バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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サツキの絶望

医者[<PTSD>、<心的外傷後ストレス障害>、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。サツキさんの場合、バディファイトで何か恐ろしい体験をしたのでしょう。何があったかは本人に聞かねば分かりませんが…]

 

絵里[そんな…、サツキはバディファイトが大好きで、職業でもバディファイトを活かしているんですよ!もうサツキはバディファイトが出来ないんですか⁉︎な、何か、治る方法は無いんですか⁉︎]

 

医者[こればっかりは我々でも無理です…。この病の原因はサツキさんの心の問題なんです。サツキさんがバディファイトに対する恐怖を無くさない限り、それ以外の治療法はないかと…]

 

絵里[そんな…、この事を本人に話しても?]

 

医者[はい、自身の事を知らなければ克服は難しいかと。しっかりお話してください]

 

絵里[はい…]

 

 

絵里は病室に戻り医師から聞いた事を全てサツキに明かした…

 

 

サツキ[そうか…、そんな状態だったんだな…俺…、じゃあもう、俺はバディファイトが出来ないんだ…]

 

絵里[そんな事…!恐怖を克服すれば、バディファイトなんてまた出来るわよ…、私も協力…!]

 

サツキ[ごめん絵里ちゃん、今日は1人にしてくれ…]

 

絵里[え?サツキ…どうして…]

 

サツキ[うるさいんだよ!!いいからさっさと出て行ってくれ!!]

 

絵里 ビクッ

 

絵里[…分かったわ…]ガラララ

 

サツキ[あ…!ごめん、絵里ちゃ…]

 

バタン タッタッタッ

 

サツキ[く…!最低だ…俺…]

 

 

絵里は泣きながら…家に帰る…

 

 

盛谷家

 

玄関 ガチャ…バタン…

 

希[絵里ちおかえり…]

 

バタン

 

絵里の部屋

 

絵里[うぅ…グスツ…うぅ…グスツ…]

 

 

希[絵里ち…?]

 

 

しばらくして、盛谷家 食卓

 

絵里[ごめんなさい…希…]

 

希[ええよ…]

 

絵里[………]

 

希[サツキ君と喧嘩したん…?]

 

絵里[…喧嘩…なのかしら…?]

 

希[何があったか、話してくれる?]

 

絵里[ええ…]

 

 

絵里は病院での出来事を希に話す…

 

 

希[そっか…<PTSD>な〜、ウチも聞いた事はあるけど…ほんとにあるんやな…]

 

絵里[私、どうしたらいいのかしら…、多分サツキに対して、無責任な事、言っちゃったのかもしれないわ…]

 

希[そやな…、恐怖なんて簡単に拭えるものやない…、そしてそれが、身体や記憶に刻まれているなら、尚更やな…]

 

絵里[そうよね…]

 

希[絵里ちはどうしたい?サツキ君にどうしてほしいん?]

 

絵里[私は、ファイトしたい、サツキとまたファイトしたい…]

 

希[うん…]

 

絵里[いつも通りファイトを楽しむ、サツキが見たい…!]

 

希[なら、やる事は1つやない?]

 

絵里[え?]

 

希[サツキ君とまたファイトするんや、それに、バディファイトでついた傷を治すにはバディファイトが一番だと思うよ!毒を持って毒を制す!やな]

 

絵里[そうね…、分かったわ!私、諦めない!絶対にまた、サツキの笑顔を取り戻して見せるわ!サツキの運命は私が変える!]

 

希[そのいきや!]

 

 

 

 

町のとある路地

 

男[ヒック…ったくよ〜!あのバカ上司…、威張るだけで何にも仕事をしねえしよ…、挙句のはて、給料が払えねえから俺に辞めろだ〜!ふざけんじゃねーよ!まったくよ〜!バカ上司が!お先真っ暗だよ…]

 

???[何か絶望しているようだね?]

 

男[あ?誰だおめぇ!]

 

???[私の名はクリムゾン、君の神となる者だ…]

 

男[クリムゾン…?ふざけた名前しやがって…、バカにしてんのか⁉︎]

 

クリムゾン[ずいぶん酔いが廻ってるようだね、どれ覚ましてやろう]

 

 

クリムゾンが男に触れた瞬間、男の意識がハッキリして足取りが軽くなる…

 

 

男[な、何だ…、何をした⁉︎]

 

クリムゾン[何、酔いを覚ましただけだ、どうかな?]

 

男[え?あ、ありがとうございます…?]

 

クリムゾン[さっそく本題だ、君は、君をクビにしたバカ上司に復讐したいだろう?私なら君にその力を与えられるのだが?]

 

男[出来るのか?そんな事…本当に…]

 

クリムゾン[ああ可能だ。私なら君にその力を与えることができる。]

 

男[俺には、家族がいるんだ…、2歳の娘と…妻が…、俺はそんな優秀な男じゃない、何も考えない力仕事しか出来ないんだ…、それを分かってて、許さねー、あのバカ上司…]

 

クリムゾン[そうか…、ならばお前に力を与えよう、この絶対的なフラッグカードを…]

 

男[何だ…、見た事のない、感じた事のない力は…!これが俺だけの力!]

 

クリムゾン[違う、そのカードはいずれ訪れる新たな世界に生きる選ばれし新人類のみが使えるフラッグだ…]

 

男[なら俺は選ばれたんだろ?新人類とやらに…]

 

クリムゾン[ああ、だが先に私の望みを叶えて貰うぞ…?]

 

 

ーーー

 

 

 

絵里はサツキの<PTSD>の事を局長やエース君達、Aqoursの皆に説明した…そして…

 

 

サツキ退院の日…、絵里の計画が動き出す…

 

 

 




動き出す、二つの計画
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