新しく書いているのですが、どうも文章が幼稚に見えてしまう。
色々よろしくお願いします。
ガラスのように冷たく透き通って曇りのない空の下には中東の市街地を想わせる建物が広がり、地平線は山々によって隠されている。
人々はどこへ行ったのか、そこに人の姿はなくゴーストタウンとかしている。
そんな廃れた市街地にある少し背の高いビルの屋上に二人、少女の姿がポツリと存在している。
遊びに来ているわけではないのだろう。
その十五六くらいの少女たちに廃墟探索などの趣味がなければの話だが、多分違うはずだ。
一人は狙撃銃を構えていてもうひとりはスポッターだろうか周りを見渡している。
「…ふう、こんな所おいてけてきぼりにされたようなものだよ」
立ち上がった黒髪の少女がくすりと笑う。
「そんなにここが嫌なの?」
当たり前だよ。
こんな寒い上に誰もいないんだよ?
それに食事もあんま美味しくない。
「早く帰りたいな、やっぱり私達なんかにこんな事できやしないんだよ。
はぁ、帰ったら皆に会えるんだよね?
また、みんなで学校の外に 遊び に行きたいな。」
ここから帰れたらまた楽しい毎日が始まるのだ。
大丈夫、皆生きて帰ってくる。
大丈夫きっと…。
「ね?」
顔に生暖かい液体が付着した。
突然、目の前の子が全身を、引きつらせながら倒れこむ。
人形のようにも見えるその少女。
それに、倒れるその少女には頭部が無いと言うよりは、ほとんど吹き飛んでしまったようだ。
瞬間、私の足がすごい勢いで後方にはじかれる。
痛くはない、凄まじい勢いで足がバウンドしたように、その勢いで自分の体もぐわんと前のめりになるほどだ。
地面に転ぶ時、見えてはいけない物が見えた気がした。
いや、見えたというより無くなっていた。
膝のつけ根からしたがグッチャリと弾け飛んでいた。
「ひぎ!?」
――十二月 午前6時 研究施設内 寮にて
静かな寮内に一日の始まりを知らせるベルが鳴り響く、ベットの布団に捕食されてる私からしてみれば一日というよりは地獄の始まりか恐怖とかそう言う得体のしれないものが始まるような感覚でしかない。
正直いって鳴らなくていい。
どうせ、鳴っても起きるものは殆ど居ない。
ほとんどの生徒たちがマイペースに起きて来るだろう。
あぁ、言っておくけど私はちゃんと起きてるよ。布団の中でね
遅刻した日には自主トレ的要素がふんだんに惜しみなくアンロックされかねない。
私は攻略より楽しみたい人間なのでちゃんと起きている。はずだ。
そしてここがどこなのかと言えば、医薬品の有効性や安全生に関する研究や実験事を主な目的として作られた施設の一つだ。大きいぞ。
だけど、そんなの表側だけの全くのでっち上げである。
裏では十から十六くらいの子供に対して人体実験を行ってるようで、この施設の中には子供達がざっと三百人前後はいるらしい。もはや学校である。
しかし、この施設いや、数ある同種の施設でもここは後方で、他の施設から溢れた子やら外れた子が来ているので、 他の施設とは力のいれようが全然ゆるい、けど良い意味でね。
実験は確かにしてるけど、 すごくゆるゆるでのんびりとした雰囲気になっているし、研究員も職員ものんびりとしていて全体的にゆるい。
だが、そんなゆるさに影響されない場所が一部ある、それは施設内にある学校である。
ああ、退屈だ憂鬱だ地獄だ疲れる。
いえば言うほど嫌になる。
学校ではあるのだが、いつもいつもほとんどが体育とか運動ばかりで辛いにこの上ない。
それに、この施設から許可なく外出することができないし、施設内にそういう場所があるわけでもない。
しかも、許可が下りることはめったになく年二、三回しかない。
だから外出許可がおりるであろう日を凄まじく楽しみいしている。
そんな私が、 エーメリー Amery (15) である。
ついでに、私はここの研究員でもなければ職員でもない、生徒もしくは実験体側である。
……ふう、とため息をつく、今日の始まりだ。
その時、部屋の扉が乱暴にひらかれた。かと思うとセミロングでクリーム色の髪をぶわっと乱れさせながら何者かが紙を握りしめて飛び込んできた。
「メリー! メリー! すごいもの発見しちゃったの!!」
ま、ひとまず置いといてこの子が、 レナータ・エニコフ Renata Yenkov(14)
子供っぽいというか子供で、騒がしくて、そしてわがままで強がりで自分を中心に世界が回ってるようで、なんか色々駄目な子だ。
けど、この明るさと元気さが消えたら世界規模の異変が起こりそうなくらい馴染んでいしまっているのは確かである。
それにこの子の場合たいてい、気のいいこといえばなんとかなる。というかなっているみたい。
私はレナて呼んでるけど、ナータて呼ばれたりもしてる、レナにしろナータにしてもなんか祟りとか色々ありそうだけど触れてはいけない。 触らぬ神に祟りなし
「そんなことよりメリ! これ見てこれ!」
そう言って私の顔に紙を押しつけてくる。やめ、それじゃなにも見えない。
押し付けてきた手をさっと払う
「んわ!?」
と無理をしていたのかそのまま私の方に倒れて来た。…痛いし、おもい。
「ぬー、何をする!」
「レナが顔に変なの押し付けてくるからだよ」
そうだ、突然よくわからないものを押し付けられたら誰でもそうするよ。
「それで、なにしに来たの?」
「何が!」
ぷくーとしているレナからは、なぜここに来てどうしてこうなったのか考えるもしくは思い出す能力が失われてしまったようである。ロストテクノロジー
はぁ、と息をついて先ほどの内容まで戻す。
「あ!、そうよ!これこれ!」
え、これは…これは……。これは!?
「な、なによ…? こ、こ、これはあげないわよ」
瞬間、私の頭はスリープモードから通常かそれ以上のモードに切り替わる。
レナータの手を思いっきり引っぱりよせその勢いで廊下にでようとした。
すると殺されると言わんばかりに逆方向に引っぱるレナータ。
「ちょっ!ちょっと! 、そんな格好でどこに行くつもり!?」
焦るレナ、しまったつい興奮してしまった。
あわあわと部屋に戻り着替える。
それで、私をハイにさせてくれたその紙がなんだったのかと言うと職員用に配られたものであろうか、何かのグラフやら重要そうなものが書いてあった。マル秘なのかもしれない。
しかしその後ろ側に予定表?的なものがある。
経費削減かそんな理由からプリントに上書きしたのだろう。
で、私はそれを把握するのに0.1秒そしてそこから回路を巡らせて次の目標である外出許可が下りるであろう日を探していた。
0.9999999(以下略
なんと明日にもそんなラッキーで幸せな日があったではないか!?
これはもう喜ぶしかあるまい。
「…いやでも、その日はあした! 自分で言ってたじゃないー!」
その言葉は発してはいけなかったのだレナータよ。
私は邪悪でブラックで凄まじいほどに堕ちたその言葉によって精神は終焉の時を迎えようとしてしまっている。
「はぁ、そうだよね…。あした…、なんだよね」
「う、うん、明日、てそうじゃない! これ見つけたの! すごいでしょ!!」
「え、ああ、そうか」
軽く終焉をかっ飛ばし強制的に復活させられてしまった。
そういえばレナが見つけてきたんだったね。
こんなものどこに落ちてたんだか、まさか盗って来たわけないか。
それに早く届けないとあれが惜しみなくアンロックされかねない。
「アンロック? 、それより何で驚かないの。これけっこうレア物じゃない?」
「いや、レア物以前に超危険物指定してもいいような代物だよね。アンロックされたらどうする」
「おーーっ! 超危険物!!」
しまった、そう言う言葉大好きっこちゃんだった。
なんかレナがニヤニヤし始めた。やばい
「ちょ、ちょっと」
「な~に~?」
「まさか…だけど、かえ」
「返さないわよ! こんな超危険で超レアなもの」
話をかぶせて最悪の言葉を口走ったよ。
しかもレア度上がってるし、しかしここで諦めたりしたらそれこそアンロックへの攻略ルートに乗ってしまう。「あ、あのねレ・・・ナ?」
既にレナの姿はどこかへ行っていた。まずいアンロックするための鍵が逃げた。
いや、そのまま先生に届けてくれればいいのだけど多分レナはそういう子じゃない!
だが、安心して欲しい。 私にはレナがどこに行ったのか予知する能力が備わっているんだよ。
「…さて、その場所に行ってみようかな」
午前6時半頃
今、その場所にいる。
そしてある部屋の前にいる。
なんで私が紙一枚でこんな事してるんだろうと一まつの不安をいだきながら普通をよそおってノックしてみる。
「はい」
と中から、レナとは対照的な、声で返事が帰って来た。
あ、別に失敗とか間違えたわけじゃないよ。
必然というべきか。
「…そう、こここそがレナの実のおねえ」
「違う! ただの同級生!!」
私の話を途中で切り裂いたのが、レナのお姉いや同級生の フェリシア ・カルヴィ Felicia Calvi (16)
どう説明したらいいかわからないけど、レナの面倒をよく見ていてレナのお姉さんのような存在、誰にでも優しいよ?多分。
「それで?なんのようかな?」
あくび混じりの問いかけにつられつつ私も問いかける。
「ここにレナ来てるよね?」
「ふ~ん?」
と、何か思い当たるフシがあるのか、そう言うと思ったよ、とか言い出しそうな返事だ。
フェリシアは自室の方を見て、訳ありな優しい微笑みでこちらに振り向いた。
それ怖いよ。
「まあとりあえず部屋に入って、来るとは思ってたけどそんなに恥ずかしいことでも書かれてるの?」
違う、確かにそれを探しているのだが持ち主は私じゃないし、そう言う代物じゃない。
あれは何か良からぬモノのを開放したり世界を終焉へ誘ってくれちゃったりできるレベルの危険物だ。
「…ま、嘘だが、それは私のじゃなくて先生のだと思う。」
「嘘?あぁ、そうなの? でもそれならメリには関係ないんじゃない」
なんだか面倒だけど色々説明した後である。
「――そういうことね。レナの言ってた超危険でスーパウルトラレアなモノてそういう感じのだったんだ。確かに、早めに返したほうが良さそうね。」
微妙に笑顔を残した変な表情なフェリシア。
うむ、返さないと絶望しか待ってない。正直課題やらトレーニングが増えるのは勘弁してもらいたい。
「ふふ、そうね。」
おもむろに頭を撫でられる。
不意の出来事に妙な声が出てしまう。
でもフェリシアにされると心地良いというか気が楽になると言うかぼーっとしてしまう。
というか、なんだか眠気が…
私を遅刻させようとでも言うのか。
そんなことを考えていると脇腹に強い衝撃が走る。
フェリシアから強制的に開放された私はごっと床に転がる。床は痛い。
レナータだ。
ぷくーとしたレナがそこにいた。
そこをすかさずフェリシアがふんわり優しくぎゅっと捕獲した。
成功だ。我々の勝利だ!
――この施設はつまんない、だけど生活は楽しいのだ。
物語があれどもそれを具現化、するにはある程度の才能と力が必要なんですね。
私には遠すぎた橋です。