この素晴らしい世界で本当の居場所を!   作:味噌おでん

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「この素晴らしい世界で本当の居場所を!」はーじまーるよー!


Iron Blooded Brutals
クズと悪魔と、時々駄女神


俺の名前は佐藤和真。ある日、トラック(トラクター)に轢かれそうな女の子をかばって死んでしまった俺は、転生の間と呼ばれる場所で水の女神、アクアと出会う。異世界に転生して魔王を倒してほしいと言われた俺は、特典としてアクアを連れていき、アクセルの街にたどり着く。さぁ、俺の異世界ライフの始まりだ!

───冒険者になったのはいいけど、金がなくて土木作業中です。職業?最弱職の『冒険者』ですよ。

でもまぁ、汗を流して働いて、それで生計を立てるっていうのは、中々味わえるものじゃないし、これはこれで───

 

「おやっさーん、来たよー」

 

「おおミカヅキ、仕事はいいのか?」

 

「この間のクエストがいい稼ぎだったからね。こっちを手伝う余裕はあるよ」

 

誰だあいつ?見たところ俺より年下っぽいけど・・・、っていうかクエストっていったか?

 

「おやっさん、そいつは?」

 

「おお、カズマは初めてだったな。こいつは───」

 

「───三日月・オーガス」

 

「普段は冒険者やってんだがな?たまにこっちに来て仕事手伝ってくれんだよ」

 

へぇ、冒険者の先輩ってわけか。なんかあったら助けてもらおうっと。

 

「佐藤和真だ、よろしく」

 

「・・・ん」

 

───これが俺と三日月の出会いだった。

 

仕事が終わり、皆で酒場で騒ぐなか、カズマはアクアを三日月に紹介する。

 

「私がアクアよ!よろしくね!」

 

───どうやらこの女神、天界で話題になった三日月のことを知らない、否、忘れた様子。

 

「・・・よろしく」

 

「で、貴方職業は何?もし上級職だったら私のパーティにいれてあげてもいいわよ?」

 

「おいアクア、さすがに失礼すぎるだろ」

 

「『冒険者』だけど?」

 

「『冒険者』ぁ?あの最弱職の?」

 

「だから失礼だって」

 

「高貴な私のパーティに入れるのは上級職の冒険者だけよ、運がなかったわね───」

 

「───だからさっきから失礼だっつってんだろこのアホアがぁ!」

 

カズマしびれを切らしてアクアをはたく。

 

「いったいわね!何すんのよカズマぁ!」

 

「いいよ、別に気にしてないから」

 

ユージンみたいな奴だなぁ、とカズマを見て思う。

 

「ところで二人は職業なんなの?」

 

「私は『アークプリースト』よ!」

 

「お前と同じ『冒険者』だ。なんかあったら頼らせてくれ」

 

三人で談笑しながら、夜は更けていく。

 

「なあ三日月、今度三人でクエストいかないか?」

 

「別にいいけど、何で?」

 

「いや、俺たちまだクエストやったことないからさ、色々知ってるやつがいた方がいいかなーって」

 

「そういうことなら構わないよ」

 

よくないわよ!取り分へるじゃないのよ!ねぇちょっと聞いてんの!?とか騒ぐアクアを余所に、カズマと三日月の話は進んでいく

───これが後に、鬼畜のカズマと悪魔の三日月と呼ばれる最凶コンビになることを、まだ誰も知らなかったのであった。




─次回予告─
全くカズマってば、私と言う存在が有りながらあんな奴を誘うなんて。
まぁ?私女神だし?一人くらい増えたって問題ないけど?カズマってば私のことなめてるみたいだし、ここらでビシッと決めて「ごめんなさいアクア様」って言わせてやるんだから!
次回、「中二病がパーティに加わるようですよ?」
見てなさい、この私の高貴な戦いを!
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