翌朝
ピピピ!ピピピ!ピピピ!ピピピ!
室内にけたたましくアラームが鳴り響く。
アラームが鳴ったのと同時に、「ん~」という呻き声を発し、大きく伸びをする。
目を覚ました大和は、寝惚け眼で部屋をキョロキョロ見渡す。
「ん~……何も見えねぇ。眼鏡がないと、何も見えねぇんだった。えっと眼鏡はっと、よし、あった。んで……、目覚まし?そんなのセットしてたっけか?俺?まぁいいや、取り敢えず止めよう」
アラームを止めた大和は、改めて昨日の出来事に思いを馳せた。
「もう朝の10時か……。いかん、寝過ぎた。それにしても、元通りでしたって事はなかったか。やっぱり、夢じゃ……ないんだな……。さぁて今日はどーするか……」
大和はしばらく考え込んだ後、今日する予定を立てた。
「取り敢えず、デュエルアカデミアを受けるって事は、受かれば遊戯王三昧って事だから、この世界でのデュエルに慣れときゃにゃあならんし、デュエルディスクの扱いにも慣れなきゃならんな。そういえば、妹がいるんだったな。
だったら、デュエル相手にでもなって貰うか。そういえば、今妹って居んのかな?一応土曜日だけど、この世界って週休二日制か?まぁ、今居なかったとしても帰って来た時に頼べばいい事か……」
そう思い至った大和は、寝間着から私服に着替えると、まだ見ぬ妹の部屋に向かった。
そして大和は、妹の部屋のドアをノックすると、中から声が聞こえて来た。
「何ぃ?」
「あ、俺、入るぞ」
大和が中に入ると、若干ファンシーで女の子らしい部屋には、妹も遊戯王カードを広げている姿が見えた。
(やべぇ、普通に可愛い。あれだ、ヨスガの髪が黒い穹に似てるかな?別にヨスガる気はないけども、初めて見る所為で全然妹に思えねぇから、魔が差すかも。おっといかんいかん、何か喋らんと……)
初めてみる妹の容姿は、ヨスガノソラの春日野穹に似ており、髪は栗色の髪だが、髪型は同じだ。
あまりにも似過ぎている為、思わず奇声を発しそうになったが、大和はぐっと堪え、本題を切り出した。
「ああ……、忙しいところ悪いんだけどさ、今度デュエルアカデミアの実技試験あるじゃん?それに備えて色々デッキを構築したんだけど、ちょっと回り具合見たいから、ちょっと相手してくんないか?」
これまでの経緯を話してもいいのだが、下手に話して混乱しても困るし、面倒臭い事になるだろうと考え、話すのはもう少し様子を見てからかな?と思い、当たり障りのない言葉で妹にデュエルを誘った。
「はぁ?珍しいね、大にぃ(だいにぃ)から誘うなんて。まぁ、別にいいけど、私も暇だったし、相手してあげる。所で、大にぃって変なものでも食べた?普段は死んだ魚の目をしてて生気が無く、根暗でジメジメとした雰囲気で、どもった喋り方だったのに、今はなんて言うのかな……?活力が溢れている感じで、口調もはっきりしてるし、雰囲気が180度変わってるんだけど……。それに一人称だって普段は『俺』なんて言ってないのに……」
妹は流石に怪し過ぎたのか、訝しんだ表情で、問い詰めてくる。
「……《ギクッ!》え、ええ、そうかぁ?まぁ、試験も近いから、舞い上がっちゃってるのかもしれないな……」
「ふ~ん……まぁ、そう言う事にしておくけど……」
大和は、何を続けて言われるか分からず、身構えていたが、妹があっさり引き下がり、肩すかしをくらった為、拍子抜けし、思わず脱力してしまった。
(それにしても、口調や性格は本家とは違うみたいだな。さて、本題に戻ろう)
「じゃあ、早速……」
そして二人は、デッキとデュエルディスクを持って庭に出た。
互いに向き合い……
「「デュエル」」
「(あ~あ、手札が凄くいいな……。仕様がないここは……)私の先行の方が都合がいいんだけど、大にぃって弱いから、先攻は大にぃに譲ってあげる。」
妹の明らかに舐めた言い方で、大和を挑発する。
「クソ生意気な……。負けても、言い訳にすんなよ?(最初に見たデッキらしき物を見て察ししてたけど、どんだけ弱かったんだ?平行世界?の俺?)」
「大丈夫。大にぃに負けるつもりなんてないから」
「そう(舐められ過ぎやろ、この世界の俺……。まぁいい、あんまり舐めてると痛い目を見るぞって所を教えちゃるわ!)。じゃあ遠慮なく。先行ドロー。バニーラを攻撃表示で召喚し、カードを3枚セットしてターン終了(うぉ、これがソリッドビジョン……、すげぇ迫力だ。こりゃあ、多くの人達が嵌るワケだ。プロデュエリストなんて職業が生まれるのも、不思議ではないのかな?いやはや……、すげぇ世の中だ。おっと、いかんいかん、今はデュエル中だ、思考を戻さないと……)。」
バニーラ
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻150/守2050
甘いものがとっても大好きな甘党うさぎ。
世界一甘いと言われる甘糖人参を探し求め、今日も明日もニンジンをかじりたい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先攻1ターン目のフィールド状況
大和
ライフ:4000
手札:2枚
モンスター
バニーラ:星1/地属性/獣族/攻150/守2050/攻撃表示
魔法・罠:3枚セット
「は?バニーラ?大にぃ、頭おかしくなった?最初なら守備表示で出せば、早々倒せるモンスターじゃないのに攻撃表示?以前デュエルした時も弱かったけど、今日は何時にも増して弱いね。それに、以前ですらそんなの使ってないよね?こんなじゃ、デュエルアカデミアに落ちるよ?私の攻撃を誘ってるつもり?(本当に何を考えてるの?)」
「さぁね、自分で考えな。御託はいいから、さっさと進めな」
「むぅ……、私のターンドロー!大にぃ、最初に謝っておくね。この勝負は私の勝ちよ!まぁ、大にぃ程度の腕じゃ私に勝てるわけないけどね!」
「(ほぉ、聞き捨てならない言葉を聞いたぞ?)さっきから、弱い弱いとうっせぇ奴だなぁ。年上に対する言葉遣いじゃねーぞ。以前までの俺とは一味も二味も違うぞ?。舐めてたら痛い目見るぞ?」
「大きく出たわね?だったらたっぷり虐めて……あ・げ・る♪」
「やってみろ!だったら懸けようぜ?俺がお前に負けたら何でも言う事を聞いてやろう。お前はどうする?」
「いいよ。私が大にぃに負けたら何でも言う事聞いてあげる」
「よ~し、言質は取ったぞ。その言葉忘れるなよ?」
「大にぃこそ!続けるね。まずは、魔法カード、トレード・インを発動する!このカードは手札のレベル8モンスターを捨てて、デッキからカードを2枚ドローする事が出来る!私は手札の神獣王バルバロスを墓地に捨て、デッキからカードを2枚ドロー!」
「(ん?なんちゅうカードを持っとるんだ?こいつは……、いきなりバルバロス?)この時、罠カード、便乗を発動させて貰う。このカードは相手がドローフェイズ以外でドローした時に発動出来る。相手がドローフェイズ以外でドローした時、俺もデッキから2枚ドロー出来る。因みに便乗は永続罠だから、お前がドローフェイズ以外でドローするす度に、俺は2枚ドロー出来るから。ただし、発動した瞬間はまだドロー出来ないけどな」
「うそ、まさか大にぃがそんなカードを使ってくるなんて、かなり予想外……。でも、気にしないで続けるよ!私は、手札から魔法カード、大嵐を発動!」
「させねぇよ。罠カード、魔宮の賄賂を発動。大嵐の発動を無効にし、破壊する。
その代わり、お前はカードを1枚ドロー出来るぞ」
「嘘!?そんなレアな罠カードを何時の間に……。ドロー……(おかしい……大にぃがおかしい……)」
「いや、いくら何でも驚き過ぎだろ?」
「だって、使ってるの1度だって見た事ないし……」
「そりゃ、まぁ前のじゃダメだと思って、カード買ったんだよ。(取り敢えず、こう言うのが無難だろ?)兎に角、続けるぞ?そしてこの時に俺は、便乗の効果で俺は2枚ドロー出来る。ドロー」
「うぅ、で、でも、大にぃの場のモンスターは大した事ないから、大丈夫!私は更に、強欲な壺を発動させる!強欲な壺の効果でデッキからカードを2枚ドロー」
「俺も2枚ドロー(また手札増強カードか。やっぱり、GX軸だと、ドローカードをガンガン使ってくるから便乗を入れておいて正解だな。それに、このデッキだと、凡骨の意地とか、強欲な瓶とか、八汰烏の骸とかが必要になってくるけど、代わりにデッキの都合上、魔宮の賄賂や、一時休戦がを入れる事で、相手の行動を牽制しつつ、ドロー出来るし、デッキも圧迫しないから丁度いいんだよな)」
「続けて私は、神獣王バルバロスを妥協召喚!妥協召喚したバルバロスは攻撃力が1900に下がる。」
(またバルバロスか……、もう二体目?随分パワーファイターだ事……。しかし、バルバロスを妥協召喚したって事は、あのデッキはスキドレバルバだろうな?)
「更に私は、手札から二重召喚を発動する。この効果で私は二度目の通常召喚を行う事が出来る!私は可変機獣ガンナ―ドラゴンを妥協召喚!
妥協召喚されたガンナ―ドラゴンは、このカードの元々の攻撃力と守備力が半減する
もういっちょおまけに私は、死者蘇生を発動する!私の墓地のバルバロスを蘇生!
ふふん~、どう?モンスターを一気に3体だよ?もう大にぃに勝ち目はないよ!?あんなに強く言ってた割に、もう終わりじゃん。スキルドレインを使うまでも無かったなぁ。つまんないの~。そうそう、こっから大にぃに逆転なんて無理なんだからサレンダ―する事をお奨めするよ?妹に惨めに負けるの嫌でしょ?」
「(こいつ、自分から手の内バラシやがったな。舐め過ぎやでホンマ……。まぁ、予想通りスキドレバルバか……。しかし、今やってる俺のデッキにはスキルドレインがものの見事に意味をなさないけど……。寧ろ、俺がスキルドレインを入れてもおかしくないデッキだし……。まぁ、デッキ枚数の関係上入れなかったけど……)な~にを言っとるんだねチミは……、まだ、ライフは0になってないぞ?」
「むぅ、じゃあ、完膚なきまでに叩き潰すから」
「やってみな。そうそう、女の子がそんな強い言葉を使っちゃいかんよ?もっとお淑やかにな?」
「うっさい!ガンナードラゴンで、バニーラに攻撃!ドラゴンバレット!」
「(え?攻撃名言うの?俺は面倒だから言わなくていいや)甘いなぁ。冷静さを失ってお前はミスった。ちゃんと場を揃えてから攻撃するべきだったのに……、俺の所に伏せカードがまだ2枚あるんだぞ?罠カード、ジャスティスブレイクを発動。このカードは、自分フィールド上の通常モンスターを攻撃対象とした攻撃宣言時に発動出来る。表側攻撃表示存在する通常モンスター以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。因みに、守備表示モンスターや裏側でセットしたカードでも破壊されるから。そぉれ、ぶちかませ!」
「ええ?嘘!?それじゃミラーフォースより強いじゃん!?インチキ効果だよ!!?」
「いやぁ、そうでもないぞ?自分のフィールドに通常モンスターがいなければ、発動は出来ないし、攻撃表示にしてなければ、自分のモンスターも巻き添えだから、安定はしないぞ?」
「そう……」
覇気のない声で生返事をし、そして、大和のフィールドに、薄いバリアの様な幕が現れると、ガンナードラゴンの放った攻撃を反射させ、妹のフィールド上のモンスターカードを全て破壊した。
「(そんな……最初の手札が稀にみないぐらい良かったのに、どうして……?)うぅ、あんなに頑張って出したのに……カードを3枚セットしてターン終了……」
妹の最初の勢いとは打って変わって、目に見えて意気消沈している。
「(ん~、メンタルの弱い奴だな……。しかし、生意気な奴が意気消沈してると、なんか調子狂うなぁ……。仕様がない……)ああん?どうした?この程度でもう終わりか?まだまだ序盤だぞ?」
なんか、妹に生意気さがないと、張り合いがないし、拍子抜けした大和は、どうにか戦闘意欲を奮い立たせようと、挑発した。
「ふ、ふん!こ、これぐらいやってくれなきゃ、張り合いがないもんね!ちょ、ちょっとはやるじゃん。大にぃのターンだよ!(むぅ大にぃの奴ぅ~、調子に乗っちゃってぇ。もう、ここからは、油断しないで行こう!あれはもう大にぃの皮を被った別物だと思っておこう)」
トレード・イン
通常魔法
手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動出来る。
デッキからカードを2枚ドローする。
便乗
永続罠
相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動出来る。
その後、相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
大嵐
通常魔法
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
魔宮の賄賂
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。
強欲な壺
通常魔法
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
神獣王バルバロス
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚出来る。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードは3体をリリースして召喚出来る。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。
二重召喚《デュアルサモン》
通常魔法
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事が出来る。
可変機獣ガンナ―ドラゴン
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事が出来る。
その場合、このカードの元々の攻撃力と守備力は半分になる。
ジャスティスブレイク
通常罠
自分フィールド上のモンスターを、攻撃対象とした相手モンスターの攻撃宣言時に発動出来る。
表側攻撃表示で存在する通常モンスター以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後攻Ⅰターン目のフィールド状況
妹
ライフ:4000
手札:1枚
モンスター
なし
魔法・罠:3枚セット
大和
ライフ:4000
手札:6枚
モンスター
バニーラ:星1/地属性/獣族/攻150/守2050/攻撃表示
魔法・罠:便乗、1枚セット
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「(ツンデレ乙。まぁ、どうにか戻ったな。妹はもう少しポーカーフェイスを覚えるべきだな。一喜一憂が激しい……)それじゃあ、俺のターン、ドロー。
まずは、魔法カード、魔の試着部屋を発動。
このカードは、ライフを800ポイント払う事で、自分のデッキの上からカードを4枚捲り、その中にレベル3以下の通常モンスターが居れば、捲った中の通常モンスターは、全て自分フィールド上に特殊召喚出来る。因みに、レベル3以下の通常モンスター以外の残りのカードは、全てデッキに戻ってシャッフルするから」
800ポイントのライフコスト
大和のライフ:4000→3200
そして、大和はデッキの上から4枚捲る。
「ふむ、捲った4枚の中に、該当するカードは2枚。ダンシング・エルフと異次元トレーナーがある」
レベル3以下の通常モンスターの証明の為に、そのカードを妹に見せる。
「確認したけど、え?何でそのカード?兄貴が今までと違うっていうのは理解したよ?それで、大にぃがローレベルデッキっていうのも分かるよ?レベル1で統一させてるとはいえ、態々そのカードを入れる必要あるの?」
「あ?何故って?まぁ、お前の言う通り、別に入れる意味は薄いんだけど、ほら、かぁいいじゃん?」
「え、何それ?ダンシング・エルフを入れたのってそんな邪な理由?キモチワルイんだけど。アイドルカードなワケ?舐めてんの?」
「アッハハハ……。だがしかし、お前はそのデッキに苦戦してるんだよ」
「うっ、事実だけに言い返せない……」
「そんじゃ続けるぞ?魔の試着部屋で引いた、ダンシング・エルフと異次元トレーナーを攻撃表示で特殊召喚する。残ったカードはデッキに戻してシャッフル。
そして、手札からガード・オブ・フレムベルを攻撃表示で通常召喚して、4体で一斉攻撃」
大和のフィールドのモンスターが、妹目掛けてダイレクトアタックを仕掛けた。
「ええ!?ちょ、ちょまっ、キャー!」
100(異次元トレーナー)+100(ガード・オブ・フレムベル)+150(バニーラ)+300(ダンシング・エルフ)=650直接ダメージ
妹ライフ:4000→3350
「もう、ちょっと、待ってよ!」
「ん?魔法・罠カードでも使う気だったか?」
「いや、攻撃は通していいんだけど、その前に気なる物があったんだけど、ガード・オブ・フレムベルだっけ?モンスター自体聞いた事ないし、それに付いてるチューナーって何?効果モンスターなの?」
「ああ、其処?ん、まぁ、そんなに気にしなくていいかな?レベル1で攻撃力が低く、守備力が高いモンスターだったから入れただけ。(チューナーに噛みついて来たか……。別にシンクロとかはしないんだけどな……。こうなるんだったら弾圧される民にしておけば良かったかな?でも、ビジュアル的にはガード・オブ・フレムベルの方がいいんだよね~。まぁ、もう出しちゃったし関係ないか)そういう記号的な種類のモンスターと思っておけばいいよ。どちらにせよ、ただの通常モンスターだから」
「ふ~ん。あんまり納得いかないけど、そういう事にしとく……」
「じゃあ、続けるぞ?そんで、俺は、魔法カード、一時休戦を発動。
このカードはお互いにデッキからカードを1枚ドローして、次の相手ターン終了時までお互いが受けるダメージは、全て0になる」
「嘘!?それじゃあ、次大にぃのモンスターに攻撃しても、ダメージはないって事?」
「そういう事。一時休戦の効果で俺はドロー。ほら、お前もドロー出来るぞ?」
「うぅ、ドロー……」
「お前がドローフェイズ以外でドローしたから、俺は更に2枚ドロー」
「そうか……こういう時の為の便乗かぁ……」
「だから、俺を舐めてると痛い目見るぞ言ったのに……(いやぁ、前の世界じゃ制限カードだけど、この世界なら無制限に入れられるから素晴らしい)。そして、カードを3枚セットしてターン終了。
魔の試着部屋
通常魔法
800ライフポイントを払う。
自分のデッキの上からカードを4枚めくり、その中のレベル3以下の通常モンスターを自分のフィールド上に特殊召喚する。それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。
ダンシング・エルフ
通常モンスター
星1/風属性/天使族/攻300/守200
音楽に合わせて天を舞うエルフ。体の羽は、鋭利な刃物。
異次元トレーナー
通常モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻100/守2000
異次元に吸い込まれた哀れなゴブリン。
しかし、今新たな目標に向かって日々努力している。
ガード・オブ・フレムベル
チューナー(通常モンスター)
星1/炎属性/ドラゴン族/攻撃力100/守備力2000
炎を自在に操る事が出来る。フレムベルの護衛戦士。
灼熱のバリアを作り出して敵の攻撃を跳ね返す。
一時休戦
通常魔法
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先攻2ターン目フィールド状況
大和
ライフ:3200
手札:4枚
モンスター
バニーラ:星1/地属性/獣族/攻150/守2050/攻撃表示
ダンシング・エルフ:星1/風属性/天使族/攻300/守200/攻撃表示
異次元トレーナー:星1/闇属性/悪魔族/攻100/守2000/攻撃表示
ガード・オブ・フレムベル:星1/炎属性/ドラゴン族/攻100/守2000/攻撃表示
魔法・罠:便乗、セットカード4枚
妹
ライフ:3350
手札:2枚
モンスター
なし
魔法・罠:3枚セット
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「私のターンドロー!よし!(やったぁいいカードが来た!)魔法カード、ブラック・ホールを発動!フィールド上のモンスターを全て破壊する!
「ほぉ、そう来たか。ん~……いいよ。通す」
「やった、通った!そして、2枚目のガンナ―ドラゴンを妥協召喚!更に、魔法カード、天よりの宝札を発動!お互いのプレイヤーは手札が6枚に成る様にドローする事が出来る!」
(出た、原作の壊れカード。現実では、あまりの壊れっぷりに弱体化するのは当然かと思ってたけど、あの弱体化ぶりはすごいよな。除外デッキぐらいにしか使えなくなったからなぁ、アレ)
「でも、大にぃの手札も6枚に出来るよ?」
「分かってるってーの。でも、いいのか?態々俺の手札を増やす様な事をして……」
「それぐらい承知だよ!(よ~し、流石私。運は私に傾いて来たかな?)更に、罠カード、リビングデッドの呼び声を発動!墓地のバルバロスを表側攻撃表示で特殊召喚!
更に墓地のバルバロスとガンナ―ドラゴンを除外して、獣機神王バルバロスUrを特殊召
喚!」
「便乗の効果で更に2枚ドロー」
(ほぉ、すごいねぇ。しかし、バルバロスUrってもう少し後に出る奴じゃなかったか?まぁいいか)
「更に、私は魔法カード、タイムカプセルを発動するね。
私のデッキから、カードを1枚選んで、裏側で除外する。発動後2回目のスタンバイフェイズ時に私の手札に加わるよ。そして最後にダイレクt「ちょっと待て。一時休戦の効果で俺はダメージは受けんぞ」ああ!そうだった忘れてた……、じゃあ、カードを1枚伏せてターン終了。(あっちゃあ、忘れてた……でも、次、次)」
ブラック・ホール
通常魔法
フィールド上のモンスターを全て破壊する。
天よりの宝札
通常魔法
互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにドローする。
リビングデッドの呼び声
永続罠
自分の墓地のモンスターを選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
獣神機王バルバロスUr
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻撃力3800/守備力1200
このカードは、自分の手札・フィールド・墓地から獣戦士族モンスター1体と機械族モンスター1体をゲームから除外し、手札から特殊召喚する事が出来る。
このカードと戦闘を行う場合、相手プレイヤーが受けるダメージは0になる。
タイムカプセル
通常魔法
自分のデッキからカードを1枚選択し、裏側表示でゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊し、そのカードを手札に加える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後攻2ターン目のフィールド状況
妹
ライフ:3350
手札:3枚
モンスター
可変機獣ガンナードラゴン:星7/闇属性/機械族/攻1900/守1000/攻撃表示
神獣王バルバロス:星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200/攻撃表示
獣神機王バルバロスUr:星8/地属性/獣戦士族/攻3800/守1200/攻撃表示
魔法・罠:リビングデッドの呼び声、タイムカプセル、3枚セット
大和
ライフ:3200
手札:8枚
モンスター
なし
魔法・罠:便乗、4枚セット
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「俺のターン、ドロー。ん?スキルドレインは発動しないのか?あるんだろ?」
「ふふん。それは、どうかな?大にぃの思い通りになると思ったら大間違いだよ!?(とは、言ったけど、今、ライフを1000払うは、ちょっとキツイし……、第一、大にぃが通常モンスターしか使わないから、使っても意味が半減するし……。何よりあのカードがタイムカプセルから手札にくれば、スキルドレインなんて必要ないしね)」
「ああ、そうかい。じゃあ、まずは、大木炭18《インパチ》を攻撃表示で召喚する。
そして、罠カード、同姓同名同盟を発動。
このカードは、自分フィールド上に表側表示で存在する、レベル2以下の通常モンスターを選択する事で、発動出来、自分のデッキから選択したカードと同盟のカードを可能な限り、自分フィールド上に特殊召喚出来る。ここまでで、何かするか?」
「(低レベルモンスターを並べて何をする気?魔宮の賄賂があるけど、まだ此処で使うタイミングじゃないかな?)いいよ。通す」
「分かった。同姓同名同盟の効果で、デッキから残りの大木炭18を特殊召喚。
更に、罠カード、同姓同名同盟条約を発動させる」
「え?何そのカード!?」
「(ああ、そういえば、まだこっちじゃ出てなかったっけ。同姓同名同盟は出るのは早かったのに……)このカードは、自分フィールド上にトークン以外の同名モンスターが2体以上居る時に発動出来る。その同名数分のそれぞれの効果は違う。
同名モンスターが2体存在する時は、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを1枚破壊する。
同名モンスターが3体存在する時は、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
つまり、3体居れば、禁止カードのハーピィの羽箒と同等の効果を発揮する。
なので、俺の場に同名モンスターが3体居るので、お前の場の魔法・罠カードは全て破壊だ」
「はぁ?な、何そのインチキカード!?そんな事させるわけにはいかない!私は魔宮の賄賂を発動させて、その罠カードの発動を無効にして破壊する(あ、危なかったぁ、同名の弱いモンスターを揃えたのってこうする為だったのね)」
「ふむ、これは、防いだか。じゃー、魔宮の賄賂のデメリット効果で俺はドロー。
だが、何時まで防いでいられるかなぁ?まだまだ行くぞ?」
「え?」
「罠カード、スリーカードを発動する」
「ええ?何それ?それも知らないんだけど!?」
「このカードの効果は、自分フィールド上にトークン以外の同名モンスターが3体以上存在する時に発動出来て、相手フィールド上のカード3枚を選択して破壊する事が出来るぞ」
「ええ!?これも?酷い……。防ぐ手段はないよ……」
「そう?じゃあ、続けさせてもらうな?破壊するのは、リビングデッドとその隣と次に伏せてある伏せカードを破壊な?」
「ああ、ミラーフォースが、スキルドレインが、リビングデッド……ああ、バルバロスが……。ひ、酷すぎるよ……」
妹は、場をかなり荒らされまくって、半泣きになっている。
「ん?なんだ?泣いてんのかぁ?」
「な、泣いてないもん!大にぃのドS!」
「ハッハッハッ。いやぁそんなに褒めるなって。だから、このターンに同姓同名同盟の時に何かするか?と聞いたのに……。同名モンスターがいなければ、同姓同名同盟条約は防がれたとはいえ、これと、スリーカードを発動する事すら出来ずに、次のターンに大ダメージ受けてたかもしれないのに~……残念だねぇ?」
大和は、妹に対して傷口に塩を塗るかの様に、ニヤニヤしながら更に挑発する。
「う~ぐぎぎ。ウザ過ぎる。すごいムカツク!今に見てろ~。私のターン!「待てバカもん!俺のターンまだ終わってねぇよ!」ああ!そうだったぁ……」
「全く……。さて、俺は手札から 、魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動させる。このカードは、手札からモンスターカードを墓地へ送る事で発動出来る。そして、手札、デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚出来る。
俺は手札のダンシング・エルフを墓地に送って、デッキからからガード・オブ・フレムベルを攻撃表示で特殊召喚する。更に俺は、鹵獲装置を発動する」
「え?今度は何?」
「このカードはまぁ、通常モンスター専用の強制転移って事になるかな?まぁ、強制転移ほぼと同じ効果になるね。兎に角まぁ、自分が転移させるカードを指定しな」
「うぅ……じゃあ、ガンナードラゴンを指定する」
「そうかい。俺はガード・オブ・フレムベルを指定するね~。それじゃあ、早速頂いたガンナードラゴンでガード・オブ・フレムベルに攻撃しようと思ったけどや~めた」
大和が攻撃を仕掛けようとしたら、突然攻撃をとり止めた。
突然の出来事に妹は、混乱する。
「は?どういう事大にぃ?」
「さ~何でかな~?教えな~い(まぁ、ハンデなんだけど、ハンデですって言ったら怒った後に泣いちゃいそうだしね)。ほらほら、何か手を打たないと負けちゃうよ~?それじゃあ、一時休戦を発動させて、互いに1枚ドローして、お前がドローフェイズ以外でドローしたから、追加で2枚ドロー。リバースカードを3枚セットさせて、ターン終了」
「むっきー!結局一時休戦か!、結局ダメージ受けないじゃん!何が次のターン大ダメージ受けたかも?だよ!何が負けちゃうよ~だよ!ダメージ受けないじゃん!」
「受けないじゃんって、2回も言うなよ」
「大事な事だからだよ!」
大木炭18
通常モンスター
星1/炎属性/炎族/攻撃力100/守備力2100
完全に燃え尽きてしまった巨木の化身。この炭で焼く肉は絶品と言われ、重宝されている。
同姓同名同盟
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する、レベル2以下の通常モンスター1体を選択して発動する。自分のデッキから選択したカードと同名のカードを、可能な限り自分のフィールド上に特殊召喚する。
同姓同名同盟条約
通常罠
自分フィールド上にトークン以外の同名モンスターが、表側表示で2体以上存在する場合に発動する事が出来る。その同名モンスター数によって以下の効果を適用する。
・2体:相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
・3体:相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
スリーカード
通常罠
自分フィールド上にトークン以外の同名モンスターが3体以上存在する場合に発動出来る。
相手フィールド上のカード3枚を選択して破壊する。
ワン・フォー・ワン
通常魔法
手札からモンスター1体を墓地に送って発動出来る。
手札・デッキからレベル1モンスターを特殊召喚する。
鹵獲装置
通常魔法
お互いがフィールド上モンスターを1体ずつ選択し、そのモンスターのコントロールを入れ替える。ただし、このカードのコントローラーは自分フィールド上に表側表示で存在する通常モンスターを選択しなければならない。
攻撃の無力化
カウンター罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事が出来る。
相手モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先攻3ターン目のフィールド状況
大和
ライフ:3200
手札:5枚
モンスター
大木炭18:星1/炎属性/炎族/攻100/守2100/攻撃表示×3
可変機獣ガンナ―ドラゴン:星7/闇属性/機械族/攻1900/守1000/攻撃表示
魔法・罠:便乗、4枚セット
妹
ライフ:3350
手札:4枚
モンスター
ガード・オブ・フレムベル:星1/炎属性/ドラゴン族/攻100/守2000/攻撃表示
獣神機王バルバロスUr:星8/地属性/獣戦士族/攻3800/守1200/攻撃表示
魔法・罠:タイムカプセル
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「うぅ、さっきから大にぃの手札が全然減らないんだけど……。それじゃあ、私のターンドロー!私は、不屈闘士レイレイを召喚する。そして、レイレイで大木炭18に攻撃!レイジングナックル!」
「ふむ、ダメージは受けないが?それに、レイレイで攻撃したら守備表示になるぞ?」
「構わない!大にぃの場のモンスターを減らしておかないと、後が危険だもん!」
「ふ~ん。まぁいい攻撃を通そう」
「やった、通った!更に追撃!バルバロスUrで、ガンナードラゴンに攻撃!閃光烈破弾!」
「これも通そう」
「よし!そして最後に、ガード・オブ・フレムベルは守備表示にして、カードを2枚伏せてターン終了!」
不屈闘士レイレイ
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻撃力2300/守備力0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更出来ない。
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後攻3ターン目のフィールド状況
妹
ライフ:3350
手札:1枚
モンスター
不屈闘士レイレイ:星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守0/守備表示
ガード・オブ・フレムベル:星1/炎属性/ドラゴン族/攻100/守2000/守備表示
獣神機王バルバロスUr:星8/地属性/獣戦士族/攻3800/守1200/攻撃表示
魔法・罠:タイムカプセル、2枚
大和
ライフ:3200
手札:5枚
モンスター
大木炭18:星1/炎属性/炎族/攻100/守2100/攻撃表示×2
魔法・罠:便乗、4枚セット
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「(う~ん……、相手の場のモンスターカードが3体か……。この展開で一番されて困るのは、バルバロスをリリースして召喚される事だ。そして、次のターンにタイムカプセルで除外してたカードが帰って来る……ちょっと遊んでられないかな?)俺のターン、ドロー」
「ちょっと待ったぁ!大にぃがスタンバイフェイズに入る時に、罠カード、威嚇する咆哮を発動させる!このターン大にぃは攻撃宣言が出来ない!」
「成程ねぇ。確実に護りに来たか……(やっぱり、次のターンにバルバロスをリリースして来るかな?それなら……)。罠カード、玉砕指令を発動する
このカードは、自分フィールド上に存在するトークンを除くレベル2以下の通常モンスター1体を選択して発動する事が出来る。発動後、選択したモンスターを生け贄に捧げる事で、相手の魔法、罠カードを2枚まで破壊する事が出来る。
それで、俺はお前のそのセットしている伏せカード2枚を破壊する」
「くっ最悪、マジック・ジャマーと次元幽閉が……。」
「残念だったね~?そんで俺は手札から、魔法カード、トライワイトゾーンを発動させる。
このカードは、自分の墓地に存在するレベル2以下の通常モンスター3体を選択して発動する事で、選択したモンスターを墓地から攻撃表示で特殊召喚出来る」
「え、嘘?そんな!?一気に3体も蘇生!?」
「レベル2以下で通常モンスターじゃないといかんがな。だが、このデッキにはかなり重宝するカードだぞ?」
「それぐらい言われなくても分かるわよ!3体も蘇生なんてなんて尋常じゃないよ!インチキカードだよ!」
「インチキ、インチキってさっきからうっせぇぞ?(お前はクロウか!?)これは、そういう専門のデッキにしか使えねぇんだから」
「うぅ……」
大和に窘められ、妹は頬を膨らませて、唸っている。
「そんじゃ、続けるぞ?俺は墓地の大木炭18を2枚と、バニーラを選択して、特殊召喚する。更に俺は、魔法カード、悪魔への貢物を発動させる。
このカードは、フィールド上に特殊召喚されたモンスター1体を墓地に送り、手札からレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚出来る」
「そんな!?特殊召喚ってまさか……」
「そうだよ、お前の予想通りだと思うぞ?さっきお前が特殊召喚させたバルバロスUrを墓地に送り、俺は手札から異次元トレーナーを攻撃表示で特殊召喚する。俺はこのターン攻撃
出来ないから、カードを1枚伏せてターン終了。
威嚇する咆哮
通常罠
このターン相手は攻撃宣言する事が出来ない。
玉砕指令
通常罠
自分フィールド上に存在するレベル2以下の通常モンスター(トークンを除く)を1体選択せて発動する。発動後、選択した通常モンスターを生け贄に捧げ、相手フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで破壊する事が出来る。
トライワイトゾーン
通常魔法
自分の墓地に存在するレベル2以下の通常モンスター3体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
悪魔への貢物
通常魔法
フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して墓地に送り、手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
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先攻4ターン目のフィールド状況
大和
ライフ:3200
手札:2枚
モンスター
大木炭18:星1/炎属性/炎族/攻100/守2100/攻撃表示×2
バニーラ:星1/地属性/獣族/攻150/守備力2050/攻撃表示
異次元トレーナー:星1/闇属性/悪魔族/攻100/守2000/攻撃表示
魔法・罠:便乗、4枚セット
妹
ライフ:3350
手札:1枚
モンスター
不屈闘士レイレイ:星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守0/守備表示
ガード・オブ・フレムベル:星1/炎属性/ドラゴン族/攻100/守2000/守備表示
魔法・罠:なし
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「私のターンドロー!そして、私のスタンバイフェイ時に、タイムカプセルを破壊して除外されていた、カードを手札に加える。
そして私は、魔法カード、トレード・インを発動する。私は手札のバルバロスを墓地に捨て2枚ドロー!」
「便乗の効果で俺も2枚ドローする。(やべぇ、デッキ切れ起こしそうだ)」
「そして私は、私はレイレイと大木炭18を生け贄にエンジェル07を召喚する!更に墓地の、不屈闘士レイレイと、ガンナードラゴンを除外して、2枚目の獣神機王バルバロスUrを特殊召喚!そして私はここで更に、魔法カード、命削りの宝札を発動させる!手札が5枚になる様ドロー!但し、5ターン後は手札が全て墓地に置かれる!」
「……2枚ドロー(ぶっ壊れカードその二。よく社長が使ってた奴だねぇ。GXじゃあまり見なくなったけど……。って、そうじゃなくて、まずいまずい、本当にデッキ切れになる。後、7枚しかねぇ……)」
「更に私は、ハリケーンを発動する!」
「させねぇ、罠カード魔宮の賄賂を発動して、ハリケーンの発動を無効にして破壊する」
「ああ、やっぱり防がれちゃったかぁ……。でも1枚ドロー」
「便乗の効果で俺は2枚ドロー(後5枚)」
「どうしよう……。大にぃ、ちょっと待って。長考させて?」
「好きにしな。どんどん悩め若人よ」
「はぁ、大にぃっていちいち人の癪に障る様な言い方しないと気が済まないの?」
「うん。今までバカにされて来た(らしい)からね~。今までのお返しってやつかな?」
「ウザ過ぎる……(イケないイケない。また大にぃのペースに乗せられてる……。
取り敢えず、どういう行動を取ろうかじっくり考えよう。一時休戦の効果はもうないから、攻めるなら此処がチャンスかもしれないけど、大にぃのセットカードが怖い……。
怖いからハリケーンしたのに防がれちゃったし、一応サイクロンはあるけど、1枚破壊じゃ心許ないし本当にどうしよ……。認めよう。正直今の大にぃはかなり強い。
このデュエルを客観的に見れば、2ターン目ぐらいで勝負が決まっていたのかもしれない。私のブラック・ホールを考えてから通してたし。多分あの時防ぐ手段があったと見るべきかな?回り具合を見たいからって言ってたから、敢えて通したのかも……。
大にぃのデッキがもう少しで切れそうだから、ここで行動を起こさないでデッキ切れを狙う事も出来るけど、それじゃああまりにも弱気だし、大にぃの思う壺だよ。
第一、大にぃも多分それは重々承知してる筈だから、100%に近い率で猛攻が来る筈。
防がれるかもしれないけど、仕掛けるしかないかな?どっちを取ってもダメっぽそうだけど、何もしないで負けるよりかは、攻めて負けた方が断然いいよね?
そうと決まったら……)大にぃ!する事は決まったわ!」
「ふむ、来るか」
「うん、行くよ!私は、魔法カード、サイクロンを発動させる!私が破壊するのは、中央のカードを選択する!」
「玉砕覚悟の捨て身で来たかな?(攻撃してくれて助かったぁ……、逆に待たれる方が面倒かったかも)」
「破壊されたのは、ジャスティスブレイクだね。あーこれはやばいかもー」
普通なら、逆転の切り札的カードを破壊されれば、慌ててるところだが、本人はもの凄く冷静で、それどころか、大和のもの凄く胡散臭い棒読みで、余裕の表情さえ窺える。
しかし、妹はさっき煮え湯を飲まされた罠カードを破壊出来て喜び勇んでいる為、大和のどーでもいい戯言に気が付かない。
「やったぁ!さっすが私。あの危険なカードを破壊出来たのなら、このまま行けるかも!
私は、エンジェル07で大木炭18に攻撃する!エンジェル・ビームバスター!(これが通れば、追撃出来る。お願い通って……)」
妹は、攻撃が通れと、心中で強く祈っているが、妹の願いは脆くも崩れ去った。
「残念ながら、今度は通させないよ。罠カード、3枚目のジャスティスブレイクを発動させる。効果は、さっきも使ったから知ってるよな?」
「え、ええ!?もう一枚伏せてあったの!?また防がれた~……。またフィールドがボロボロに……。あんな強力効果なのになんで制限になってないのかなぁ……。いくら専用カードだからってあんまりだ!も~……カードを2枚伏せてター「罠カード発動」ンエンドって、え?」
「玉砕指令を発動させて貰う。効果はさっき言ったから分かるよな?俺は異次元トレーナーを生け贄に捧げ、お前の伏せカード2枚を破壊する」
「あ、ああ……、伏せたばっかりだから、発動は出来ない……。あ~あ、終わった……」
エンジェル07
効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2500/守1500
このカードの生け贄召喚に成功した時、このカードは以下の効果を得る。
・このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターは効果を発動出来ない。
命削りの宝札
通常魔法
手札を5枚になるようデッキからドローする。5ターン後全ての手札を墓地に置く。
通常魔法
ハリケーン
フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
サイクロン
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カードを1体選択して破壊する。
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後攻4ターン目のフィールド状況
妹
ライフ:3350
手札:3枚
モンスター
なし
魔法・罠:なし
大和
ライフ:3200
手札:7枚
モンスター
大木炭18:星1/炎属性/炎族/攻100/守2100/攻撃表示×2
バニーラ:星1/地属性/獣族/攻150/守2050/攻撃表示
魔法・罠:便乗、2枚セット
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「俺のターンドロー(後4枚)。さて、もう終わらせてやろう。まずは、3枚目のバニーラを攻撃表示で召喚して、次に魔法カード、右手に盾を左手に剣をを発動させる。
このカードは、発動時にフィールド上に表側で存在する全てのモンスターの攻守をエンドフェイズまで入れ替える事が出来る」
「え!?嘘!?それじゃあ、大にぃのモンスターは……」
「そう、大木炭18の攻撃力が2100になって、守備力が100になり、バニーラの攻撃力が2050なって、守備力が150になる。そしてそれぞれが2体居るから、ダイレクトを受けた際の総ダメージは、8300になるぞ」
「うわぁ、ひっどい……。無慈悲過ぎるオーバーキルだよ……」
「フッフッフッ、何を言っているんだ?これだけじゃ、終わらねぇよ?」
「は?どういう事?、もう私の負けって分かってるのにまだ何かするの?」
「俺は更に魔法カード、トライアングルパワーを発動させる。
このカードは、自分のフィールド上に表側表示で存在する、トークン以外の全てのレベル1通常モンスターの元々の攻守を2000ポイントアップする。
ただし、エンドフェイズ時に全て破壊されるけど、まぁもう関係ないよな?」
「攻撃力アップ……。うぅ、私が何をしたって言うんだよぉ……」
最初の勢いは何処へ行ったのか、妹の返す言葉が弱々しく、涙目になって体を震わせている。
「お前、デュエルの開始の前後になんて言ったっけ?俺が弱いとか、私に勝つワケないじゃんとか言ってたよな?更に俺を叩き潰すだぁ?、年上を舐めてるからそんな目に遭うんだよ!そんなわけでこっちこそ全力全壊でお前を叩き潰してやろう」
「うぅ、妹の茶目っ化じゃん。年上のクセにムキになっちゃって」
「勝負の世界にムキもクソもない。というわけで、大木炭18の攻撃力が4100の守備力が2100になって、バニーラの攻撃力とが4050の守備力が2150となる。
更に俺は、装備魔法、団結の力を大木炭18に装備させる。
このカードは、装備モンスターの攻撃力と守備力は、自分の表側表示で存在するモンスター1体につき、800ポイントアップする」
「そして、この団結の力を装備した、大木炭18の攻撃力は、俺の場に4体居るから、800×4で3200の、4100の攻撃力に上乗せして、7300になる。取り敢えずこんなもんかな?さぁ、妹よ覚悟はいいな?」
大和は、妹に処刑宣告するかの様に、尋ねた。
「うぅ、このドSが……。もう、やるんなら一思いにちゃっちゃとやってよ!」
半ば妹は、ヤケクソ混じりに言い放つ。
「そう。じゃあ、リクエストに答えて、妹に向けて一斉砲火!」
大和の容赦ない一斉攻撃が、妹を襲った。
「キャ、キャーーーーーー!!!」
右手に盾を左手に剣を
通常魔法
このカードの発動時にフィールド上に表側表示で存在する、全てのモンスターの元々の攻撃力と守備力を、エンドフェイズ時まで入れ替える。
トライアングルパワー
通常魔法
自分フィールド上の表側表示で存在する、全てのレベル1通常モンスター(トークンを除く)の元々の攻撃力と守備力は2000ポイントアップする。
エンドフェイズ時に自分フィールド上に存在するレベル1通常モンスターを全て破壊する。
団結の力
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体につき800ポイントアップする。
7300(大木炭18)+4100(大木炭18)+4050(バニーラ)+4050(バニーラ)=攻撃力19500
妹のライフ3350-総攻撃力19500→16150のオーバーキル
「はい、俺の勝ち」
「ううー、大にぃなんかに負けたー」
「おい、なんかって何だよ?まだ言うか」
「も、もう1回デュエルする!これは、きっとまぐれなんだ!だから、もう1回!」
兄の強さを認めたくても、どうも、今までのヘタレ兄がチラついてしまっている所為で、妹は素直に負けを認められないでいた。
「はぁ、いい加減負けを認めろよ……。仕様がない。お前が納得するまだやってやろう。ただし、負けた分、罰ゲームは増えるから」
「分かった。その条件でもう1回」
「そんじゃ、俺は、違うデッキに変えるから」
「え?それだけじゃないの?」
「当たり前だ。今使ったデッキは半分お遊びデッキだ。これの派生の通常のレベル2バージョン、レベル3バージョンから、他にもいろいろ作ってある」
「何時の間にそんなに……」
「まぁ、試験が近いからカードを買ったからな(そういう事にしておこう)。」
「そう……でも、私は、さっきのデッキにリベンジしたいから、大にぃにはさっきのデッキでやって欲しいんだけど……」
「さっき負けたお前が言える立場じゃないんだけども……、まぁ、いいだろうやってやろう」
「「デュエル!」」
この後も、妹は完敗し、妹の我が儘で更に6戦する事になったが、大和は飽きが来ない様にちょこちょこデッキを変えてデュエルをした。
他のデッキでも、妹はボッコボコにされた。
ライフコスト以外でライフを削る事すら出来ずに。
因みにだが、今まで妹の名前を知らずに二人称を「お前」でデュエルしてたが、そのデュエル中に、妹の名前を知った。
その名前は、月陽《ツキヒ》と呼ぶらしい。
性格は、さっきのデュエルを見ると、お調子者でおっちょこちょいって所かな?
そんなお調子者の月陽のフィールドをボロボロにしまくってると、いい感じに涙目になるもんだから、嗜虐心を煽られるんだよな。
デュエルを通して感じ取れる妹の印象を纏めると、ヨスガの弩が茶髪にした感じに似てるだけの、お調子者でデュエルが好きな明るい可愛らしいの女の子って感じかな?
閑話休題
「どうして~?大にぃに全く勝てなくなったんだけど……。攻撃力0モンスター怖いよ……。低レベルモンスターが怖いよ……。前にデュエルした時なんて見るも無残だったのに、それが今じゃ、モンスター自体は前よりも弱いの使ってるくせに、ダメージを与える事すら出来ない……。何よりタクティクスが段違いなんだけど。おまけに知らないカードがちらほら出てくるし、本当にどういう事?」
「(この世界でのデュエルはある程度慣れたかな?欲を言えば、ダイレクトアタックの時の衝撃具合を知りたかったんだけど、まさか、ライフコスト以外でノーダメージだとは……。態と攻撃を受けても良かったかねぇ?でも月陽のデッキってかなりパワフルだから、まともに受けると後がきついんだよなぁ……)まぁ、お前相手とはいえ、ノーダメージだし、これなら試験も問題ないだろ?」
「まぁ、多分大丈夫だと思うけど、印象があまりよくないかもしれないよ?大にぃってローレベル云々は置いといて、防御が結構堅いんだもん。魔法・罠カードを破壊するカードを出しても、魔宮の賄賂とかで、防いでくるし、効果が上手く決まっても、一時休戦の所為で先に進めないからまともにダメージが与えられないし……ローレベルだからひょいっとグラビティバインドとか、レベル制限B地区を出して、攻撃すら出来なくなってくるし、それなのに便乗の所為で手札が殆ど減って行かないで、寧ろどんどん増えてたりするし、いつでもフィールド上は、ほぼ万全だし、突破するのが容易じゃないんだもん。
ただでさえロックやバーンってかなり毛嫌いされているのに。私が聞いた話しでは、アカデミーってそういうデッキの毛嫌い感がかなり顕著って聞いてるよ?
リスペクトがどうとかって……。それに、私が言えた事じゃないけど、高ステータス主義って話しだし、だから、かなり護りを固める大にぃのデッキって受け入れ難いんじゃないかなぁ?」
「そりゃなぁ、弱点が分かってんだから、それを補うのは当然じゃん?ローレベルデッキって基本的に魔法・罠頼りになるから、それを見越してやってるだけだ。
寧ろ、このデッキって魔法・罠のカードは流石にコスト掛かるけど、それでも、お前が使うデッキより遥かに低コストで作れるし、プレイング自体も其処まで難しいわけでもないし、手札の事故率も比較的少ないから、初めて間もなくカードがあんまり揃ってない人とか資金難の人には結構お奨めだと思うんだがなぁ……」
「いや、まぁ、資金的なものは分かるけど、大にぃのプレイング見てる限り、初心者に結構複雑だと思うんだけど……」
「だって俺が回せてるんだぞ?俺って弱いんだろ?」
月陽に向けて大和は少々含みのある意地悪な感じで、小馬鹿にした様な言い方をした。
「う、それを言われると……でも、今日の大にぃの雰囲気がいつものと全然違うんだもん。虐められっ子オーラ全開だったのに……今じゃドSだし、本当に人が変わった感じになってるんだもん」
「(まぁ、実際変わってるワケだけども……)そういうのを負け犬の遠吠えって言うんだよ。
それより、罰ゲーム忘れてないだろうな?」
「あ、そういえばそうだった……」
「ついでに、7戦して全敗なんだから、7回分だぞ?」
「ええっと……ちょっとはまけて貰えない?」
「別に構わんぞ。どうせ反故されるのがオチだ。取り敢えず、罰ゲームな?お前の罰は、そうだな……、うん、今日と明日は、お前、俺の小間使いな?」
「小間使い~?」
「そう。使用人モドキだな。小間使い中の間は、お前の服装メイド服な?後、俺をご主人様と呼べ。あらかじめ言っておくが、拒否は認めない。これは、罰ゲームだからな?」
「う~……地味にキツイ。分かった!やればいいんでしょ!?やれば!?でも、私メイド服なんて持ってないんだけど!」
「それは、俺が明日用意する。今日はそのまま私服でいいや。」
「分かった……」
「そうと決まれば、早速罰ゲーム開始な?それじゃあ、よーい、スタート!」
「え?え?ちょ、ちょまっ、いきなり過ぎ!」
慌てる月陽を無視して、大和は罰ゲーム開始の号令を告げた。
改めて思ったけど、デュエルを文として書くのって難しいね……。
若干、カード効果がうろ覚えだし、カード効果等をググってみても、このやり方で会ってるか分からないのが時々出てくるし、ホントにムズイわ~……。
それとですね、基本的にシンクロやエクシーズは出さない予定ですが、GX時では無かったカードも、主人公だけでなく、相手も使ったりしていますので、ご了承下さい。
では、また次回~