くいな「はぁ〜・・・」
今日のくいなは元気が無い様子。
ひな子「くーちゃん大丈夫?」
くいな「何でこう毎日暑いんでしょう・・・」
ひな子「夏だから?」
くいな「ですよね〜・・・」
するとくいなが立ち上がった。
くいな「そうなんです!夏でこんな暑いと海行きたくなります!ね!ひなちゃん!」
ひな子「えっと・・・私海行った事無いから良く分からなくて・・・実家が山奥にあったから。」
くいな「そうなんですか?海は良いですよ~・・・かき氷に焼きそば、ラーメンにスイカ〜。」
ゆあ「食べ物の事ばっかりじゃない。」
丁度そこに、ゆあが登校した。
ひな子「あ!おはようゆあちゃん!」
ゆあ「おはよ!」
するとくいながゆあをジッと見詰める。
ゆあ「な、何よ・・・?」
くいな「そうだ!週末皆で海行きましょうよ!」
ひな子「え?」
ゆあ「しょ・・・しょうがないわね。そう言う事ならゆあ様も一緒に行ってあげるわ。」
くいな「決まりですね!」
ひな子「え!?ちょっと待って!?海ってサメが襲って来るから危険なんでしょ?」
くいな「パニック映画じゃないんですから大丈夫ですよ~。」
ひな子「そうなの?良かった~・・・なら安心して海行けるよ〜。」
くいな「あ。でもひなちゃんは動物に懐かれやすいですからね~。泳いでたら寄って来たりして。」
ひな子「え?」
泳いでる自分を想像する。しかし周りにサメが泳いでる。そして一気にひな子に襲い掛かってひな子が食われると思いきや、嬉しそうに抱いた。
ひな子「くーちゃん!いざとなったら私を置いて逃げてね!」
くいな「冗談ですよ・・・」
ゆあ「て言うか、サメが怖いならビーチで遊べば良いじゃない。」
ひな子「そっか・・・でも海行くならやっぱり泳ぎたい。あ、その前に私水着持ってないや・・・」
くいな「じゃあ放課後買いに行きましょうよ!」
ゆあ「良いわね!ゆあも新しいの欲しかったし!」
ひな子「新しい水着・・・自分に合った水着選べるかな・・・どう言うのが流行ってるか良く分からないし・・・」
するとその時、誰かが入って来た。
真雪「そう言う事なら私に任せて!」
入って来たのは真雪だった。
真雪「ひなちゃんにぴったりの水着選んであげるわ!」
ひな子「ま、まゆちゃん・・・?2年生の教室上の階だよね・・・?」
真雪「呼ばれた気がしてね。」
ひな子「あ、あははは・・・」
その日の放課後、ひな子達は吉祥寺東急百貨店に訪れた。
ひな子「わ~!凄~い!これが百貨店か~!」
百貨店を見たひな子が、目をキラキラしながら店内を見る。
ひな子「私友達とショッピングなんて初めてだからどきどきする~!」
くいな「私も水着売り場は初めてなので楽しみです!」
???「あれ?皆お揃い?」
ひな子「あ!尋華さん!」
そこに、晴人の姉の尋華がひな子達を見付けた。
尋華「どうしたの?こんな所で。」
くいな「皆で水着を買いに来たんです!週末皆で海へ行こうと。」
尋華「海!良いわね〜!昨日の夜、私と晴人も海行こうって計画してたのよ。」
その後6人は、水着売り場に来た。
ひな子「わぁ〜!いっぱいある〜!あ!見て見て!あの水着可愛い〜!」
くいな「おぉ!本当です!こっちの花柄なんてどうです?」
ひな子「これも可愛い〜!」
くいな「こっちのシックの方もまた良いですね〜!」
ひな子「うん!着てみたい!」
ゆあ「ちょっとあんた達!他のお客さんの迷惑になるでしょ?」
ひな子「ゆあちゃんこれ見てよ!」
ゆあ「どれどれ?うわ~!良いじゃない!」
ひな子「でしょ?」
尋華「ゆあちゃんが手の平返しした。」
ひな子「あ!まゆちゃん!いっぱいあって目移りしちゃうよ〜。」
真雪「そうね。でも安心して?ひなちゃんの水着選びは私が全力でサポートするから!」
ひな子「うん!宜しくね!」
真雪「任せて!」
すると真雪が、黒いオーラを醸し出した。
千秋「頑張ってね・・・ひなちゃん・・・」
尋華「まゆちゃん何か怖い・・・」
早速真雪が選んでくれた水着を試着する。最初は青色の水着。
ひな子「どうかな?まゆちゃん。」
真雪「う〜ん・・・うん!可愛いわ。じゃあ次はこれを着てみて。」
ひな子「うん。試してみるね。」
カーテンを閉める。試着室には大量の水着があった。
ひな子「後、何着試着すれば良いのかな・・・」
ゆあ「じゃーん!どうかしら?」
その頃くいなは、ゆあが試着した黒ワンピースの水着を見てる。
くいな「似合ってますけど意外なチョイスですね。もっと露出の多い物を選ぶと思ってました。」
ゆあ「う!その・・・最近ちょっと太っちゃったからお腹隠したくて・・・本当はビキニを買う予定だったんだけど・・・」
千秋「今のプロポーションで十分痩せてると思う。」
尋華「そうね。ゆあちゃんは痩せてるよ。」
ゆあ「千秋先輩!尋華さん!」
千秋「気にするこ事無い。」
尋華「今のままでも十分素敵よ。」
千秋と尋華に褒められたゆあがキュンとした。
ゆあ「千秋先輩と尋華さんに言われて自信が付いてきました!早速ビキニを試着したいと思います!」
くいな「切り替え早いですね・・・」
その頃ひな子は、大胆な水着を試着している。
ひな子「何か不思議な形だね。」
真雪「ひなちゃんはそう言う水着着るの初めて?」
ひな子「うん。こう言うのとか、私スクール水着しか着た事ないから。」
真雪「そうなの!?じゃあ今日水着買いに来て大正解だったわね。流石に海で高校生がスクール水着って言うのは・・・」
くいな「私スクール水着で行くつもりです。」
真雪「え?そうなの?」
くいな「はい。小学校の時の物がまだ着れるので買う必要はないかと。」
千秋「はっ!成る程、その手が・・・まゆちゃん!私、去年の水着があるから、それで・・・」
真雪「ダメ!あきちゃんは新しいの買うの!ねぇ絶対だから!ダメダメダメー!」
尋華「まゆちゃん可愛い〜。」
そして千秋は、白の水着を試着する。
千秋「どうかな?」
ひな子「大家さんの水着姿、落ち着いた感じで素敵ですね〜。」
尋華「凄くスタイル良いわ〜!」
ゆあ「大人の魅力です〜!」
真雪「あきちゃんはシンプルなのが好きだもんね。」
千秋「これだったら家の中でも着れるかなって。後お風呂掃除の時とか。」
ひな子「普段使いするんですか!?」
千秋「水着って年に数回しか着ないから勿体無いし。」
ひな子「倹約家と言うかリアリストと言うか・・・」
くいな「それに、掃除なら晴人さんがやってくれてますよ?」
その後真雪と尋華は、自分の水着を選ぼうとしてる。
真雪「さてと!皆の水着選びも終わったし、私も自分の水着決めなきゃ。」
尋華「どんなのが良いかな〜?」
女性店員「まぁ!可愛いお嬢さんね!何をお探しですか?」
真雪「えっと、その・・・」
尋華「まゆちゃん大丈夫?」
女性店員「お人形さんみたい!きっとどんな水着でも似合うわ!」
真雪「そんな・・・」
尋華「この子に似合う水着はありますか?」
女性店員「そうね・・・お嬢さんならあちらなんかどうかしら?」
真雪「え?」
尋華「あれって・・・」
子供の水着売り場を見た。真雪は固まった。
女性店員「どうです?」
真雪「お母さん呼んで来ます・・・」
尋華「まゆちゃん待って?」
女性店員「お待ちしています。」
水着売り場から出た2人。真雪は泣いてた。
真雪「こ、子供じゃないもん・・・」
すると尋華が、泣いてる真雪を優しく抱いた。
真雪「も〜!尋華さんも子供扱いしないで下さいよ〜!」
尋華「ごめんね。泣いてるまゆちゃん見たらつい・・・」
すると真雪が、大人の水着を見る。
真雪「よし!こうなったらうんと大人っぽい水着でアピールよ!」
尋華「大丈夫かな?」
早速試着したのは、マイクロビキニだった。
真雪「で選んでみたけどこう言うのはやっぱりちょっと・・・」
尋華「真雪ちゃんどう?」
そこに尋華が、真雪の水着を見る。
真雪「ちょっと・・・」
尋華「う〜ん・・・これはちょっと・・・」
真雪「だよね・・・あのすみません。ちょっと代わりのを・・・あ!」
店員を呼ぼうとしたが、ひな子達に見られてしまった。
尋華「あ、ひな子ちゃん達に見られちゃった。」
ひな子「ダメダメまゆちゃん!お腹冷えちゃうよ~!」
くいな「まゆちゃんにはそう言う水着まだ早いと思いますよ?」
真雪「もう!子供扱いしないで~!」
その後ひな子達は、選んだ水着を購入した。
女性店員「ありがとうございましたー!」
真雪「はぁ・・・結局ワンピースにしちゃった。子供っぽく見えないかしら・・・」
ゆあ(まゆ先輩が悩んでる・・・もしかして!)
悩んでる真雪に話し掛ける。
ゆあ「まゆ先輩?」
真雪「ん?あ、ごめんね。待たせちゃって。」
ゆあ「あの・・・もしかしてまゆ先輩、その・・・小さい事気にしてるんですか?」
真雪「え?小さい?」
ゆあ「実はゆあもコンプレックスで・・・」
真雪「(ゆあちゃんも身長の事気にしてたんだ。)ゆあちゃんは気にするほど小さくないと思うわ。寧ろ標準くらいじゃないかしら。」
ゆあ「本当ですか!?でもゆあAカップなんですけど・・・」
真雪「え?」
ゆあが気にしてたのは、身長ではなく胸だった。
真雪(そ、そっちか・・・)
その後ひな子は、水着を買って嬉しそうに喜んだ。
ひな子「早く海行きたいな~。素敵な水着も買ったし泳ぐの楽しみだよ〜!」
くいな「シャーク!ひなちゃん食べちゃうぞ~!」
サメのパペットでひな子を驚かす。
くいな「な〜んて。」
ひな子「や・・・やっぱり海怖いかも・・・」
怖くなったひな子は、真雪に抱き付いてる。
くいな「じょ・・・冗談ですってば~!」
その日の夜のひととせ荘。ひな子が部屋で、嬉しそうに笑ってる。
ひな子「海楽しみだな~・・・はっ!そうだ、初めての海だし念の為・・・」
その頃1階の喫茶店には、くいな達が居た。すると何かの音が聞こえた。
くいな「ん?」
晴人「何だこの音?」
真雪「ひなちゃん、何してるのかしら?」
千秋「さぁ?」
尋華「ネズミが居たのかな?」
晴人「いやそれは無いと思うが。」
ひな子の部屋を覗くと、ひな子がベッドの上でバタ足をしていた。
真雪「泳ぎの練習・・・?」
晴人「海で泳ぐ為の練習かな?」
すると泳ぐのを止めた。
千秋「止まった?」
尋華「どうしたんだろう?」
ひな子「助けて下さ〜〜〜い!!」
突然叫び声を上げた。
千秋「溺れた時の練習みたいだね・・・」
真雪「あはは・・・」
晴人「そっちかい・・・」
するとサメのヒレが現れて、溺れの練習をしてるひな子の横を通り過ぎた。
ひな子「え・・・?」
そしてサメがひな子の横に止まって、一気に顔を出した。
くいな「シャーー!!」
ひな子「きゃーーー!!た、助けてーー!!!」
くいな「シャーク!!」
晴人「可愛いジョーズだな・・・」
尋華「くーちゃんが荒海の王者になったわね。」
晴人「ジュウオウジャーじゃないから。柳美希さんが見たらどんな反応するのだろうか。」
今回のアイキャッチ「人魚姫」。
そして週末の朝。ひな子達が海に来た。全員水着に着替えてる。晴人は海パンを履いてる。
ひな子「こ・・・これが海~!」
尋華「海来たー!」
晴人「満開の空に強い日差し、最高だな!」
くいな「海ですよひなちゃん!海!海ー!」
ゆあ「早く泳ぎましょ!」
真雪「その前にちゃんと準備体操してからね。」
晴人「泳ぐ前の基本だぞ。」
ひな子・くいな・ゆあ「はぁーい!」
ビーチで準備体操する。
ひな子「よし!準備体操終わりっと。」
千秋「ひなちゃん。」
ひな子「え?」
千秋「ひなちゃんは泳げるの?」
ひな子「はい。あんまり上手くないですけど・・・大家さんは得意ですか?」
ゆあ「千秋先輩はスポーツ万能なのよ!得意に決まってるでしょ!」
千秋「普通だよ?」
ゆあ「でも去年水泳部の大会に助っ人で出場して優勝したんですよね?」
ひな子「え!?凄い!」
晴人「千秋ちゃん凄えな・・・」
千秋「ゆあちゃん良く知ってるね。」
ゆあ「あ・・・水泳部の部室の前に写真が飾ってあったのをたまたま見掛けて・・・」
晴人「それとゆあちゃん。」
ゆあ「はい?」
晴人「何で浮き輪持ってるの?」
何故かゆあが浮き輪を持っている。
ひな子「まさかゆあちゃん・・・」
ゆあ「ち・・・違うわよ!普通に泳げるんだけどもし沖に流されちゃったら足着かないでしょ!」
尋華(ゆあちゃん可愛い〜。)
ひな子「そう言うを泳げないって言うんじゃ・・・」
ゆあ「と、兎に角!早く泳ぐわよ!」
ひな子「そ、そうだね!」
そしてひな子達は海で遊ぶ。ひな子は泳ぐ。
ひな子「気持ち良い〜♪」
そしてくいなはゆあに泳ぎ方を教える。
くいな「その調子その調子。上手いですよ〜。」
そして晴人と尋華は競泳してる。
晴人「よっしゃ勝った!」
尋華「あ〜ん負けちゃった〜。」
そして真雪と千秋は水掛けっこをしている。
真雪「わーい!」
千秋「それ!」
真雪「うわ!」
大量に掛けられた真雪が、顔を下に向けた。千秋が真雪を慰める。
千秋「ご、ごめん・・・」
その後ビーチバレーをする。
ひな子「とお!」
晴人「よっと!」
くいな「ほっ!」
ゆあ「任せて!」
強いスパイクを放つ。
ひな子「はい!きゃあ!」
トスしようとしたが、ボールが顔面に当たってしまった。
その後少し休憩する。
真雪「喉乾いちゃったわね。私ジュース買って来るわ。」
くいな「迷子にならないで下さいね〜。」
真雪「もう!大丈夫よ!」
怒りながらジュース買いに行った。
真雪「もう、くーちゃんったらすぐ私の事子供扱いして・・・身長は1番低いけど、くーちゃんより1つお姉さんなんだから。もっと頼りにしてくれて良いのに・・・あれ?ここ、何処かしら?」
ジュース買いに行ったと思いきや、何時の間にか海岸に着いてしまって迷子になってしまった。
真雪「どうしよう・・・どうにかして、あきちゃんと連絡取らないと・・・でも携帯置いて来ちゃったし・・・」
すると歩いてる途中、岩の上で海を眺めてる謎の少女を発見した。
真雪「あら?あんな小さな女の子が一人で?迷子かしら?でも、雰囲気が只者ではない感じ・・・」
その少女がサングラスを外した。その少女の正体は。
真雪「って黒柳先生!?」
何と黒柳ルリ子だった。
ルリ子「あら、御機嫌よう。」
真雪「えっと、先生どうしてここに居るんですか・・・?」
ルリ子「近くでドラマの撮影をしておりますのよ。今は丁度待ち時間でして散歩を。ん?もしかしてあなたもドラマに出演を?」
真雪「い・・・いえ!」
ルリ子「そう・・・てっきり芸能界に入られたのかと。私、あなたのように可憐で見目美しい方が芸能界を目指さないなんて非常に勿体無い事だと常々思っておりますのよ。そうですわ。ここで出会えたのも何かの縁。どうです?この機会に芸能の世界へ。」
真雪「結構です!」
スカウトを拒否した。
ルリ子「そうですか。残念ですわ。所で今日は何時もの皆さんはいらっしゃらないの?」
真雪「それが・・・一緒に来てるんですけど見失っちゃって・・・」
ルリ子「もしかしてあなた・・・迷子かしら?」
真雪「ち・・・違うもん!」
ルリ子「では、千秋さんに連絡しなくても良さそうですね。」
真雪「それは困ります〜・・・」
その頃ひな子達は、海の家で昼食を食べてる。
くいな「まゆちゃん遅いですね。」
ひな子「うん・・・」
千秋「もしかして迷子かな・・・?」
ひな子「ええ!?」
晴人「マジかよ・・・」
千秋「携帯に掛けてみる。」
スマホを取り出して、真雪に連絡する。
その頃真雪とルリ子。ルリ子が千秋に電話しようとしたが繋がらない。
ルリ子「話し中ですわ。」
真雪「え!?」
ルリ子「取り敢えずどちらの方角からいらしたのかしら?」
真雪「えと・・・多分あっちだったような。」
ルリ子「では行きましょう。」
真雪「は、はい!」
その頃千秋は、何度も真雪に掛けようとしたが。
千秋「ダメだ・・・まゆちゃん全然出ない。」
くいな「迷子の呼び出ししてもらいますか?」
尋華「いやそれをやっちゃうと・・・」
ゆあ「まゆ先輩の場合、恥ずかしがって出て来ないかもよ?」
くいな「そうですね・・・」
晴人「ん?千秋ちゃん、真雪ちゃんのカバン見て。」
千秋「下?」
真雪のカバンを見ると、真雪のスマホを発見した。
千秋「あ・・・まゆちゃん携帯置いてっちゃってる。」
ひな子「え!?」
くいな「どどどどどうしましょう!!連絡の仕様が無いですよ!!」
尋華「まゆちゃんがー!」
ゆあ「これは本格的に迷子ね・・・」
ひな子「私探して来るよ!」
晴人「まってひな子ちゃん!俺も!」
ひな子と晴人が真雪を探しに向かった。
千秋「ひなちゃん!!」
尋華「晴人!!」
千秋「ひなちゃん・・・携帯・・・」
尋華「晴人、携帯置いて行っちゃった・・・!」
全員「あ。」
くいな「迷子・・・二の舞の予感・・・」
真雪を探しに行ったひな子と晴人が真雪の名前を叫ぶ。
ひな子「まゆちゃーーん!!何処ーーー!?まゆちゃーーーん!!」
晴人「真雪ちゃーーん!!返事しろーーー!!」
ひな子「これだけ探しても居ないなんて・・・」
晴人「何処へ行ったんだ?」
ひな子「もしかして偶然居合わせた芸能関係者にスカウトされてドラマの撮影現場に連れて行かれちゃったり!?」
晴人「あ、それありえるかも知れない。」
女性2人「すみませーん!」
ひな子「ん?」
晴人「はい?」
女性A「写真撮って貰っても良いですか?」
ひな子「え!?」
晴人「あ。え、ええ良いですよ。」
女性のスマホを持って、2人を撮影する。
晴人「撮れましたよ。」
女性2人「ありがとうございました!」
晴人「ひな子ちゃん大丈・・・夫?」
ひな子を見ると、ひな子がかかしになってた。頭にカモが乗って、周りにカニとヤドカリが囲んだ。
晴人(かかしになっちゃった・・・)
女性A「何か集まって来た!」
女性B「凄ーい!」
その頃真雪とルリ子は、まだ岩場を歩いてる。
真雪「あら?」
その途中、カモの大群を発見した。
真雪「魚?でもここ浜辺だし。」
再び歩く。カモの下には、ひな子がまだかかしになってる。近くに居た人達がひな子を撮ってる。
真雪「ひなちゃん!晴人さん!先生見て下さい!ひなちゃんと晴人さんですよ!これで皆と合流出来ます!」
ルリ子「良かったですわね。」
真雪「はい!」
その頃ひな子はまだかかしになってた。
ひな子「はうぅ・・・」
晴人「どうすんだこの状況・・・」
真雪「ひなちゃーーん!!晴人さーーん!!」
ひな子「え?」
晴人「この声?」
横を見ると、真雪がこっちに向かって走って来た。
晴人「真雪ちゃん!!」
ひな子「まゆちゃ〜〜ん!!」
真雪を見て、泣きながら抱き付いた。
ひな子「会えて良かった〜〜!凄く心細かったよ〜〜!」
真雪「え・・・え!?」
ルリ子「どちらが迷子か分かりませんね。」
晴人「微笑ましいな〜。」
ルリ子「晴人さん、また会いましたね。」
晴人「ルリ子ちゃん、また会っちゃったね。」
その頃くいな達は、ひな子達が戻って来るのを待っていた。
くいな「まゆちゃんもひなちゃんも晴人さんも戻って来ませんね。」
ゆあ「うん・・・」
尋華「でも晴人も一緒だから大丈夫よ。」
くいな「そうだと良いんですが・・・」
ひな子「皆ーーーー!!」
丁度そこに、ひな子達が戻って来た。
くいな「ひなちゃん!」
尋華「晴人!」
ゆあ「まゆ先輩も一緒だわ!」
ルリ子が千秋に理由を話した。
千秋「そうでしたか。散歩の途中でまゆちゃんと。」
ルリ子「ええ。」
尋華「こら晴人!戻って来ないからお姉ちゃん心配したんだよ?」
晴人「悪い悪い。」
くいな「本当良かったです!携帯忘れてたから心配したんですよ?」
ひな子・真雪「あははは・・・」
ゆあ「でもよく迷わないで戻って来れたわね。」
ひな子「うん!蟹さんに道案内して貰ったの。山の動物も良いけど海の動物も可愛いね!そうそう。私途中で人に声掛けられてかかしになっちゃって晴人さんが戸惑ってたんだけど、そこに丁度通り掛かったまゆちゃんが助けてくれたんだよ?」
ゆあ「え!?まゆ先輩、迷子じゃなかったんですか!?」
くいな「ひなちゃんのピンチに駆け付けるなんて格好良いです!」
真雪「え、えっと・・・」
くいな「まゆちゃんは頼れるお姉さんですね!」
真雪「お姉さん!?」
お姉さんと言われた真雪が目をキラキラさせた。
真雪「そ、そんな事無いわよ〜?」
くいな「いえいえ!そんな事あります!」
真雪「そうかしら〜?」
尋華「やっぱりまゆちゃん可愛いね〜。」
晴人「姉ちゃんロリコンになったの?」
ルリ子「本当は迷子になっていたと言うのは黙っていてあげましょう。」
その後ルリ子は撮影に戻って行った。
そして時間があっと言う間に過ぎて夕方になった。ひな子が海の夕焼けを眺める。
ひな子(水平線が綺麗・・・潮風も気持ち良い。皆と遊ぶのも楽しかったし・・・)
くいな「ひなちゃん!初めての海はどうでしたか!?」
ひな子「とっても楽しかった!いっそこのまま住んじゃいたいくらいだよ!ん?あれ?」
下を見ると、狸と熊の子供がひな子の足にしがみ付いてる。
ひな子「もしかして山の動物さん達?じょ・・・冗談だよ~。大丈夫だよ。皆の事も大好きだからね。」
くいな「い・・・一体何処から・・・」
千秋「お~い!皆で写真撮ろ~!」
ひな子「あ!は〜い!」
デジカメを立てて、カメラタイマーを押す。
真雪「あきちゃーん!早く早く!」
千秋が入ったと同時にシャッターが切られた。良い写真が撮れた。
その後電車に乗って帰る。ひな子の横に、疲れて眠ってるゆあの頭が右肩に当たった。
ひな子「ゆあちゃん?」
今度は左肩に疲れて眠ってるくいなの頭が当たった。真雪と千秋は疲れて眠ってる。尋華も疲れて眠ってるが、晴人はまだ起きてる。
ひな子「皆寝ちゃってますね。」
晴人「そうだな。」
ひな子「何か私も眠くなってきちゃった・・・来年もまた皆で来られたら良いな・・・海・・・」
こうしてひな子達は、楽しい海を満喫したのだった。
晴人「また行きてえな海。」
「END」
キャスト
桜木ひな子:M・A・O
夏川くいな:富田美憂
柊真雪:小倉唯
萩野千秋:東城日沙子
中島ゆあ:高野麻里佳
黒柳ルリ子:吉田有里
南条晴人:内山昂輝
南条尋華:楠田亜衣奈
女性店員:佐倉薫
女性:遠藤ゆりか
影山灯
晴人「久々の海楽しかったな〜。けど遊んでばかりじゃダメだったな。声優の仕事やひととせ荘の掃除、そして演劇の勉強も頑張らなきゃな。」
次回「がんばりすぎて」