提督食堂~艦娘達の憩いの場~   作:秩父快急

7 / 26
伊168~サザエの炊き込みご飯~

 

 ガラガラガラ…。

「こんばんわ提督。これ使ってなんか作ってもらえないかしら?」夕方の開店前のお店に入ってきたのはイムヤだった。両手には網に入ったサザエを持っていた。

「どうしたんだい?そのサザエは?」

「遠征の帰りにサザエ採ってきたのよ。」この食堂には材料持ち込みで調理を頼む艦娘も多くいる。今宵は潜水艦娘達がサザエを沢山採ってきてくれた。

「結構、沢山採ってきたなぁ~さてと、どうするか。」

「つぼ焼きや刺身も良いけど…。いつものアレもお願いね?」とイムヤが声を掛けてきた。

「あぁ、あれな。分かったよ。作っておくからその前に風呂に入ってきな。」

「分かったわ。」提督の言葉にイムヤはお店を出て風呂へ向かった。

「さてと!仕込み始めるか。」

 

 トントントン…。

 

日が沈んだ頃、イムヤ達が戻ってきた。「はぁ、さっぱりした~♪」浴衣姿のしおいが背伸びしながら話す。

「おなかすいたでち。」「まるゆもお腹すきました。」と、みんな同じことを言っている。「提督?料理できた?」イムヤが尋ねると…。

「あぁ、飯が炊けるまでこれを食べて待っていてくれ。」と、テーブルに出されたのはサザエの刺身と網焼用のガスコンロだ。「さてと、焼きますか♪」

 

グツグツグツ…。

 

 サザエが焼ける香ばしい薫りが食堂に流れる。予想よりも多く採れたため今日は他にもサザエのつぼ焼きを頼む艦娘達がいた。

「よし、これは焼けたみたいね。」熱々の殻の中からサザエの身を取りだしかぶり付く。柔らかく焼けた身は磯の香りが強くそこに醤油の香ばしさが加わりとても美味しい。

「やっぱり採れたては美味しいですね。まるゆも早く採れるようになりたいです。」まるゆはまだまだ、潜水艦の中でも潜水が苦手であるが早く一人前になれるよう日々、頑張っている。潜水艦娘達が話で盛り上がっている頃…。

「はい、お待ちどうさま。」提督が土鍋を持ってきた。ふたを開けると磯の香りが広がる。「わぁ~」と歓声が上がる。土鍋の中身はサザエの炊き込みご飯だ。コリコリした身にサザエの旨味を吸ったお米がこれまた美味しい。

「やっぱり提督が作ったサザエの炊き込みご飯は美味しいわねぇ~」

「最高でち♪」

「サザエご飯おいしいですぅ~♪」

 潜水艦娘達にも好評なサザエの炊き込みご飯。今宵は沢山サザエがあるので他の艦娘達にも振る舞われた。

「あっ、提督お焦げちょうだい。」と、一番先に食べ終えたイムヤが手を上げる釜の底に出来たお焦げは早い者勝ちなのだ。「あっ、イムヤずるいでち。」「しおいも食べたいんだからぁーヾ(゚д゚;)」と、続々とおかわりの声が上がりあっという間にサザエの炊き込みご飯は完売となってしまった。

 

「これだから潜水艦はやめらないのよねぇ~ごちそうさまでした♪」イムヤは大満足した顔でごちそうさまをした。

「今度は何を採ってこようかしら?」と、張り切るイムヤ。

「サザエ料理どうだったかい?」と、提督が尋ねるとイムヤは…。

「とっても美味しかったわ♪ありがとう~♪」と笑顔で答えた。

 

 

 





 水上艦ばかり書いていたので潜水艦の艦娘達も書いてみようと思い、今回は伊168ことイムヤを出してみました。潜水艦の子達って潜るの得意だから任務ついでにサザエとか海の幸を採ってきそうですよね(笑)劇中に出てきたサザエの炊き込みご飯は以前、伊豆半島にドライブに言ったときに食べたものです。サザエのコリコリした食感に磯の香りが染みたご飯がとてもおいしかったのを覚えています。あと、お焦げですが持ち帰りの分を頼んだらお店の方がサービスでお焦げをおにぎりにしてくれたんですよね。あれはとても( ゚Д゚)ウマー( ゚Д゚)ウマー( ゚Д゚)ウマーでしたw また、伊豆半島に行ったら食べたいなと思っています♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。