提督食堂~艦娘達の憩いの場~   作:秩父快急

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川内~鮭茶漬け~

 

「ね?夜戦しよ! 夜戦夜戦!!!」

 

 ここ横須賀鎮守府には夜になると騒ぐある艦娘がいる。そう…。川内型一番艦の川内だ。夜戦!夜戦!とうるさい為、駆逐艦や戦艦達からは通称 夜戦バカ と呼ばれているのだが…。成績は優秀で川内型三姉妹の長女でもある。しかし、彼女も弱いところがある。それは朝だ。

 

「ふわぁ~朝かぁ~。」

 

夜行性の彼女は朝になると充電が切れたように元気がなくなる。そして夜戦から帰ってきたときは必ず提督食堂へやって来る。

「おはよう~提督。ふわぁ~眠い。」

店には行ってくるとすぐテーブルに突っ伏して寝ようとする。

「今日の夜戦はどうだったかい?」

「夕方に空母機動部隊と接触して、そのまま夜戦に突入して駆逐艦ル級2隻に空母ヲ級1隻を撃沈させたよ~」

と、突っ伏しながら話す。

 「ほぉ、大分やったじゃないか。」

 「だけどねぇ…。」

 

今日の川内はなんだかいつもと様子が違う。なぜならトレードマークのオレンジ色の服ではなく、地味な室内用ジャージ姿であったからだ。

 「なんか、あったのかい?」

 提督が尋ねると川内は…。

 「いまいち、呆気ない夜戦だったんだよねえー。」と嘆く。

 「あ、呆気ない…?」

 「うん。」呆れる提督に川内は話を続けた。

 「夜戦は夜戦でいいんだけどー。もうちょっと強い敵の方が倒しがいがあると言うか…。なんかね、夜戦してるって感覚じゃなかったんだよ(怒)」と、敵艦隊に対して怒る。

 「まぁ、いいじゃないか。S勝利だったんだろ?」

 「そうだけど、私はもっと強い敵と戦いたいのぉー!」と、店の中で叫ぶ(笑)

 「そう文句言うなって…。ほら、いつもの鮭茶漬け。」

 「…ありがと。」お茶漬けを受けとると川内はサラサラと流し込むように食べ始めた。夜戦明け、要するに徹夜明けと言うことだが…。普通はガッツリとしたものが食べたくなるのだが…。妹の神通に徹夜明けの油物は太ると言われ、最近はお茶漬け程度にして仮眠を取っている。中でも川内は鮭が大好物で焼いた塩鮭を乗せた鮭茶漬けは夜戦明けや呑んだ後にはよく食べている。

 「はぁ、ごちそうさま。」

 「まぁ、川内…。いくら夜戦が好きだとは言っても…。慢心は禁物だぞ。」と、提督は川内に油断大敵だと伝えておいた。

 

 数日後…。

 「提督ただいまぁ…。」と、まるでお化けのように川内が食堂へ入ってきた。その姿は先に入っていた他の艦娘達もドン引きする姿だった。話を聞くと夜戦でまさかの駆逐艦相手に大苦戦して敗北したそうだ。

 「ほら、言わんこっちゃない。」と、呆れる提督に川内は…。

「でも、久々に夜戦らしい夜戦が出来たから良かった~♪」と、ボロボロなのに士気はMAXだった。

 「姉が迷惑を掛けます(・・;)」と、一緒に来ていた神通が謝るが…。

 「いいのいいの楽しかったから~♪」と上機嫌。そして今日も鮭茶漬けを食べて寝床につく。朝帰りのサラリーマンのような後ろ姿を見て提督は…。「あいつの夜戦バカは当分直らんな…。」と頭をかきながら思った。

 

 

 

 

 




 
 こんにちは急行奥秩父です。今回は初の軽巡の話と言うことで…。夜戦大好き川内の話を書いてみました。夜戦…。まぁ、徹夜ですけど…。徹夜明けのテンションっておかしいですよね。地味に翌日に響きますし(笑)私自身が一時期、徹夜勤務の週間がありまして…。それで体壊したんですけどねw にしても、川内は夜戦大好きですよねぇ~f(^^;うちの鎮守府ではまだまだ改の段階ですけど夜戦では大活躍しています。ま、夜戦!夜戦!といっても睡眠はきちんと取りましょうね(汗)
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