「…おはようございます。午前6時の天気予報です。今日の関東地方の天気は午後から寒気が流れる込むため不安定で晴れ時々曇り。ところにより夕方は雨でしょう。予想最高気温は横浜で31度湿度65%で蒸し暑い一日となりそうです…。」と、ラジオから天気予報が流れる。
(さてと、そろそろ店じまいするかぁ~)と、表に出て背伸びをする提督のもとに武蔵がやって来た。
「おはよう!提督!まだ空いてるか?」
「ん?あぁ、武蔵か。どうした?」そこには麦わら帽子を被った私服姿の武蔵が居た。朝の運動ついでに鎮守府内にある共同の畑で育てている胡瓜を取ってきたようだ。武蔵を中に入れて暖簾を下げる提督。中では昨夜から飲み過ぎた隼鷹テーブルに突っ伏して寝ていた。
「まーた飲みまくったんか隼鷹は…。」と呆れる武蔵。「まぁ、いいさ今日は非番みたいだから…。」と話す提督だったが…。「おい、起きろ!隼鷹!」
と起こしにかかる武蔵。すると寝ぼけながら起きた隼鷹は…。
「あー頭いてぇ…。さすがに飲み過ぎた。」
と呟く。
「提督、いつもの 隼鷹にも出してやって。」
と武蔵が話す。
「あいよ。」
トントントン…。
提督がいつものを作っている間、武蔵は「おまえいくらなんでも飲み過ぎじゃねぇか?」と、隼鷹と話していた。
「はい、お待ちどおさま。」
「おっ、ありがとう。」
武蔵が提督にいつもの作ってもらっているのは胡瓜をもろみ味噌で食べるもろきゅうだ。いつも夏になると作っている畑で採れたばかりの胡瓜使っているためみずみずしく美味しい胡瓜だ。コレを食べたいがために、武蔵は夏になると日の出前から畑に出て畑仕事をしている。そして、提督食堂が空いている日はここでもろきゅうを食べてから出撃している。(食堂が休みの日は鳳翔さんに頼んでいるらしい。)畑仕事に精を出す艦娘は以外と多く、駆逐艦達の間ではラディッシュやゴーヤを栽培するのが流行っている。そのなかでも武蔵は畑仕事が格段に上手であり射撃より畑仕事が得意なようだ。
「ほらこいつ食べて二日酔い覚ませ。」と隼鷹にもろきゅうを差し出す。最近、このパターンが多い(笑)
パリッ パリッ
採れたばかりの胡瓜だけあって心地よい食感にもろみのしょっぱさが合わさり格別にうまい。「あー朝だあ。太陽が眩しい~」と隼鷹。「お前はドラキュラか?」とすかさず突っ込みを武蔵が入れる。夏の朝の風物詩である。
「さてと、今日もそろそろ出撃するかぁ~ 」と背伸びしながら話す武蔵に提督が「そういや畑の夏野菜、そろそろ収穫時だよなぁ~。今年は夏祭りに間に合いそうかい?」
「ああ、もちろんだ。今年も楽しみにしてくれよ。」と武蔵。鎮守府夏祭りには武蔵が夏野菜をたくさん提供してくれる。今朝の胡瓜は浅漬けとして配る他とうもろこしは焼いて、トマトは冷してと…。武蔵の作る野菜は人気なのだ。「んじゃ、またな。」と武蔵はお店から出ていく。外は雲1つ無い青空。今日も暑くなりそうだ。提督は店の前で深呼吸して片付けを始めた。
今日は武蔵ともろきゅうの話でした。取れたての胡瓜ってキンキンに冷やして食べると美味しいんですよねぇ~♪それにもろみ味噌をつけて食べると格別にウマイ。夏が(゚∀゚ 三 ゚∀゚)キターって感じですよね。夏の爽やかさを感じさせる話が書けてよかったです