金髪考古学者の隣人   作:吊人

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隣人と博士

日本(読者)のみなさんこんにちは。いかがお過ごしだろうか。こちらはどうやら偉い博士に目を付けられた様だ。

 

「ここに三つの石があるじゃろ?」

 

なんか違うしそれ後輩の台詞じゃねえか。しかもなんか既視感(デジャブ)を感じる…

 

 

 

 

 

少し前からシロナと共に旅に出た訳だが、俺の我が儘によりコトブキシティから旅を始める事になった。ん?我が儘の内容?単純にゲーム通り行きたかっただけだ。

 

クロガネシティに着いて早速ジムに挑戦しようとした訳だが、残念ながらジムリーダーのトウガンさん(まだミオシティに行ってなかった)がインフルエンザに掛かっているらしく、暫くジムがお休みだそうだ。

 

今までジムに挑戦できない憂さ晴らし兼ジムで活躍して貰う為に、シロナのヒンバスと俺のヒンバスでバトルをしていたのだが…

 

「君達は珍しいポケモンを持っているんだね」

 

なーんかシャガさんに似た感じの偉そうな人っていうか…気がつけばナナカマド博士がこちらを興味深そうな目で観察していた。

 

「こんにちは!」

 

「あぁ、こんにちは。」

 

「…こんにちは。」

 

上からシロナ、ナナカマド博士、俺である。だって考えてみろよ、眉目麗しい金髪少女と遊んでいたら急に横から凄い目でこっちを見つめるお爺さんが出現するんだぜ?誰だって多少どもる筈だ。目の色変わってたもん。怖えーよ。やっぱゲーム世界の博士ってどこもヤバい奴ばっかなのかもな。

 

「見たところ君達は…ジムに挑戦しようとしたが暫く挑戦できないから暇をもて余している様だね。」

 

「まあ…そうですね。」

 

「ハルト…」

 

なんか雲行きが怪しくなってきた。流石にシロナも怪しく思ったのか俺の後ろに隠れる。怯えているシロナも可愛い。

 

そ、それはともかく、ナナカマド博士もゲームじゃいい人だったが現実はそうとも限らないだろう。ここはキッパリと拒絶してーーーー

 

「だから、二人がいいなら珍しい物を見せて貰ったお礼に私の研究所の見学でもさせ「是非お願いします!」てあげ…ふふふ、大歓迎だよ。」

 

「やったなシロナ!」

 

「えっ?…ハルト?何言って…」

 

いやー、やっぱりナナカマド博士が悪い人な訳ないよな!めちゃくちゃいい人じゃないか!ん?そんな顔してどうしたシロナ?まるで味方だと思ってた幼なじみに裏切られた時の様な顔だぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで俺達はマサゴタウンにある研究所に来た訳なんだが…流石は携帯獣学の権威。研究所の設備やポケモン達は珍しいものばかりだ。それにゴウカザル、ドダイトス、エンペルトの三匹は特に鍛えられているのだろう。明らかな強者のオーラを纏っている。ゲームではヒカリ(コウキ)任せだったが、少なくとも序盤の低レベルなポケモン程度なら鎧袖一触にできるだろう。…ん?そういえばナナカマド博士はバトルに於いて凄い功績を残してる訳じゃないよな…ということは、バトルでも功績を残しているオーキド博士は…いや、今は考えないでおこう。

 

研究所のポケモン達と遊び始めたシロナを呼び戻しナナカマド博士の話ーーーと言うより、講義に近いーーーを聞く。

 

「じゃあまず…ほれ。このポケモンは何か分かるかな?」

 

「イーブイ!可愛い!」

 

「イーブイ」

 

シンオウ地方では野生のイーブイをあまり見ないが、みんな知っているだろう。現実世界でいうチワワみたいなものだ。

 

俺達が即答するのを聞いて頷いた後、博士は徐に5つのボールを取りだした。そしてボールの中のポケモン達を解放する。

 

「わぁ!イーブイの進化系がいっぱい!」

 

「唯一王さんキリトさんオッスオッス」

 

ボールから出てきたのは唯一…ブースターにサンダース、シャワーズ、エーフィ、ブラッキーの五匹だった。

 

「このポケモン達は知っての通りイーブイの進化系だ。イーブイは進化の方法によって色んな姿になる珍しいポケモンなのだ。例えば…」

 

そう言った博士は赤、青、黄色の石を取りだし、

 

「ここに三つの石があるじゃろ?」

 

博士にこれ以上言わせたらダメな気がして、咄嗟に話を引き継ぐ。

 

「これは炎の石、水の石、雷の石という石で、イーブイに使うとそれぞれブースター、シャワーズ、サンダースに進化するんだ。」

 

「へ~そうだったんだ。」

 

「ハルト君は物知りなのだね。」

 

感心してくれるのは嬉しいが博士の台詞がどう聞いても博士の後輩(オーキド博士)の台詞にしか聞こえなかったぞ…しかも昔同じ様な事があった様な…

 

昔の記憶を思いだそうとしている俺を置いて話は進む。

 

「そしてエーフィとブラッキーはトレーナーによく懐いたイーブイが朝か夜にレベルアップすると進化するのだ。」

 

「へー。イーブイって面白いね!」

 

「あ、シャガさんの時じゃん。」

 

「ん?どうしたかね?ハルト君。」

 

「うぇ⁉い、いや、何でもないです。」

 

「?」

 

「変なハルト。」

 

ちょっと傷付くんでそういうの止めて貰えませんかねシロナさん。

 

…ん?そういえばゲームではシンオウから後二匹追加されてる筈じゃ…

 

「そしてこれは私が最近発見した新種のポケモンなのだが…見たいかね?」

 

何時の間にか二つのボールを取りだしていた博士が言う。これが恐らく残りの二匹かな?

 

「見たい見たい!」

 

「勿論見たいです。」

 

「ほっほっほ。好奇心旺盛なのは良いことだ。」

 

微笑ましい物を見るようであり、同時に未来への期待を抱く様な目でこちらを見る博士が、笑いながらポケモンを見せてくれる。

 

「こっちの水色のポケモンがグレイシアで、葉っぱが生えているのがリーフィアだ。このポケモン達もイーブイの進化系で…って、聞こえていない様だね。」

 

「グレイシア可愛い…もふもふ…」

 

「あ、あはは…すいませんうちの娘(シロナ)が…」

 

「いや、いいんだよ。こうしてポケモンに愛情を向けられるのもいいトレーナーの才能だ。」

 

何があったか説明するとすれば、「グレイシアを見た瞬間にシロナが駆け出し、グレイシアに抱き付いた。」だ。シロナのパーティーがまた一匹決まったな。

 

結局、見ているこっちまで幸せになりそうな笑顔をしているシロナからグレイシアを引き剥がすのも躊躇われ、博士の講義はそこで終了してしまった。夕方になり、そろそろ帰らないといけないからと引き剥がしたが、寂しそうな目でグレイシアを見つめるシロナを見ると罪悪感が湧いてくる。

 

すると、流石に見かねたのか博士がこんな提案をしてくれた。

 

「そんなに気に入るとはね…グレイシアを渡す事は出来ないが、イーブイなら大丈夫だろう。どうかね、シロナ君。ウチには都合の良いことに、グレイシアに憧れているイーブイが居るんだ。君の手で育ててグレイシアにしてやってくれないか?」

 

そんな博士の提案をシロナが断る訳もなく、

 

「やった!がんばります!」

 

と、肯定を返していた。

 

それにしても…グレイシアは確かBW2の時のパーティーだった筈だ。トゲキッスが居ないからてっきりDPかBWの手持ちになると思っていたんだがな…

 

 

 

 

俺というイレギュラーによって引き起こされたバタフライエフェクトはシロナの手持ちに作用した。他にもこんな風にして原作と解離している物もあるかもしれない。ひょっとしたらアカギだってバタフライエフェクトによってあんな性格になったのかもしれない。今の所は悪い方向に作用してないから問題ないが、今後どうなるかは神のみぞ知ることだろう。ひょっとしたら別の悪の組織が出来たりするかもしれない。これからはそういった辺りも注意しておかないと危険かもしれないな。

 

 

 

 

 




ここまで読んで下さった読者様ありがとうございます。


いやー…前回の更新から何日経ったんだろう。もうこんな作品忘れられてるんじゃないかとちょっぴり不安ですねw

というか、作者自体も前話がどんなだったか読み返さないと思い出せなかったので、多分忘れられてる読者の方も多いんじゃないかなと。

更新が遅れた理由は主に三つですね。
まず第一に、ポケモンをやっていました。怠けアイアントを組み込んだ戦術が思っていたより楽しくてですね、つい時間を忘れて没頭していました。
第二に、忘れてました。はい。リアルが忙しかったと言っておきます。ポケモンやる暇はあったんだろ?っていうツッコミは無しの方向で…
第三に、リア友の書いた小説を校閲してました。ハーメルン様ではなく、暁様なんですが…誤字やら日本語の乱れやら沢山ありましたねw自分では気付いてなかった様なんですが、これは自分にも当てはまる事で…この後書きを書いてる時もそのリア友から校閲を受けてます。

次話はもっと早く更新出来たらなぁ…と。

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