バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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今回のお話しは短めです。
すみません………



レヴェルの訪問

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

突如現れた謎のファイター「レヴェル」を千歌がファイトで退けた2日後の放課後、曜の帰り道と、梨子の家にレヴェルと同じ、謎のファイターが現れた。そして曜は、なんとか謎のファイター アラトを、梨子は レミーアを撃退した。

 

ーーー

ーーー

 

曜と梨子がファイトしていた同時刻、千歌の実家の旅館「十千万」に1人の女性が訪ねて来た。

 

 

志満「千歌ちゃ〜〜ん!お客様をお通しして。」

 

千歌「は〜〜い!………お待たせしました。お部屋にお通し………って………あなたは、レヴェルさん!」

 

レヴェル「2日ぶりです。千歌さん。」

 

千歌「ま、また私を連れて行こうと………?」

 

レヴェル「いいえ、今回はただの宿泊客として訪ねたまでです。そんなに身構えないでください。」

 

千歌「………………」

 

志満「千歌ちゃん?早くお客様をお通ししなさい。」

 

 

志満が影のある笑みで千歌に圧をかける。

 

 

千歌「は、はい………。こちらへどうぞ。」

 

ーーー

ーーー

 

宿泊部屋

 

 

レヴェル「あら、いいお部屋ですね。」

 

千歌「あ、ありがとうございます。お疲れでしたら先にお風呂をどうぞ。」

 

レヴェル「はい。」

 

千歌「それとお食事の時間は………」

 

 

千歌は旅館のマニュアルどおりに接客する。そしてレヴェルの部屋を後にした。

 

 

それからしばらくして、千歌は曜と梨子を連れてレヴェルの部屋を訪ねた。

 

 

千歌「失礼します。レヴェルさん。」

 

レヴェル「千歌さん、曜さんと梨子さんも………どうかいたしましたか?」

 

千歌「あの……、どうして私達を狙うんですか?」

 

レヴェル「………」

 

曜「さっき私、アラトって男の人とファイトしました。」

 

梨子「私はレミーアって女の子とファイトしましたよ。」

 

レヴェル「あの2人………、余計なことを………。」

 

千歌「2人共勝ちましたけど。この2人ってレヴェルさんの仲間なんじゃないんですか?」

 

レヴェル「………はい。」

 

梨子「私達を連れて行く理由ってもしかして………ドラゴンフォースなんですか?」

 

レヴェル「っ! 気づいていましたか。そうですね、一番の目的はたしかにドラゴンフォースです。ですが、それを扱えるのはあなた方3人のみ………だから連れて行こうとした。」

 

千歌「どうして、ドラゴンフォースを………?目的は何ですか?」

 

レヴェル「勘違いしないでください千歌さん。あくまで私達はあなた方3人を教団長様の所に連れて行くことが目的です。」

 

千歌「教団長様?」

 

レヴェル「この話は口止めされていないので話します。私達は教団長様を中心に『御霊の使徒』と呼ばれる組織を組んでいます。」

 

梨子「『御霊の使徒』?」

 

レヴェル「はい。組織の活動については、教団長様から口止めされているので話せませんが。」

 

曜「怪しい………」

 

レヴェル「怪しいですね。」

 

梨子「自分から認めちゃうんだ………」

 

曜「私達を連れて行こうとするのは、その教団長様に言われて……ですか?」

 

レヴェル「はい。」

 

梨子「教団長さんは私達のドラゴンフォースで何をしようとしてるんですか?」

 

レヴェル「それは言えません。教団長様に口止めされていますから」

 

曜「話しにならないね。」

 

千歌「もし……、もし私達がレヴェルさん達について行けば、その教団長さん本人と話しはできますか?」

 

梨子/曜「千歌ちゃん⁉︎」

 

レヴェル「………」

 

千歌「どうなんですか、レヴェルさん?」

 

レヴェル「可能です。」

 

梨子「ちょっと千歌ちゃん!何言ってるの⁉︎」

 

曜「私達、この人達に狙われてるんだよ?」

 

千歌「でも、私達が着いて行かない限り、レヴェルさん達は私達を連れて行く為に何度でもファイトを挑んでくるはずだよ。」

 

梨子「それは………、そうかもしれないけど………」

 

千歌「それに、連れて行かれる理由も分からないままじゃ納得できないし、何度ファイトしても切りがない………、だったら、レヴェルさん達について行って、その教団長って人に直接話しを聞いた方が良いって、私は思うんだ。」

 

 

千歌の眼はすでに決意を表していた。曜と梨子は、そんな千歌の眼をまっすぐ見ている。

 

 

曜「………………」

 

梨子「………………」

 

レヴェル「千歌さんの判断は懸命です。私達も理由を口止めされている以上、あなた達の目と耳で確かめていただいた方が良いと思います。」

 

千歌「2人はどうする?」

 

梨子「そんなの………決まってるじゃない!」

 

曜「千歌ちゃん1人を危険な所には連れて行けない、私達も一緒に行くよ!」

 

レヴェル「決まりですね。では明日あなた方を教団へご案内します。明日の集合場所を指定しておきますね。」

 

ーーー

ーーー

 

千歌の部屋………

 

 

曜と梨子は千歌の部屋で、千歌と話しをしていた。

 

 

曜「………」

 

梨子「………」

 

千歌「えっと……ごめんね。 2人共、また勝手に決めちゃって………」

 

梨子「ほんとよ。」

 

曜「千歌ちゃんらしいって言えば、千歌ちゃんらしいけどね」

 

梨子「まぁ、千歌ちゃんの思ってる事も分からなくはないけど……、もし私達が行かないって言ったら千歌ちゃん、ほんとに1人で行きかねないもの」

 

千歌「ほんとにごめんね。」

 

曜「でも、千歌ちゃんが思い切ってくれたおかげで、私達がどうして狙われるのか分かるんだよね。なら、結果オーライじゃない?」

 

梨子「結局は、レヴェルさんの目的どおりについて行く事になっちゃったけどね。」

 

 

それから、梨子は家に帰り、曜は志満に軽トラで家まで送ってもらった。

 

ーーー

ーーー

 

翌日の放課後、千歌達はレヴェルに指定された場所に向かう。

指定された場所は小さい林道だった。

 

 

レヴェル「皆さん、来ましたね。」

 

千歌「お待たせしました。」

 

レヴェル「いえ、では3人共、行きましょう。」

 

 

千歌達は林道を歩く。

 

 

梨子「沼津にこんな所もあるのね〜」

 

曜「私達もこんな山の中は始めてだよね」

 

千歌「うん。レヴェルさん、この道の先に何があるんですか?」

 

レヴェル「私達の教団が所有する教会があります。そこに教団長様はいらっしゃいます。」

 

 

林道を約20分くらい歩いた先に(さび)れた教会が建っていた。

 

 

梨子「こんな山の中に教会があったなんて………」

 

曜「私も始めて知ったよ………」

 

千歌「………」

 

レヴェル「入りましょう。」

 

 

レヴェルは教会の扉を開け、3人を教会内に通す。教会内には、真ん中の道を開けるように左右にいくつかの座席があり、教会の所々にステンドグラスが貼られている。

 

そして教会の奥の聖台に1人の男が立っていた。

 

 

教団長「戻ったね、レヴェル。」

 

レヴェル「はい。教団長様、ご命令どおり高海千歌さんと桜内梨子さんと渡辺 曜さんを連れて参りました。」

 

 

レヴェルが教団長と呼ぶ男は、灰色の長い髪を後ろで結っており、見た目年齢は40歳前後くらいで司祭を思わせるような格好をしている。

 

そしてその傍らには、黒金の巨大なドラゴンが鎮座していた。

 

 

千歌「この人が、教団長さん………?」

 

教団長「ご苦労様レヴェル。そして初めまして、ドラゴンフォースに選ばれし少女達よ。私の名はアダフ。この教団〈御霊の使徒〉の教団長を務めています。」




今回も感想を是非‼︎

今回のお話しは短くてすみません。

ーーー次回予告ーーー

千歌達は〈御霊の使徒〉の教団長、アダフに自分達を狙う理由を問いただす。だがアダフから返された答えは衝撃的な理由だった。そして千歌、曜、梨子はこれから起こる災厄を知らされる。

次回『フェルドラグの予知』
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