バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』
ついに、ヒビキ・天音と、魔星六強衆の1人ラクシャードのファイトにケリがついた。
ラクシャードは天音を心かよう真のバディにしようと、ヒビキは天音を奪われない為に激しくぶつかり合い、死闘の末、天音とヒビキの勝利に終わった。
消え行くラクシャードの心の内にあったのは、天音への"恋"の感情だった事を知り、ラクシャードの内にあった切ない痛みや悲壮感、心の内にあったつっかえが取れて、満足したように消えていった。
そして天音もまた、流への"恋"の気持ちを改めて強く感じていた。
ーーーーーー
沼津の海上の空に魔法陣に玉座を置き、座している俠兵と背後に浮かんでいるガノンは、あちらこちらで行われているファイトの様子を見ていた。
ガノン『どうやらクリッシュとラクシャードは敗北したようだな。』
俠兵「そうか………。流は?」
ガノン『こちらに向かっている。 しばらくすれば我々の前に現れるだろう。』
俠兵「そうか。」
俠兵はもうしばらく訪れるだろう流とのファイトを楽しみに、自分のデッキを眺めていた。
ーーーーーー
千歌と流はラクシャードを天音に任せて俠兵とガノンの下に向かっていた。 流はモンスターの姿になったスメラギノミコトの背に乗り、千歌はドラゴンフォースを解放して移動していた。
流「天音、大丈夫かな………」
千歌「流君?」
流「できれば天音には、こんな戦いに巻き込みたくなかったんだけど………。」
千歌「流君は本当に天音ちゃんが好きなんだね!」
千歌の突然の言葉に流は顔を赤らめて少し焦る。
流「な………! ちょ、直球で言うなよ………恥ずかしいだろ?」
千歌「あーーー!図星だ! 流君分かりやすいね〜〜」
流「か、からかうなよ。 こんな状況で」
千歌「こんな状況だからだよ。」
流「え?」
千歌「天音ちゃんが心配なのも分かるけど、私達はただみんなの頑張りを無駄にしない為にも進まないと! 今私達は俠兵君やガノンを止めなきゃいけない。」
流「千歌………」
千歌は今のからかいが嘘だったかのように真面目に、でも笑って流の不安を取っ払う。
流「そうだね。 みんなは僕達を任せて先に行かせてくれた………。僕達も、みんなを信じないとな。」
千歌「うん!」
流「ありがとう。千歌」
スメラギ『ワン!!』
スメラギは一吠えして急停止する。
流「スメラギ? どうした?」
スメラギ『ワン!ワン!』
流「『前を見ろ』って?」
スメラギの言う通り前を見ると、青い長髪で目つきが鋭い細身の若い男が1人、こちらに歩いて迫って来ていた。
鋭い目つきから感じる威圧感だけで、この"男は一般人ではない"と、流と千歌は確信する。
近づいて来た男は2人と一定の距離で止まり、口を開く。
「俺の名は、
突然現れた石鮫いしざめを前に、千歌は流の一歩前に出る。
千歌「流君は先に行って、この人は私が相手するよ。」
流「千歌………」
千歌「行って!」
流「………分かった。スメラギ!」
スメラギ『ワフッ!』
流の呼びかけにスメラギはジャンプし、石鮫を飛び越えて先に走って行った。
千歌「追わないんですか?」
石鮫「追う必要はない。 さっきの少年が星野 流だろ? 彼はガノン様と俠兵様の相手らしいからな。 俺は元から君をファイトに指名しようと思っていた。」
千歌「私を?」
石鮫「もはや言葉を交わす事などない。 さあバディファイトだ。」
石鮫はデッキケースを構える。
千歌「私は高海 千歌。 そのファイトを受けるよ!」
千歌「全てを照らす光、眩き無限の烈光!輝きのルミナイズ!〈光輝なる超太陽〉」
石鮫「燃え上がれ漆黒の炎、吹き荒れよ深黒の風! ルミナイズ〈集え、黒戦騎団!〉」
オープンTHEフラッグ
千歌「ドラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
石鮫「ダークネスドラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
石鮫「俺のターンからだ。ドロー、チャージ&ドロー」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
石鮫「ライトに〈黒戦騎団 アンギャツ〉をコール」
◼️手札7→6/ゲージ3→2
黒戦騎団 アンギャツ
ダークネスドラゴンW
黒竜/黒騎士
サイズ2/攻4000/防2000/打撃1
◼️このカードが攻撃した時、君の場に他のカード名に「黒戦騎団」を含むカードが2枚以上あるなら、このカードの攻撃力+2000、打撃力+1!
◼️このカードが破壊された時、相手にダメージ1!
【移動】
石鮫「レフトに〈黒戦騎団 ガヤル〉をコール」
◼️手札6→5
黒戦騎団 ガヤル
ダークネスドラゴンW
黒竜/黒騎士
サイズ1/攻4000/防2000/打撃1
◼️このカードが登場した時、君の手札を1枚ドロップに置く。置いたら、君のデッキの上からカードを1枚ゲージに置く。
◼️このカードが破壊された時、君のドロップにあるサイズ1以下のカード名に「黒戦騎団」を含むモンスター1枚を【コールコスト】を払わずコールできる。
石鮫「ガヤルの登場時、手札を1枚捨て、1チャージだ。」
◼️手札5→4/ゲージ3→4
石鮫「さらにゲージ2払い、〈黒戦竜刀 タツマサ〉を装備。」
◼️手札4→3/ゲージ4→2
黒戦竜刀 タツマサ
ダークネスドラゴンW
黒竜/刀
アイテム:攻5000/打撃2
◼️【装備コスト】ゲージ2払う。
◼️このカードは、カード名に「黒戦騎団」を含むカードとして扱う。
◼️君の場にカード名に「黒戦騎団」を含むカードが2枚以上あるなら、このカードは【2回攻撃】と【貫通】を得る。
◼️君の場のカード名に「黒戦騎団」を含むモンスターが破壊された時、君のライフ+2!この能力は1ターンに1回だけ使える。
石鮫「タツマサは自身の効果で【2回攻撃】と【貫通】を得る。」
タツマサ
【2回攻撃】【貫通】
石鮫「アタックフェイズだ。 アンギャツでファイターに攻撃! アンギャツは攻撃時に攻撃力+2000/打撃+2される。 打撃3だ」
アンギャツ
攻6000→8000/打撃1→3
千歌「うわぁぁ!」LP 10→7
石鮫「ターンエンドだ。」
◼️手札3/ゲージ2/LP 10
千歌「私のターン、ドロー!チャージ&ドロー!」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
千歌「ライフ1払い、ライトに〈必殺の型 バルドラゴン〉をコール!」
◼️手札7→6/LP7→6
必殺の型 バルドラゴン
太陽竜
サイズ2/攻6000/防1000/打撃2
千歌「バルドラゴンの登場時、3チャージ!」
◼️ゲージ3→6
千歌「さらにレフトに〈フレアファング・ドラゴン〉をコール!」
◼️手札6→5
フレアファング・ドラゴン
太陽竜
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
千歌「フレアファングの登場時、場に他の太陽竜がいれば、1チャージ、1ドロー!」
◼️手札5→6/ゲージ6→7
千歌「ライトに〈太陽神の欠片 バルドラゴン〉をコール!」
◼️手札6→5
太陽神の欠片 バルドラゴン
太陽竜
サイズ2/攻5000/防3000/打撃2
先にライトにいた「必殺の型 バルドラゴン」はドロップに置かれる。
千歌「太陽神の欠片バルドラゴンの登場時能力で、ライフ1払い、デッキから「超太陽輝竜 バルソレイユ・ソル」を手札に加える。」
◼️手札5→6/LP6→5
千歌「そしてゲージ2払い、バルドラゴンとフレアファングを進化!〈超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ〉!」
◼️手札6→5/ゲージ7→5
★
超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ
ドラゴンW/スタードラゴンW/ダークネスドラゴンW
太陽竜/ネオドラゴン/黒竜
サイズ3/攻7000→10000/防7000/打撃2→3
◼️【コールコスト】君の場のモンスター2枚までの上に重ねて、君のドロップからカードを1枚このカードのソウルに入れて、ゲージ2払う。
◼️このカードにソウルがあるなら、このカードの攻撃力+3000、打撃力+1!
◼️このカードが連携攻撃した時、相手の場のモンスター1枚を破壊するか、相手の場のソウル1枚をドロップに置く。
◼️"太陽の瞬"【対抗】【起動】君のライフ+5!!!この能力は、相手のアタックフェイズとファイナルフェイズに1回ずつ発動する。
【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル2
千歌の場に現れたバルソレイユは、クリアブルーの刃がついた白い肩鎧、白い腕あてとクリアブルーの爪のような刃がついたガントレットを両手に装備し、クリアブルーの爪のような刃がついた白いレッグアーマーを装備し、クリアブルーの5本の角刃が生えたヘルムを装備する。そして背中にクリアブルーの刃のソードビットが8本円陣を組んでいる。
千歌「ここで立ち止まってなんていられない………、一気に決める! 私のライフ6以下で、場にバルソレイユがいれば、ゲージ3払って………〈真・ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"〉解放‼︎」
◼️手札5→4/ゲージ5→2
★
真・ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"
ドラゴンW
太陽竜
攻7000/打撃2
『解放条件‼︎』(君のライフ6以下で、君の場にサイズ3のカード名に「バルソレイユ」を含むモンスターがいる。)
◼️【装備コスト】ゲージ3払う。
◼️このカードの能力は無効化されず、相手の効果で破壊されず、場を離れない。
◼️君の場のサイズ2以下の〈太陽竜〉のサイズを1減らし、君は場にサイズの合計4までのモンスターを置ける。
◼️お互いのアタックフェイズ開始時、君のデッキの上からカードを1枚、君の場のモンスター1枚のソウルに入れる。
◼️このカードが他の〈太陽竜〉と連携攻撃した時、このカードをスタンドして、君のライフ+2!!さらに君のライフが10以上なら、このカードと連続攻撃したサイズ2以下の〈太陽竜〉のモンスター1枚は【2回攻撃】を得る。
千歌「レフトに〈太陽の竜 バルドラゴン〉をコール!」
◼️手札4→3/ゲージ2→1
太陽の竜 バルドラゴン
太陽竜
サイズ2→1/攻5000/防3000/打撃2/【貫通】
千歌「真ドラゴンフォースの能力で、サイズ2以下の太陽竜のサイズを1減らして、さらに場にサイズ4までのモンスターを置ける!」
千歌「アタックフェイズ! 真ドラゴンフォースの能力でデッキトップから1枚をバルソレイユレイにソウルイン!」
バルソレイユソル ソウル2→3
千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユレイで石鮫さんに連携攻撃! 真ドラゴンフォースはスタンド、ライフ+2! さらにバルソレイユレイの連携攻撃時の能力! 黒戦騎団ガヤルを破壊!」LP5→7
黒戦騎団 ガヤル 破壊!
石鮫「ガヤルの破壊時能力発動、ドロップより〈黒戦騎団団長 ギャディス〉をセンターにバディコール!」LP 10→11
黒戦騎団団長 ギャディス
ダークネスドラゴンW
黒竜/黒騎士
サイズ1/攻6000/防1000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ1払う。
◼️"黒戦呼応"【対抗】お互いのターン中、君の場のカード名に「黒戦騎団」を含むモンスターが効果で破壊された時、ドロップにあるこのカードをコールする。"黒戦呼応"は1ターンに2回だけ使える。
◼️このカードがドロップから登場した時、君のデッキの上からカードを1枚このカードのソウルに入れる。さらに君のライフ+1して、相手にダメージ1!
◼️このカードが破壊され、ドロップに置かれた時、君のライフ+2!
【2回攻撃】【貫通】【移動】【ソウルガード】
石鮫「ギャディスの登場時能力、デッキトップから1枚をソウルに入れ、俺のライフ+1! 相手にダメージ1だ!」LP 11→12
ギャリフ ソウル0→1
千歌「くぅっ!」LP7→6
石鮫「さらに黒戦竜刀 タツマサの能力、黒戦騎団のモンスターが破壊された時、俺のライフ+2だ。」LP 12→14
破壊されたガヤルの魂がタツマサに吸収され、石鮫に力を与える。
千歌「でも、センターにモンスターを出しても、攻撃対象である石鮫さんへの攻撃は変わらないよ! 連携打撃5!」
石鮫「ぐぅぅ………!」LP14→9
千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユレイでギャディスに連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! バルソレイユレイの能力でアンギャツを破壊!」LP7→9
黒戦騎団 アンギャツ 破壊!
石鮫「アンギャツの破壊時能力、相手にダメージ1!」
千歌「くっ! 攻撃続行!」LP9→8
石鮫「ソウルガードだ」
真ドラゴンフォース+バルソレイユ・レイ
連携 攻17000
黒戦騎団団長 ギャディス
防1000
黒戦騎団団長 ギャディス 撃破!
【ソウルガード】ソウル1→0
千歌「真ドラゴンフォースとバルドラゴンでギャディスに連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! バルドラゴンは攻撃時に攻撃力+5000!」LP8→10
真ドラゴンフォース+太陽の竜 バルドラゴン
連携 攻12000→17000
黒戦騎団団長 ギャディス
防1000
黒戦騎団団長 ギャディス 撃破!
石鮫「ギャディスが破壊されドロップに置かれた時、ライフ+2だ!」LP9→11
千歌「バルドラゴンの貫通! 打撃2!」
石鮫「ぐぅっ!」LP11→9
千歌「さらに、私のライフが10以上あるなら真ドラゴンフォースと連携したバルドラゴンは【2回攻撃】を得る!」
石鮫「ん⁉︎」
千歌「真ドラゴンフォースとバルドラゴンで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! 連携打撃4!」LP 10→12
石鮫「キャスト!〈ドラゴンシールド"黒竜の盾"〉ダメージを0に減らし、ライフ+1!」LP LP9→10
千歌「真ドラゴンフォースで石鮫さんに攻撃! 打撃2!」
石鮫「ぐぅっ!」LP 10→8
千歌「ターンエンド!」
◼️手札3/ゲージ1/LP12
石鮫「なかなかやる………だが、まだあの少年程ではない。」
千歌は石鮫がこぼした一言に疑問を抱く。
千歌「あの少年………、俠兵君の事?」
石鮫「ああ、彼は俺が出会ったどのファイターよりも圧倒的に強かった。」
石鮫は俠兵と出会うまでの事を憶想する。
ーーー回想ーーー
石鮫はバディファイトを専門にする道場「狩沢流バディ風会」の門下生だった。 石鮫は14歳の頃に道場に引き取られ、16歳の頃には道場の生徒の中でも飛び抜けてバディファイトの才能に恵まれており、師範代である「
石鮫が21歳の時、師範代である
石鮫は師範代に選ばれた事を光栄に思い、喜んではいたが、何か釈然とせず、満足が出来なかった。 石鮫は、今は亡き狩沢七麻呂師範から直接、次の師範代として認められたい、直接指名してほしかったのだ。 だが今はもう狩沢七麻呂はいない………。
釈然としないまま師範代を務めていた石鮫の元に、同僚の1人が手紙のようなものを持って来た。同僚によると、七麻呂師範の遺品を整理していた時に見つけた手紙だと言う。手紙の内容は師範代が書き留めていたものだった………。
石鮫は道場の門下生を集めて、その手紙を朗読する。
『拝啓、儂のかわいい弟子達よ。 お主らがこの手紙を読んでいるのならば、儂の遺品整理をしている最中なんじゃろうのう。 死んだ後まで迷惑をかけてすまぬ。 さて、儂が死んだとなれば最初の問題は「次の師範代」を決める事じゃの? もし多数の意見によって1人が選ばれているのなら、その者を次の師範代候補として次の課題に挑んでもらう。』
石鮫(次の課題………?)
『その課題とは………バディ道場「雷清会」「天風会」「西浦流バディ会」「金沢バディ道場」この4つの門下の師範代を倒して来る事じゃ。 それを全て達成した者を、儂も師範代として認めよう。』
手記はそこで終わっていた。石鮫はその手記に涙し、そして皆から認められた師範代候補として前師範代である狩沢七麻呂の課題を達成する為に門下生達に見送られて課題達成の旅に出た。
石鮫は数ヶ月をかけて師範代に指定された道場に赴いては、指定された順番に道場に挑んでは勝ち、挑んでは負け、再挑戦しては勝ちを繰り返して課題達成に近づいていた。 そして最後に指定されていた道場「金沢バディ道場」に挑み、そして勝利した。
石鮫「ギャディスでとどめだ!」
金沢師範「ぐぅぅ!!」LP 0
金沢師範「見事だ若者よ。 受け取れ。」
石鮫は金沢師範から課題達成のメダルをもらった。
石鮫「これは?」
金沢師範「狩沢から、師範代候補の者が来て見事勝利した時に、その者に渡せと言われたのだ。 よもやこんな若者が来るとは思わなかったがね。 見事課題達成だ。 胸を張って師範を名乗るがいい。」
課題を全て達成し、狩沢流バディファイト風会に帰って来た石鮫を門下生の皆が歓迎し、そして新たな師範として敬っていた。後に道場の名は「石鮫流バディファイト風会」に改名された。
そして師範になってから1年後………、師範として多くの門下生を指導していた石鮫の前に、1人の少年が現れた。 その少年こそ、紫ノ咲 俠兵だった。
俠兵は道場の門下生を次々と倒し、そして師範である石鮫ともファイトした。 そして石鮫は俠兵に敗北してしまった。
石鮫「ぐっ………負けた………。 お前は、どこの流派のファイターなんだ?」
俠兵「別にどこにも属してないよ。」
石鮫「道紋が欲しければ持っていけ………」
俠兵「勘違いしないでくれ。 俺は道場破りに来たわけじゃない。」
石鮫「ならば、なぜ?」
俠兵「自分の強さを確かめたかっただけだ。 後、欲しいとしたら石鮫師範、あんたを借りたい。」
石鮫「?」
ガノン『我々と来れば、我々と同じ力をうぬに与えよう………』
俠兵とガノンのあり得ない要求に門下生達は異議を唱え、俠兵を追い払おうとするが、石鮫は「静まれ!!」とその声を止めた
圧倒的だった………。見た事のない戦法、フラッグ、モンスター、体験した事のない圧倒的な敗北感………。 石鮫は俠兵の強さに屈服し、そして俠兵の強さに魅了されたように、俠兵について行く事を決めたのだった。
ーーー回想 了ーーー
石鮫「今こそ、あの少年から得た力を行使する。 相手のターン終了時、ゲージ2払い………"魔星浸蝕"」
◼️手札3→2/ゲージ2→0
石鮫「魔星龍の命の下に………浸蝕せよ我が世界!」
イロウシェンTHEフラッグ
★
魔星龍域
フラッグ
◼️「魔星龍域」は最初のフラッグに選べず、全てのフラッグでデッキに入れて使える。
◼️君は「魔星ゾーン」のカードを使える。そしてこのカードの下にあるフラッグの能力を得る。
◼️"魔星侵蝕"相手のターン終了時、ゲージ2払ってよい、払ったら、手札のこのカードを君のフラッグの上に重ねる。"魔星侵食"はファイト中1回だけ使える。
◼️君のメインフェイズ開始時、君の手札を好きなだけ捨ててよい。捨てたら、その枚数分、魔星ゾーンからカードを手札に加える。この能力は1ターンに1回だけ使える。
◼️君の場のカード全ては属性に〈魔星龍〉を得て、君はサイズの合計8までのモンスターを置ける。
石鮫「俺のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札2→3/ゲージ0→1
石鮫「魔星龍域の能力で、手札を3枚捨て、魔星ゾーンより3枚を手札に加える。」
◼️手札3→0→3
石鮫「キャスト〈魔星侵攻:イロウシェン・クリプト〉」
◼️手札3→2
★
魔星侵攻:イロウシェン・クリプト
魔星龍域
チャージ
◼️君のデッキの上から1枚ゲージに置いて、デッキの上から2枚をドロップに置く。置いたら、魔星ゾーンから2枚を手札に加える。このカードは1ターンに1回だけ使える。
石鮫「1チャージ、デッキトップから2枚破棄して、魔星ゾーンから2枚を手札に加える。」
◼️手札2→4/ゲージ1→2
石鮫「ライフ1払い、キャスト〈魔星侵攻:イロウシェン・カルノス〉」
◼️手札4→3/LP8→7
★
魔星侵攻:イロウシェン・カルノス
魔星龍域
◼️【使用コスト】ライフ1払う。
◼️君のデッキの上から3枚ドロップに置いて、君のデッキからカードを1枚ゲージにおいて、カードを1枚引いて、魔星ゾーンから1枚手札に加える。
石鮫「デッキトップから3枚破棄し、1チャージ、1ドロー、魔星ゾーンから1枚を手札に加える。」
◼️手札3→4→5/ゲージ2→3
千歌「一気に手札とゲージを増やした………」
石鮫「ゲージ2払い、ライトにコール 〈魔星龍の使徒 グランドラグナイト・ギャディス〉!」
◼️手札5→4/ゲージ3→1
魔星龍の使徒 グランドラグナイト・ギャディス
魔星龍域
魔星龍
サイズ5/攻10000/防1000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ2払う。
◼️このカードはカード名に「黒戦騎団」を含むカードとして扱う。
◼️【起動】場のこのカードを破壊してよい。破壊したら、君のドロップからサイズ1以下のモンスターを3枚まで選んで、【コールコスト】を払わずにコールする。この能力は1ターンに1回だけ、このカードにソウルが無い時だけ使える。
◼️ "悪意の黒騎士"【対抗】君の場のモンスターを好きなだけこのカードのソウルに入れて、ドロップのこのカードを【コールコスト】を払わずにコールする。"悪意の黒騎士"は1ターンに1回だけ使える。
【3回攻撃】【貫通】【ソウルガード】
石鮫「グラドラグナイトギャディスの起動能力、自身を破壊する!」
グラドラグナイトギャディス 自壊!
千歌「え⁉︎ どうして⁉︎」
石鮫「今わかる。 俺のドロップからサイズ1以下のモンスターを3枚までを復活させる! ライトに〈黒戦騎団 ディンズー〉センターに〈黒戦騎団 ベガリラ〉レフトに〈黒戦騎団 アンギャツ〉をコール!」
黒戦騎団 ディンズー
ダークネスドラゴンW
黒竜/黒騎士
サイズ1/攻5000/防1000/打撃2
◼️このカードが攻撃した時、このカードの攻撃力+2000!
【貫通】
黒戦騎団 ベガリラ
ダークネスドラゴンW
黒竜/黒騎士
サイズ1/攻6000/防1000/打撃2
◼️【対抗】このカードのバトル終了後、このカードを破壊する。破壊したら、君はカードを1枚引く。
黒竜騎団 アンギャツ
黒竜/黒騎士
サイズ1/攻4000/防1000/打撃1
石鮫「グラドラグナイトギャディスはカード名に「黒戦騎団」を含むものとして扱う。よってタツマサの能力でライフ+2だ。」LP7→9
石鮫「アタックフェイズだ。 ディンズーでバルドラゴンに攻撃! 攻撃時に攻撃力+2000!」
ディンズー
攻5000→7000
バルドラゴン
防3000
太陽の竜バルドラゴン 撃破!
石鮫「アンギャツでファイターに攻撃! 攻撃時に攻撃力+2000/打撃+1!」
アンギャツ
攻4000→6000/打撃1→2
千歌「うぁぁ!」LP12→10
石鮫「ベガリラでファイターに攻撃! 打撃2!」
千歌「うぅぅ!」LP 10→8
石鮫「ベガリラの能力発動!バトル終了後、ベガリラ自身を破壊する。そして1ドロー!」
◼️手札4→5
黒戦騎団 ベガリラ 自壊!
石鮫「場の黒戦騎団が破壊された時、ドロップの〈黒戦騎団団長 ギャディス〉の能力、復活せよ我がバディ、ライトにコール!」
黒戦騎団団長 ギャディス
サイズ1/攻6000/防1000/打撃2/【2回攻撃】【貫通】【移動】【ソウルガード】
石鮫「ギャディスがドロップから登場した時! デッキトップから1枚ソウルに入れ、ライフ+1! 相手にダメージ1!」LP9→10
ギャディス ソウル0→1
千歌「うぅ………」LP8→7
石鮫「ギャディスでファイターに攻撃! 打撃2!」
千歌「きゃぁ!」LP7→5
石鮫「ギャディスの2回攻撃! 打撃2!」
千歌「うわぁ!」LP5→3
石鮫「俺のアイテムは、場に「黒戦騎団」が2枚以上あれば【2回攻撃】と【貫通】を得る。 タツマサでファイターを攻撃! 打撃2!」
千歌「キャスト!〈ドラゴンシールド 太陽の盾〉攻撃を無効化して、1チャージ、ライフ+1!」LP3→4
◼️手札3→2/ゲージ1→2
石鮫は鞘から黒い刀刃を抜き、千歌を斬る。だが千歌は手を前にかざし、バルドラゴンの顔に似た盾でその攻撃を弾く!
石鮫「タツマサの2回攻撃! 打撃2!」
千歌「うぅぅっ! よし、た、耐えたよ!」LP4→2
今までの攻撃を耐えた千歌に対し、石鮫は「ふふふ………」と不適に笑いを浮かべる。
石鮫「これで終わったと思ったか?」
千歌「え?」
石鮫「"悪意の黒騎士"………、ギャディスとアンギャツをソウルに入れ、ドロップから〈魔星龍の使徒 グランドラグナイト・ギャディス〉をノーコストでライトにコール!」
★
魔星龍の使徒 グランドラグナイト・ギャディス
魔星龍域
魔星龍
サイズ5/攻10000/防1000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ2払う。
◼️【起動】場のこのカードをドロップに置いてよい。置いたら、君のドロップからサイズ1以下のモンスターを3枚まで選んで、【コールコスト】を払わずにコールする。この能力は1ターンに1回だけ、このカードにソウルが無い時だけ使える。
◼️ "悪意の黒騎士"【対抗】君の場のモンスターを好きなだけこのカードのソウルに入れて、ドロップのこのカードを【コールコスト】を払わずにコールする。"悪意の黒騎士"は1ターンに1回だけ使える。
【3回攻撃】【貫通】【ソウルガード】
千歌「そんな⁉︎」
石鮫「グラドラグナイトギャディスでファイターに攻撃!」
千歌「バルソレイユレイの能力! 私のライフを+5!」LP2→7
石鮫「何⁉︎」
バルソレイユレイの背中のソードビットが千歌を囲み、トライアングル状に千歌を光りで包む。そして千歌のライフが5回復した。
石鮫「攻撃は続いているぞ! 打撃2!」
千歌「うぁぁぁ!」LP7→5
石鮫「グラドラグナイトギャディスで2回目の攻撃! 打撃2!」
千歌「うわぁ!」LP5→3
石鮫「グラドラグナイトギャディスで3回攻撃だ!」
千歌「うわぁぁぁ!!」LP3→1
石鮫「倒しきれなかっただと………⁉︎」
合計約10回もの攻撃を見事に耐えきり、そして立っている千歌に驚きを覚える。 それとは別に、今の連続攻撃に耐えた千歌に、俠兵を前にした時とは別の感情が生まれた。
俠兵とファイトしていた時は、俠兵の圧倒的な強さに恐ろしさ混じりの衝撃があったが、千歌とのファイトには今までとは違った高揚感があった。 今までのファイトでは久しく感じられなかった熱さが込み上げて来る。
石鮫「ターンエンドだ。」
◼️手札4/ゲージ1/LP10
連続10回の攻撃を凌ぎ、自分のターンが回って来た時、千歌はいつもの自身に満ちた笑みになる。
千歌「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札2→3/ゲージ2→3
千歌「レフトに〈神速のバルドラゴン〉をコール!」
◼️手札3→2
神速のバルドラゴン
太陽竜
サイズ2→1/攻6000/防3000/【移動】
千歌「アタックフェイズ! 真ドラゴンフォースの能力で、デッキトップから1枚をバルソレイユレイにソウルイン!」
バルソレイユレイ ソウル3→4
石鮫「グラドラグナイトギャディスをセンターに移動!」
グラドラグナイトギャディス
ライト→センター
千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユレイで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! バルソレイユレイの連携時能力でグラドラグナイトギャディスを破壊!」LP1→3
石鮫「ソウルガード!」
グラドラグナイトギャディス 破壊!
【ソウルガード】ソウル2→1
千歌「攻撃は続いているよ!」
石鮫「キャスト!〈黒戦騎団歌"黒き騎士達に栄誉の盾を"〉」
◼️手札4→3
黒戦騎団歌"黒き騎士達に栄誉の盾を"
ダークネスドラゴンW
防御
◼️相手のターンの攻撃中に使える。
◼️【対抗】その攻撃を無効化する。さらにこのターン中に君のモンスターが破壊されているなら、君のライフ+1!
石鮫「攻撃を無効化する! さらに俺のモンスターがこのターン中に破壊されていれば、ライフ+1!」LP10→11
千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユレイで2回連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! バルソレイユレイの連携時能力でグラドラグナイトギャディスを破壊!」LP3→5
石鮫「ソウルガードだ!」
グラドラグナイトギャディス 破壊!
【ソウルガード】ソウル1→0
真ドラゴンフォース+バルソレイユレイ
連携 攻17000
グラドラグナイトギャディス
防1000
グラドラグナイトギャディス 撃破!
石鮫「バカな………⁉︎」
千歌「真ドラゴンフォースと神速のバルドラゴンで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! さらに神速のバルドラゴンの能力で、相手のセンターにモンスターがいなければライフ+1! 連携打撃4!」LP5→7→8
石鮫「ぐぁぁぁ!」LP 11→7
千歌「真ドラゴンフォースで石鮫さんに攻撃! 打撃2!」
石鮫「キャスト!〈ミッドナイトシャドウ〉攻撃を無効化する!」
◼️手札3→2
千歌は手の平にドラゴンフォースの光りを溜めて、それを打ち出す。だが石鮫は高速の動きでそれをかわす。
だが千歌は間髪入れず次のフェイズを宣言する。
千歌「ファイナルフェイズ! ゲージ3払い、バルソレイユレイを必殺モンスターに進化! 〈バルソレイユ"バルブレード・レイ・ブラストリーム!!"〉」
◼️手札2→1/ゲージ3→0
バルソレイユ"バルブレード・レイ・ブラストリーム!!"
ドラゴンW/スタードラゴンW/ダークネスドラゴンW
太陽竜/ネオドラゴン/黒竜
サイズ3/攻10000/防10000/打撃2
◼️【コールコスト】君の場のサイズ3以上のカード名に「バルソレイユ」を含むモンスター1枚に重ねて、ゲージ3払う。
◼️【起動】このカードのソウル1枚をドロップに置く。置いたら、君が装備しているカード名に「ドラゴンフォース」を含むカード1枚は、ファイナルフェイズ中にも攻撃できる。さらにレストしているならスタンドする。この能力は1ターンに1回だけ使える。
◼️このカードが君のアイテムと連携攻撃した時、相手の場のモンスターを全て破壊する。この能力でこのカードとバトルしている相手のモンスターがドロップに置かれた時、君のライフが8以上なら、この攻撃の対象を相手に移す。
【2回攻撃】【移動】【ソウルガード】/ソウル5
バルソレイユレイの纏う白いガントレットやレッグアーマーが開いて赤く発光し、その隙間からクリアブルーの光りのラインが走る。
千歌「必殺モンスターの起動能力! 必殺モンスターのソウル1枚をドロップに置いて、真ドラゴンフォースをスタンド、そして真ドラゴンフォースはファイナルフェイズ中にも攻撃できる!」
必殺モンスター ソウル5→4
千歌「真ドラゴンフォースと必殺モンスターで石鮫さんに連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2!」LP8→10
バルソレイユの背にある8本のブレードビットが全方位に展開し、バルソレイユを中心に強い爆風が吹き荒れる。 そして千歌とバルソレイユは暴風の中を自由に飛び回り、ブレードビッドと共に石鮫を斬り刻む!
千歌「連携打撃4!」
石鮫「ぐぁぁぁぁぁ!!」LP7→3
千歌「真ドラゴンフォースと必殺モンスターで2回連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! これでとどめ! "バルブレード・レイ・ブラストリーム!!"」LP 10→12
一回目の攻撃のダメージで足の力が弱まった石鮫は暴風に煽られて宙を舞い、千歌とバルソレイユのブレードビッドの斬撃にさらに斬り刻まれる。
石鮫「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」LP3→0
ファイトが終わって暴風が止んだ時、石鮫は頭から地面に向かって落ちて行く。 だが千歌は石鮫の手を掴み、落下の勢いを殺しながらゆっくりと寝かせるように地面におろした。
石鮫「俺の負けか………本来なら悔しいところだが、なぜかスッキリした気分だ。 なぜだろうな………」
大の字に寝たまま石鮫は今の心境を思う。
千歌「それは、ファイトが楽しかったからじゃないですか?」
石鮫「ファイトが楽しかった。か、そうだな、楽しかったな。君とのファイトは………久しぶりに感じた高揚感だった………。」
千歌「私も楽しかったです。」
ファイトの疲れとダメージで石鮫はそのまま気を失った。
そして敗北した石鮫のデッキから魔星龍域のフラッグが風穴を開けて現れる。そして石鮫のバディであるギャディスを吸い込もうとするが、ギャディスは魔星龍の鎧を自力で脱ぎ捨て、石鮫のデッキに戻った。 魔星龍域のフラッグはグラドラグナイトギャディスの鎧を吸い込んだだけで、そのまま消滅してしまった。
それを見届けた千歌は流を追いかけようと走り出そうとする。
千歌「よし、私も行かなきゃ………っと、あ、あれ?」
だが、千歌はよろめきバランスを崩しそうになる。新たに成長した真ドラゴンフォースは、千歌からかなりのエネルギーを消費させる。その為、ファイトが終わった後は目が霞み、激しい脱力感と眠気が襲ってくるのだ。
千歌(だ、ダメだよ………、まだ眠っちゃ………、戦いはまだ終わってないのに………眠ったらダメなのに………)
「眠ってはいけないのに………」そう思いつつも、千歌の身体のバランスは崩れていく。意識は薄れて地面が徐々に近くなってくる………。その時、聞き覚えのある声が自分を呼ぶのが聴こえたが、そのまま千歌の意識は途切れた。
今回も感想を是非!
ーーー次回予告ーーー
流と俠兵は出会って3日しか経っていないが、2人の間には確かに"絆"があったはずだった。 そして魔星龍との戦いは佳境を極める。短いようで長い戦いにピリオドを打つ為に、流はついに魔星龍王の前に立ちはだかる。
次回『決戦! 流 vs 俠兵・ガノン』