つなら、それに応じた責任を果たさなきゃダメなのよ」

 

「……」

 

「そういうわけで、やってしまわなきゃならないことのひとつにあなたとの約束があるの。一緒に行きましょう」

 

「私との約束?」

 

「チーズ入りのタコ焼きを食べさせてあげるから、一緒に食堂へ行こうと言うの。あなたはセプテントリオンであっても、わたしたちの協力者なんだから、パーティーに参加したって誰も咎めないわ」

 

カナデはアルコルの手を握り、部屋の外へ連れ出した。

 

 

 

 

カナデとアルコルが食堂へやって来ると、すでにパーティー仕様に飾りつけられていて、テーブルの上には少ない食材にもかかわらず、サンドウィッチやカナッペ、チーズの盛り合わせといった料理が並んでいる。

もちろんジュンゴ特製の茶碗蒸しも人数分ある。

アルコルの姿を見て驚く者がいたが、カナデが事情を説明すると、あっという間に旧知の仲のように打ち解けてしまった。

 

ジプス局員全員と民間人サマナーたちが一堂に会してパーティーが始まると、カナデは厨房に入ってタコ焼きを作って始めた。

本来なら彼女は主賓となるべき存在なのだが、仲間への感謝の気持ちを表したいと言って自ら裏方に徹することにしたからだ。

仲間たちの様子を眺めながら、カナデは黙々とタコ焼きを作る。

 

(みんな、楽しそう…。そうよね、ここにいる全員が命懸けで戦ってきて、やっとその戦いから解放されたんだもの、嬉しいし楽しいに決まってる。楽しいことがあってみんなで喜ぶのはいいことだけど、その前提として辛い戦いがあったのは事実。いくら記憶から消えるといっても、同じような苦しみを何度も繰り返すなんて、わたしは彼らにそれを強いることはできない)

 

(新世界を創造して管理者から解放されるというのも魅力的だけど、リスクの大きさを考えたら躊躇してしまう。21世紀に生きる人間が原始の世界、石器時代とかそれよりも前の世界に放り出されたら生きていけるはずがないもの。現代の文化的な生活に慣れ親しんだ人間がゼロから始めるとなれば、体力のない者から死んでいく。人間の可能性を信じるといっても、無茶な冒険はできない)

 

(だとしたら選択肢はひとつしか残らない。…もう答えは出ているんだから、今更あれこれ考えても意味はないわね。だからこの限られた時間をどう使うかを考えなきゃ)

 

出来上がったばかりのタコ焼きを大皿に盛ると、カナデはパーティー会場の中央にあるテーブルに置いた。

 

「さあ、アツアツのカナデ特製タコ焼きよ。みんな、食べて」

 

心の中にあるものを隠そうとして、努めて明るく振舞うカナデ。

仲間たちは彼女の決意に気づかず、湯気の立つタコ焼きをフーフーしながら口に運ぶ。

その集団の中にヤマトとアルコルがいないことに気がついたカナデは、いくつかを小皿に盛って彼らを探した。

すると食堂の片隅でぼんやりとしているヤマトの姿を見つけた。

 

「ヤマト、こんなところでボッチしてたのね? はい、出来立てのタコ焼きよ」

 

皿の上には3種のタコ焼きが載っている。

その皿をヤマトに手渡した。

 

「今回はノーマルなものの他に変わり種タコ焼きも作ってみたわ。これがチーズ入り、こっちはチクワ入りよ。全部味見してみて、一番気に入ったのを追加で作って来てあげる」

 

「…いただこう」

 

ヤマトはそう言ってノーマルなタコ焼きから食べ始めた。

するとまもなくジプス局員たちが集まってきて、ヤマトに話しかける。

ヤマトは彼らを邪険にはせず、相槌を打ったり返事をしたり、和やかな雰囲気を漂わせていた。

これまでの彼なら他人に食事の邪魔をされたら怒り出しそうなものだが、そんな素振りを見せないでいる。

彼の態度はまだぎこちないものの、彼がこちらの世界に来てくれたことを、カナデは嬉しく感じていた。

 

「こうして見ていると、私が駒のひとつでしかないと考えていた者たちも、強者であったのだと思えてくるな」

 

タコ焼きの皿を空にしたところで、ヤマトが感慨深げに言い出した。

 

「この7日間を生き延びたのは紛れもなく彼らが強者であったからだ」

 

「そうね。でもわたしやヤマトを含め、すべての人間が強者でもあり弱者でもあると言えるわ。この世界に完全無欠な強者などいるはずがないもの。優れている部分もあれば、劣っている部分もある。それを互いに補い合いながら、今よりもっと成長していくことが必要なんだとわたしは思う。わたしたちがこの7日間を生き延びることができたのは仲間がいたからであり、ひとりだったら誰であっても生き延びられなかったわ」

 

「そうだな。そしてお前が私の間違いを正してくれたおかげで、私もこの仲間の一員として迎え入れてもらえたのだ。感謝している」

 

「感謝だなんて…。ずいぶんと謙虚な性格になったじゃない? じゃあ、わたしがあなたと命懸けで戦った理由がわかる?」

 

「それはお前がポラリスとの謁見に臨みたいからではないのか?」

 

「半分正解で、半分間違い。わたしは自分がポラリスと謁見したかったんじゃなくて、わたしの意思を反映させたかっただけ。だからわたしの意思を継いでくれるなら、誰でもかまわないわ」

 

「……」

 

「そしてあなたの考える実力主義の世界では、あなたが不幸になるのが目に見えていたから、それだけは絶対にさせたくなかったのよ」

 

「私が不幸になる?」

 

「そうよ。あなたは峰津院家に生まれたことで、その血に縛られてしまっている。自分の理想とする世界を創ることが使命で、自分にとってはそれがすべてだと考え、それ以外の可能性があることに目を瞑っていた。たぶん無意識に考えないようにしていたんだと思う。あなたは生まれ落ちた瞬間に国の守護者としての重責を負わされてしまった。普通の子供とは違う生き方を強制され、孤高の王となること以外に進む道が見えなかったのよ」

 

「……」

 

「今はまだ他人との交流を煩わしいと思う部分はあると思う。でも慣れてしまえば楽しいと思えるようになるわよ。わたしがそうだったから。そして自分とは違うものを持つ人と接しているうちに様々なもの吸収し、より一層自分を高めていくことになるでしょうね。わたしは世界回帰をさせて、もう一度やり直しをすることを選んだ。たぶん回帰させた世界の中で、一番成長を見込めるのはあなただと思う。だって元々才能があるあなただから、他人と交わって切磋琢磨すれば無限に成長できるはずよ」

 

「ならば、私の一番近い場所にいて、私を支えてはもらえないか?」

 

ヤマトの言葉にカナデは返事に戸惑った。

しかしいずれわかる事実だと考え、口を開いた。

 

「それはできない。回帰された世界では、わたしはあなたと出会うことすらないから」

 

「どういう意味だ?」

 

「だってセプテントリオンの侵略がない世界なら、わたしはサマナーとしてあなたの目に止まることはないでしょ? あなただけでなく、名古屋や大阪の仲間たちとも接点がないから、彼らとは出会うことはほぼ不可能。記憶だってなくなるだろうから、あなたがわたしを探し出すこともできないわよ」

 

「……」

 

「忘れたくないと思っても、どんなに強く願い、わずかな可能性にかけてみても、たぶん記憶はすべて消えてしまうと思う。世界回帰をすることは、これまで生きてきた世界と別の世界を生きるようなものだから、仮に元の世界の記憶が残っていたらふたつの記憶を持つことになって混乱してしまうもの」

 

「……」

 

「そんな哀しそうな顔をしないで。記憶は消えてしまっても、経験は身体に深く刻まれて消えることはないと思う。だからもし偶然にどこかで出会うことがあったら、何かを感じるかもしれない。その時には”初めて出会った友人”として、仲良くしていきましょう。ね?」

 

「ああ…」

 

「じゃあ、タコ焼きを作りに戻るわ。リクエストはある?」

 

「ならばノーマルなヤツを頼む。あれが一番美味かった。マヨネーズもかけてくれ」

 

「わかったわ。少し待ってて」

 

カナデはそう言って席を立ち、駆け足で厨房へ戻った。

 

 

 

 

厨房の中にはアルコルがひとりで佇んでいた。

というより、カナデが戻って来るのを察して現れたといったところか。

 

「ヤマトとはゆっくり話ができたかい?」

 

「ええ。いちおう彼に伝えたいことは伝えられたし、あの分なら彼の将来についても心配はいらないと思うから、思い残すことはないわ」

 

「そうか…。心の中を悟られずに、上手く話をしていたね。辛かったんじゃないか?」

 

「どうしてそう思うの?」

 

「私のここが痛んだから」

 

アルコルはそう言って胸を押さえた。

 

「フフッ、それじゃわたしはあなたに何も隠し事はできないのね?」

 

「そうだね。そして君がまだ彼に伝えたいのに伝えられずにいることがあることもわかるよ」

 

「………?」

 

しばらく考えたが、カナデにはまったく思いつかない。

そんな彼女を見ながら、アルコルは苦笑する。

 

「まったく君たちはどうしようもないね。まあ、その方が幸せかもしれないけど」

 

「意味がわからないけど、あなたを探す手間が省けてよかったわ。今から追加でタコ焼きを作るの。そこで待ってて」

 

カナデは何事もなかったかのようにタコ焼きを作り始めた。

 

(わたしがヤマトに伝えたいことって何だろう? 心当たりはないのよね…。アルコルの言い方だと、ヤマトもわたしに伝えたいことがあるみたいだけど。…まあ、いいか)

 

てきぱきとタコ焼きを仕上げると、大皿ひとつと小皿ふたつに取り分けた。

 

「アルコルはここで食べるでしょ? これが約束したチーズ入りよ。他にも変わり種のも作ったから食べてね。感想は後でゆっくりと聞かせてもらうわ。あなたとは話す時間がまだあるはずだから」

 

そう言って、カナデは両手に皿を持つと厨房を出て行った。

 

 

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