「睦月です。はりきって、まいりましょー!」
いつも元気な彼女は、睦月型駆逐艦一番艦睦月。普段は同じ睦月型の如月や吹雪型の吹雪。白露型の夕立と共に仲良く過ごしている。今夜は吹雪と夕立と共に提督食堂へやって来た。
「 睦月をもっともっと褒めるがよいぞ!褒めて伸びるタイプにゃしぃ、えへへっ♪」今日の睦月は上機嫌。何しろ、朝からツイていたのか出撃で空母ヲ級の空母機動艦隊と遭遇したにも関わらず…。空襲でも一発も被弾せずにその上、接近戦でヲ級を大破に撃沈させるという大勝利を導いたのである。
「ほぉ、ヲ級相手に…。よくやったなぁ~♪」と、驚く提督に夕立が…。
「今日の睦月ちゃんは何かいつもと違ったっぽい?」
「そうだよね。何かいいことあったの?」夕立と吹雪が睦月に尋ねると…。
「いつも、お祈りしてから出撃しているからかな?といっても、今日はたまたまだよ。」と、話した。睦月は毎朝、鎮守府の中にある小さなお稲荷様のにお参りしている。今日の大勝利は日頃の行いからだったのだろう。
「さぁ、今日は大勝利だったし。睦月の大好きなナポリタン作ったよ。さぁどうぞ。」と、提督が出来立ての大皿に乗ったナポリタンを三人の前に出した。
「わぁ~♪」と、三人が歓声をあげる。
「いただきます!」三人仲良くいただきますをして各自、自分の取り皿へ盛り付ける。
提督が作るナポリタンは昔の喫茶店で出てくるような昭和レトロなナポリタンだ。具材は玉ねぎ、ピーマン、ハムとシンプルだが奥深い味付けだ。
「提督!このナポリタンとっても美味しいです!」と、吹雪。
「このレシピどこで覚えたっぽい?」と、吹雪と夕立が歓声をあげる中…。睦月は手が止まっていた。
「あれ?睦月どうした?」
「どうしたっぽい?」
提督と夕立が尋ねると…。睦月は
「…とっても美味しいです!このナポリタン。でも…。」
「…でも?」と、吹雪が疑問の声を上げる。すると睦月は如月のことを話始めた。
「如月ちゃんにもこのナポリタン食べさせてあげたいな。提督?お持ち帰り出来ない?」と、話した。睦月によると如月は先日の出撃で大破し左腕を骨折する大怪我をし、自室で安静にするように言われていたからだ。すると提督は感ずいていたのか、ビニール袋に入ったお弁当のパックを差し出した。「そんなこともあるかと思って、はい。如月の分。」
「あ、ありがとう!これで、如月ちゃんにもこのナポリタン食べさせてあげられるにゃしぃ~♪」と、睦月の顔に笑顔が戻った。
「提督ありがとう!」と、睦月がお礼を言う。
「提督さんすごいっぽい。」
「睦月ちゃん、食べ終わったら如月ちゃんの部屋行こう?」
「うん!」ナポリタンを食べ終えた三人は仲良く如月の部屋へ向かっていった。如月の部屋へ行った睦月達はその後夜が更けるまで女子会を開いていたそうな(笑)
今回は睦月とナポリタンの話を書いてみました。仲間思いの睦月だったらこうするだろうなぁ~♪と思いつつ如月や吹雪 夕立を絡ませて書いてみました。そういえばナポリタンって、日本生まれのスパゲッティーなんですよね(笑)しかも、港町横浜生まれとか…。意外と日本生まれの食べ物って多いですよね。毎週金曜日お馴染みのカレーライスもよくよく考えたら日本生まれですし。あと、喫茶店とかで食べるナポリタンって昭和レトロでいいですよね。ああいうシンプルなスパゲッティーってけっこう好きです。そうそう、自宅でナポリタンを作るときちょっとしたポイントですけど…。中濃ソースを少しいれて少し焦げる寸前まで炒めてやるとより喫茶店のナポリタンに近づきますよ(笑)