夜空さんが入ることになり また 僕の家で 歓迎会をすることになった
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
清十字怪奇探偵団 全員沈黙
夜空さんは そういう性格何だろうけど ほかのみんなは
怖がっているのか誰一人しゃべろうとしな・・・
「なあ あんた 夜空さんって言うとったよね
どこ出身なん? うちも 前に ここに転校してきたんけど
京都から来たんよ。」
あ 一人いた
ほかのみんなは 花開院さんを尊敬している目で見ている
もちろん 僕も
「・・・ フランス?」
・・・え?
フランスって海外にあるフランスだよね
「えええええ! 夜空さんってフランスからきたの!?」
「帰国子女ってこと!?」
さっきまで怖がっていたはずの 巻さんと鳥居さんが叫ぶように言った
「マジッすか!始めてみた 帰国子女!」
「フランスって本当かい!?海外にも妖怪っているのかい?」
こっちの二人もさっきまで静かにしてたのに いきなり騒がしくしだした
夜空さん困ってないかな と思って見てみると
眉はハの字に垂れていて 瞳は少し潤んでいるような気がする
これってさ めっちゃ困ってるってことじゃない!?
なんかさっきまでお嬢様だと思っていたけど 今は可愛いお姫様に見える
「えっと ・・・その ね?」
なんか 焦ってる?
まあ とりあえず みんなを止めた方がいいよね
「ねえ みんな落ち着「美月さ…美月!」
最後まで言えず誰かに遮られた
みんなもその声が聞こえたらしく声の主のほうを見る
僕もそちらを向くと 男の子がこちらに走ってきた
まあイケメンだ
「・・・翡翠」
さっきまでの表情もなくなり また 無表情に戻っていた
夜空さんは めんどくさそうに 翡翠 と言った
この人翡翠って言うの? 見たことないなあ
そんな僕たちを無視して 翡翠?くんは続ける
「美月!なんで勝手に帰ってるんだよ!
今日は一緒に帰るって言っただろ!
美月は自分勝手すぎるんだよ ぬらりひょんじゃあるまいし!」
そう文句を言いながら 夜空さんに文句 言っている
だが 夜空さんは 目をつぶって聞いているようだけど・・・
絶対聞いていないような気がする
「まったく 美月の身に何かあったらどうするんだ
なるべく僕と一緒に行動してもらわないと」
あれ なんかこの会話どっかで聞いたような
これは 氷羅に護衛の時に言われた言葉だ
「はあ… 一緒に行動すればいいってことかしら?
なら… 清継くんこの人翡翠って言うの
私の幼馴染 翡翠も入れてくれる? 探偵団」
そう聞いた夜空さんに清継くんは 目を輝かせた
「もちろんいいとも!翡翠くんと言ったね?
これからよろしく頼むよ」
そう言ってポンポンと肩をたたいた
だが 翡翠くんは 眉を訝しそうに顰めて聞いた
「探偵団ってなんのだ? というか入ってるのか美月も」
ああ そうだよね いきなり夜空さんに入るっていわれっちゃったけど
何にも聞いてないんだもんね
夜空さんも結構強引というか無茶苦茶だなあ
「もちろん美月くんも入ってるとも
探偵団と言うのは えっと 清十字怪奇探偵団のことさ
妖怪のことを色々調べてる
そして我らの最終目的は夜の帝王 妖怪の主に会うことなんだ!」
ビクり毎回この話には 体が反応してしまう
そして 僕以外にもビクリと反応した人がいた
それは 夜空さんだ
また 何か考えているのか 一点を見つめている
そして
「ねえ清継くん あなた 妖怪の主と言ったわよね
どんな 感じだったの いつぐらいに会ったの
教えてくれる ・・・私も知りたいの」
そういった夜空さんの瞳は真剣で何か
探っているような感じがした
「ふっ知りたいのかい?夜空くん
そう 彼と会ったのは 僕たちが 小学校のころだった
僕たちは事故にあってね トンネルの中で生き埋めに会っていたんだよ
その事故は妖怪のせいでね とても怖かったよ
その妖怪は 僕たちを殺そうとしてた
逃げようとした 僕たちを助けてくれたのが 彼さ
髪は白と黒で 凛としていて とても美しかった
彼は 僕たちと同じくらいなのに とても強かった
僕はそれから 彼を探しているんだよ
そして言いた「もういいわ あなた話が長くて聞いてるとうんざりする」
そ そうかい」
清継くんは 顔を引きつらせていた
まあ 顔を引きつられたくなる気持ちもわかるよ
なんて考えていた時 夜空さんが口を開いた
「・・・多分 その妖怪は ぬらりひょんの孫じゃないかしら。
奴良組の総大将は 今 彼が務めていると聞くし」
そう言った夜空さんにみんながぽかーん
とした顔をしている
そして 僕と花開院さんはびくりと肩を揺らした
「な 何を言ってるんだい 夜空くん 君あんまり
彼のことを知らない癖に何の根拠があって・・・」
そんなたじたじな清継くんをちらりと見た後
説明してあげてもいいけど あなたじゃあ理解出来ないんじゃない?
と 心にぐさりと刺さる一言をさらりと言ってのけた
「はあ… これは あんまりいっちゃ駄目なことだけど…
まず その妖怪の主って人は 髪が横に伸びた
へ 変わった髪型だったでしょ」
・・・今 変って言おうとした?
さすがに言い換えたみたいだったけど
ていうか この人なんでこんなに詳しいの?
ほとんど 正解じゃない?
ほんと 何者?
「切れ長の目で寧々切れ丸を持ってたでしょ」
・・・は!
なんで剣の名前まで知ってんの!?
「その顔だちは 初代総大将 ぬらりひょんと
似ている てかそっくりだろうし…」
と言っている夜空さんを 翡翠くんが止めた
何かを耳元で言った後 もう 夜空さんは しゃべらなくなってしまった