前回のプロローグを読んでくれた方、ありがとうございます。
今回は少し短いかもしれませんが、お楽しみください!
今のリリスは自分のことを心の中では俺と言ってますが、いつかは私になると思います。
気がつくと俺は石造りの街中に立っていた。
そこは、レンガの家々が立ち並ぶ、中世ヨーロッパのような街並み。
「ここが異世界ですか…………おぉ、声が高くなっていますね、ありがとうございますエリス様。」
言葉使いは勝手に訂正されるみたいだ。まぁ、こっちの方が楽かも。
あと、言った通り、日本での記憶を消してくれてる!男だった事しか覚えてない。まぁ、後は……………
そう言って俺は自分の姿を確認するために鏡を探すことにする。すると丁度真後ろにある防具屋だと思われる所に鏡を見つけたので、そこで自分の姿を確認する。
そこに写っていたのはまさしくエリス様で、身長が150cmくらいで銀髪蒼眼、服装はエリス様と同じ、1番違うのは胸がぺったんだということだろうか。
本当にエリス様と同じだ!あと能力も同じだと、もうほぼ同じになるだろう。
俺は一旦防具屋から出て街中を見渡して、行き交う人々を観察した。
おぉ、獣耳だ!あの、とんがってる耳はエルフか?まぁ、そうだろう。あと、この街のこと何も分からないから誰かに聞かなきゃな…………
と、そこで丁度目の前を通ったエルフのお姉さんにこの街のことを聞くことにした。
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「ありがとうございました!」
そう言って、俺はお姉さんから離れる。
結果分かったことは
・この街は『アクセル』という名前ので、『駆け出しの冒険者』が集まる街らしい。
・『冒険者ギルド』という、冒険者が集う場所がある。そして、冒険者ギルドは、今いる場所の通りの一本右の通りの突き当たりにあるらしい。
・『冒険者ギルド』では、冒険者の登録が出来るらしい。その登録料として、1000エリスかかるらしい。
この世界ではエリス様はお金の名前にもなっているみたいだ。
そういえば、お金は何故か胸のところに入っていた。お姉さんに聞いてみれば、俺が持っているお金は2000エリスらしい。
登録料は足りるから早速、ギルドに行ってみよう。
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目の前には大きな建物がある。
ここがギルドか、でかいな。ここから俺の冒険が始まるのか!
俺は早速ギルドの扉に手をかけ、開けると…………
「いらっしゃいませー!お仕事案内なら奥のカウンターへ、お食事なら空いているお席へどうぞー!」
単発赤毛のお姉さんが、愛想よく出迎えた。ここの酒場で食事が取れるみたいだ。その酒場には鎧を着た人達がたむろしている。
そういえば、さっきからやけに注目されているのだが、新人は珍しいのだろうか。
まぁ、それはおいといて。俺はカウンター向かう。
「はい、今日はどうされましたか?」
俺は受付の金髪のお姉さんのところに行くとそう話しかけられた。
「え、えぇと、冒険者登録をしに来ました。」
「そうなんですか。えっと、では登録手数料の1000エリスをお願いします。」
そう言われたので1000エリスを出す。
「はい、丁度ですね。それでは、こちらの書類に身長、体重、年齢、身体的特徴等の記入をお願いします。」
受付のお姉さんが差し出してきた書類に、俺は先程鏡で見たのも合わせて、自分の特徴を書く。
身長は150センチ、体重は適当でいいか………40キロにしとこう。年は13?14か………14でいいや。あと、特徴は銀髪蒼眼、髪は膝裏ぐらいまで………っと、これでいいか。
「はい、ありがとうございます。えっと、ではこちらのカードに触れてください。それであなたのステータスが分かりますので、その数値に応じてなりたい職業を選んでください。あと、職業は何時でも変えられるので安心してください。」
エリス様に本当になれているなら、幸運が高いのだろうか?幸運の女神だしね。どうなるんだろう?俺は不安と期待を込めてカードに触れた。
「………はい、ありがとうございます。リリスさんですね。ええと………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?何ですかこのステータスは!?あなた何者ですか!?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
び、びっくりした!
受付のお姉さんがいきなり大きな声を出したので、俺に一斉に視線が集まる。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ、恥づかしい〜。やばい、絶対顔赤いわ〜。なんでいきなり大きな声を出すんだよ!それで結局ステータスは!?どうなったの?
「あ、あの、それでステータスはどうなんでしょうか?」
「は、はい。す、すみません。えっと、あなたは幸運が物凄く高いですね。あと、魔力と知力も高いですね。筋力と生命力が最低値ですが、それ以外は全て平均値を超えていますね。でも、これすごい事なんですよ!?これなら、アークウィザードやアークプリーストに…………え?なんですかこれ?ビーナスと言う職業がありますね。どうします?この職業は初めて見るものなので、まだギルドでも把握出来ていませんが………………」
ビーナスって女神だよね?うん、多分そうだ。
「ビーナスにします!」
俺がそう言うと、少し驚いた顔をしている。
だって、俺女神だしね。
「え!?いいんですか?まだどんな職業かも、分からないんですよ!?」
「はい、いいんです。ビーナスがいいんです」
「わ、わかりました。ではビーナス………っと。冒険者ギルドへようこそリリス様。スタッフ一同、今後のご活躍を期待しています!」
こうして俺の異世界での冒険が始まるのだった。
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