少女「うわぁ〜!これが東京の街か〜!」
この少女の名前は「桜木ひな子」。田舎から上京して来た。ひな子は東京の街を見てる。
ひな子「素敵な街〜!」
街中でひな子はスマホのマップアプリを見ながらくるくる回っていた。
ひな子「う〜〜〜〜ん・・・・下宿確かこの辺のはずなんだけど・・・それらしい建物は無いな・・・」
鳥達「ぴぃぴぃ!」
ひな子の頭上に鳥達が飛び回っている。
女性A「ねえねえあれ。」
女性B「ん?」
2人の女性が見たのは、頭に鳥を乗せてるひな子だった。
鳥達「ぴぃぴぃ!」
女性A「あの子頭に鳥乗せてる。」
女性B「可愛い〜!」
ひな子「東京の街って建物と線路だらけで迷路みたいだわ〜・・・」
???「お嬢ちゃん、どうしたんだい?」
すると後ろから声を掛けらてた。振り向くと、1人の警官が立っていた。
警官「もしかして迷子?この辺りは袋小路多いもんな〜。」
しかしひな子は固まっていた。
ひな子「どど・・・どうしよう・・・私・・・あああ・・・・え、えっと・・・ど、どの質問から答えたら・・・(いや!まずは挨拶からした方が良いのかな・・・?東京の人に、し、失礼のないようにしないと・・・)」
勇気を出して挨拶しようと振り向いた時、警官の顔が近くなっていた。ひな子の顔が真っ青になっていく。すると鳥達が飛んで羽根を落とした。
警官「ん!?」
するとひな子はあるポーズをした。
警官「か・・・かかし?」
何故かかかしのポーズをしていた。鳥達がかかしになったひな子に乗った。
その後何とかなって再び目的地へ向かう。
ひな子「また上手に喋れなかった・・・昔から大の苦手でよく練習してたんだけど・・・」
幼い頃を思い出した。田舎の森で動物達と遊んでた頃。
幼いひな子『たぬきさんうさぎさん鳥さんこんにちは。今日は何のお話を読みましょうか?シンデレラとか好きですか?』
おばちゃん『ひなちゃんは本当動物に好かれるね〜。お陰で鳥が畑に来ないから助かるわ。かかしもいらなくなったし。』
幼いひな子『あ!あの・・・』
するとひな子がかかしになってしまった。
おばちゃん『え?あらあら!動かなくなっちゃった。まるでかかしね。』
ひな子(何故かずっとかかしとして働かされてたなぁ・・・)
実はひな子は結構あがり症で、幼い頃からかかしとして働かされていたのだった。
ひな子「折角憧れの高校に入れたんだし、せめて人前で固まらないように人とすらすらお話できるようになりたい!」
そう決心してる途中にひな子が止まった。
ひな子「とか悩んでる間に着いたけど・・・これ下宿先?」
目的地の下宿先の前に到着した。古本屋ひととせ荘。
ひな子「少々合っているはずなんだけど・・・」
ひととせ荘の中を見ると、夏川くいなが本を読んでいた。
ひな子「凄い綺麗な店員さん・・・読書中かな?」
するとくいなが本のページを破った。
ひな子「え!?」
そして破ったページを食べてしまった。それを見たひな子は真っ青になっていた。
ひな子「食事中・・・?」
するとくいなが外から見てるひな子に気付いた。
くいな「何かご用ですか?」
ドアを開けてひな子に尋ねる。
ひな子「え、えっと・・・えっとその・・・下宿先って紹介されたんですけど・・・」
くいな「おお!ひな子ちゃんですよね!?大家さんから聞いています!」
無理矢理ひな子を中に入れた。
くいな「2階がアパートになっていて、私もこちらに住んでるんです!私くいなって言います!今大家さんを呼んで来ますね!」
スリッパーに履き替えて2階へ向かう。ひな子はくいなを待っている間に周りを見渡す。
ひな子「うわぁ〜!凄い古そうな本もある〜。何だか雰囲気があるお店だな〜。」
すると奥から誰かが来た。
晴人「ふぃ〜、これで全部終わったか。ん?」
ひな子「え?」
現れたのは声優の南条晴人だった。両手にはモップや箒などの掃除用具を持っていた。
晴人「お客さん?」
ひな子「え・・・あの・・・えっと・・・」
するとひな子はまた固まってしまった。
晴人「だ、大丈夫ですか?」
するとひな子はまたかかしのポーズをした。
晴人「か、かかし?」
その後ひな子は落ち着きを取り戻した。
ひな子「ご、ごめんなさい・・・」
晴人「いえいえ、気にしないで下さい。何かご用ですか?」
ひな子「あ、あの・・・ここで下宿させていただく者なんですが・・・」
晴人「もしかしてあなたが桜木ひな子さんですか?」
ひな子「は、はい・・・」
晴人「そうでしたか。あ、俺は南条晴人です。ここの住人の1人なので。」
ひな子「は、はい・・・宜しくお願いします・・・」
晴人「それじゃ俺ちょっと掃除用具片付けて来ますね。」
掃除用具を片付けに行った。するとひな子は「桜の森の満開の下」と言う本を見た。先程くいなが読んでた本である。
ひな子「あ・・・」
勇気を出してページを捲ると、無数のページが破られてしまってる。
晴人「ん?どうしたんですか?・・・ああくいなちゃんまたやってしまったのか・・・」
くいな「ごめんなさい。大家さん出掛けているみたいで・・・ん?」
戻って来たくいなを見てひな子は目を逸らした。
くいな「何で目を逸らすんですか?」
ひな子「本食べる人初めて見たので・・・」
くいな「はっ!あれはその・・・私読書が好きで・・・本が友達と言うか食べちゃいたいくらい可愛くて・・・」
ひな子(と、友達食べないでよ・・・)
晴人「くいなちゃん、また破ったの?」
くいな「晴人さんごめんなさい、食べちゃいたいくらい可愛かったので・・・」
晴人「全く・・・腹壊すよ?」
店の札を引っ繰り返して閉店にした。
くいな「と、取り敢えず部屋を紹介しますね。」
ひな子を2階へ連れて行き、部屋を紹介する。
くいな「ここの部屋を使って下さい。」
晴人「ピカピカに掃除しておきましたから綺麗ですよ。」
ひな子「うわぁ〜!素敵な部屋〜!まるでホテルみたい〜!雰囲気のあるチェストに、可愛いベッド!メイドさんまで!」
部屋にメイド姿の柊真雪がベッドを綺麗にしていた。
ひな子「え?メイドさん・・・?」
真雪「あら?」
ひな子(な、何で部屋の中にメイドさんが!?)
するとメイドがひな子に向かって一礼した。
真雪「初めまして!真雪です!」
ひな子「え?」
真雪「此方で住み込みで働いています。まゆで良いよ?」
ひな子「え?住み込みって・・・」
くいな「ここの下宿の住人です。ここの住人はお店で働く決まりなんですよ。学業優先なので休日だけですけど。」
ひな子「成る程。だからまゆちゃんはメイドさんしてるんだね。」
真雪「ううん。私、喫茶店の従業員だよ?これ、普段着なんだけど・・・」
ひな子「え?私服?」
すると真雪の顔が真っ赤になった。
真雪「わ・・・私はただ今日新しい人が来るって聞いたから晴人さんと一緒にお部屋の掃除してただけだよ!」
晴人「真雪ちゃんは相変わらずだね・・・」
くいな「まゆちゃんはお姫様に憧れてるんだよね。ふりふり好きだもん。」
真雪「ち、違うもん!子供扱いしないで!これは将来ダンスに誘われた時裾踏まないように予行練習してるんだよ!」
ひな子(子供っぽいな〜・・・)
真雪「ひなちゃんは春から藤宮高校なんだよね?後輩が増えて嬉しいな〜!」
ひな子「え?後輩・・・?」
真雪「あ!同じ1年生だと思ってたでしょ!これでも2年生なんだよ!」
ひな子「す、すみません!(小学生と思ってたなんて言えない・・・)」
真雪「あ。でも気にしてないから大丈夫だよ。」
くいな「因みに私は同じ1年生ですから。宜しくね!」
ひな子「はい!宜しくお願いします!」
晴人「まあ俺は社会人だけどね。」
ひな子「そうなんですか?何のお仕事しているんですか?」
晴人「声優だよ。」
ひな子「声優?」
晴人「まあ簡単に言えば、アニメや海外の映画とドラマの吹き替えをする仕事だよ。」
次はトイレの場所を案内した。
真雪「トイレは廊下の真ん中で。」
次は浴室の場所を案内した。
真雪「お風呂は入浴時間が決まってるので注意して?」
するとくいなの腹が鳴り始めた。
真雪「くーちゃんはしたない!めっ!」
くいな「だって朝ごはん食べ掛けだったから・・・」
晴人(さっき本のページ食べてたよね?)
真雪「しょうがないわね〜。丁度お昼だし昼食でも食べる?」
ひな子「古本屋で?」
くいな「ううん。」
古本屋の奥にあるドアを開けると、喫茶店があった。
真雪「ほら!ここが私の働いている喫茶店よ!」
ひな子「本当だ~!古本屋の奥が喫茶店になってる〜!」
真雪「はいひなちゃん。これ。」
メニューを差し出す。
ひな子「え!?」
するとひな子は、本を食べてる3人の想像が浮き出てしまった。
ひな子「私も本食べなきゃダメなの・・・?」
真雪「これ、メニューだよ?」
ひな子「あ、本当だ。」
ケーキと紅茶をいただく。
晴人「ここの紅茶は良いね〜。」
真雪「ひなちゃんはどうしてうちの高校に入ったの?」
ひな子「え?(どうしよう・・・何処から説明したら・・・)その・・・田舎でかかしをしていた時に・・・」
真雪「え!?かかしってあの畑に立ってるお人形の事!?」
くいな「どんな事するんですか?」
晴人「一体何が?」
するとひな子が固まってしまった。
くいな「固まっちゃった。」
真雪「本当にかかしみたい・・・」
晴人「何処から鳥が?」
くいな「どんな事するのかと思ったら本当に固まって何もしませんでしたね・・・」
鳥達「ぴぃぴぃぴぃー!」
晴人「お達者で〜。」
鳥達は外へ帰って行った。
ひな子「この通りあがり症で・・・」
晴人「あがり症・・・所謂人見知りか。」
真雪「かかしになるあがり症は珍しいわ。」
ひな子「でも、去年の学校見学でこちらの演劇部の劇を見て堂々とした役者さんの演技に感動したんです。私もあんな風になりたいって。」
中学の頃、ひな子が藤宮高校の演劇を観賞して涙を流して感動していた。
ひな子「それで、私も演劇をやりたいなって。」
真雪「それで、うちの高校に入ったの?」
晴人「何かロマンチックだね。」
ひな子「あの・・・お2人は演劇とかやらないの?2人共可愛いし、くーちゃんはお話書けそうだしまゆちゃんはお姫様役とか・・・」
くいな「台本・・・書いた傍から食べちゃいそう・・・」
ひな子「え?そんなに・・・?」
晴人「本食べないでね?腹壊すよ?」
真雪「きゃ~!ドレスなんて恥ずかしくて着れないよ~!」
晴人「やっぱメイド服は別腹?」
ひな子(その格好は恥ずかしくないのかな・・・?)
真雪「じゃあひなちゃんは演劇部に入るんだね?」
ひな子「うん。」
くいな「うちの高校名門ですしね。」
ひな子「人前でいっぱい話せるようになって、後友達とか沢山作りたいなって。」
くいな「頑張って下さい!応援します!」
ひな子「ありがとう!」
くいな「演劇部は去年で廃部になったと聞きましたけど・・・」
真雪「そうそう!そう言えばそう・・・」
ひな子「はっ!」
晴人「初耳だぞそれ!?」
今回のアイキャッチ「ウエスト・サイド物語」。
がっかりしたひな子は部屋のベッドで寝転がった。
ひな子「聞いてないよ~。入学前に調べなかった私が悪いんだけど・・・でもでも田舎だからインターネット繋がってないし!携帯だって昨日買ったばかりだし!」
机の上にある家族の写真立てを見る。ひな子は涙を流した。
ひな子『絶対演劇部に入るんだから!』
中学の頃からそう決心していた。
ひな子「他の部活に興味持てないし・・・運動も美術も得意じゃないし・・・得意・・・私の得意と言えば・・・やっぱりかかしかなぁ・・・あ!かかしって東京じゃ何の役にも立たないんじゃ・・・」
暗いゴミ捨て場でかかしになってる自分を想像した。周りには大量のゴミとネズミやゴキブリが居た。
ひな子「そう言えばここに住んだらお店で働かないといけないんだったなぁ・・・と言う事は・・・」
メイド服を着て喫茶店で働く自分を想像した。
ひな子『い・・・いらっしゃいませ~・・・』
しかし。
ひな子「無理無理絶対出来ない!!」
真雪「ひなちゃん?」
そこに3人が様子を見に来た。
真雪「どうしたの?大声出して。」
ひな子「ご、ごめん・・・何でもないから・・・」
するとひな子は家族写真を見て泣いた。
晴人「泣いてるの?」
くいな「ひなちゃんもしかして・・・」
真雪「ホームシック?ごめんね気付かなくて!」
くいな「上京して来たばかりですものね。」
晴人「どうやって慰めようか・・・」
くいな「そうだ!気分転換に外に出掛けませんか?近所に大きな公園があるんです!」
晴人「それ良いな!」
ひな子「へぇ〜!公園ですかー!」
真雪「緑もいっぱいだから、ひなちゃんもきっと気に入るよ。」
くいな「近くに大きな焼き鳥屋さんもあるし、売店の団子も美味しくて。後アイスも・・・」
晴人「ちょちょちょ!何で食物ばっかり!?」
ひな子「公園の紹介はないんだね・・・」
真雪「くーちゃん、またお腹減ってるの?」
早速4人は散歩しに出掛けた。喫茶店の札を引っ繰り返して閉店する。
真雪「この路地に入ったらしばらく真っ直ぐよ。」
くいな「あ!そこのカフェのケーキは絶品ですよ!」
晴人「また?」
真雪「こらこら。さっきご飯食べたばかりでしょ?で、この角を曲がって・・・って!くーちゃんそっちじゃない!」
早速くいなが売店のたい焼き屋を見付けてしまった。
真雪「もう!すぐ食べ物に引かれちゃうんだから。」
くいな「ごめんなさい・・・たい焼きの良い匂いがしたからつい・・・」
真雪「迷子になっても知らないわよ。」
ひな子「まゆちゃんお姉さんみたいだね。」
真雪「え?お姉さん・・・!」
晴人(あ。姉モード発動・・・)
すると突然真雪の目がキラキラ輝き始めた。
くいな「たい焼き・・・」
真雪「ま・・・全く。くーちゃんは私が居ないと駄目なんだから。ちょっと待っててね。お姉さんがたい焼き買って来てあげる!」
ひな子「わーい!」
くいな「何時の間にお姉さんに・・・」
晴人「真雪ちゃんはお姉さんって言われると元気になるからね・・・」
たい焼きを買う。
真雪「おじさん!」
たい焼き店主「ん?」
真雪「たい焼き、4つお願いします!」
下を見ると真雪が居た。
たい焼き屋さん「あいよ。よし!お嬢ちゃん可愛いからおまけしとくよ!」
真雪「あ!ありがとうございます!」
たい焼き屋さん「はい!どうぞ。」
ひな子・くいな(可愛いな・・・)
晴人(本当、何か癒される・・・)
真雪「サービスされちゃったー!」
サービスされた真雪がはしゃいでる。
くいな「さっきはお姉さんだったのに、おつかいの小学生になってます。」
晴人「子供っぽいお姉さんだな〜。」
ベンチでたい焼きを食べる。晴人は横のベンチに座ってる。
ひな子「美味しい〜!」
真雪「甘〜い!」
くいな「外はパリパリで、中は柔らかな餡子がたっぷりです!」
晴人「やっぱたい焼きは美味いね〜!」
ひな子「そう言えば私買い食いって初めてかも・・・」
それは小学生の頃。
おばちゃん『ひなちゃん、今帰り?スイカ食べて行く?』
ひな子はおばちゃんから立派なスイカを貰った。そして今度は。
おじちゃん『採れ立てのきゅうりとトマトだよ。大根もおまけしとくぜ。』
ひな子(殆ど貰い食いだったからな〜・・・)
真雪「美味しいね〜!」
たい焼きを食べ終えて、絶景スポットへ向かった。
真雪「ほら。ここよ!」
ひな子「わ~!広いね~!」
池と桜の木が一望出来るスポットに到着した。
ひな子「それに桜が満開・・・」
突然周りの人達がひな子を見始めた。
ひな子「あ・・・そ・・・あ、あの・・・」
鳥達「ぴぃぴぃ!!」
するとひな子がまた固まってしまってかかしになった。
晴人「ひな子ちゃん大丈夫?」
その後人が居ない場所へ避難した。
真雪「ひなちゃん落ち着いた?」
ひな子「はい、ご心配お掛けしました・・・」
晴人「気にしないで。」
真雪「この辺りまで来ると人も少ないから安心してね。」
くいな「残念です。入口傍の売店の団子が絶品だったのに。」
真雪「もう!くーちゃんはいい加減食べ物から離れなさい!」
ひな子「まだ食べられるんだ・・・」
晴人「くいなちゃんの胃の消化は早いの?」
くいな「あ。鴨を見て良いですか?」
ひな子「鴨?」
池を泳いでる鴨を見付けた。
ひな子「本当だー!池に鴨が居るー!可愛いー!」
晴人「たまに子連れの鴨も居るよ?」
ひな子「そうなんですかー!」
するとひな子が戦慄した。くいなが猫のような目で鴨を見ている。
ひな子(まさか・・・)
くいな「鴨は食べませんよ。」
ひな子「あ・・・あの・・・くーちゃんは鴨好きなの?」
くいな「はい!水を切る時が特に、ステルス戦闘機みたいで格好良いです!」
晴人(B-2スピリットかな?)
ひな子「す、すて・・・?」
晴人「ひな子ちゃん、くいなちゃんは速い乗り物が大好きなだけだから、深く考えなくて良いよ。」
ひな子「そう、なんですか?」
真雪「どう?良い所でしょ?」
ひな子「緑が多くて田舎の森を思い出すな~。少し落ち込んでたんだけど、元気になったよ!」
真雪「良かった。ホームシックは治ったみたいね。」
ひな子「ホームシック?」
晴人「あれ?違ってた?」
???「誰だ!この剣で我が友を殺したのは!今すぐ名乗り出ろ!」
すると遠くから女性の声が聞こえた。
ひな子「あの人達は?」
真雪「このあたりは小劇団が多いから役者の卵とか劇団員の人がよく来て練習してるんだ。」
ひな子「へぇ〜。」
晴人「俺もちょくちょく見に来てるんだ。舞台鑑賞が趣味でね。」
ひな子「そうなんですね。」
真雪「格好良いよね~。夢に向かって一直線って感じ。」
ひな子(やっぱり、演劇やりたいな・・・)
真雪「あれ?あそこで練習してるのあきちゃんだ!おーい!」
ひな子「え?」
4人は走って小劇団の所へ向かった。
真雪「もう!うちに居ないと思ったらこんな所で会うなんて・・・何してたの?出掛けるなら出掛けるって言ってくれれば良いのに。」
???「発声練習。」
真雪「あ!ひなちゃん。こちら私の同級生で私達の家の大家さんです!」
ひな子「え?」
???「どうも。初めまして。ひととせ荘の大家の千秋と言います。」
ひととせ荘の大家・萩野千秋。
ひな子「(わ~。背が高くてスタイル良くて素敵な人・・・)は、初めまして!き、今日からお世話になる、ひひ、ひな子です!」
千秋とひな子はもじもじしながら見詰め合ってる。
真雪「お見合いみたいだわ。」
晴人「ただ緊張してるんじゃない?」
劇団は一休みして、千秋はたい焼きを食べる。
真雪「あのね。あきちゃんは昔子役をやってて今でも演劇が大好きなんだよね。しかも藤宮高校の元演劇部員なんだよ。普段は無口だけど舞台に立つと豹変するの。下町の元暴走族で旅館の若女将で現アイドル歌手の役は迫力あったな~。」
後ろではくいなが食べ物を選んでた。それを晴人が見ている。
ひな子(どんな舞台だったんだろう・・・)
晴人「くいなちゃん決まった?」
くいな「う〜ん迷いますね・・・」
ひな子「わ・・・私演劇がやりたくて藤宮高校に入ったんです。でも廃部したって聞いて凄くショックで・・・」
千秋「正しくは休部。」
ひな子「休部・・・?」
千秋「顧問の先生が演劇の旅に出て・・・帰って来るまでお休み。」
ひな子・真雪「ええ!?」
廃部ではなく休部だった。
真雪「そんな理由で休部って・・・他の部員はどうしてるの?」
千秋「私みたいな感じで各自やりたいようにしてるって言うか・・・」
ひな子「そんな・・・」
千秋「でも演劇そんなにやりたいなら劇団立ち上げてみたら?」
ひな子・真雪「え?」
千秋「小劇団なら人数もいらないし。」
真雪「ひなちゃんが団長になるの?」
千秋「正しくは座長。」
ひな子「劇団・・・」
くいな「何何?何の話ですか?」
そこにくいなと晴人が戻って来た。くいなの両手には大量の食べ物が入った袋があった。
晴人「買い過ぎだよ。くいなちゃん。」
ひな子「私なんかに作れるかなぁ・・・」
千秋「劇団員も居るし大丈夫。5人も。」
ひな子「え?」
真雪「5人?」
くいな「ってもしかして、巻き込まれてます?」
晴人「と言うより俺も?」
真雪「ああ!!」
その夜、ひな子が入浴中。
ひな子「あ~。生き返る~。」
ステルス機のおもちゃがひな子の胸に当たってる。
ひな子「何だか色んなことがあった1日だったな~。色んな人に会って色んな所にも行って。色んな初めても経験して。演劇部が廃部って聞いた時は落ち込んだけど・・・でも劇団を作るかぁ・・・そんな事本当に私に出来るのかな?でもひととせ荘の人は良い人ばっかりだし何とかなると良いなぁ・・・」
その数分後、真雪が浴室に来ていた。
真雪「ひなちゃん?随分長湯だけど大丈夫・・・」
浴室の中を見ると、ひな子が逆上せてしまっていた。
真雪「きゃあーーーーーー!!!ひなちゃんしっかりーー!!!ああどうしよう!!」
くいな「どうかしましたか?」
真雪「あきちゃん呼んでーーー!!」
くいな「あ!ひなちゃんが茹でたタコみたいになってる!!」
千秋「居るけど。」
一方晴人は部屋で浴室から騒がしい声を聞いていた。
晴人「浴室で何かあったのか?いやでも俺が行ったらダメか。にしてもやっぱ面白えなゴジラは。」
彼は今部屋でゴジラVSビオランテを観ていた。
こうしてひな子の新しい日常が始まったのだった。
「END」
キャスト
桜木ひな子:M・A・O
夏川くいな:富田美憂
柊真雪:小倉唯
萩野千秋:東城日沙子
南条晴人:内山昂輝
ひな子(幼少):栗本有規
鳥太郎`S:高橋伸也
おばさん:天野真実
たい焼き屋さん:中村和正
女性:佐倉薫
今村彩夏
ひな子「劇団を立ち上げるなんて私に出来るのかな?何時までもかかしのままじゃ居られないのも。あの日私もあんな風になりたいってそう思った気持ちを忘れずに!」
次回「ここから始まる」
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オリキャラ紹介。
「
職業・声優
誕生日・8月4日
星座・獅子座
年齢・22歳
血液型・AB型
身長・180Cm
体重・64kg
性格・ツッコミ、マニアック
モデル・山崎大輝
特技・掃除
趣味・ツーリング、観光巡り、映画鑑賞、舞台鑑賞
好きな食べ物・ラーメン、寿司、ニンニク料理
嫌いな食べ物・アボカド
髪型・ショートで茶髪
服装・黒のシャツ、赤いジャケット、青のジーンズ、白のスニーカー
年収・2000万
ひととせ荘の住人で人気声優。
休日の時は清掃仕事をしており、アパートと古本屋と喫茶店をピカピカにしている。
掃除を始めたら止められない程掃除好き。
両親は幼い頃に事故で他界しており、姉と叔父と叔母と従姉と5人暮らしをしていた。
姉は高校在学中にスカウトされて、高校卒業と同時に女優活動をしている。
アニメ好きの叔母と従姉から勧められて声優になった。
叔父の紹介で、去年からひととせ荘に住む事になっている。
因みに叔父は千秋と千秋の両親と親友同士である。
AT普通二輪を持っている。
天才子役の黒柳ルリ子とは、劇場アニメの声優の時に知り合った。
愛車・スカイウェイブ400リミテッド ABS
特撮ファンでもあり、部屋に現在発売中の特撮Blu-ray全部揃ってる。
好きなウルトラマン・ウルトラマンティガ
好きなゴジラ映画・ゴジラVSデストロイア
好きなスーパー戦隊・特捜戦隊デカレンジャー
好きな仮面ライダー・仮面ライダークウガ
好きなSF映画・パシフィック・リム
好きなジブリ映画・天空の城ラピュタ
宝塚ファンでもあり、毎回東京宝塚劇場で宝塚の公演を観に行ってる。
電磁戦隊メガレンジャーの城ヶ崎千里役のたなかえりのファン。
イメージキャスト・内山昂輝